41 / 62
魔法学園グリモアール編
知られざる過去
しおりを挟む
ミルラ王女side
少し昔の話から始めたいと思います。
そうですね………私という存在が地球から消えた日から話しましょうか。
あの日はたしかお兄ちゃんが先生に捕まってしまったから先に帰っていたんだっけ?
私はその日はお兄ちゃんがいないから、いつもと違う道で帰ってみようと思って………ん?お兄ちゃんは邪魔だった?いや、なに言っているの。そういうのは今いいから。
で、それでいつもと違う道で帰っていたときに知らない道に出てしまったみたいで。
そのときにもと来た道に戻ろうとしたら、目の前に何て言うのかな?なんか時空の歪み?ってやつがあって、なんか怖かったから知らない道のほうに走っていったんだよ。
でも、それは叶わなかったんだ。
その時空の歪み?がブラックホールみたいに周りのものを吸い込み始めたみたいで。
私はそれから全力で逃げようとしたんだけど、間に合わなくて吸い込まれちゃたの。
で、そのときに私という存在が地球から消えたんだよ。
次に目を開けたら、なんか白い部屋にいて、なんでここにいたかはわからなかったんだ。
そしたら、目の前に女の人が出てきてからこの状況を話してくれたんだ。
「すみません、佐藤恵様。実はあなたは私たち神のちょっとした手違いに巻き込まれたみたいで……」
「えっ!それってどういうことですか?」
「あの、私たち神のせいであそこ地球に時空の歪みが発生してしまってそれにあなたは巻き込まれたんです」
「つ、つまり?」
「あちらの世界である地球から存在が消えた、つまり亡くなったってことです」
このときはさすがの私もびっくり仰天だったよ!………ん?その言い方だとあまり驚いたようには見えないって?いやー、そんなことはないよー。さすがの私もお兄ちゃんに会えなくなるのは寂しかったからねー。あっ!お兄ちゃんが照れてるー。まっ、お兄ちゃん弄りはこのくらいにしといて話を戻すね。
「はあ、そうなんでか?」
「あれ?あまり悲しまれていない?」
「いや、亡くなったって言われても実感がないので」
「あっ、そうですか」
「それで私はどうなるんですか?」
「あちらの世界では通り魔によって殺害されたとされてますが……」
「あっ、そっちじゃなくてこのあとです」
いやー、このときは私よりも女の人のほうが驚いていたようだったよ。
えっ?普通のやつだったらそんなことは聞かないって?何?お兄ちゃんは私が普通の女の子じゃないって言いたいの?ふーん、そうなんだー。あとでそれは問い詰めるとして、そのあとは……
「あなたはこのあとに私たちのせめてもの償いとして本来転生する際に順番があるんですが、それを飛ばします。そして、さらに転生の時に何かしらの能力をあげたいと思っております。どうですか?」
「その話乗りました!」
「それでは能力をひとつ選んでください」
で!このときに選んだのが今の鏡魔法ってわけ。
それから、能力を選び終えたからそのまま転生したんだ。あっ!でもなんかそのときに女の人が何か言っていたんだよ。
「あなたのお兄さんも少ししたらすぐに訪れますので」
って言ってたんだよ。
これで私の話は終わりだよ。
少し昔の話から始めたいと思います。
そうですね………私という存在が地球から消えた日から話しましょうか。
あの日はたしかお兄ちゃんが先生に捕まってしまったから先に帰っていたんだっけ?
