25 / 111
陰女の秘密のご趣味
3-1
しおりを挟む
◯変わること◯
『影が薄い』『存在感がない』
そんな人っていますよね。
あなたの学校にも、クラスの中にも、一人や二人いませんか?
クラスでみんなお喋りしている中、誰とも話さず一人で静かに座っていて、見た目が暗く自信がなさそうで、周りに目立たないようにしている人。
そんな人は、決まって周りからあまり認識されず、存在自体を忘れられ、ふと思い出されるように可哀想な目で見られてしまう。
そんな人っていますよね。
そんな影が薄いと言われる人達も、周りからの視線をまったく気にしないということはできないが、仕方がない、自分にはどうでもいい、気にならない、と考えて自分の今の状況を変えようとしない人は多くいると思う。
一人の方が好きで、他人と群れるのはめんどくさくて、今更どうこうしようとも思わない。自分は不都合と感じていないし、周りにも迷惑をかけてないし、平和でいいじゃないか。変わらない、変わろうと思わない、変わる努力をしない。
別にそれでもいいと思います。
無理に自分を変えようとしなくても、無理に周りに合わせようとしなくても、嫌々無理をして変わろうとするぐらいなら、やめた方が絶対に良い。だって、やりたくないことを無理にやろうとしても、変われるわけがないじゃないですか。だったら、変わらず自分の好きなことをして生きていた方が、楽しいじゃないですか。
嫌々無理をして変わろうとする時間は、無駄であると私は思う。
変われるのは、変わろうと思った人だけ。
決意を決めた人だけが、目標に辿り着ける。
周りからの視線が痛いと感じ、自分の恥ずかしいところを見られたくないと思い、自分のすることや考えに自信がない。それでも、自分は変わりたいと本気で思ったら、それは実現できる。
なんでそんなことが言い切れるのかって?
特に根拠というものはないけれど、でも変わろうと思い、変わったと周りに思わせなければ『高校デビュー』や『イメチェン』や『キャラ変え』なんて言葉は生まれてなかったんじゃないでしょうか。
それにそうやって、変われる、変わることができる、と信じた方が変わろうと頑張れるじゃないですか。
不安しかない先に、ほんの少しでも光が見えれば、人は意外にもそこまで走っていけるものです。
え? 私が変わることができたかどうかですか?
そうですね、正直に言うと……、私は変わることができませんでした。
『影が薄い』『存在感がない』
そんな人っていますよね。
あなたの学校にも、クラスの中にも、一人や二人いませんか?
クラスでみんなお喋りしている中、誰とも話さず一人で静かに座っていて、見た目が暗く自信がなさそうで、周りに目立たないようにしている人。
そんな人は、決まって周りからあまり認識されず、存在自体を忘れられ、ふと思い出されるように可哀想な目で見られてしまう。
そんな人っていますよね。
そんな影が薄いと言われる人達も、周りからの視線をまったく気にしないということはできないが、仕方がない、自分にはどうでもいい、気にならない、と考えて自分の今の状況を変えようとしない人は多くいると思う。
一人の方が好きで、他人と群れるのはめんどくさくて、今更どうこうしようとも思わない。自分は不都合と感じていないし、周りにも迷惑をかけてないし、平和でいいじゃないか。変わらない、変わろうと思わない、変わる努力をしない。
別にそれでもいいと思います。
無理に自分を変えようとしなくても、無理に周りに合わせようとしなくても、嫌々無理をして変わろうとするぐらいなら、やめた方が絶対に良い。だって、やりたくないことを無理にやろうとしても、変われるわけがないじゃないですか。だったら、変わらず自分の好きなことをして生きていた方が、楽しいじゃないですか。
嫌々無理をして変わろうとする時間は、無駄であると私は思う。
変われるのは、変わろうと思った人だけ。
決意を決めた人だけが、目標に辿り着ける。
周りからの視線が痛いと感じ、自分の恥ずかしいところを見られたくないと思い、自分のすることや考えに自信がない。それでも、自分は変わりたいと本気で思ったら、それは実現できる。
なんでそんなことが言い切れるのかって?
