165 / 242
165
しおりを挟む
「・・・また、やっちゃった」
気付いたら、ベッドで寝ていた。
もちろん自分で入った記憶はない。
マッサージの心地良さに寝落ちし、またしても侍女さんに、お姫様抱っこで運ばれたという訳だ。
女の人に、お姫様抱っこされるなんて、情けない。
「すみません。ありがとうございました」
起こしに来てくれた侍女さんに、朝一で謝った。
「ふふっ、可愛らしい寝顔だったので、起こすのが忍びなくて、ですので、お気になさらず」
可愛らしい寝顔って・・・
僕、可愛いなんて言われた事ないんだけど?
美的感覚が違うのかな?
(注意:涼はかなり可愛い。さらさらの黒髪に、小さな顔。パッチリした大きな黒目。右目の下、真ん中よりやや目尻よりの所に小さな泣き黒子。シミのない真っ白な肌に、小さく薄い唇。女子より男子にもてていたが、親友の篤志が、常にべったり傍にいて、よからぬ輩から守っていた為、気付いていない。美的感覚がおかしいのは、涼の方である。無自覚さんだったりする)
「お食事の用意ができております。こちらへどうぞ」
テーブルの上には、目玉焼きと、かりかりベーコン、それにコーンクリームスープ。
真っ白なふわふわなパン1つに、果物の粒入りの、甘くて美味しいジャム。
これこれ、この位が丁度いい。
最近、マナーの勉強も兼ねて、朝昼晩、しっかりとしたコース料理が用意されていたけど、ちょっとというか、だいぶ食べ過ぎで、このままじゃメタボまっしぐらな感じだったから、〝朝だけでも、コース料理じゃないので〟って、昨日の夕食の後に、お願いしておいたのだ。
「本当に、こんなに少ない量で大丈夫なのですか?」
「足りなかったら言って下さいね。スープもパンも、おかわりをご用意致しますので」
いやいや、これで充分だよ。
パン1つって言っても、よくスーパーとかに売ってる、6枚切りのパンの2枚分の大きさはあるからね。
結構な厚みだから。
そう言えば、隊長さん達はもちろんの事、チャイブ先生や人族であるクレソン先生も、かなりの量を食べていた。
こっちの世界の人って、皆、大食い。
あれ?侍女さん達も?
僕のを見て、少な過ぎるって言うって事は・・・
「パンは少なくとも3個は食べますよ」
訊いたら、皆うんうん頷いて・・・マジか。
僕は、そこまで食べられないからね。
気付いたら、ベッドで寝ていた。
もちろん自分で入った記憶はない。
マッサージの心地良さに寝落ちし、またしても侍女さんに、お姫様抱っこで運ばれたという訳だ。
女の人に、お姫様抱っこされるなんて、情けない。
「すみません。ありがとうございました」
起こしに来てくれた侍女さんに、朝一で謝った。
「ふふっ、可愛らしい寝顔だったので、起こすのが忍びなくて、ですので、お気になさらず」
可愛らしい寝顔って・・・
僕、可愛いなんて言われた事ないんだけど?
美的感覚が違うのかな?
(注意:涼はかなり可愛い。さらさらの黒髪に、小さな顔。パッチリした大きな黒目。右目の下、真ん中よりやや目尻よりの所に小さな泣き黒子。シミのない真っ白な肌に、小さく薄い唇。女子より男子にもてていたが、親友の篤志が、常にべったり傍にいて、よからぬ輩から守っていた為、気付いていない。美的感覚がおかしいのは、涼の方である。無自覚さんだったりする)
「お食事の用意ができております。こちらへどうぞ」
テーブルの上には、目玉焼きと、かりかりベーコン、それにコーンクリームスープ。
真っ白なふわふわなパン1つに、果物の粒入りの、甘くて美味しいジャム。
これこれ、この位が丁度いい。
最近、マナーの勉強も兼ねて、朝昼晩、しっかりとしたコース料理が用意されていたけど、ちょっとというか、だいぶ食べ過ぎで、このままじゃメタボまっしぐらな感じだったから、〝朝だけでも、コース料理じゃないので〟って、昨日の夕食の後に、お願いしておいたのだ。
「本当に、こんなに少ない量で大丈夫なのですか?」
「足りなかったら言って下さいね。スープもパンも、おかわりをご用意致しますので」
いやいや、これで充分だよ。
パン1つって言っても、よくスーパーとかに売ってる、6枚切りのパンの2枚分の大きさはあるからね。
結構な厚みだから。
そう言えば、隊長さん達はもちろんの事、チャイブ先生や人族であるクレソン先生も、かなりの量を食べていた。
こっちの世界の人って、皆、大食い。
あれ?侍女さん達も?
僕のを見て、少な過ぎるって言うって事は・・・
「パンは少なくとも3個は食べますよ」
訊いたら、皆うんうん頷いて・・・マジか。
僕は、そこまで食べられないからね。
0
お気に入りに追加
129
あなたにおすすめの小説
【R18】僕の筆おろし日記(高校生の僕は親友の家で彼の母親と倫ならぬ禁断の行為を…初体験の相手は美しい人妻だった)
幻田恋人
恋愛
夏休みも終盤に入って、僕は親友の家で一緒に宿題をする事になった。
でも、その家には僕が以前から大人の女性として憧れていた親友の母親で、とても魅力的な人妻の小百合がいた。
親友のいない家の中で僕と小百合の二人だけの時間が始まる。
童貞の僕は小百合の美しさに圧倒され、次第に彼女との濃厚な大人の関係に陥っていく。
許されるはずのない、男子高校生の僕と親友の母親との倫を外れた禁断の愛欲の行為が親友の家で展開されていく…
僕はもう我慢の限界を超えてしまった… 早く小百合さんの中に…
【R18】アリスエロパロシリーズ
茉莉花
ファンタジー
家族旅行で訪れたロッジにて、深夜にウサギを追いかけて暖炉の中に落ちてしまう。
そこは不思議の国のアリスをモチーフにしているような、そうでもないような不思議の国。
その国で玩具だったり、道具だったり、男の人だったりと色んな相手にひたすらに喘がされ犯されちゃうエロはファンタジー!なお話。
ストーリー性は殆どありません。ひたすらえっちなことしてるだけです。
(メインで活動しているのはピクシブになります。こちらは同時投稿になります)
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
【R18】スライムにマッサージされて絶頂しまくる女の話
白木 白亜
ファンタジー
突如として異世界転移した日本の大学生、タツシ。
世界にとって致命的な抜け穴を見つけ、召喚士としてあっけなく魔王を倒してしまう。
その後、一緒に旅をしたスライムと共に、マッサージ店を開くことにした。卑猥な目的で。
裏があるとも知れず、王都一番の人気になるマッサージ店「スライム・リフレ」。スライムを巧みに操って体のツボを押し、角質を取り、リフレッシュもできる。
だがそこは三度の飯よりも少女が絶頂している瞬間を見るのが大好きなタツシが経営する店。
そんな店では、膣に媚薬100%の粘液を注入され、美少女たちが「気持ちよくなって」いる!!!
感想大歓迎です!
※1グロは一切ありません。登場人物が圧倒的な不幸になることも(たぶん)ありません。今日も王都は平和です。異種姦というよりは、スライムは主人公の補助ツールとして扱われます。そっち方面を期待していた方はすみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる