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12 パウロ(45歳) 消毒液、スパンキング
しおりを挟む客が店に入ると、まず始めに行うのが手の消毒だ。
スプレー式の消毒液を吹きかける担当に、パウロが姿勢よく立ったまま待機している。
パウロは人間ドリンクサーバーとして働いているが、最近の仕事は消毒液を担当することが覆い。それは引退前で膀胱が緩んでいるからではなく、スプレーの噴射が上手にできるからだ。
エマは、なかなかこれほど上手に消毒液を噴射するのは難しいと、いつもパウロを褒めている。
そのため、今日もパウロは一生懸命働いているのだ。
「パウロさん、消毒液入れるッス!!」
「ああ、頼む」
世話係がパウロに断りを入れ、消毒液を膀胱タンクへと注入してゆく。
「……んっ…」
「もうちょっとッス」
しっかりと満タンになるまで消毒液を入れ、世話係は頷きながらパウロに言う。
「今日も絶好調な感じがするッス!!」
「そうだな、噴出口の感覚もいいし、今日もしっかり仕事ができそうだよ」
「頼もしいッス!!」
「はははっ、ありがとう」
穏やかな性格のパウロは、エマ喫茶の従業員の中では頼れるお兄さんのような立場で、皆からも困ったことがあればよく相談に乗っている。
今日も先ほどまでずっと誰かの相談役となり、真剣にアドバイスをしていたのだ。
もうそろそろ営業開始時間になる。
パウロは気を引き締めて、キュッと姿勢をただした。
カウンター前で待機し姿勢よく立ったまま、パウロは前を向いている。
そしてエマ喫茶が営業を開始した。
「いらっしゃいませー」
ウエイターが元気よく挨拶し、客がぞろぞろと押しかけて来る。エマ喫茶は地域で一番の人気店であり、朝から晩まで大忙しだ。
パウロはニコリと笑い会釈した。消毒液担当は衛生上、黙って姿勢よく立つのが基本だ。
客がパウロの前に立ち、消毒液を求めてパウロのペニスに手の平を差し出した。
パウロはスーツを着て姿勢よく立っているが、下半身は前と後に穴が開いており、ペニスと尻がブルンと飛び出した状態だ。消毒液を噴射するために台に乗っているため、客より視線が高くなっている。
すると世話係が平たい布団たたきのような形の鞭を思い切り振り、パウロの尻を勢いよく叩いた。
パアンッ!!
「んぐっ」
プシュッ
尻に鋭い痛みが走った瞬間、パウロのペニスから霧吹きのような消毒液が客の手の平に噴いた。美しい霧のような噴射が一番上手にできるのはパウロだった。
客も絶賛するほどの噴射と量に、感動する者もいるくらいだ。
次の客が来てまた手を差し出した。
パアンッ!!
「…んっ」
プシュッ
パウロは唇を噛み締めて衝撃に耐える。尻は毎回激しく叩かれるため、既に少し赤くなっている。
世話係が好きを見つけて冷やしてくれるが、痛みはなかなか引くことが無い。それでもパウロはニコリと笑いながら客に消毒液を噴射し続ける。
すると今度は団体客が来た。パウロは覚悟を決め、奥歯をグッと噛んだ。
「パウロさん、いくッス!!」
パアンッ、パアンッ、パアンッ!!
プシュッ、プシュッ、プシュッ
パアンッ、パアンッ、パアンッ!!
プシュッ、プシュッ、プシュッ
「んっ、ぐっ、んっ、…んんっ」
連続尻叩きに、パウロが少し悲鳴を口から漏らす。しかし、客には聞こえていないようで、パウロは安心した様にニコリと笑っている。尻が小刻みに震え、痛みの衝動が治まらないらしい。
世話係が冷えたタオルをパウロの尻にあて、小さな声で話しかける。
「大丈夫ッスか?結構連続でいきましたけど」
「んっ…平気、だよ…っ」
「それならよかったッス」
ニコッと世話係に微笑み、パウロは痛みを堪える。例えどんなに痛かろうが、パウロの仕事は消毒液を噴射することだ。弱音など吐いていられるはずもない。
姿勢よく背筋を伸ばし、パウロがしっかりと前を見る。真っ赤に腫れた尻が少し震え、痛々しい。
それから何度か消毒液を客の手に噴射し、膀胱タンクの残量が減って来た。パウロは世話係に言い、消毒液を補給うして貰うことにする。
「パウロさん、しゃがんで欲しいッス」
「ん…、はい…」
高い位置にパウロのペニスがあるため、世話係はパウロにしゃがむように頼んだ。パウロは返事をするとすぐに腰を下ろし、女性が和式トイレで用を足すような恰好になる。
世話係が手際よく消毒液から延びるチューブをパウロの尿道口に差し込み、そのままズルズルと膀胱タンクへと入れ込んでゆく。
「…んんっ、…あうっ…」
パウロは目を閉じて、尿道を通る感覚を我慢しているようだ。
世話係がポンプを使ってパウロの膀胱タンクに消毒液を補給していく。
ジュポジュポジュポジュポッ、ジュポジュポジュポジュポッ
「あううんっ、あっ、あううっ、いひっ、あふっ、おっ、んんっ…」
勝手に漏れる声に、パウロが必死に口を閉じようとする。しかし、消毒液が膀胱タンクを満たしていく感覚に感じ入り、どうしても喘ぎ声が漏れてしまうのだ。
膀胱タンクが満タンになり、世話係は急いでチューブを抜いた。目の前に客が来店しようとしているのに気付き、パウロに伝える。
「パウロさん、お客様ッス!!」
「え、あ、うんっ、おっと、ああ、ごめんよ、…よし、準備オッケー」
「間に合ったッス」
「うん、ギリギリセーフだね」
パウロは突然抜かれてしまったチューブによって少し体勢を崩すが、どうにか耐えて姿勢をピシッとただした。客が店の扉を開きやって来るのを見て、パウロは笑顔で会釈した。
「いらっしゃいませー」
ウエイターが挨拶をする。
パウロはニコリと笑顔のまま、客に笑いかけている。
世話係が腕を振り上げ、パウロの尻を鞭で叩き上げた。
スパアンッ!!
