95 / 96
16-2
しおりを挟む
「ん、はぁっ……っ」
「イく?」
微笑んでいる侑李を見上げ、彼の手を掴む。どんどん高まる快感を追いたいけれど、同時に逃げたくもあって。身を捩って逃げようとしたけれど、体重をかけてくる彼の身体がそれを邪魔する。
「やぁ……が、いいっ」
「ん?」
喘ぎながら呟いた言葉に、侑李が顔を寄せてくる。絶頂が近付いて、目尻から涙が溢れ落ちていく。
「ゆ、うり、さんのが……いいの……っ」
吐息と共に吐き出した声は、自分でも驚くほど甘えた声だった。
一瞬、目を見張った侑李は、すぐに微笑むと喘ぐ奈月の唇を食んだ。同時にナカに埋められた指が、クイっとナカで曲げられて、気持ちイイところを引っ掻かれたからあっけなく達してしまう。
「潮、吹けたね。俺の足もびしょびしょだ……」
快感を持て余す身体は、どこを触られても敏感に反応してしまう。奈月の愛液に塗れた手に舌を這わせながら、侑李は反対の手で奈月の身体を反転させた。お腹の下に枕を敷かれ、自然とお尻を突き出した格好になると、スカートをめくった侑李は、奈月の下着を引き下ろす。そして露わになったお尻を鷲掴みにし、ゆっくりと中心を開くと、蜜を溢れさせヒクつく入口をペロリと舐める。
「ああっ……んっ、吸っちゃ、ダメぇ……」
「だって、溢れてくる……クリも弄って欲しそうに膨らんで……」
入口に吸いつかれたと思えば、尖った部分を優しく舌先で転がされて、喘ぎ声が止まらない。恥ずかしいのにもっとして欲しくて、逃げていたはずが、いつの間にか腰を揺らして彼を求めていた。
「侑李、さ……奥、突いて……」
「可愛いおねだりだ……」
お尻を掴む侑李の手を掴み、ベッドに押しつけていた顔を上げて彼を見る。顔を寄せて来た彼のキスに応えながら、当てがわれた熱いモノに胸が高鳴る。
「あっ、はぁぁんっ」
「っ、ぐ……っ」
後ろから挿入された彼のモノが、奈月のナカをかき分けて奥へと到達する。隙間をみっちりと埋めたモノの存在感に、心も身体も満たされるようで、奈月は彼が最奥を突くと同時に達してしまった。
「奈月さん、イッた?」
上体を起こすように抱きしめられ、背中を彼に預けて喘ぐ。ゆっくりナカを押し広げるように腰を回しながら、首筋にキスをして、侑李は奈月の胸を揉む。
「あぁ……っ」
「すごい締め付けだ……っ」
自分がナカにいる彼のことを締め付けているのが分かる。気持ちよくて、離したくなくて、もっと奥に彼を飲み込もうとしているかのような自分の身体。こんなに愛しい人ができるなんて、想像もしなかった。
「イく?」
微笑んでいる侑李を見上げ、彼の手を掴む。どんどん高まる快感を追いたいけれど、同時に逃げたくもあって。身を捩って逃げようとしたけれど、体重をかけてくる彼の身体がそれを邪魔する。
「やぁ……が、いいっ」
「ん?」
喘ぎながら呟いた言葉に、侑李が顔を寄せてくる。絶頂が近付いて、目尻から涙が溢れ落ちていく。
「ゆ、うり、さんのが……いいの……っ」
吐息と共に吐き出した声は、自分でも驚くほど甘えた声だった。
一瞬、目を見張った侑李は、すぐに微笑むと喘ぐ奈月の唇を食んだ。同時にナカに埋められた指が、クイっとナカで曲げられて、気持ちイイところを引っ掻かれたからあっけなく達してしまう。
「潮、吹けたね。俺の足もびしょびしょだ……」
快感を持て余す身体は、どこを触られても敏感に反応してしまう。奈月の愛液に塗れた手に舌を這わせながら、侑李は反対の手で奈月の身体を反転させた。お腹の下に枕を敷かれ、自然とお尻を突き出した格好になると、スカートをめくった侑李は、奈月の下着を引き下ろす。そして露わになったお尻を鷲掴みにし、ゆっくりと中心を開くと、蜜を溢れさせヒクつく入口をペロリと舐める。
「ああっ……んっ、吸っちゃ、ダメぇ……」
「だって、溢れてくる……クリも弄って欲しそうに膨らんで……」
入口に吸いつかれたと思えば、尖った部分を優しく舌先で転がされて、喘ぎ声が止まらない。恥ずかしいのにもっとして欲しくて、逃げていたはずが、いつの間にか腰を揺らして彼を求めていた。
「侑李、さ……奥、突いて……」
「可愛いおねだりだ……」
お尻を掴む侑李の手を掴み、ベッドに押しつけていた顔を上げて彼を見る。顔を寄せて来た彼のキスに応えながら、当てがわれた熱いモノに胸が高鳴る。
「あっ、はぁぁんっ」
「っ、ぐ……っ」
後ろから挿入された彼のモノが、奈月のナカをかき分けて奥へと到達する。隙間をみっちりと埋めたモノの存在感に、心も身体も満たされるようで、奈月は彼が最奥を突くと同時に達してしまった。
「奈月さん、イッた?」
上体を起こすように抱きしめられ、背中を彼に預けて喘ぐ。ゆっくりナカを押し広げるように腰を回しながら、首筋にキスをして、侑李は奈月の胸を揉む。
「あぁ……っ」
「すごい締め付けだ……っ」
自分がナカにいる彼のことを締め付けているのが分かる。気持ちよくて、離したくなくて、もっと奥に彼を飲み込もうとしているかのような自分の身体。こんなに愛しい人ができるなんて、想像もしなかった。
0
お気に入りに追加
180
あなたにおすすめの小説
偽物のご令嬢は本物の御曹司に懐かれています
玖羽 望月
恋愛
役員秘書で根っからの委員長『千春』は、20年来の親友で社長令嬢『夏帆』に突然お見合いの替え玉を頼まれる。
しかも……「色々あって、簡単に断れないんだよね。とりあえず1回でさよならは無しで」なんて言われて渋々行ったお見合い。
そこに「氷の貴公子」と噂される無口なイケメン『倉木』が現れた。
「また会えますよね? 次はいつ会えますか? 会ってくれますよね?」
ちょっと待って! 突然子犬みたいにならないで!
