1 / 2
カレー作り
しおりを挟む
俺は、昨夜からカレーのルーを仕込んでいた。
カツオと昆布から丁寧にダシを取っては、それに計量した小麦粉に数種類のスパイスを混ぜ込んでは一晩寝かしていた。
そして、今夜はカレーを食べる。
具材は、玉ねぎと肉だけだ。
そして…、カレーに付けるモノを、これから焼いていく。
ナンだ。
小麦粉と水を計量しては、2つ用意する。
1つはプレーンを。
もう一つにはホウレン草を茹でては磨り潰しては、一緒に混ぜ合わせる。
グリーンナンだ。
ライスも付け合せる。
デザートはヨーグルトにしようかな。
え、1人では食べきれない程の量だって?
いや、1人分だよ。
しかも今は客が居るので、それを2人分にするだけの話だ。
その客なんだけど、図々しくてさ・・・。
そうしてると、声が聞こえてきた。
「出たぞー。」
・・・ああ、良い気持ちだった。
と、タオルで身体を拭きながら、ターバンを巻いてる褐色の肌の持ち主が風呂場から出てきた。
しかも、真っ裸だし。
「せめてタオルで身体を隠せよっ!(怒)」
そう言って俺はタオルを取り上げて、身体を隠すように当ててやる。
とんでもない事をそいつは言ってくる。
「一緒に入ればよかったのにな。」
「なに言ってるんだよ。俺は晩飯を作ってるんだ。」
作りながらでも風呂に入れるだろ。
とまで言ってくる。
何処の世界に、そういう器用な奴が居るんだ。
そう言ってやると、そいつは何かをブツブツ言ってる。
「アララホンダマ…・・・」
無視してやったら、いつの間にか俺の居たキッチンは、風呂場に早変わり。
こ、こいつ・・・もしかして魔法を使ったのか?
俺は真っ裸に…。
そうしてると、そいつはニヤニヤしながら言ってくる。
「ほら。風呂入りながらでも作れるだろう。」
この野郎。カレー鍋を投げつけてやろうかっ。
でも我慢だ。
そう、このカレー鍋を投げつけると、せっかく作ったカレーが勿体ない。
なので、俺は黙っていたよ。
この件に関しては、な。(強調)
しかし、違う件に関しては言ってやった。
「あのなー・・・」
「ん、なんだ?」
「風呂に入ってきたのなら、着替えたらどうなんだ。お前、その一色しか持ってないのか。」
せっかく綺麗になったのに、着替えもしないなんて、汚いよなー…。
すると、こう言ってのけた。
「優輝は大丈夫そうだな。」
「なにが?」
ってか、お前…人の言った事、聞いてないな。
順応力が早いって言ってくれるが、なんのことだ・・・?
よし、出来たっ!
そう言うと、そいつは嬉しそうに椅子に座った。
おい、手伝う気はないのかよ。
何様のつもりだ、ったくう…。
仕方なく、2人分をテーブルに持って行く。
ふと見ると、そいつのターバンが外れかけている。
「ほら。ターバンぐらい自分で上手に巻けないのか。」
そう言って、俺はターバンをギュウっと巻いてやった。
え・・・?
え、え、え、?
なに、これ?
えー、なんで俺に巻き付いてくんの?
「優輝。このターバンはお前を選んだ。俺達は、これからも一緒だよ。」
「はぁ?ふっざけんじゃないよっ!ターバンに気に入られなくても・・・」
くぅ…外れねぇー。
俺は叫んでいた。
「俺は飯を食いたいのっ!カレー、ナン、ライス、デザート、ヨーグルトッ!」
そしたら、ターバンはクルクルッと動いては、俺とそいつを一纏めにしてくれた。
目の前には、褐色の肌の持ち主のそいつ。
何が起きたのか分からない俺は、何回も瞬きをしていた。
「優輝。このターバンはな、魔法を唱えるには必要不可欠な物なんだ。」
え・・・、なに、これ。どういうこと?
目の前の男は、溜息を吐いて言ってきた。
「優輝。こうなると、アレをしないと解けない。するぞ。」
何も考えずに、思わず頷いていた。
何かが肌に吸い付いてくる感覚があった。
そう、俺は真っ裸だという事を忘れていた。
しかも、目の前にいる褐色の男は、俺を・・・。
俺に、エッチをしようとしているみたいだ。
「あっ…、や・・やめ……」
「優輝、お前は気持ちいい肌だな」
俺は、目の前にいる褐色の肌の持ち主に、身体を貪られていた。
「んっ…んっ…、ぁ… 」
中まで穿つかれては、気持ち良くなっていた。
気が付くと、ターバンは解けていた。
しかも、褐色の肌の持ち主は椅子に座ってる?
