術師たちの沈黙
《全27話の短編連作》
術師たちが沈黙することで市井の小事件が謎になる――古代中華奇話
術師たちが沈黙することで市井の小事件が謎になる――古代中華奇話
あなたにおすすめの小説
不器用な皇太子は皇妃を溺愛しているが気づいて貰えない
音爽(ネソウ)
恋愛
他国からやって来た妃は沈痛な面持ちで皇太子に目通りする。
人質として娶られることを知っていたからだ。ところが実際は彼女に一目惚れをしていた皇太子である。
だが、彼は少し変わっていて素直に気持ちを伝えられずにいた。
「あぁ、なんて愛らしいんだ!でも言えない……」
強面で知られる皇太子は笑顔を作ろうと頑張るのだが……
限られたある世界と現実
月詠世理
ファンタジー
一人一人が持っている世界は違う。個人の世界をたくさん覗いてみれば、さまざまな世界が見えてくる。これはいろんな世界の話である。
(瞬間的に思いついた話を書いたもの。短い話になる。小さな話を集めていこうかな? 不思議に思うものが多いと思う。……たぶん。いや、不思議な話が多いだろう。本当に思いつきで書いていく。だいたい1話完結。不定期更新。現代文学→ファンタジー)
スケーターズ・ワルツ
マツダシバコ
現代文学
湖のほとりにはスケーターズ・ワルツが流れていた。この町ではスケートがうまくすべれるかで人生が左右する。ベンは町の名士の娘ジルと結婚した。気づけば年をとっていた。ベンは二人の思い出を取り戻すために湖にでかけた。
ホルスタイン
マツダシバコ
現代文学
子供の頃、6本指の男の子がいて、私はその子に憧れていた。何か自分だけの特別なもの。私だけの大切なもの。私はずっとそれが欲しかった。ある日、健康診断で見つかった小さな肝のう胞。それは私を幸せにしてくれた。
宮廷の九訳士と後宮の生華
狭間夕
キャラ文芸
宮廷の通訳士である英明(インミン)は、文字を扱う仕事をしていることから「暗号の解読」を頼まれることもある。ある日、後宮入りした若い妃に充てられてた手紙が謎の文字で書かれていたことから、これは恋文ではないかと噂になった。真相は単純で、兄が妹に充てただけの悪意のない内容だったが、これをきっかけに静月(ジンユェ)という若い妃のことを知る。通訳士と、後宮の妃。立場は違えど、後宮に生きる華として、二人は陰謀の渦に巻き込まれることになって――