……って、子犬は狼にもなるんですか⁈
安 千春(やす ちはる) 27歳
役員秘書をしている根っからの学級委員タイプ。恋愛経験がないわけではありません! ただちょっと最近ご無沙汰なだけ。
こんな軽いノリのラブコメです。Rシーンには*マークがついています。
初出はエブリスタ(2022.9.11〜10.22)
ベリーズカフェにも転載しています。
番外編『酸いも甘いも』2023.2.11開始。
【完結】誰にも知られては、いけない私の好きな人。
真守 輪
恋愛
年下の恋人を持つ図書館司書のわたし。
地味でメンヘラなわたしに対して、高校生の恋人は顔も頭もイイが、嫉妬深くて性格と愛情表現が歪みまくっている。
ドSな彼に振り回されるわたしの日常。でも、そんな関係も長くは続かない。わたしたちの関係が、彼の学校に知られた時、わたしは断罪されるから……。
イラスト提供 千里さま
一夜限りのお相手は
栗原さとみ
恋愛
私は大学3年の倉持ひより。サークルにも属さず、いたって地味にキャンパスライフを送っている。大学の図書館で一人読書をしたり、好きな写真のスタジオでバイトをして過ごす毎日だ。ある日、アニメサークルに入っている友達の亜美に頼みごとを懇願されて、私はそれを引き受けてしまう。その事がきっかけで思いがけない人と思わぬ展開に……。『その人』は、私が尊敬する写真家で憧れの人だった。R5.1月
二人の甘い夜は終わらない
藤谷藍
恋愛
*この作品の書籍化がアルファポリス社で現在進んでおります。正式に決定しますと6月13日にこの作品をウェブから引き下げとなりますので、よろしくご了承下さい*
年齢=恋人いない歴28年。多忙な花乃は、昔キッパリ振られているのに、初恋の彼がずっと忘れられない。いまだに彼を想い続けているそんな誕生日の夜、彼に面影がそっくりな男性と出会い、夢心地のまま酔った勢いで幸せな一夜を共に––––、なのに、初めての朝チュンでパニックになり、逃げ出してしまった。甘酸っぱい思い出のファーストラブ。幻の夢のようなセカンドラブ。優しい彼には逢うたびに心を持っていかれる。今も昔も、過剰なほど甘やかされるけど、この歳になって相変わらずな子供扱いも! そして極甘で強引な彼のペースに、花乃はみるみる絡め取られて……⁈ ちょっぴり個性派、花乃の初恋胸キュンラブです。
完結*三年も付き合った恋人に、家柄を理由に騙されて捨てられたのに、名家の婚約者のいる御曹司から溺愛されました。
恩田璃星
恋愛
清永凛(きよなが りん)は平日はごく普通のOL、土日のいずれかは交通整理の副業に励む働き者。
副業先の上司である夏目仁希(なつめ にき)から、会う度に嫌味を言われたって気にしたことなどなかった。
なぜなら、凛には付き合って三年になる恋人がいるからだ。
しかし、そろそろプロポーズされるかも?と期待していたある日、彼から一方的に別れを告げられてしまいー!?
それを機に、凛の運命は思いも寄らない方向に引っ張られていく。
果たして凛は、両親のように、愛の溢れる家庭を築けるのか!?
*この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
*不定期更新になることがあります。
初恋は溺愛で。〈一夜だけのはずが、遊び人を卒業して平凡な私と恋をするそうです〉
濘-NEI-
恋愛
友人の授かり婚により、ルームシェアを続けられなくなった香澄は、独りぼっちの寂しさを誤魔化すように一人で食事に行った店で、イケオジと出会って甘い一夜を過ごす。
一晩限りのオトナの夜が忘れならない中、従姉妹のツテで決まった引越し先に、再会するはずもない彼が居て、奇妙な同居が始まる予感!
◆Rシーンには※印
ヒーロー視点には⭐︎印をつけておきます
◎この作品はエブリスタさん、pixivさんでも公開しています

一夜の過ちで懐妊したら、溺愛が始まりました。
青花美来
恋愛
あの日、バーで出会ったのは勤務先の会社の副社長だった。
その肩書きに恐れをなして逃げた朝。
もう関わらない。そう決めたのに。
それから一ヶ月後。
「鮎原さん、ですよね?」
「……鮎原さん。お腹の赤ちゃん、産んでくれませんか」
「僕と、結婚してくれませんか」
あの一夜から、溺愛が始まりました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる