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17.チョロインな俺
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でかい男二人に両側から捕まえられ、俺はかの有名な捕まえた宇宙人みたいな状態になってしまった。
「あ、そういえば服が脱げないんだっけ」
「待てよ」
制止したのにも関わらず6本の手がいっぺんに伸びてきて、それぞれ金具を外したり、ボタンを外したり、布をひっぺがされたりして脱がされてしまう。
あっという間だったので、脱ぎ方を把握する暇もなかった。
どうせ脱がすなら次は自分でできるように教えてもらいたかったのに、残念ながら次回もまた自力ではできないことが確定した。
「クロエ、可愛いな」
下着だけのあられもない格好のまま途方に暮れていると双子のどちらかにキスをされてしまう。
「・・・んんーーーー!!」
頬のところをつかまれてやや強引に開かされた口に、舌が口の中に入ってくる。厚い舌が内を蠢き、俺は思わず呻いた。
「きもちいいね?」
「あ、ずるい!」
逆側から声がして、力ずくで逆を向かされる。
首が痛い。
「んっんん!!!」
「俺とのほうが気持ちいいよな?」
馬鹿力!と抗議をしたくても大きな口で唇を覆われてしまうと、声がその中に飲み込まれてしまう。
荒々しい舌の動きで性感帯の上顎を刺激されると身体の中の眠り掛けていた官能がぞくりと蠢くのがわかった。
「私ともしてくださいね」
美麗な声がして、シルヴァの顔がせまってきたと思うと、唇を優しく食まれる。
繊細な動きで口内を丁寧に探られればこれもまた気持ちがよくて、身体から力がふにゃりと抜けてしまう。
気持ちいい・・・けど・・・
だが、こんなに俺って快感に弱かっただろうかと自問自答する。
というか、昼間は流されまくってしまったが、こんな風に流されてはいけないんじゃなかったか。
しかもこの展開、下手したら3Pになってしまいそうなのも怖すぎる。
「なんでこんなんするんだよ…」
抗議の声をあげたが、妙に弱々しくなってしまう。
3人は顔を見合わせた。
「そりゃあ、クロエが可愛くて魅力的だからでしょう」
シルヴァの細く綺麗な指で頬を撫でられる。
「好きだから以外に理由があるわけない」
双子の片割にぎゅっと抱きしめられ、もう一人に髪にキスをされる。
口々に言われ、ぎゅっと強く抱きしめられると、て甘やかされるようなふわふわした気持ちになってしまう。
「嘘だ。だって・・・ユーシスが俺と結婚しろって言ったからじゃ?」
王様がそう言ったから。
元勇者の配偶者という肩書きが欲しいから。
こうやって三人で競いあってるんじゃないのか?
だが。
「ユーシスの話は関係ねぇよ」
「だって、俺たちはじめ断ろうと思ってたんだ。だって、俺たちの知ってるクロエは子供で恋愛の対象外だった」
「だけど、再び召喚されたクロエを見て、あまりにも綺麗になっていたから好きになってしまった」
「三人ともっていうのは計算外だったけどな」
正しくはすでに会ったことがあるので、一目惚れではないのでは・・・
とか。
綺麗にって・・・なんか目が腐ってないか?と
とか、やつれてかわいそうな感じなのが好きな性癖なんか?
