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(47)ソフトな性描写?あります。
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結局、AEDは使わなかった。
「急に息が荒くなってきた。」
「それだけです。」
と言ってたのを思い出したからだ。
脳外科医のオペを信じたから、今度は自分の感を信じた。
だから、皆を部屋から出した。
肌蹴させられた胸の下を触りながら、心肺した時には冷たくなかったことを思い出した。
顔から胸部にかけて腹部に手を移動させていく。
顔や胸部もそうだが腹部も手足も冷えてない?
もしかして…?
何かに思い当たり、下半身に掛かっている布団を捲り病院での寝間着の下部分を肌蹴させると、立派に勃起している。
普通、死を目前に控えてると勃起はしない。
おそらく、夢か何かでエッチでもして抱かれてるのだろう。
まったくスケベな奴だな。
それを無視して、孔に指を突っ込むと案の定だ。
あの時は遅かった為、中出ししたままで掻き出しをしたかどうか覚えてない。
残滓を掻き出しては、手近にあるトイレットペーパーで拭う。
色々と身体に負荷が掛かったので、やっと元に戻ったのだろう。
興奮状態から熱が下がると、身体が冷えてしまい尿道も孔も縮まる。
しかも蜜が中に入ったまま丸一日間そのままだったから、尚更だ。
腹は痛くなる。
おそらく息が荒くなったというのは、それだろう。
腹が痛いのと頭が痛いのが一緒になって襲ってきたので、身体が拒否反応を示したんだ。
それを母親は看護婦に、そのまま見えた事を言ったんだ。
「急に息が荒くなってきた。」
その一言だけを。
その証拠に、掻き出して腹を擦ってやると温かくなってきたせいか、寝顔に表情が出てきた。
ニコッと。
もしかして、目が覚めてる?
低い声で言ってやる。
「心肺します。」
と、人口呼吸の最初にやる動作をした。
心肺する時に鼻を摘まむのだけど、それをしてやる。
フガッと息が、口が開き、声が聞こえてきた。
そして、目も開いた。
思わず抱きしめていた。
「友明…、良かった。本当に良かった。
もう大丈夫だからな。苦しかったろ、中が。」
声は出てこないが、顔を見れば分かる。
照れて苦笑してる。
「母親が来てる。中に入れるぞ。」
部屋のドアを開けて親に言う前にトイレに行き、ペーパーの山を流す。
ドアのカギを開けて、部屋の外に居たスタッフも含めて皆に言う。
「もう大丈夫ですよ。本人も気が付いて、目も覚めてます。」
先に看護婦が脈を測り、心臓の音を確かめる。
医師も、頭の様子をレントゲンでスキャンしながら確認する。
OKが出たので、今度は親との触れ合いだ。
「今日は声は出にくいと思いますが、時間が経てば自然と出てきます。
それでは、ごゆっくりしてください。」
「院長、さすがですね。何をされたのか教えてほしいです。」
「ほんと、皆を部屋から追い出して、あれ?と思ったんですよ。何でですか?」
など等・・・。
(しまった、なにか言い訳を探しておくべきだった)と反省したのは言うまでもない。
だが、何かを言ってくるだろうと期待感の籠った眼差しを受けると何て言えば良いのか・・・。
「院長、お電話が入ってます。」
タイムリーな言葉が聞こえてきた。
「と言うわけで、お疲れ様。後をよろしく。」
「はい!」
友明。
退院したら、今度こそ食べに行くぞ。
そして、あの言葉を言う。
「急に息が荒くなってきた。」
「それだけです。」
と言ってたのを思い出したからだ。
脳外科医のオペを信じたから、今度は自分の感を信じた。
だから、皆を部屋から出した。
肌蹴させられた胸の下を触りながら、心肺した時には冷たくなかったことを思い出した。
顔から胸部にかけて腹部に手を移動させていく。
顔や胸部もそうだが腹部も手足も冷えてない?
もしかして…?
何かに思い当たり、下半身に掛かっている布団を捲り病院での寝間着の下部分を肌蹴させると、立派に勃起している。
普通、死を目前に控えてると勃起はしない。
おそらく、夢か何かでエッチでもして抱かれてるのだろう。
まったくスケベな奴だな。
それを無視して、孔に指を突っ込むと案の定だ。
あの時は遅かった為、中出ししたままで掻き出しをしたかどうか覚えてない。
残滓を掻き出しては、手近にあるトイレットペーパーで拭う。
色々と身体に負荷が掛かったので、やっと元に戻ったのだろう。
興奮状態から熱が下がると、身体が冷えてしまい尿道も孔も縮まる。
しかも蜜が中に入ったまま丸一日間そのままだったから、尚更だ。
腹は痛くなる。
おそらく息が荒くなったというのは、それだろう。
腹が痛いのと頭が痛いのが一緒になって襲ってきたので、身体が拒否反応を示したんだ。
それを母親は看護婦に、そのまま見えた事を言ったんだ。
「急に息が荒くなってきた。」
その一言だけを。
その証拠に、掻き出して腹を擦ってやると温かくなってきたせいか、寝顔に表情が出てきた。
ニコッと。
もしかして、目が覚めてる?
低い声で言ってやる。
「心肺します。」
と、人口呼吸の最初にやる動作をした。
心肺する時に鼻を摘まむのだけど、それをしてやる。
フガッと息が、口が開き、声が聞こえてきた。
そして、目も開いた。
思わず抱きしめていた。
「友明…、良かった。本当に良かった。
もう大丈夫だからな。苦しかったろ、中が。」
声は出てこないが、顔を見れば分かる。
照れて苦笑してる。
「母親が来てる。中に入れるぞ。」
部屋のドアを開けて親に言う前にトイレに行き、ペーパーの山を流す。
ドアのカギを開けて、部屋の外に居たスタッフも含めて皆に言う。
「もう大丈夫ですよ。本人も気が付いて、目も覚めてます。」
先に看護婦が脈を測り、心臓の音を確かめる。
医師も、頭の様子をレントゲンでスキャンしながら確認する。
OKが出たので、今度は親との触れ合いだ。
「今日は声は出にくいと思いますが、時間が経てば自然と出てきます。
それでは、ごゆっくりしてください。」
「院長、さすがですね。何をされたのか教えてほしいです。」
「ほんと、皆を部屋から追い出して、あれ?と思ったんですよ。何でですか?」
など等・・・。
(しまった、なにか言い訳を探しておくべきだった)と反省したのは言うまでもない。
だが、何かを言ってくるだろうと期待感の籠った眼差しを受けると何て言えば良いのか・・・。
「院長、お電話が入ってます。」
タイムリーな言葉が聞こえてきた。
「と言うわけで、お疲れ様。後をよろしく。」
「はい!」
友明。
退院したら、今度こそ食べに行くぞ。
そして、あの言葉を言う。
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