カレーだ。1人で食べてるのか。
そういえば、作っただけで食ってないな。
「俺も食いたい。」
そう言うと、その男は温め直してきては、俺を横抱きにしては食べさせてくれた。
なんだよ、しようと思えば出来るんじゃないか。
でも、俺は自分が姫抱っこされてる事に気が付いてなかった。
カツオと昆布から丁寧にダシを取っては、それに計量した小麦粉に数種類のスパイスを混ぜ込んでは一晩寝かしていた。
そして、今夜はカレーを食べる。
具材は、玉ねぎと肉だけだ。
そして…、カレーに付けるモノを、これから焼いていく。
ナンだ。
小麦粉と水を計量しては、2つ用意する。
1つはプレーンを。
もう一つにはホウレン草を茹でては磨り潰しては、一緒に混ぜ合わせる。
グリーンナンだ。
ライスも付け合せる。
デザートはヨーグルトにしようかな。
え、1人では食べきれない程の量だって?
いや、1人分だよ。
しかも今は客が居るので、それを2人分にするだけの話だ。
その客なんだけど、図々しくてさ・・・。
そうしてると、声が聞こえてきた。
「出たぞー。」
・・・ああ、良い気持ちだった。
と、タオルで身体を拭きながら、ターバンを巻いてる褐色の肌の持ち主が風呂場から出てきた。
しかも、真っ裸だし。
「せめてタオルで身体を隠せよっ!(怒)」
そう言って俺はタオルを取り上げて、身体を隠すように当ててやる。
とんでもない事をそいつは言ってくる。
「一緒に入ればよかったのにな。」
「なに言ってるんだよ。俺は晩飯を作ってるんだ。」
作りながらでも風呂に入れるだろ。
とまで言ってくる。
何処の世界に、そういう器用な奴が居るんだ。
そう言ってやると、そいつは何かをブツブツ言ってる。
「アララホンダマ…・・・」
無視してやったら、いつの間にか俺の居たキッチンは、風呂場に早変わり。
こ、こいつ・・・もしかして魔法を使ったのか?
俺は真っ裸に…。
そうしてると、そいつはニヤニヤしながら言ってくる。
「ほら。風呂入りながらでも作れるだろう。」
この野郎。カレー鍋を投げつけてやろうかっ。
でも我慢だ。
そう、このカレー鍋を投げつけると、せっかく作ったカレーが勿体ない。
なので、俺は黙っていたよ。
この件に関しては、な。(強調)
しかし、違う件に関しては言ってやった。
「あのなー・・・」
「ん、なんだ?」
「風呂に入ってきたのなら、着替えたらどうなんだ。お前、その一色しか持ってないのか。」
せっかく綺麗になったのに、着替えもしないなんて、汚いよなー…。
すると、こう言ってのけた。
「優輝は大丈夫そうだな。」
「なにが?」
ってか、お前…人の言った事、聞いてないな。
順応力が早いって言ってくれるが、なんのことだ・・・?
よし、出来たっ!
そう言うと、そいつは嬉しそうに椅子に座った。
おい、手伝う気はないのかよ。
何様のつもりだ、ったくう…。
仕方なく、2人分をテーブルに持って行く。
ふと見ると、そいつのターバンが外れかけている。
「ほら。ターバンぐらい自分で上手に巻けないのか。」
そう言って、俺はターバンをギュウっと巻いてやった。
え・・・?
え、え、え、?
なに、これ?
えー、なんで俺に巻き付いてくんの?
「優輝。このターバンはお前を選んだ。俺達は、これからも一緒だよ。」
「はぁ?ふっざけんじゃないよっ!ターバンに気に入られなくても・・・」
くぅ…外れねぇー。
俺は叫んでいた。
「俺は飯を食いたいのっ!カレー、ナン、ライス、デザート、ヨーグルトッ!」
そしたら、ターバンはクルクルッと動いては、俺とそいつを一纏めにしてくれた。
目の前には、褐色の肌の持ち主のそいつ。
何が起きたのか分からない俺は、何回も瞬きをしていた。
「優輝。このターバンはな、魔法を唱えるには必要不可欠な物なんだ。」
え・・・、なに、これ。どういうこと?