など、色々ツッコミはあるのだが、三人の表情があまりにも真剣なので、もしかしたら本当にそうなのだろうかと思い始めてきた。
そもそも気侭すぎる彼等は、ユーシスが王様でも「あいつを誘惑して結婚しろ」と命令して大人しく「はい、そうします」という正確でもない気がする。
「わかった。でも、こうやっていきなり三人同時に来られるのとかはちょっと・・・」
「じゃあ、いきなりじゃないならいいってこと?」
「いやいや、そういうんじゃなくて、好き同士でないと・・・」
「好きならOKってことだな」
「あの」
わちゃわちゃ。
会話の勢いとスピードに俺がついていけないうちに、話だけがどんどん進んでいく。
「だったら問題ないな。だって俺らクロエの事大好きだもんな」
「好きだから気持ちよくしてあげたいですしね」
「でも」
シルヴァに顎を掴まれ、怜悧な見かけによらない情熱的なキスに、俺の言葉は封じ込められてしまう。
ーー会社の評定評価で「押しに弱い」と書かれていた事を、なんでか急に思い出した。
「あ、そういえば服が脱げないんだっけ」
「待てよ」
制止したのにも関わらず6本の手がいっぺんに伸びてきて、それぞれ金具を外したり、ボタンを外したり、布をひっぺがされたりして脱がされてしまう。
あっという間だったので、脱ぎ方を把握する暇もなかった。
どうせ脱がすなら次は自分でできるように教えてもらいたかったのに、残念ながら次回もまた自力ではできないことが確定した。
「クロエ、可愛いな」
下着だけのあられもない格好のまま途方に暮れていると双子のどちらかにキスをされてしまう。
「・・・んんーーーー!!」
頬のところをつかまれてやや強引に開かされた口に、舌が口の中に入ってくる。厚い舌が内を蠢き、俺は思わず呻いた。
「きもちいいね?」
「あ、ずるい!」
逆側から声がして、力ずくで逆を向かされる。
首が痛い。
「んっんん!!!」
「俺とのほうが気持ちいいよな?」
馬鹿力!と抗議をしたくても大きな口で唇を覆われてしまうと、声がその中に飲み込まれてしまう。
荒々しい舌の動きで性感帯の上顎を刺激されると身体の中の眠り掛けていた官能がぞくりと蠢くのがわかった。
「私ともしてくださいね」
美麗な声がして、シルヴァの顔がせまってきたと思うと、唇を優しく食まれる。
繊細な動きで口内を丁寧に探られればこれもまた気持ちがよくて、身体から力がふにゃりと抜けてしまう。
気持ちいい・・・けど・・・
だが、こんなに俺って快感に弱かっただろうかと自問自答する。
というか、昼間は流されまくってしまったが、こんな風に流されてはいけないんじゃなかったか。
しかもこの展開、下手したら3Pになってしまいそうなのも怖すぎる。
「なんでこんなんするんだよ…」
抗議の声をあげたが、妙に弱々しくなってしまう。
3人は顔を見合わせた。
「そりゃあ、クロエが可愛くて魅力的だからでしょう」
シルヴァの細く綺麗な指で頬を撫でられる。
「好きだから以外に理由があるわけない」
双子の片割にぎゅっと抱きしめられ、もう一人に髪にキスをされる。
口々に言われ、ぎゅっと強く抱きしめられると、て甘やかされるようなふわふわした気持ちになってしまう。
「嘘だ。だって・・・ユーシスが俺と結婚しろって言ったからじゃ?」
王様がそう言ったから。
元勇者の配偶者という肩書きが欲しいから。
こうやって三人で競いあってるんじゃないのか?
だが。
「ユーシスの話は関係ねぇよ」
「だって、俺たちはじめ断ろうと思ってたんだ。だって、俺たちの知ってるクロエは子供で恋愛の対象外だった」
「だけど、再び召喚されたクロエを見て、あまりにも綺麗になっていたから好きになってしまった」
「三人ともっていうのは計算外だったけどな」
正しくはすでに会ったことがあるので、一目惚れではないのでは・・・
とか。
綺麗にって・・・なんか目が腐ってないか?と
とか、やつれてかわいそうな感じなのが好きな性癖なんか?
など、色々ツッコミはあるのだが、三人の表情があまりにも真剣なので、もしかしたら本当にそうなのだろうかと思い始めてきた。
そもそも気侭すぎる彼等は、ユーシスが王様でも「あいつを誘惑して結婚しろ」と命令して大人しく「はい、そうします」という正確でもない気がする。
「わかった。でも、こうやっていきなり三人同時に来られるのとかはちょっと・・・」
「じゃあ、いきなりじゃないならいいってこと?」
「いやいや、そういうんじゃなくて、好き同士でないと・・・」
「好きならOKってことだな」
「あの」
わちゃわちゃ。
会話の勢いとスピードに俺がついていけないうちに、話だけがどんどん進んでいく。
「だったら問題ないな。だって俺らクロエの事大好きだもんな」
「好きだから気持ちよくしてあげたいですしね」
「でも」
シルヴァに顎を掴まれ、怜悧な見かけによらない情熱的なキスに、俺の言葉は封じ込められてしまう。
ーー会社の評定評価で「押しに弱い」と書かれていた事を、なんでか急に思い出した。
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