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ス~・ス~・・
眠ったか。
ダークウルフを包囲するように、移動し、木の陰に隠れ、支持を待っていたら、〝やっぱいいで~す!!獣は28頭以上に増えてます!!危険ですから逃げて下さ~い〟なんて声が聞こえてきて、呆気にとられた。
〝やっぱいいで~す〟って良くないです。
助けないで逃げる等という選択肢は、俺達にはない。
自分の貴重さを、解かっていないのか?
そうこうする内に、ダークウルフが飛び退くのが見えた。
奴等の動きから、適合者がこっちに向かって、逃げて来ていると、予測できた。
隊員に、近くに来たら、捕まえるよう素早く指示を出し、誰のもとへ行ってもフォローができるよう、身構えて待った。
どうやら、自分の傍を通りそうだと判断し、木の陰から、タイミングを計って飛び出し、対象者を無事確保する事ができた。
後を他の隊員に任せ、対象者を腕に抱き、安全な後方へ下がる。
初め、俺達の事を、驚いた顔で見ていたが、その内、カタカタと震えだした。
姫抱きでは、背中を擦ってやれないから、一回下ろし、抱き締めて慰められる様に、抱え直したが・・・とても軽くて小さい事に驚く。
こんなに上品で甘く、それでいて、とてつもなくエロい香りを纏っているのは、どんな熟女だと思っていたが、こんなに幼くて可愛い子だったとは、予想外だ。
・・・役得だな。
俺達を心配してる様だったから、
「大丈夫、安心して、俺達は強いから、奴等だって簡単に倒せる」
って言いながら、震えが止まる様、背中を擦った。
そして、やっと落ち着けかけた時、聞こえてきた激しい戦闘音の所為で、再びカタカタと震えだしてしまった。
「目を閉じて、耳を塞いでな」
そう言って頭を撫でたら、素直に、ぎゅっと目を閉じ、両手で耳を塞ぎ、顔を肩に押し当ててきた。
何だこれ・・・可愛過ぎだ!!
何処から逃げてきたんだ?
ここら近辺に、民家なんてない筈だし、さっきの走りを見て、かなりの時間走り続けないと、こんな山奥までは来られないだろう事は察せられる。
匂いの発生の仕方がおかしかったが、まさか、霧の中からやってきたのでは?
第二騎士隊長でもある俺も、斥候から戻った者が報告しているその場に居た。
だから、得体の知れない霧の情報も聴いていた。
もしかして、ダークウルフ達は、この子を捕まえに行ったんじゃないのか?
最初は偶然、霧の中に頭を突っ込んでしまったのかもしれないが、この子の匂いなら、かなり遠くまで香りそうだから、その匂いを追って、この子が住んでいる場所まで行ったのかも。
でも、この子の武器には苦戦しているようだったから、捕まえず、とりあえずは、ここまで追い立ててきたのかもしれないな。
まぁ、推測でしかないから、この子に、詳しく訊く必要があるな。
・・・可哀相に、相当、疲れてそうだ。
総隊長の許へ向かって歩いているが、深く眠っているのか、身動ぎすらしない。
俺の腕の中、こうして、安心して眠っていられるのなら、自然に起きるまで、抱いていてあげたい。
眠ったか。
ダークウルフを包囲するように、移動し、木の陰に隠れ、支持を待っていたら、〝やっぱいいで~す!!獣は28頭以上に増えてます!!危険ですから逃げて下さ~い〟なんて声が聞こえてきて、呆気にとられた。
〝やっぱいいで~す〟って良くないです。
助けないで逃げる等という選択肢は、俺達にはない。
自分の貴重さを、解かっていないのか?
そうこうする内に、ダークウルフが飛び退くのが見えた。
奴等の動きから、適合者がこっちに向かって、逃げて来ていると、予測できた。
隊員に、近くに来たら、捕まえるよう素早く指示を出し、誰のもとへ行ってもフォローができるよう、身構えて待った。
どうやら、自分の傍を通りそうだと判断し、木の陰から、タイミングを計って飛び出し、対象者を無事確保する事ができた。
後を他の隊員に任せ、対象者を腕に抱き、安全な後方へ下がる。
初め、俺達の事を、驚いた顔で見ていたが、その内、カタカタと震えだした。
姫抱きでは、背中を擦ってやれないから、一回下ろし、抱き締めて慰められる様に、抱え直したが・・・とても軽くて小さい事に驚く。
こんなに上品で甘く、それでいて、とてつもなくエロい香りを纏っているのは、どんな熟女だと思っていたが、こんなに幼くて可愛い子だったとは、予想外だ。
・・・役得だな。
俺達を心配してる様だったから、
「大丈夫、安心して、俺達は強いから、奴等だって簡単に倒せる」
って言いながら、震えが止まる様、背中を擦った。
そして、やっと落ち着けかけた時、聞こえてきた激しい戦闘音の所為で、再びカタカタと震えだしてしまった。
「目を閉じて、耳を塞いでな」
そう言って頭を撫でたら、素直に、ぎゅっと目を閉じ、両手で耳を塞ぎ、顔を肩に押し当ててきた。
何だこれ・・・可愛過ぎだ!!
何処から逃げてきたんだ?
ここら近辺に、民家なんてない筈だし、さっきの走りを見て、かなりの時間走り続けないと、こんな山奥までは来られないだろう事は察せられる。
匂いの発生の仕方がおかしかったが、まさか、霧の中からやってきたのでは?
第二騎士隊長でもある俺も、斥候から戻った者が報告しているその場に居た。
だから、得体の知れない霧の情報も聴いていた。
もしかして、ダークウルフ達は、この子を捕まえに行ったんじゃないのか?
最初は偶然、霧の中に頭を突っ込んでしまったのかもしれないが、この子の匂いなら、かなり遠くまで香りそうだから、その匂いを追って、この子が住んでいる場所まで行ったのかも。
でも、この子の武器には苦戦しているようだったから、捕まえず、とりあえずは、ここまで追い立ててきたのかもしれないな。
まぁ、推測でしかないから、この子に、詳しく訊く必要があるな。
・・・可哀相に、相当、疲れてそうだ。
総隊長の許へ向かって歩いているが、深く眠っているのか、身動ぎすらしない。
俺の腕の中、こうして、安心して眠っていられるのなら、自然に起きるまで、抱いていてあげたい。
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