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「お母さん・・・明日、休んじゃ駄目?」
あまり、食欲が湧かない。
おかずを箸でつつきながら、ダメもとで訊いてみる。
「どうしたの?具合が悪いの?」
「・・・」
具合が悪いわけじゃないけど・・・
嫌な予感がするからってだけじゃ、休んじゃダメ・・だよね。
「お前、どんな夢見たんだ?そんな事言い出すなんて」
「・・・キャンプ場で、・・変な獣達に襲われて、殆んどの人達が、殺されていく夢」
「お前も?」
「僕は、殺されてない・・・でも、逃げても逃げても、追われて・・どんどん山の奥に・・・」
「安心しろ、ただの夢だ」
「・・・でもっ」
「う~ん、そんなに不安なら・・・しょうがない。食べ終わったら俺の部屋に来い。いい物貸してやるから」
「えっ、部屋に行っていいの?」
「二度言わせるな。用意しておく」
「すぐに、食べ終わして、行くから」
いい物って何だろう。
「ごちそうさま」
無理矢理、食べ物を喉の奥へ流し込み、皿をシンクに置くと、一足先に席を立ったお兄ちゃんを追って、部屋へと向かった。
コンコン
「お兄ちゃん」
「入ってこい」
「・・・」
滅多に入らせて貰えないから、入室許可が出ると、ちょっと緊張する。
僕の部屋には勝手に入ってくるのに、僕が勝手に入ると凄く怒る。
理不尽。
でも僕が、見たり触ったりしたらいけない物がいっぱいあるからって、言われて・・・
絶対、エロ本とか、そういう類のグッズだと思うじゃん。
だって、お母さんも、入ったら怒られたって、言ってたんだもん。
あまり、食欲が湧かない。
おかずを箸でつつきながら、ダメもとで訊いてみる。
「どうしたの?具合が悪いの?」
「・・・」
具合が悪いわけじゃないけど・・・
嫌な予感がするからってだけじゃ、休んじゃダメ・・だよね。
「お前、どんな夢見たんだ?そんな事言い出すなんて」
「・・・キャンプ場で、・・変な獣達に襲われて、殆んどの人達が、殺されていく夢」
「お前も?」
「僕は、殺されてない・・・でも、逃げても逃げても、追われて・・どんどん山の奥に・・・」
「安心しろ、ただの夢だ」
「・・・でもっ」
「う~ん、そんなに不安なら・・・しょうがない。食べ終わったら俺の部屋に来い。いい物貸してやるから」
「えっ、部屋に行っていいの?」
「二度言わせるな。用意しておく」
「すぐに、食べ終わして、行くから」
いい物って何だろう。
「ごちそうさま」
無理矢理、食べ物を喉の奥へ流し込み、皿をシンクに置くと、一足先に席を立ったお兄ちゃんを追って、部屋へと向かった。
コンコン
「お兄ちゃん」
「入ってこい」
「・・・」
滅多に入らせて貰えないから、入室許可が出ると、ちょっと緊張する。
僕の部屋には勝手に入ってくるのに、僕が勝手に入ると凄く怒る。
理不尽。
でも僕が、見たり触ったりしたらいけない物がいっぱいあるからって、言われて・・・
絶対、エロ本とか、そういう類のグッズだと思うじゃん。
だって、お母さんも、入ったら怒られたって、言ってたんだもん。
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