「ひぐっ」
プシュウッ
ブルブルと尻を震わせ、満タンになった膀胱タンクがチャポンッと体内で音を立てた。
パウロが少し涙を滲ませながら客に消毒液を噴射した。しかししっかりと笑顔をキープしている。
世話係が店の外を見ながら、少し焦ったようにパウロ見た。次の客は団体客だ。それも結構多い。
世話係が続けてきた団体客を見て、パウロに伝える。
「パウロさん、団体客ッス!!結構な人数ッス!!ちょっと苦しいけど、我慢ッス!!」
「…っ、大丈夫だよ、しっかり叩いてくれ」
「了解ッス!!」
ウエイターが挨拶をして、客が順番に手の平を差し出す。
世話係は深呼吸をして、パウロの尻を鞭で連続叩きしていく。
スパンッスパンッスパンッ、スパンッスパンッスパンッ
プシュプシュプシュッ、プシュプシュプシュッ
スパンッスパンッスパンッ、スパンッスパンッスパンッ
プシュプシュプシュッ、プシュプシュプシュッ
スッパーンッ!!
プッシューッ!!
「んぐううううっ、んひっ、んっ、うっ、ううっ…、ひんっ、ひんんっ、んひい…っ」
激しい連続尻叩きに、パウロの足が痙攣し、ガクガクと震えてガニ股になっていく。しかし、ギュッと唇を噛み締めて耐える。
落ちかけた尻を必死に上げ、足をピンと伸ばして直立体勢になると、ニコリと笑って客に会釈した。
その姿に客も関心したように笑い、手を擦りながら店の中を歩いていく。
チョロロ…
「ひんっ、…んぐうっ、んっんっんっ…んんんっ」
パウロのペニスから少しだけ消毒液が漏れた。必死に尿道括約筋を絞め、それ以上の流出を耐えるように手を握り締め耐えるパウロ。
ショオオオ…
「ふぐうっ、おんっ、おんっ…んううううっ」
気を緩めてしまえば確実に全て漏らしてしまう。パウロは必死に歯を噛み締め、ブルブルと真っ赤に腫れ上がった尻に力を入れた。
尻たぶにギュウッとエクボができ、世話係は心配そうにパウロの顔を見ている。もし漏らしてしまうとまた補給しなければならないので時間がかかるのだ。
ポタッ……ポタッ……ポタッ……
「んっ……、ふっ…ふっ……っ…ん、ふ…っ」
どうにか衝動を耐えきることが出来た。パウロは安心したように世話係に笑顔を見せる。世話係もホッとした様子で息を小さく吐き出した。
まだまだ一日は半分も過ぎていない。これから昼になるにつれて客足は増え、消毒液の噴出回数も多くなるのだ。それまでもう一度補給しなければならないが、まだそのタイミングではない。
今日一番の懸念は団体客が多いことだ。あまりにも連続して尻を叩かれ続けると、どうしても痛みが我慢しきれず尿道括約筋が緩んでしまう。そうするとどう我慢しようとも膀胱タンクから消毒液を漏らしてしまうのだ。
最近はあまりないが、以前何度もそういうことがあり、その度にパウロはガニ股になりながらペニスから勢いよく消毒液を漏らしていた。
するとペニスが勝手に反応してしまい、気付けば勃起している。そうなってしまうともう、どうにもならない。全てを排出するまで勃起は治まらず、代わりの消毒液担当を待つ間、客に迷惑がかかってしまうのだ。
そうならないためにもこの排泄感は決して耐えなければならない。パウロは必死に息を整えながら店内を見渡した。どの席も満員で、外では客が席の空きを待っている。
「…ん……」
膀胱タンクが疼き、下腹部が痙攣する。まだ排泄感が完全に収まっていないらしい。しかし、目の前には数人の客がこちらへ向かってきている。パウロは背筋を伸ばし、ニコリと笑いながら客が来るのを待っている。
そうして今日も、パウロは消毒液を客の手に噴射し、頑張って働いているのであった。
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