浮気くらいで騒ぐなとおっしゃるなら、そのとおり従ってあげましょう。
私の夫エルキュールは、王位継承権がある王子ではないものの、その勇敢さと知性で知られた高貴な男性でした。貴族社会では珍しいことに、私たちは婚約の段階で互いに恋に落ち、幸せな結婚生活へと進みました。しかし、ある日を境に、夫は私以外の女性を部屋に連れ込むようになります。そして「男なら誰でもやっている」と、浮気を肯定し、開き直ってしまいます。私は夫のその態度に心から苦しみました。夫を愛していないわけではなく、愛し続けているからこそ、辛いのです。しかし、夫は変わってしまいました。もうどうしようもないので、私も変わることにします。
あなたにおすすめの小説
幼馴染がそんなに良いなら、婚約解消いたしましょうか?
ルイス
恋愛
「アーチェ、君は明るいのは良いんだけれど、お淑やかさが足りないと思うんだ。貴族令嬢であれば、もっと気品を持ってだね。例えば、ニーナのような……」
「はあ……なるほどね」
伯爵令嬢のアーチェと伯爵令息のウォーレスは幼馴染であり婚約関係でもあった。
彼らにはもう一人、ニーナという幼馴染が居た。
アーチェはウォーレスが性格面でニーナと比べ過ぎることに辟易し、婚約解消を申し出る。
ウォーレスも納得し、婚約解消は無事に成立したはずだったが……。
ウォーレスはニーナのことを大切にしながらも、アーチェのことも忘れられないと言って来る始末だった……。
心から愛しているあなたから別れを告げられるのは悲しいですが、それどころではない事情がありまして。
ふまさ
恋愛
「……ごめん。ぼくは、きみではない人を愛してしまったんだ」
幼馴染みであり、婚約者でもあるミッチェルにそう告げられたエノーラは「はい」と返答した。その声色からは、悲しみとか、驚きとか、そういったものは一切感じられなかった。
──どころか。
「ミッチェルが愛する方と結婚できるよう、おじさまとお父様に、わたしからもお願いしてみます」
決意を宿した双眸で、エノーラはそう言った。
この作品は、小説家になろう様でも掲載しています。
私に代わり彼に寄り添うのは、幼馴染の女でした…一緒に居られないなら婚約破棄しましょう。
coco
恋愛
彼の婚約者は私なのに…傍に寄り添うのは、幼馴染の女!?
一緒に居られないなら、もう婚約破棄しましょう─。
彼と婚約破棄しろと言われましても困ります。なぜなら、彼は婚約者ではありませんから
水上
恋愛
「私は彼のことを心から愛しているの! 彼と婚約破棄して!」
「……はい?」
子爵令嬢である私、カトリー・ロンズデールは困惑していた。
だって、私と彼は婚約なんてしていないのだから。
「エリオット様と別れろって言っているの!」
彼女は下品に怒鳴りながら、ポケットから出したものを私に投げてきた。
そのせいで、私は怪我をしてしまった。
いきなり彼と別れろと言われても、それは無理な相談である。
だって、彼は──。
そして勘違いした彼女は、自身を破滅へと導く、とんでもない騒動を起こすのだった……。
※この作品は、旧作を加筆、修正して再掲載したものです。
興味はないので、さっさと離婚してくださいね?
hana
恋愛
伯爵令嬢のエレノアは、第二王子オーフェンと結婚を果たした。
しかしオーフェンが男爵令嬢のリリアと関係を持ったことで、事態は急変する。
魔法が使えるリリアの方が正妃に相応しいと判断したオーフェンは、エレノアに冷たい言葉を放ったのだ。
「君はもういらない、リリアに正妃の座を譲ってくれ」
裏切られた令嬢は死を選んだ。そして……
希猫 ゆうみ
恋愛
スチュアート伯爵家の令嬢レーラは裏切られた。
幼馴染に婚約者を奪われたのだ。
レーラの17才の誕生日に、二人はキスをして、そして言った。
「一度きりの人生だから、本当に愛せる人と結婚するよ」
「ごめんねレーラ。ロバートを愛してるの」
誕生日に婚約破棄されたレーラは絶望し、生きる事を諦めてしまう。
けれど死にきれず、再び目覚めた時、新しい人生が幕を開けた。
レーラに許しを請い、縋る裏切り者たち。
心を鎖し生きて行かざるを得ないレーラの前に、一人の求婚者が現れる。
強く気高く冷酷に。
裏切り者たちが落ちぶれていく様を眺めながら、レーラは愛と幸せを手に入れていく。
☆完結しました。ありがとうございました!☆
(ホットランキング8位ありがとうございます!(9/10、19:30現在))
(ホットランキング1位~9位~2位ありがとうございます!(9/6~9))
(ホットランキング1位!?ありがとうございます!!(9/5、13:20現在))
(ホットランキング9位ありがとうございます!(9/4、18:30現在))
旦那様は離縁をお望みでしょうか
村上かおり
恋愛
ルーベンス子爵家の三女、バーバラはアルトワイス伯爵家の次男であるリカルドと22歳の時に結婚した。
けれど最初の顔合わせの時から、リカルドは不機嫌丸出しで、王都に来てもバーバラを家に一人残して帰ってくる事もなかった。
バーバラは行き遅れと言われていた自分との政略結婚が気に入らないだろうと思いつつも、いずれはリカルドともいい関係を築けるのではないかと待ち続けていたが。
有能婚約者を捨てた王子は、幼馴染との真実の愛に目覚めたらしい
マルローネ
恋愛
サンマルト王国の王子殿下のフリックは公爵令嬢のエリザに婚約破棄を言い渡した。
理由は幼馴染との「真実の愛」に目覚めたからだ。
エリザの言い分は一切聞いてもらえず、彼に誠心誠意尽くしてきた彼女は悲しんでしまう。
フリックは幼馴染のシャーリーと婚約をすることになるが、彼は今まで、どれだけエリザにサポートしてもらっていたのかを思い知ることになってしまう。一人でなんでもこなせる自信を持っていたが、地の底に落ちてしまうのだった。
一方、エリザはフリックを完璧にサポートし、その態度に感銘を受けていた第一王子殿下に求婚されることになり……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
私はバツイチで2度目の結婚をしました。前の夫に前向きな気持ちを向けられるか…(恋愛的な意味ではなく)と、ちょっと想像してみましたが無理でした(笑)
私の泥沼離婚は裁判まで行き、恨みつらみだけを残して終わったので無理でした、相手に反省もなかったし。
主人公の女性には共感するところが多かった。魔法で感情を失った部分は羨ましかった、私はその苦しみから逃げられなかったから。
その代わり2度目の結婚で幸せになれたので、この主人公にもいつか幸せを共有する誰かが見つかればいいなとぼんやり思っていて、前の夫は知らないところで、誰かに刺されて死んでないかなぁと思う気持ちもひっそりと残しておこうとも思った。
面白かった、他の作品も読んでみます。
sat様
ご自身の経験を重ねて率直な感想を寄せてくださり、本当にありがとうございます!
裁判まで行くような離婚は、きっと計り知れない怒りや恨みが伴ったことと拝察します。「魔法で感情を失った部分が羨ましかった」というお言葉から、sat様が経験された心の痛みが伝わってきました。不愉快な相手と向き合い続けてきた過去や、感情を抱え続ける辛さを振り返る中で、感情を失った主人公に対して「羨ましい」と感じられたことに、sat様の人生経験がにじみ出ていると思います。
また、「前の夫は知らないところで誰かに刺されて死んでないかなぁと思う気持ちもひっそりと残しておこう」というお言葉には、人間らしさと真実味があり、私の心に残りました。辛い記憶は完全に消え去ることはなく、ふとした瞬間に顔を出すものですが、それでも幸せを見つけることはできる――sat様の歩みが、まさに主人公の未来と重なるものだと感じています。物語を通して少しでもそんな思いを共にできたのであれば、作者としてこれ以上の喜びはありません。
他の作品もぜひ楽しんでいただけると幸いです。
これからもどうぞよろしくお願いいたします!
おすすめから拝読いたしまして一気読み致しました。
感想であげられているところも心に刺さりましたが、私は別の部分も心に響きました。
作者様の文章の通りではないのですが、
生きるという事は得ることではなく与えること
…みたいな意味の事が、心に残りました。
読み終わって本当に清々しい気持ちになり、御作品に出会えて良かったと心から思います。素晴らしい物語を有難うございました。
芹香様
ご感想ありがとうございます!
一気読みしていただいたとのこと、とても嬉しく思います。
「生きるという事は得ることではなく与えること」というお言葉をいただき、私自身もあらためてその意味について考えるきっかけとなりました。物語を書く中で、読んでくださる方の心に何か小さな種を残せたらと願っているのですが、その種が芹香様の心の中で「清々しい気持ち」として花開いたのだと思うと、作者としてこれ以上の喜びはありません。
「この作品に出会えてよかった」というお言葉も、本当に嬉しく思います。芹香様の中にある豊かな感性に触れ、その心に少しでも寄り添うことができていたなら、それは私にとっても幸せなことです。
2024年11月現在は長編に取り組んでいて、2025年1月に公開予定です。
ぜひそちらも楽しんでいただけると幸いです。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
Hibah
43話の世界との関わり方の哲学、とても心に響きました。全体を通して読みやすくて一気に読んでしまいました。良き読書時間をありがとうございました。
色々あるけど、皆がそれぞれ幸せになれると良いなぁとしみじみ思いながら、作者様の別作品を読みに行ってきます(*`・ω・)ゞ
みやま様
ご感想ありがとうございます!
43話の哲学的な部分が心に響いたとのお言葉、とても嬉しく思います。また、物語に深く浸っていただけて、感謝の気持ちでいっぱいです。
「皆がそれぞれ幸せになれると良い」というお言葉が心に染み入り、みやま様の優しいお気持ちに胸が温まりました!
別作品にも興味を持っていただき光栄です。
変わった作品もありますが、どうかそちらも楽しんでいただけますように!(´ω`)
Hibah
一気読みしていますが、43話、深いですねえ。
スクショができたら度々読みたいくらい。ううーん!と唸らせていただきました。
kokekokko様
ご感想ありがとうございます!
一気読みしていただいたとのこと、心から感謝申し上げます。43話は、没落を経験したアンドレの人生観が語られるシーンでしたね。「度々読みたい」とのお言葉、大変嬉しく思います。
また、別感想にて「26話 ジェロームは納得していないようですが(処分について)←エルキュール?」とご指摘いただきましたが、こちらは作者の意図として原文ままで間違いありません。ベアトリスはエルキュールに対する王家の処分の重さに驚いている一方、ジェロームは「爵位まで剥奪されるだろう」というもっと厳しい予想を持っていました。ジェロームはベアトリスを気づかい、「爵位を剥奪されて当然ですのにね」というニュアンスを示しているという意味でした。ですが、確かにここの文章は少し唐突な感じがして、読み取りにくかったかもしれません。曖昧性を意図した文章ではなかったため、今後の作品作りで気をつけたいと思います。ご指摘ありがとうございました。
2024年10月現在は長編に取り組んでいて、2025年1月に公開予定です。
ぜひまたご感想を聞かせてください。
今後ともよろしくお願いします!
Hibah
一気に読ませていただきました
先がとても気になって堪らなくて夜中なのに今日も仕事なのに最後まで(笑)
素敵なお話しありがとうございました☺️
単なるザマァでは終わらないナディア以外は幸せになってある意味複雑です
老婆は何者だったのかな〜とか不思議要素もあって上手く言えませんが、再生出来る人と出来ない人って居るよね…という当たり前ですがある意味悲しいなと思いました
さくら夏目様
ご感想ありがとうございます!
最後まで一気に読んでいただいたとのこと、大変嬉しく思います。夜中の貴重なお時間を割いてくださったことにも、心より感謝申し上げます。「再生できる人とできない人」というテーマについて深く汲み取ってもらえたことに感激いたしました。
最近は短編を多く書いておりましたが、現在また長編に取り組んでおります(2025年1月公開予定です)。
これまでの作品やこれからの作品についても、またご感想を伺えることを心より楽しみにしております。
Hibah
人の醜さや弱さを表現しながら、最後はとても清々しいきもちになれる作品でした。
占い師さんは導きの神だったのかもしれませんね。
復讐に駆られて人を貶めつづければそれは自身の破滅につながる……人を想う 感情 はとても大切なことだなと改めて思いました。
素敵なお話をありがとうございました。
翠玉様
感想ありがとうございます。
清々しいお気持ちになっていただけたとのこと、とても嬉しく思います。
今後も素敵なお話だと言ってもらえるような作品を書き続けたいです。
重ねて感謝申し上げます。
しっかりざまあもありながら、とても気持ちの良い終わり方で、素晴らしい作品だと思いました。
この小説に出会えてよかったです。
ありがとうございました!
高橋様
素晴らしい作品とお褒めくださり、心から感謝申し上げます。読んでもらえるだけでも有り難いことですのに、私は幸せ者です。
名作です。
有難うございました。
シェークスピア作品みたいに
心に残る金言が沢山ありました。
繰り返し読みたいと思います。
ulalume様
読了ありがとうございました。
また、感想を送ってくださり、心より感謝致します。
最高の褒め言葉を頂きました。作者としてこれ以上の喜びはありません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。