目の前の男は、溜息を吐いて言ってきた。
「優輝。こうなると、アレをしないと解けない。するぞ。」
何も考えずに、思わず頷いていた。
何かが肌に吸い付いてくる感覚があった。
そう、俺は真っ裸だという事を忘れていた。
しかも、目の前にいる褐色の男は、俺を・・・。
俺に、エッチをしようとしているみたいだ。
「あっ…、や・・やめ……」
「優輝、お前は気持ちいい肌だな」
俺は、目の前にいる褐色の肌の持ち主に、身体を貪られていた。
「んっ…んっ…、ぁ… 」
中まで穿つかれては、気持ち良くなっていた。
気が付くと、ターバンは解けていた。
しかも、褐色の肌の持ち主は椅子に座ってる?
カレーだ。1人で食べてるのか。
そういえば、作っただけで食ってないな。
「俺も食いたい。」
そう言うと、その男は温め直してきては、俺を横抱きにしては食べさせてくれた。
なんだよ、しようと思えば出来るんじゃないか。
でも、俺は自分が姫抱っこされてる事に気が付いてなかった。
0
お気に入りに追加
7
あなたにおすすめの小説
恋人は副会長
福山ともゑ
BL
ここは、宮田学園付属男子高等学校。
その高校に入学し、軽音部に入部した松井弘毅を始めとした10人の1年生。
何も知らない松井弘毅は、入学を心待ちにしていた。
なにしろ憧れの軽音部。
その軽音部に入部したい、という強い気持ちで受験したのだから。
中学から一緒で、最も仲の良い宮田優も入学しているので楽しさは倍増。
宮田優の双子の兄も、同じ学園の男子校に通っている。
1人は、宮田文雄。
宮田学園付属男子高等学校の副会長をしている、3年生。
ちなみに双子の弟の方である。
そして、もう1人は宮田雅文。理由あって、現在高校1年生。
弘毅とはクラスメイトであり、出席番号は1つ違いの前後。
こちらが双子の兄であり、宮田家の長男である。
そして、その3兄弟の父は、弘毅と宮田雅文の担任であり、軽音部の顧問。
この一家と弘毅を含めた5人がメインの話です。
性描写もそうですが、軽音部としての話もあり…、生徒会としての話もあります。
俺様ボスと私の恋物語
福山ともゑ
BL
東京で生まれて一度は引っ越した福山友明は、現在は東京に戻り大学医学部の3年生になった。
あと1ヵ月で合気道の段試合を控えてた、あの日。
ベンツに当てられてしまい、もしかして段試合を棄権する羽目になる?
そのベンツ野郎は日独のハーフで俺様な院長(ボス)をしている福山博人。
友明は大学では『ボス』と呼ばれてる。
その2人の物語です。
(注:ブログ投稿した小説ですが、編集校正してます)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
別れようと彼氏に言ったら泣いて懇願された挙げ句めっちゃ尽くされた
翡翠飾
BL
「い、いやだ、いや……。捨てないでっ、お願いぃ……。な、何でも!何でもするっ!金なら出すしっ、えっと、あ、ぱ、パシリになるから!」
そう言って涙を流しながら足元にすがり付くαである彼氏、霜月慧弥。ノリで告白されノリで了承したこの付き合いに、βである榊原伊織は頃合いかと別れを切り出したが、慧弥は何故か未練があるらしい。
チャライケメンα(尽くし体質)×物静かβ(尽くされ体質)の話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
吸血鬼達の戦いに巻き込まれた挙句に恋人兼食料にされて常に危険な状態です
湊戸アサギリ
BL
たまたま思いついたものを。吸血鬼×人間です。性描写あります
具体的に書くとかなり設定が多かったり性描写もなくなるのでこれだけにしました。戦闘シーン書きたかった……
表紙はpixivより観月藍様のを使用させていただきました
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/bl.png?id=5317a656ee4aa7159975)
いつかコントローラーを投げ出して
せんぷう
BL
オメガバース。世界で男女以外に、アルファ・ベータ・オメガと性別が枝分かれした世界で新たにもう一つの性が発見された。
世界的にはレアなオメガ、アルファ以上の神に選別されたと言われる特異種。
バランサー。
アルファ、ベータ、オメガになるかを自らの意思で選択でき、バランサーの状態ならどのようなフェロモンですら影響を受けない、むしろ自身のフェロモンにより周囲を調伏できる最強の性別。
これは、バランサーであることを隠した少年の少し不運で不思議な出会いの物語。
裏社会のトップにして最強のアルファ攻め
×
最強種バランサーであることをそれとなく隠して生活する兄弟想いな受け
※オメガバース特殊設定、追加性別有り
.
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる