人間ドリンクサーバー ~エマ喫茶へようこそ~【完結】

まむら

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18 ネル(29歳) 男体盛り、スイーツ、紅茶

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エマ喫茶のメニューには、スイーツ男体盛りというスペシャルメニューがある。
 
スイーツは日替わりで中身が変わり、苺スペシャルやチョコレートスペシャルなど、豪勢な盛り合わせを提供しているらしい。
 
一人で注文する者や、数人で来てシェアする客もいる。少し手間がかかり時間も必要であるため、予約制になっているとのこと。
 
人間ドリンクサーバーの種類も好きに選べ、トッピングも追加で可能だ。
 
今日は予約が入っており、人間ドリンクサーバーはネルが指名されている。恥ずかしがり屋な性格で、真っ白な肌とピンク色の乳首が特徴の綺麗系で、男性客からかなり人気がある。
 
最近ではあまりにも人気が出過ぎて、忙しさの余り倒れてしまったほどだ。
 
ようやく体調が戻ったので今日からまた出勤しているが、きっとまた倒れるだろう。それほど人気のある人間ドリンクサーバーであり、スイーツ男体盛りには欠かせない従業員だ。
 
エマは少し心配するように笑い、ネルに話しかけた。
 
「あまり無理はしないように。予約制なので注文を受けたからには仕方がないですが、辛ければ私がお客様に事情を説明して中止することもできます」
「いいえ、大丈夫です。…その、すっかり回復しました。恥ずかしいですが、私は体力が少ない方なので、すぐ倒れてしまいますけど、本当に回復しましたからっ」
 
ネルが真っ赤な顔をしてエマに言う。少し無理をするとすぐに倒れてしまうため、仲間がよく心配しているが、見たところ本人が言う通りすっかり回復した様子。これなら大丈夫だろう。
 
客はスイーツ男体盛りを注文する時、よくネルを指名する。そのためほぼネルの仕事は男体盛りになってしまっている。
 
「いっそ男体盛り専用でもいいかもしれませんけど、無理はさせたくありませんねぇ」
「はう…っ、す、すみませんっ、わ、私の体が弱いばかりに…っ」
「おや、誰も怒っていませんので恐縮なさらず。あのメニューはかなり体力を消耗するので、専用にするのが心配なだけです。さ、それでは気を取り直して準備に入ってください」
「はっ、はいっ」
 
ネルは極度の赤面症でもあるため、すぐに顔が赤くなる。釣られて体も赤くなるため、それが客にとっては気に入られている部分かもしれないが。
 
急ぎ足で厨房に向かうネルを見ながら、エマはクスッと笑ってカウンターへ行った。
 
ネルはこれから厨房で、料理長と世話係によってスイーツを盛り付けられる。スペシャルセットとなるために膀胱タンクには指定されたドリンクを入れなければならない。
 
ネルの体力を考慮して、膀胱タンクにドリンクを入れるのは最後にする。排出を我慢するための体力さえ惜しいと考えているからだろう。
 
台の上で仰向けになって膝を立てているネルに、世話係が様子を尋ねる。
 
「ネルさん、お加減いかがですか~?」
「大丈夫です…」
「痛いところはないですか~?」
「ないです…」
「くすぐったいところは~?」
「うっ、だ、だいじょうぶ、です…」
 
世話係の質問に、ネルは恥ずかしそうに頬を染めて答えていく。赤面症ということなので、少しの刺激で顔は赤くなり、少しの興奮でもやはり顔が赤くなる。
 
そんなネルのようすに世話係は気にする様子もなく、質問を終える。
 
ようやく人間ドリンクサーバー特製、男体盛りスイーツスペシャルが完成した。今回は苺スペシャルの予約だったようで、真っ赤なイチゴソースは料理長特製だ。
 
世話係は静かにネルの乗った台を運び出す。台にはしっかりとキャスターが付けられているため、世話係はスイスイと台を動かし、客の待つテーブルへと向かっていく。
 
「お待たせいたしました、男体盛りスイーツスペシャル苺味をお持ちしました~」
「おおおっ、美味そう!!」
「うおおっ、苺がたくさん!!」
「うわあっ、ソースすごいな!!」
 
客は若い男性客三人で、とても元気がいい。世話係はニッコリ笑顔だ。
 
「さ、取り皿で~す。コップはこちらにありま~す。スプーンとフォークをご用意しま~す」
「おおおっ」
「うおおっ」
「うわあっ」
「「「苺たくさんだーっ!!」」」
 
よほど苺好きの三人組らしい。真っ赤な苺とソースを見て、目がキラキラと輝いている。今は苺が旬な季節でもあり、味は格別だろう。
 
世話係は素早く皿などを並べると一歩後ろに下がった。そして彼らに先を促す。
 
「ささっ、どうぞどうぞ~」
「「「いただきまーすっ!!」」」
 
三人同時に合掌し、それぞれ別の場所からスイーツを食べてゆく。
 
仰向けで静かに目を閉じているネルは、緊張した様子でジッとしている。しかし、誰かの持ったスプーンが肌に触れた瞬間、ネルの体がピクッと僅かに震えた。
 
「この乳首に乗ってるクリームは苺味ですかっ?」
「はい、そうで~す」
「へ~、あ、美味いっ」
「…あんっ…」
 
ネルの乳首には両方とも、クリームに苺ペーストが混ぜられていた。男性客の一人が美味しそうに食べるのを見て、二人も同じクリームを食べるためにスプーンを伸ばした。
 
ツンッ、ツンツンッ
 
「ひあっ…、…んっ…」
 
冷たいスプーンが乳首に触れ、ネルが小さく喘いだ。体がプルッと震え、立てていた膝が僅かに閉じる。それに気付いた世話係がサッとネルの足を開き、再び一歩下がる。
 
「俺、この腹の上の苺ムース、気になるから食べてみるっ」
「俺も俺もっ」
「それなら俺もっ」
 
ツイーッ、ツイーッ、ツイーッ
 
「んうううんっ…、んあっ、あっ…」
 
三つのスプーンが一気に腹を撫で、ネルはその刺激に腰を震わせた。三人組は気にする様子もなく苺ムースを口に入れる。
 
苺の酸味と甘い果肉に、三人の顔がほろりと綻んだ。
 
「「「美味ーいっ」」」
 
三人が同時に美味いと絶賛している。苺ムースには料理長特製のイチゴソースが掛けられ、美しく飾られている。
 
すると男性客の一人がコップを持って、ネルの垂れたペニスの下に置いた。
 
「紅茶お願いしますっ」
「あ、俺もっ」
「俺も俺もっ」
 
男体盛りの注文時、ドリンクの追加をしていたのを思い出し、皆がコップを差し出した。
 
「は~い、すぐお入れしま~す」
 
すると、世話係がネルのペニスの位置を整え、ギュッと玉袋を握った。
 
ギュムッ
 
「んおおっ」
 
ジョオオオオオー…
 
一揉みする度に一定量の紅茶が排出され、数回揉むとコップ一杯分の紅茶が入る。世話係は続けて何度かネルの玉袋を揉み、カップに紅茶を注いでゆく。
 
ギュムッ、ギュムッ、ギュムッ
 
ジョオオオオオー…、ジョオオオオオー…、ジョオオオオオー…
 
「あひいいんっ、おおっ、んむううううーっ」
 
立て続けに三杯分、ネルの玉袋が強く揉まれ、ネルの様子が変化してゆく。真っ赤になった全身がピクピク震え、表情がトロンと緩んでくる。
 
膝がじわじわと内股になり、時々世話係がガバッと開き直している。何度も何度も玉袋を揉まれ、ようやく三杯分の紅茶が入った。
 
真っ赤な乳首がビンッと上を向き、腰が揺れている。
 
男性客三人組は仲良く紅茶を啜ると、次のスイーツを食べることにした。
 
スプーンをフォークに変え、今度は肋骨に乗っている苺のケーキに向かって手を伸ばす。プスッと苺ケーキにフォークを差し、一口分を掬って口に放り込んだ。
 
「「「美味ーいっ!!苺尽くしっ!!」」」
 
苺味のスポンジと苺味のクリームと甘い苺が美しい層になっており、周りに苺ソースが垂らしてある。それをまとめて口に入れた瞬間、彼らの舌に苺のハーモニーが奏でられた。
 
頬が落ちそうなほどの美味しさに、彼らの興奮も凄まじい。皆が嬉しそうにフォークで苺ケーキを突き、口に入れてゆく。
 
フォークが時々肌に触れ、ネルがビクッと背中を逸らすが、彼らは気付くこともなく、興奮した様子でどんどんネルの体に盛られたケーキを食べて行った。
 
既にネルの全身は真っ赤に火照り、目はぼんやりと一点を見つめていて、口を開けたまま呆けている。
 
とうとう最後のスイーツを食べる時が来た。
 
世話係は用意していた苺ソースの入った絞り袋を持ち、彼らに告げる。
 
「さ~て、それでは~、最後のメニューとなりました~っ、仕上げは男体盛り苺ソース掛けで~す!!」
「おおおっ!!」
「うおおっ!!」
「うわあっ!!」
「「「待ってましたーっ!!」」」
 
三人組が口を揃えて歓声を上げた。世話係は胸を張って、絞り袋を彼らの目の前に翳す。
 
「それでは~、苺ソースを~、かけま~すっ」
 
ジュブジュブジュブジュブーーーッ!!
 
