工場勤務の結城さんは、今日も何処かで笑ってる ☆主人公総受け

まむら

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13 中野忠男5(友人/37歳) 結腸責め、仲良しエッチ

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グポッグポッグポッグポッ!!

 
  
「んううううっ、んううううっ、んあああああっ!!」
 
 
 
ビクンッ、ビクンッ、ビックンッ!!
 
 
 
何度目かの絶頂をして、結城のペニスが精液を吐き出した。
 
すでに何度も出てしまった精液はほとんど出ず、ポタポタと数滴出るだけになってしまっている。
 
先程まで後ろからペニスで穿たれていた結城は、今は正面から中野に座り込むような体勢に変わり、尻を鷲掴むようにして上下にバウンドさせられている。
 
ベッドがギシギシと軋み、スプリングが壊れそうなほどだ。
 
意識が朦朧としている結城に、中野が最後のとどめを刺すように、尻を掴んでいた手に力を入れる。
 
 
 
ギシッギシッギシッギシッ
 
 
 
「久弥、まだ飛ぶなよ?」
 
「…んああ…、ああっ、…んあっ…あ、あ、…あっ…」
 
 
 
ほとんど力の入っていない結城の体は、前に倒れて中野の胸に支えられている状態だ。
 
しかし、中野は結城の尻を抱え上げるように下から持ち上げて、太く硬いペニスを結城の奥深くへと、何度も下から突き上げている。
 
次第に結城の瞳が左右に揺れ始め、失神しそうになるのがわかる。
 
中野はラストスパートをかけるために、結城の首筋に唇を寄せ、チュウッと強く吸った。
 
 
 
「…イクぞ」
 
「………う、んっ…」
 
 
 
その瞬間、中野のペニスが勢いよく突き上がり、結城の最奥を思い切り殴り込んだ。
 
 
 
ガボッ、…ブジュッ、ブジュジュジュッ
 
ビクッビクビクビクッ
 
ヌルウ…
 
ブポッ
 
 
 
「んあ、ああっ、あああーーーっ!!………お…っ…」
 
 
 
ガクッ
 
 
 
中野の精液が結城の中に勢いよく入ってゆく。
 
その衝撃で結城の体も絶頂し、結城の精液が中野の腹にビチャッとかかる。
 
結城の穴から中野のペニスが抜かれ、肛門は閉じないままポッカリと大穴が開いてしまっていた。
 
するとその穴からドロリと中野の放った精液が漏れ出し、結城は天井を見るように顔を上げ、気持ちよさそうに口を小さく開き、薄っすらと目を開けている。
 
数秒後には結城の体がガクガクと痙攣し始め、一度大きく飛び跳ねるように痙攣すると、フワッと中野に向かって倒れてきた。
 
ガシッと結城の体を支え、中野は少し心配そうに声を掛ける。
 
 
 
「おっと、…おい、生きてるか?」
 
「…んうっ、んううっ、ひっ、…ひあっ、…あうっ…っ」
 
「久弥、…ったく。こんな時でも、お前は笑ってんのかよ」
 
「んんっ、あはっ…、…んっ」
 
 
 
今にも眠ってしまいそうな結城を見て、中野は困ったように笑った。
 
結城は中野に抱きつくようにグッタリとして、虚ろな視線で中野の顔を見ながら楽しそうに笑っている。
 
何がそこまで面白いのかもわからないが、結城は笑っていた。
 
 
 
「…綺麗にしといてやるから、もう寝ろよ」
 
「んう…」
 
 
 
それを聞き、結城はフワッと笑みを深めた後、目を閉じた。
 
先程までの笑顔が嘘のように、結城は疲れ切ったように眠ってしまった。
 
年齢の割にあどけない表情で眠る結城を抱き締め、中野は耳元でそっと何かを呟いた。
 
一瞬、眠っていた結城の顔が笑った気がした。
 
 
 
 
 
起きると、もう朝になっていた。
 
あれから結城の体を風呂で綺麗に洗い、中に入れてしまった精液も綺麗に掻き出してやった。
 
結城は一度も起きることなく、深く眠り続けていた。
 
激しくし過ぎたのかもしれないが、きっと結城はニコニコと笑っているだけだとわかっているので、あえて心配などはしない。
 
先に起きたのは中野だった。
 
朝の遅い時間に起きたのはいつ以来だろうか。
 
最近は数時間置きに目覚めることが多く、あまり眠った気がしていなかったのだが、今回は一度も目覚めることなく朝になり、頭がかなりスッキリしていた。
 
高校を卒業した日から、必死に独りで生活してきた。
 
生きるためにアルバイトで食い繋ぎ、今ではこうして人並みの生活を送れるまでになっている。
 
でも、人間の汚さや厭らしさを嫌というほど経験した。そろそろ生きるのも辛くなってきた頃、久しぶりに結城に出会った。
 
結城はあの頃のように笑っていたし、変わらずに今も笑っている。
 
それが本当は凄く嬉しくて、笑いたかったのに、疲れた心が笑顔を拒否した。昔のように不器用でも笑えるくらいの気持ちが、無くなっていたらしい。
 
昔では気付けなかったことが、大人になって初めて気付けるということなどよくある話。中野もその中の一人だったようだ。
  
昨日は久しぶりに人の体温に触れた気がして、思っていた以上に自分は結城とのセックスに溺れていたようだ。
 
隣では未だに眠り続けている結城がいて、中野は黙ってそれを見ている。
 
すると、結城の目が静かに開いた。
 
 
 
「……ん…、あ、忠男」
 
「起きたか」
 
「うん、おはよう」
 
「ああ…、おはよう」
 
 
 
フワリと笑った結城に、中野は穏やかな表情で、静かに目を細めた。
 
誰かに『おはよう』と言って貰ったことなど、あっただろうか。そう言えば、記憶の中にある『おはよう』は、結城しか知らない。
 
久しぶりに会ったかと思えば、こうしてセックスをして、また別れるだけの友人。
 
そのような関係を果たして友人と言えるかはわからないが、結城にとっては中野は大切な友人だ。
 
何と面白い関係か。だが、そう言えるのは自分も同じ。
 
いつも最終的にはこうして、結城の笑顔に誘惑されてしまう。
 
心の中ではその関係で良いと思っているし、これからもきっとそうして生きて行くのだろう。
 
結城はいつも楽しそうに笑いながら、無意識に誰かを救って生きているのだ。
 
人間は皆が同じように生きているわけではないし、そうだとすれば、楽しく人生が送れるのなら別に何でもいいだろう。
 
中野は結城を見て、ククッと笑った。
 
不思議そうに首を傾げ、結城もクスッと笑った。
 
結城の目の前に顔を寄せ、中野は静かに口を開いた。
 
 
 
「仲良しセックス、楽しかったぜ、久弥」
 
「…ふはっ、俺も楽しかったよ、忠男」
 
「また頼む」
 
「あははっ、いいよー」
 
 
 
今日も明日も明後日も、結城は何処かで、楽しく誰かと、笑っているのだ。
 
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