年下クンと始める初恋

3

9

「好き、葉ちゃん……本当は、ずっと好きだっ、ああっ」

　密着した身体の下。誰にも触れられたことのない茉歩の秘められた場所を、葉一の熱いモノがゆっくりとなぞっている。
　ビクンと身体を震わせ仰反る茉歩に、葉一は短く息を吐きながら、晒された彼女の首筋に唇を這わせた。

「あんま煽らないでくれ……俺だって、茉歩姉が、初めてなんだから……」
「え……？」

　驚く茉歩に、彼は苦笑いを浮かべる。そして、見上げてくる彼女のおでこにキスを落とた。



「葉ちゃ、そこはダメっ」

　おでこ、頬、唇、首筋……と、身体中にキスをされ、茉歩の身体は甘い火照りに支配されていく。葉一はキスをする場所を、徐々に下へと身体を滑らせていき、ついにはお腹、そして、あしの付け根へと到達した。
　キスをされる度に身体が反応してしまう茉歩は、身を捩り逃れようとするが、葉一の手によって阻まれる。たが、一番敏感な秘所へと顔を寄せようとする葉一に、最後の抵抗をしていた。

「ちゃんと解さないと、初めては痛いらしいし」
「平気だからっ、見ちゃダメっ」
「なんでだよ、見せてよ」

　さっきからこれの繰り返しである。痛みをできるだけ和らげるには解した方がいいという。その理屈は理解するが、それとこれとは別だ。自分でもよく見たことのない場所を、葉一の前に晒すなんて恥ずかし過ぎる。

「だって……恥ずかし……っ」
「見せて。恥ずかしいとこも全部」
「んぁ……」

　葉一の手が茉歩が抱え込む太ももの内側を優しく撫でる。その指先が付け根に向かっていき、寸前で反対の太ももに移っては遠ざかっていく。