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僕は今、ナイルさんの腕の上だ。
今日もくじを引くのかなぁと思っていたら、どうやらローテーションを決めたらしい。
食事が終わって、用を足した後すぐ、ナイルさんに抱え上げられた。
テントの片付けが済んでいないのに、早すぎない?
隊長さん達は、部下達がするから、テントの片付けはしないのだろうけど。
そのままの体勢で、テントの解体を呆っと見ながら、片付けが終わるのを待った。
無限収納じゃないから、そのままの形で収納するのは、無理らしい。
魔術師さん達は、第4の騎士隊員に背負われて、出発。
セントローレンさんは白狐の獣人だから、自分で走れるんじゃ?って思ったけど、普段走らないから、鈍ってるんだって。
僕より走るの遅いかもだって、でも、流石にそれはないと思う。
魔術師さん達は、背負って貰う代わりに、身体強化や防御力UPとか補助的な魔法をかけてあげるんだって。
・・・僕、完全にお荷物なんだけど。
魔法を教えてもらう時、補助魔法から教えてもらおう。
そうすれば、僕もかけてあげられるもんね。
気にしなくていいって、言ってくれるんだけど、そういう問題じゃないからね。
して貰ってばかりじゃ、申し訳ないんだもの。
飛ぶように走って、そんなに時間をかけずに、現場に到着。
第3騎士隊と第4騎士隊、魔術師と人が増えた分、隊員達が、新たに寝れる場所を準備している間に、隊長達と魔術師と一緒に、境界線があった場所へ。
消えたきり、もう現れない可能性の方が高そうだけど、0じゃないって事で、1週間はここに留まり、境界線の捜索&魔術師達による、魔術的観点からの調査をする事になる。
その後、本体は王都へ戻るが、20人は残していくそう。
2週間おきに要員を交替しながら、しばらくは様子を見て、何かあったら、知らせを飛ばす手筈だって・・・
僕は、もしこの1週間で境界線を見つけられなかったら、隊長達と一緒に、王都に行く事になる。
戸籍を作ったり、保護者の選定?っていうのをしたり、いろいろと手続きが必要なんだって。
この世界で暮らす為の。
無国籍、無戸籍のまま、ここに居続ける事はできないらしい。
僕自身の意思で入った訳じゃないけど、密入国って事になるのかな?
騎士隊が密入国者を匿ってる・・・悪いイメージでしかない。
皆、僕の為にって、いろいろと考えてくれているんだと思う。
でも、家に帰りたい。
家族が待ってる、自分の家に。
だから、本当は、この場所から離れたくないんだ。
いつでもすぐ、境界線を越えられるように。
今日もくじを引くのかなぁと思っていたら、どうやらローテーションを決めたらしい。
食事が終わって、用を足した後すぐ、ナイルさんに抱え上げられた。
テントの片付けが済んでいないのに、早すぎない?
隊長さん達は、部下達がするから、テントの片付けはしないのだろうけど。
そのままの体勢で、テントの解体を呆っと見ながら、片付けが終わるのを待った。
無限収納じゃないから、そのままの形で収納するのは、無理らしい。
魔術師さん達は、第4の騎士隊員に背負われて、出発。
セントローレンさんは白狐の獣人だから、自分で走れるんじゃ?って思ったけど、普段走らないから、鈍ってるんだって。
僕より走るの遅いかもだって、でも、流石にそれはないと思う。
魔術師さん達は、背負って貰う代わりに、身体強化や防御力UPとか補助的な魔法をかけてあげるんだって。
・・・僕、完全にお荷物なんだけど。
魔法を教えてもらう時、補助魔法から教えてもらおう。
そうすれば、僕もかけてあげられるもんね。
気にしなくていいって、言ってくれるんだけど、そういう問題じゃないからね。
して貰ってばかりじゃ、申し訳ないんだもの。
飛ぶように走って、そんなに時間をかけずに、現場に到着。
第3騎士隊と第4騎士隊、魔術師と人が増えた分、隊員達が、新たに寝れる場所を準備している間に、隊長達と魔術師と一緒に、境界線があった場所へ。
消えたきり、もう現れない可能性の方が高そうだけど、0じゃないって事で、1週間はここに留まり、境界線の捜索&魔術師達による、魔術的観点からの調査をする事になる。
その後、本体は王都へ戻るが、20人は残していくそう。
2週間おきに要員を交替しながら、しばらくは様子を見て、何かあったら、知らせを飛ばす手筈だって・・・
僕は、もしこの1週間で境界線を見つけられなかったら、隊長達と一緒に、王都に行く事になる。
戸籍を作ったり、保護者の選定?っていうのをしたり、いろいろと手続きが必要なんだって。
この世界で暮らす為の。
無国籍、無戸籍のまま、ここに居続ける事はできないらしい。
僕自身の意思で入った訳じゃないけど、密入国って事になるのかな?
騎士隊が密入国者を匿ってる・・・悪いイメージでしかない。
皆、僕の為にって、いろいろと考えてくれているんだと思う。
でも、家に帰りたい。
家族が待ってる、自分の家に。
だから、本当は、この場所から離れたくないんだ。
いつでもすぐ、境界線を越えられるように。
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