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葉一が入ってきたのは、茉歩が体を洗っている時だった。
「あ、葉ちゃん。場所変わる…っん」
ドアの音に振り返った茉歩の唇を、後ろから抱きついてきた葉一が奪う。強めに唇を吸われて、鼻から甘い吐息が抜けて、身体の奥が疼いた。
「茉歩姉……」
「ん……待って……」
後ろから回された手が、泡だらけの胸を優しく包み込んでくる。深くなるキスの合間に葉一を制止した茉歩は、身体の向きを変え、彼に向かい合った。
「洗ってあげる」
「あ……茉歩姉……」
抱きつきながら擦り寄れば、茉歩の身体に付いた泡が葉一の身体へと移っていく。ボディソープを追加しながら、葉一の身体を優しく撫でた。
昔の弱々しかった彼からは想像つかないくらい、がっしりとした身体。程よく筋肉がついた腕にに指を這わせながら、この身体に抱かれたのだと思うと堪らなくなる。
「茉歩姉……っ」
葉一の手が茉歩の胸に這わされる。下から優しく持ち上げられて、時折、頂を弾かれると甘い声が出てしまう。すると、お腹の辺りにある葉一の熱いモノがピクリと震えるのが分かった。
「葉ちゃんの、仕事のこと、麻倉さんから聞いた」
「え?」
葉一と距離を取り、茉歩は彼の足元にしゃがみ込む。ボディソープを追加した手で、彼の足を洗いながら話を続けた。
「今、大きなプロジェクトのリーダーしてるって」
「ああ、うん」
「麻倉さんの会社とは長い付き合いで、そのプロジェクトには欠かせない相手だって」
「まぁ……そう、だな」
足先から膝、太ももにかけて手を滑らせる。
「プロジェクト成功したら、ゆくゆくは葉ちゃんが社長になるかもって」
「それはまだ分からないよ」
「でも、今の社長さんに気に入られてるんでしょ?」
これまで葉一の会社のことなど、知りもしなかった。そんな出世街道まっしぐらなエリートコースだったなんて。
率直にすごいと思った。それだけ葉一は仕事ができる、優秀な人材だということだ。だけど、同時に怖くなった。そんな彼の隣にいるのが、自分なんかでいいのかと。
「あ、葉ちゃん。場所変わる…っん」
ドアの音に振り返った茉歩の唇を、後ろから抱きついてきた葉一が奪う。強めに唇を吸われて、鼻から甘い吐息が抜けて、身体の奥が疼いた。
「茉歩姉……」
「ん……待って……」
後ろから回された手が、泡だらけの胸を優しく包み込んでくる。深くなるキスの合間に葉一を制止した茉歩は、身体の向きを変え、彼に向かい合った。
「洗ってあげる」
「あ……茉歩姉……」
抱きつきながら擦り寄れば、茉歩の身体に付いた泡が葉一の身体へと移っていく。ボディソープを追加しながら、葉一の身体を優しく撫でた。
昔の弱々しかった彼からは想像つかないくらい、がっしりとした身体。程よく筋肉がついた腕にに指を這わせながら、この身体に抱かれたのだと思うと堪らなくなる。
「茉歩姉……っ」
葉一の手が茉歩の胸に這わされる。下から優しく持ち上げられて、時折、頂を弾かれると甘い声が出てしまう。すると、お腹の辺りにある葉一の熱いモノがピクリと震えるのが分かった。
「葉ちゃんの、仕事のこと、麻倉さんから聞いた」
「え?」
葉一と距離を取り、茉歩は彼の足元にしゃがみ込む。ボディソープを追加した手で、彼の足を洗いながら話を続けた。
「今、大きなプロジェクトのリーダーしてるって」
「ああ、うん」
「麻倉さんの会社とは長い付き合いで、そのプロジェクトには欠かせない相手だって」
「まぁ……そう、だな」
足先から膝、太ももにかけて手を滑らせる。
「プロジェクト成功したら、ゆくゆくは葉ちゃんが社長になるかもって」
「それはまだ分からないよ」
「でも、今の社長さんに気に入られてるんでしょ?」
これまで葉一の会社のことなど、知りもしなかった。そんな出世街道まっしぐらなエリートコースだったなんて。
率直にすごいと思った。それだけ葉一は仕事ができる、優秀な人材だということだ。だけど、同時に怖くなった。そんな彼の隣にいるのが、自分なんかでいいのかと。
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