「ひあああああんっ!!ああんっ、んひいっ、あうううううっ!!」
 
冷たい苺ソースがネルの全身に満遍なく掛けられてゆく。
 
鎖骨から乳首、胸全体、肋骨、腹、臍、下腹部、そしてペニスを通り玉袋、最後に立てた膝の間にある肛門にまで、冷えた苺ソースが世話係の持つ絞り袋から勢いよく垂れて行き、ネルの体を彩っていくのだ。
 
ネルは全身を真っ赤にさせて悶えている。ブルブル腰を震わせ、乳首が勃起している。下を向いているペニスがじわじわと硬くなり勃起すると、尿道口にまでも苺ソースが垂らされ、綺麗にコーティングされる。
 
完成した景色を見て、三人の興奮も最高潮となり、手を合わせて嬉しそうに叫んだ。
 
「「「いただきまーすっ!!」」」
 
一斉にネルの体を三つの舌が舐め始め、ネルの瞳がグルリと回った。
 
ジュルジュルジュルッ、ビチャビチャッ、ズズズーッ
 
「お゛お゛おーーーんっ!!ひやあっ、んひいいいいいっ!!お゛おおっ、お゛おっ、お゛おおん゛っ!!」
 
ガクガクガクガクッ、ブルブルブルッ、ブルルッ、ブルルッ
 
激しい勢いで乳首を甘噛みされ、ペニスを吸われ、肛門に舌が入ってきた。膝が大きく開き、腰が上がってゆく。
 
尻に力が入り、入っていた舌がニュポッと出る。胸を反らし甘噛みを振り切ろうとするがなかなか離れず、ペニスへの吸引が強くなる。
 
すると、ネルが全身をくねらせながら彼らに言う。
 
「あああっ、駄目えっ、これ以上吸わないでっ、あううううっ、ああっ、も、漏れちゃうっ、紅茶がっ、漏れちゃうーっ」
 
チュバッ、チュバッ、カリカリコリコリ、ズズズーッ
 
ヘコンヘコンヘコンッ
 
「だぁめええええっ、も゛お゛っ、我慢でき゛ない゛っ!!もっ、漏れっ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛っ、あ゛ーーーーーっ!!」
 
ジョバアーーーー…ッ!!
 
ゴキュッゴキュッゴキュッ
 
膀胱タンクに残っていた紅茶が、激しい吸引によって漏れ出てしまった。ペニスを吸引していた男の一人がそのまま、激しく吸引を続け、紅茶をズルズルと啜ってゆく。
 
ネルは噴火しそうなほど真っ赤になった顔をブンブンッと左右に激しく振り、衝動をやり過ごそうとしている。しかし、あまりにも凄い吸引力に、体がついていかない。
 
両方の勃起乳首が真っ赤に腫れ上がり、体を揺する度にビンビンッと跳ねている。片方ずつ二人の男に咥えられ、こちらも激しく吸引された。
 
ヂュウウウウウウウウッ!!
 
「う゛ん゛んんんんっ、う゛ん゛んんんんっ、う゛ん゛んんんんっ!!」
 
胸を大きく反らしたネルが、必死に息み声を上げながら耐えている。
 
ペニスは膀胱タンクが空っぽになっても吸引され続け、立てていた膝は真っ直ぐ伸びてしまっていた。
 
ビクビクビクッ、ピーンッ!!…ビクンッ、ビクンッ、ピーンッ!!
 
体が激しくバウンドし、足が爪先までまっすぐ伸びたまピンと硬直した。射精しないまま絶頂したらしい。ネルの口から涎が零れ、目からは涙が落ちていた。
 
「んおっほ、おっほ、ほおっ、おおっ、おっ、おおおー…、…っ…、……っ、…………んふうっ……」
 
ガクンッ………
 
ネルが失神した。
 
余韻に浸るように腰がプルプルと小さく痙攣し、ペニスからピュッ、ピュッ、と膀胱タンクに少し残っていた紅茶が漏れている。
 
ようやく彼らの口が離れ、満足した様に手を合わせた。
 
「「「ご馳走様でしたーっ!!」」」
「は~い、ありがとうございました~」
 
会計をするために三人組は席を立ち、世話係に会釈をして去っていった。
 
白目を向いてペニスから液体を漏らし気絶したネルを見て、世話係は残念そうに溜め息を吐いた。
 
「う~ん、これは大変。ネルさんはまた療養になりそうで~す…」
 
とても残念そうに、そう呟いていたのだった。
 
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