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(2)部活
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入学式の翌日から授業も始まり、部活も始まる。
最初の2週間は仮入部期間になる。その期間は気になっている軽音部に行った。
すると、10人ほど入部希望者が居た。
でも、部長の話で分かった。
軽音は同好会にも満たない人数なので、生徒会メンバーが入ってると。
ギター1人とピアノは生徒会役員だそうだ。
ボーカルとドラムを叩いてる2人は軽音部所属だが、役員もしてるとのこと。
それを聞いた俺は安心した。
ギターも良いが、やっぱり鍵盤かな。
それに10人のうち、仲の良い1-4の宮田優も居るし、1-2の宮田司も居る。
そうして話も進んでいくと、誰かが入ってきた。
ガラッ、とドアが開いたかと思うと声が掛かる。
「悪い悪い。もう終わったか?」
部長が、その言葉に返した。
「先生、遅いですよ。」
そう言って、部長は俺達10人に紹介した。
「軽音顧問の宮田先生だ。」
そして、先生は自己紹介をしてきた。
「軽音プチ同好会顧問の宮田だ。1-3の担任を持っている。」
俺は、その「プチ同好会」という言葉に反応しては、隠れるようにしてほくそ笑んでいた。
「こら、そこのっ!何がおかしい?」
誰の事なのか、俺には分かってなかった。
すると先生に腕を掴まれて立たされた。
「なにが、おかしかったんだ?」
「え…あ、あの…ご、ごめんなさいっ」
「笑った理由は?」
先生、睨むと怖いのですが…。
本当に怖かったので、素直に答えた。
「その…『プチ同好会』という言葉に…」
先生は即答してきた。
「同好会ではないから、プチと付けただけだ。」
それを聞いた俺は、盛大に笑ってしまった。
すると、俺の周りにいた1年生は爆笑してきた。
「も…、だめっ…」
「天ね…」
「ぶはっ……」
あははっと笑いながら優も言ってくる。
「ほんとにっ…」
ヒーヒー…っと、腹を抱えて笑ってくれる人もいた。
「おっもしれー…」
顧問の先生は、俺を含め6人を立たせては断言してきた。
「はい。組と名前を言え。お前等は強制入部だ。」
仕方なく、俺は言った。
「松井弘毅、1-3です。ギターか鍵盤を希望します。」
その俺を皮切りに、次々とさっき言った順番でそれぞれが言ってきた。
「井上登、1-3です。ボーカルかギター希望です。」
「宮田司、1-2です。ギターを希望します。」
「小林奏多、1-4です。ボーカルかギター希望です。」
「宮田優、1-4です。弘毅が鍵盤なら、俺はドラム希望で。」
「日下実、1-1です。ベース希望です。」
顧問は言ってきた。
「松井弘毅ね、名前は覚えておく。
しかし、担任してる組から2人もいるとはね…。」
まだ笑ってる人が居るみたいだ。
顧問は肩が揺れてる人を捕まえては立たせていた。
「お前も強制入部だ。」
そう言って立たされた人は、まだ笑っていた。
「1-3、進藤彰。ドラム希望。」
すると、先生はニヤッと不気味な笑みを見せてきた。
「部長。この7人は正式な部員だ。一気に部に昇格したぞ。」
「そうですね…。」
信じられない、といった表情をしている部長に、先生は続けて言ってる。
「昇格申請書を提出しろ。すぐに受理されるだろうよ。」
「はい!」
嬉しそうな声で、部長は返事をした。
そして、部長は先生の印を貰って、ある人に手渡していた。
「関会長。部への昇格、お願いします。」
最初の2週間は仮入部期間になる。その期間は気になっている軽音部に行った。
すると、10人ほど入部希望者が居た。
でも、部長の話で分かった。
軽音は同好会にも満たない人数なので、生徒会メンバーが入ってると。
ギター1人とピアノは生徒会役員だそうだ。
ボーカルとドラムを叩いてる2人は軽音部所属だが、役員もしてるとのこと。
それを聞いた俺は安心した。
ギターも良いが、やっぱり鍵盤かな。
それに10人のうち、仲の良い1-4の宮田優も居るし、1-2の宮田司も居る。
そうして話も進んでいくと、誰かが入ってきた。
ガラッ、とドアが開いたかと思うと声が掛かる。
「悪い悪い。もう終わったか?」
部長が、その言葉に返した。
「先生、遅いですよ。」
そう言って、部長は俺達10人に紹介した。
「軽音顧問の宮田先生だ。」
そして、先生は自己紹介をしてきた。
「軽音プチ同好会顧問の宮田だ。1-3の担任を持っている。」
俺は、その「プチ同好会」という言葉に反応しては、隠れるようにしてほくそ笑んでいた。
「こら、そこのっ!何がおかしい?」
誰の事なのか、俺には分かってなかった。
すると先生に腕を掴まれて立たされた。
「なにが、おかしかったんだ?」
「え…あ、あの…ご、ごめんなさいっ」
「笑った理由は?」
先生、睨むと怖いのですが…。
本当に怖かったので、素直に答えた。
「その…『プチ同好会』という言葉に…」
先生は即答してきた。
「同好会ではないから、プチと付けただけだ。」
それを聞いた俺は、盛大に笑ってしまった。
すると、俺の周りにいた1年生は爆笑してきた。
「も…、だめっ…」
「天ね…」
「ぶはっ……」
あははっと笑いながら優も言ってくる。
「ほんとにっ…」
ヒーヒー…っと、腹を抱えて笑ってくれる人もいた。
「おっもしれー…」
顧問の先生は、俺を含め6人を立たせては断言してきた。
「はい。組と名前を言え。お前等は強制入部だ。」
仕方なく、俺は言った。
「松井弘毅、1-3です。ギターか鍵盤を希望します。」
その俺を皮切りに、次々とさっき言った順番でそれぞれが言ってきた。
「井上登、1-3です。ボーカルかギター希望です。」
「宮田司、1-2です。ギターを希望します。」
「小林奏多、1-4です。ボーカルかギター希望です。」
「宮田優、1-4です。弘毅が鍵盤なら、俺はドラム希望で。」
「日下実、1-1です。ベース希望です。」
顧問は言ってきた。
「松井弘毅ね、名前は覚えておく。
しかし、担任してる組から2人もいるとはね…。」
まだ笑ってる人が居るみたいだ。
顧問は肩が揺れてる人を捕まえては立たせていた。
「お前も強制入部だ。」
そう言って立たされた人は、まだ笑っていた。
「1-3、進藤彰。ドラム希望。」
すると、先生はニヤッと不気味な笑みを見せてきた。
「部長。この7人は正式な部員だ。一気に部に昇格したぞ。」
「そうですね…。」
信じられない、といった表情をしている部長に、先生は続けて言ってる。
「昇格申請書を提出しろ。すぐに受理されるだろうよ。」
「はい!」
嬉しそうな声で、部長は返事をした。
そして、部長は先生の印を貰って、ある人に手渡していた。
「関会長。部への昇格、お願いします。」
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