特に根拠というものはないけれど、でも変わろうと思い、変わったと周りに思わせなければ『高校デビュー』や『イメチェン』や『キャラ変え』なんて言葉は生まれてなかったんじゃないでしょうか。
それにそうやって、変われる、変わることができる、と信じた方が変わろうと頑張れるじゃないですか。
不安しかない先に、ほんの少しでも光が見えれば、人は意外にもそこまで走っていけるものです。
え? 私が変わることができたかどうかですか?
そうですね、正直に言うと……、私は変わることができませんでした。
0
お気に入りに追加
12
あなたにおすすめの小説
髪を切った俺が『読者モデル』の表紙を飾った結果がコチラです。
昼寝部
キャラ文芸
天才子役として活躍した俺、夏目凛は、母親の死によって芸能界を引退した。
その数年後。俺は『読者モデル』の代役をお願いされ、妹のために今回だけ引き受けることにした。
すると発売された『読者モデル』の表紙が俺の写真だった。
「………え?なんで俺が『読モ』の表紙を飾ってんだ?」
これは、色々あって芸能界に復帰することになった俺が、世の女性たちを虜にする物語。
※『小説家になろう』にてリメイク版を投稿しております。そちらも読んでいただけると嬉しいです。
新説・鶴姫伝! 日いづる国の守り神 PART5 ~傷だらけの女神~
朝倉矢太郎(BELL☆PLANET)
キャラ文芸
つかの間の平和を楽しむ誠たち。
けれど少しずつ不穏な事件が起きてきて、気づいた時にはもう遅い…!?
空前絶後の大ピンチ!
それでもこの物語、なにくそ日本を守ります!
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
御礼に参りました!
陰東 愛香音
キャラ文芸
汐入神社の巫女として詰めている八代みちるは、自宅でもある神社の掃除をしている時に一匹の蛇を助けた。
盲目のみちるは蛇など助けたつもりなどないのだが、ある冬の日の夜、「恩返しに来ました」と言う蛇奇と名乗る男が家に訪ねてきて……。
男勝りでぶっきらぼうな話し方をするみちると、気弱ですぐに泣いてしまう性格の蛇奇の、日常系コメディ作品です。
作者初めて書く作風なので、着地はどうなるかまだ分かりません……(笑)
海の見えるこの町で一杯の幸せを
鈴月詩希
キャラ文芸
主人公、春日井日向は大学を卒業した二十二歳の春、トランクひとつだけを持って、地元を飛び出した。
「そうだ、海の見える町に行こう」
漠然と海の見える、落ち着いた町での生活を求めて、その場所にたどり着いた。
日向は、他の人とは違う眼を持っていた。
日向の眼には、人の『感情』が『色』として視えた。
そして、その眼が原因で、日向は幼い頃から、人との関係に悩み、心を擦り減らしてきていた。
そんな彼女が、海の見える町で仕事を探していると、この町でまことしやかに噂される、神様の話を聞く。
曰く、この町には猫神様がいて、町の人達に幸せをくれる。
曰く、その猫神様が運営する、喫茶店がある。
曰く、その喫茶店は、猫神様に認められた人間しか、店主になれない。
日向はその話を、おとぎ話のようだと思いながら、聞いていると、その喫茶店は実在して、現在は店主『マスター』が不在だという。
「仕事がないなら、猫神様を探しても良いかもね」
冗談半分で言われたその言葉を、頭の片隅に置いて、町を散策していると、一匹の黒猫に出会う。
その黒猫は自らを猫神だと名乗り、猫神達の主を助けて欲しいと持ちかける。
日向の眼の力が役にたつから。と言われた日向は、初めてこの眼が役に立つのなら。とその話を受け入れて、『マスター』になった。
