俺様ボスと私の恋物語

福山ともゑ

文字の大きさ
上 下
56 / 64

(56)福山友明Side※ソフトなR有ります。ご注意を※

しおりを挟む

半日外出、とっても嬉しいな!
昼食は何作って食べよう。
と、ルンルンしながら帰ってたら、後ろから誰かが尾行してくる。
誰だ?
スーパーの自動ドアを入ったところで表を見る。
すると、ひろちゃんが居た。

しばらく見ていたが…
他には、誰も居ない。
なのでひろちゃんに声をかけて立ち話をしていたら、夜勤明けで暇みたいだ。
その後、買い物も終わり、スーパーの駐車場に向かうとベンツがスーッと近づいてきた。
買い物袋を持ちながら、ベンツに乗り込む。
もしかしてH・・・、と淡い期待を感じながら、車はひろちゃんのマンションに向かった。


マンションに着くと「なんか量多くないか?」と聞かれたが、
 「2,3日分の食料です。」
 「え?たしか、半日だけ・・・」
 「はい、私の外出許可は半日だけです。
でも、院長先生は夕食も明日も、明後日も食べるでしょう。
だから、非常食というか日持ちのする物を作っておこうかな、と思って。」
あ、これ。お釣りです。


米も買ったので、昼食はカレーライスと野菜サラダにした。
ルーではなく、スパイスだけでの味付けで作った。
ひろちゃんがほくほくと嬉しそうに食べてるのを見ると、なんだか自分も嬉しくなってくる。
食後のデザートもあるんですよ、と言って持ってきた。
ひろちゃんの目の前で、冷やしておいたヨーグルトに数種類のフルーツを散らす。
食べ終わると腹が満たされたのか、眠たそうだ。
ああ、そうか夜勤明けか。
 「疲れたでしょう。これ片づけたら、夕食のも作りますから。寝ててください。」
すると、
 「無理しなくていいよ。せっかくの外出なんだから。」
 「でも、せっかく買ったのだから。それに、自分では作られないでしょ?」
はは、それもそうだが…。
と、ひろちゃんは苦笑していた。

カレーもあるから、他に日持ちするのを2品ほど作っては冷蔵庫に、冷凍庫にと小分けにして入れておく。
ひろちゃんは、と見ると・・・ソファで寝てる。
いくらなんでも寒いぞ。
そう思うと、寝室から布団を持ってきて身体にかけてやる。
さすがに疲れも出たので、私もソファに背を預け目を閉じる。

ふと気が付くと、今何時だ・・・。
あ、あれ?
ベッドに居る?
横には、ひろちゃんが寝てるし。
まさか…。
視線を感じたのか、ひろちゃんはこっちを振り向いた。
 「目が覚めたか。」
 「あ、はい。」
 「腹は満たされた。でも腹だけではなく他にも満たされたい。」
ひろちゃんの目が、なんかギラギラしてる?
もしかして、やっとか。
 「今、何時ですか?」
チラッとベッドサイドの置き時計に目をやると、16時過ぎだ。
遅くとも17時半にはここを出ないと間に合わない。
 「院ちょ・・・」
 「それはやめてほしいな。二人きりの時は、名前の方がいい。」
 「セックスは激しい運動ですか?」
ドクターストップのことを思い出したのだろう。
幾分か目つきが優しくなった。
 「…分かった。優しくする。」
 「本当に優しくしてくださいよ。あなたは、すぐにハードになる。」
はいはい。
と、苦笑気味な言葉が返ってくる。


昼食を食べたせいか、身体の重みが増えた?
いきなり胸に、乳首に甘噛みされる。
 「っ!」

ひろちゃんの舌が、胸を、乳首を舐めてきて甘噛みしてくる。
 「はぁ、ぁ… ふぅ…」

やたらと乳首ばかり攻めてくる。
 「はぅ… ……っ、ぅ…」

あ、だめだ。
もう・・・、
 「っ! で、でるぅ…」

 「え?」と驚いた声が聞こえてきた。
それと同時に、身体が仰け反り弾け飛んだ。
 「あ… あああっ!!」

 「早いな。まあ、数ヶ月もやってないから、溜まってたのかも…」
ちょっと待ってろ、と言われたが何をしてるんだが分からない。
 はあ… はあ… はあ…


すると、指が私の中に入ってこようとしてるのが分かった。
え、私、もしかして・・・。
もしかしなくても、乳首を攻められただけでイッたのか?

うわぁ、恥ずかしいっ!


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

甘すぎるドクターへ。どうか手加減して下さい。

海咲雪
恋愛
その日、新幹線の隣の席に疲れて寝ている男性がいた。 ただそれだけのはずだったのに……その日、私の世界に甘さが加わった。 「案外、本当に君以外いないかも」 「いいの? こんな可愛いことされたら、本当にもう逃してあげられないけど」 「もう奏葉の許可なしに近づいたりしない。だから……近づく前に奏葉に聞くから、ちゃんと許可を出してね」 そのドクターの甘さは手加減を知らない。 【登場人物】 末永 奏葉[すえなが かなは]・・・25歳。普通の会社員。気を遣い過ぎてしまう性格。   恩田 時哉[おんだ ときや]・・・27歳。医者。奏葉をからかう時もあるのに、甘すぎる? 田代 有我[たしろ ゆうが]・・・25歳。奏葉の同期。テキトーな性格だが、奏葉の変化には鋭い? 【作者に医療知識はありません。恋愛小説として楽しんで頂ければ幸いです!】

ある少年の体調不良について

雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。 BLもしくはブロマンス小説。 体調不良描写があります。

【完結】ぎゅって抱っこして

かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。 でも、頼れる者は誰もいない。 自分で頑張らなきゃ。 本気なら何でもできるはず。 でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。

泣き虫な俺と泣かせたいお前

ことわ子
BL
大学生の八次直生(やつぎすなお)と伊場凛乃介(いばりんのすけ)は幼馴染で腐れ縁。 アパートも隣同士で同じ大学に通っている。 直生にはある秘密があり、嫌々ながらも凛乃介を頼る日々を送っていた。 そんなある日、直生は凛乃介のある現場に遭遇する。

灰かぶりの少年

うどん
BL
大きなお屋敷に仕える一人の少年。 とても美しい美貌の持ち主だが忌み嫌われ毎日被虐的な扱いをされるのであった・・・。

モルモットの生活

麒麟
BL
ある施設でモルモットとして飼われている僕。 日々あらゆる実験が行われている僕の生活の話です。 痛い実験から気持ち良くなる実験、いろんな実験をしています。

処理中です...