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(60)R18!!!性描写あります。18歳未満&抵抗のある方はスルーして下さい。
しおりを挟む誰かと一緒に寝るなんて、緊張する。
そう思ってたら、副会長が声を掛けてきた。
「そういや、昨夜もここで寝たな…」
「え・・・」
「覚えてないか…」
「あ…、そういえば、そうですね」
そうだよ、今朝は目が覚めると、ここで寝てたんだ。
「今朝の事だったんですね。なんか1週間前とかに感じる。」
そういえば、副会長に告られたのも、3日前だな。
なんか、ずっと前の様な感覚だ。
「聞いていいか?」
「はい」
「ユウから告られた?」
「あ…、はい」
「その…キス、された時?」
「副か…、あれってキスなんですか?」
「俺に聞くな」
「俺、ユウに対してそういった感情は持ってませんよ。
この間も言ったけど、副会…、ふ、みお先輩だけです。」
「コウキ、今…」
「頑張りますので、繰り返しは嫌ですっ。」
くるっ…と背中を向けて、副会長とは逆の方向に向いた。
「耳まで真っ赤だぞ」
そう言って、俺の耳を触ってきた。
思わず、両手で両耳を隠してしまった。
でも、俺の耳と手の間には、副会長の手が挟まれている。
その副会長の手は、優しく俺の耳を触っている。
眠れそうだ。
コウキ…。
優しい声が聞こえてくる。
身体を反転され、目の前は優しい表情をした副会長。
俺も微笑み返しては、そのまま素直に抱きしめられた。
気持ち良い。
副会長の唇が吸い付いてくる。
「んっ…、そこ、ダメ…」
「なんで?」
「ばれる…」
それもそうか…と呟き、副会長の唇は、俺の首から胸へと移って行く。
「ねぇ…」
「喘ぐだけにしろ」
「ん…、カギ締めた?」
「え…」
「開いてると思うと、落ち着かない…」
待ってろと言って、副会長はドアを1枚挟んだ向こうに消えていった。
ガチャガチャ、とドアの音がする。
いきなり声が、寝室まで聞こえてきた。
「ぅわっ!な、何してるんだ。そんな所で…」
「夜這い掛けようと…」
「ユウッ!俺の部屋に夜這い掛けてどうする?」
「文兄にではなく、コウキに」
「とっとと、自分の部屋に戻って寝ろ。」
ガチャッ、ピーン!
「あー!鍵掛けたなぁ。しかも内鍵まで…」
「コウキは鍵を掛けないと落ち着かないってさ」
鍵は、ここ1ヵ所しかないからな。だから鍵を掛けただけの事だ。分かったか。
副会長が戻ってきた。
「ユウは、なんて…」
「お前に夜這い掛けようとしたらしい」
「夜這っ…」
まったく、ライバルが弟だと思うと嫌になる。
ライバルって、俺はユウの事は、そういう思いは無いですよ。
「んっ…、んんっ…」
「コウキ…」
「あ…、あ……」
副会長の唇が俺の腹を吸っては、足を触りまくってくる。
「んっ…、ん…」
「コ…ウ・・キ…」
「だっ…、め…、ぅぅっ……」
「だせ」
「あ、あ、…あああっ」
はあ、はあ、はあ…。
ごっくん…と、副会長の喉が鳴っては何かを飲み込んだみたいだ。
「誰かのを口にするなんて、今までは思いもしなかったが…。コウキのは特別だな。」
「もしかして…、今の…」
「うん。腹いっぱい。」
「バカな事を…。吐いてっ」
「そんな勿体ない事はしないよ。」
勿体ないって…。
寝よう、お休みー。
すーすーすー…と、満足気に寝てる恋人を睨んだが、時すでに遅し。
もうっ…、本当に恥ずいっ…。
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