『マスター』は心が弱っている人の、幸せだった頃の記憶を汲み取り、その記憶から、一杯のお茶を淹れる。
そのお茶を飲んだ人は、幸せだった頃の気持ちを取り戻し、辛い現実を乗り切る元気を貰う。
「幸せの一杯、お届けします」
この物語で、一人でも暖かい心になってくださる方が居ることを願って。
女子高生ですが、アイドルになるためヤクザと徹底抗戦することにしました。お嬢様学校の炎上王子が忍者やサイコパスと一緒にアイドルを目指す。
たかみ
キャラ文芸
お嬢様学校に通う秋野和奏(あきのわかな)は、校内でも人気のイケメン女子高生。
彼女の将来の夢はアイドルなのだが、家が空手道場なので、男っぽく育てられてしまった。
そんな時、近所にアイドル事務所が近所にできるということで、和奏は思いきって入所を決意をする。
――だが、その事務所の社長は元ヤクザだった。
彼の名前は榊原京史郎。『抹茶色の悪魔』の異名を持つ喧嘩最強の青年。
本人は「更生した」と言っているが、緑色の派手な頭と、口の悪い性格。どう考えても反省の色は見られない。
しかも、過去に因縁のあった極道連中の方々が、定期的に襲撃しにくるという有様だった。
彼と共にアイドルを目指すも、元極道ということでトラブルが頻発。
だが、そんな彼のもとに集まってくるアイドル候補も、只者ではなく『忍者(くのいち)』や『サイコパス』など、
極道にも引けを取らない女の子たちが入所してくる。
極道をやめ、本気でまっとうなアイドル事務所を目指す京史郎だが、過去の因縁のあった連中によりライブを妨害されてしまう。
ゆえに、事務所のメンバーで極道と戦うことになった。
アイドル好き。アクション好き。バトル好き。極道モノ好き。
少しコミカルで、少しバイオレンスな作品です。
暴力描写が苦手な方はご注意ください。
神の居る島〜逃げた女子大生は見えないものを信じない〜
(旧32)光延ミトジ
キャラ文芸
月島一風(つきしまいちか)、ニ十歳、女子大生。
一か月ほど前から彼女のバイト先である喫茶店に、目を惹く男が足を運んでくるようになった。四十代半ばほどだと思われる彼は、大人の男性が読むファッション雑誌の“イケオジ”特集から抜け出してきたような風貌だ。そんな彼を意識しつつあった、ある日……。
「一風ちゃん、運命って信じる?」
彼はそう言って急激に距離をつめてきた。
男の名前は神々廻慈郎(ししばじろう)。彼は何故か、一風が捨てたはずの過去を知っていた。
「君は神の居る島で生まれ育ったんだろう?」
彼女の故郷、環音螺島(かんねらじま)、別名――神の居る島。
島民は、神を崇めている。怪異を恐れている。呪いを信じている。あやかしと共に在ると謳っている。島に住む人間は、目に見えない、フィクションのような世界に生きていた。
なんて不気味なのだろう。そんな島に生まれ、十五年も生きていたことが、一風はおぞましくて仕方がない。馬鹿げた祭事も、小学校で覚えさせられた祝詞も、環音螺島で身についた全てのものが、気持ち悪かった。
だから彼女は、過去を捨てて島を出た。そんな一風に、『探偵』を名乗った神々廻がある取引を持ち掛ける。
「閉鎖的な島に足を踏み入れるには、中の人間に招き入れてもらうのが一番なんだよ。僕をつれて行ってくれない? 渋くて格好いい、年上の婚約者として」
断ろうとした一風だが、続いた言葉に固まる。
「一緒に行ってくれるなら、君のお父さんの死の真相、教えてあげるよ」
――二十歳の夏、月島一風は神の居る島に戻ることにした。
(第6回キャラ文芸大賞で奨励賞をいただきました。応援してくださった方、ありがとうございました!)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる