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集合の時間になり、一旦、お開きとなった。
山崎君に連絡先を訊かれ、互いのスマホに、急いで登録。
「連絡する」
一言だけそう言うと、慌ててその場を離れた。
早く戻って来いって、バスの横で先生が、声を張り上げていたから。
僕達も、自分のバスに、走って戻った。
こういうのは、急いでますって、態度で示さないと、先生が怒るからね。
経験者は語る、じゃないよ。
?
バスの中は、かなりざわついていた。
耳を傾けてみると、どうやら、他のクラスから、夢の話が伝わってきているようだった。
所々聞こえてくるワードが、夢・獣・襲われるだから、間違いないだろう。
篤志も、何を考えているのか、バスに戻る前から黙ったままだ。
あの夢を見たのが、僕だけじゃなかったからかな。
グッと信憑性が増して怖いよね・・・
「なぁ、涼、お前っ・・・お前も、変な夢、見たのか?」
後ろの座席から肩を叩かれ、振り向くと、途中、躊躇しながらも、直球で聞かれた。
「なんで僕に訊くの?」
「テンション変わりすぎだろ」
マジ?
誰から見ても、僕がキャンプを嫌がっているのが、まる解かりだったらしい。
コクンと頷くと、喋る気がないと思ったのか、噂の内容を話し、同じか違うか、首を振るだけの、簡単な質問をしてきた。
でも、だんだん分からない質問が多くなってきて、
「ごめん、これ以上は分からない。僕、山の中に逃げ込んだから。でも、逃げ込むまでのちょっとの間に、どんどん人が襲われて、その場で殺されたり、食べられてるのは見ちゃって・・・背中に乗せられて、連れ去られる人も何人か見たけど、どういう基準で分けているのか、何で連れ去るのかまでは判らない。2日続けて同じ夢見たけど、僕は2日とも、ひたすら山の中を逃げ続けるだけで、僕自身、そのまま逃げ切れるのか、殺されるのか、連れ去られるのか、結果は知らない。お兄ちゃんに叩き起こされているから。でも、あの感じじゃ、逃げ切るのは無理だろうなって思ってる」
話し終わって、伏せていた視線を上に上げると、思った以上に皆から注目されていて、吃驚した。
恥ずっ///
「夢の話だからね・・・でも、リアルすぎて・・・だから、本当に、来たくなかった」
山崎君に連絡先を訊かれ、互いのスマホに、急いで登録。
「連絡する」
一言だけそう言うと、慌ててその場を離れた。
早く戻って来いって、バスの横で先生が、声を張り上げていたから。
僕達も、自分のバスに、走って戻った。
こういうのは、急いでますって、態度で示さないと、先生が怒るからね。
経験者は語る、じゃないよ。
?
バスの中は、かなりざわついていた。
耳を傾けてみると、どうやら、他のクラスから、夢の話が伝わってきているようだった。
所々聞こえてくるワードが、夢・獣・襲われるだから、間違いないだろう。
篤志も、何を考えているのか、バスに戻る前から黙ったままだ。
あの夢を見たのが、僕だけじゃなかったからかな。
グッと信憑性が増して怖いよね・・・
「なぁ、涼、お前っ・・・お前も、変な夢、見たのか?」
後ろの座席から肩を叩かれ、振り向くと、途中、躊躇しながらも、直球で聞かれた。
「なんで僕に訊くの?」
「テンション変わりすぎだろ」
マジ?
誰から見ても、僕がキャンプを嫌がっているのが、まる解かりだったらしい。
コクンと頷くと、喋る気がないと思ったのか、噂の内容を話し、同じか違うか、首を振るだけの、簡単な質問をしてきた。
でも、だんだん分からない質問が多くなってきて、
「ごめん、これ以上は分からない。僕、山の中に逃げ込んだから。でも、逃げ込むまでのちょっとの間に、どんどん人が襲われて、その場で殺されたり、食べられてるのは見ちゃって・・・背中に乗せられて、連れ去られる人も何人か見たけど、どういう基準で分けているのか、何で連れ去るのかまでは判らない。2日続けて同じ夢見たけど、僕は2日とも、ひたすら山の中を逃げ続けるだけで、僕自身、そのまま逃げ切れるのか、殺されるのか、連れ去られるのか、結果は知らない。お兄ちゃんに叩き起こされているから。でも、あの感じじゃ、逃げ切るのは無理だろうなって思ってる」
話し終わって、伏せていた視線を上に上げると、思った以上に皆から注目されていて、吃驚した。
恥ずっ///
「夢の話だからね・・・でも、リアルすぎて・・・だから、本当に、来たくなかった」
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