私はその日はお兄ちゃんがいないから、いつもと違う道で帰ってみようと思って………ん?お兄ちゃんは邪魔だった?いや、なに言っているの。そういうのは今いいから。
で、それでいつもと違う道で帰っていたときに知らない道に出てしまったみたいで。
そのときにもと来た道に戻ろうとしたら、目の前に何て言うのかな?なんか時空の歪み?ってやつがあって、なんか怖かったから知らない道のほうに走っていったんだよ。
でも、それは叶わなかったんだ。
その時空の歪み?がブラックホールみたいに周りのものを吸い込み始めたみたいで。
私はそれから全力で逃げようとしたんだけど、間に合わなくて吸い込まれちゃたの。
で、そのときに私という存在が地球から消えたんだよ。
次に目を開けたら、なんか白い部屋にいて、なんでここにいたかはわからなかったんだ。
そしたら、目の前に女の人が出てきてからこの状況を話してくれたんだ。
「すみません、佐藤恵様。実はあなたは私たち神のちょっとした手違いに巻き込まれたみたいで……」
「えっ!それってどういうことですか?」
「あの、私たち神のせいであそこ地球に時空の歪みが発生してしまってそれにあなたは巻き込まれたんです」
「つ、つまり?」
「あちらの世界である地球から存在が消えた、つまり亡くなったってことです」
このときはさすがの私もびっくり仰天だったよ!………ん?その言い方だとあまり驚いたようには見えないって?いやー、そんなことはないよー。さすがの私もお兄ちゃんに会えなくなるのは寂しかったからねー。あっ!お兄ちゃんが照れてるー。まっ、お兄ちゃん弄りはこのくらいにしといて話を戻すね。
「はあ、そうなんでか?」
「あれ?あまり悲しまれていない?」
「いや、亡くなったって言われても実感がないので」
「あっ、そうですか」
「それで私はどうなるんですか?」
「あちらの世界では通り魔によって殺害されたとされてますが……」
「あっ、そっちじゃなくてこのあとです」
いやー、このときは私よりも女の人のほうが驚いていたようだったよ。
えっ?普通のやつだったらそんなことは聞かないって?何?お兄ちゃんは私が普通の女の子じゃないって言いたいの?ふーん、そうなんだー。あとでそれは問い詰めるとして、そのあとは……
「あなたはこのあとに私たちのせめてもの償いとして本来転生する際に順番があるんですが、それを飛ばします。そして、さらに転生の時に何かしらの能力をあげたいと思っております。どうですか?」
「その話乗りました!」
「それでは能力をひとつ選んでください」
で!このときに選んだのが今の鏡魔法ってわけ。
それから、能力を選び終えたからそのまま転生したんだ。あっ!でもなんかそのときに女の人が何か言っていたんだよ。
「あなたのお兄さんも少ししたらすぐに訪れますので」
って言ってたんだよ。
これで私の話は終わりだよ。
0
お気に入りに追加
207
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無能なオタクの異世界対策生活〜才能はなかったが傾向と対策を徹底し余裕で生き抜く〜
辻谷戒斗
ファンタジー
高校三年生で受験生の才無佐徹也は難関国立大学の合格を目指し猛勉強中だったが、クラスメートと共に突然異世界に召喚されてしまう。
その世界には人の才能を見抜く水晶玉があり、他のクラスメートたちにはそれぞれ多種多様な才能が表れたが、徹也は何も表れず才能がない『無能』であると判定された。
だが、徹也はこの事実に驚きはしたものの、激しく動揺したり絶望したりすることはなかった。
なぜなら徹也はオタクであり、異世界クラス召喚の傾向はすでに掴んでいたからだ。
そして徹也はその傾向を元にして、これから起こり得るであろうことへの対策を考える。
これは、『無能』の徹也が傾向と対策で異世界を生き抜いていく物語である――。
*小説家になろう・カクヨム・ノベルアップ+でも連載しています。
ボッチはハズレスキル『状態異常倍加』の使い手
Outlook!
ファンタジー
経緯は朝活動始まる一分前、それは突然起こった。床が突如、眩い光が輝き始め、輝きが膨大になった瞬間、俺を含めて30人のクラスメイト達がどこか知らない所に寝かされていた。
俺達はその後、いかにも王様っぽいひとに出会い、「七つの剣を探してほしい」と言われた。皆最初は否定してたが、俺はこの世界に残りたいがために今まで閉じていた口を開いた。
そしてステータスを確認するときに、俺は驚愕する他なかった。
理由は簡単、皆の授かった固有スキルには強スキルがあるのに対して、俺が授かったのはバットスキルにも程がある、状態異常倍加だったからだ。
※不定期更新です。ゆっくりと投稿していこうと思いますので、どうかよろしくお願いします。
カクヨム、小説家になろう、エブリスタにも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
最弱スキルも9999個集まれば最強だよね(完結)
排他的経済水域
ファンタジー
12歳の誕生日
冒険者になる事が憧れのケインは、教会にて
スキル適性値とオリジナルスキルが告げられる
強いスキルを望むケインであったが、
スキル適性値はG
オリジナルスキルも『スキル重複』というよくわからない物
友人からも家族からも馬鹿にされ、
尚最強の冒険者になる事をあきらめないケイン
そんなある日、
『スキル重複』の本来の効果を知る事となる。
その効果とは、
同じスキルを2つ以上持つ事ができ、
同系統の効果のスキルは効果が重複するという
恐ろしい物であった。
このスキルをもって、ケインの下剋上は今始まる。
HOTランキング 1位!(2023年2月21日)
ファンタジー24hポイントランキング 3位!(2023年2月21日)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
クラス転移したからクラスの奴に復讐します
wrath
ファンタジー
俺こと灞熾蘑 煌羈はクラスでいじめられていた。
ある日、突然クラスが光輝き俺のいる3年1組は異世界へと召喚されることになった。
だが、俺はそこへ転移する前に神様にお呼ばれし……。
クラスの奴らよりも強くなった俺はクラスの奴らに復讐します。
まだまだ未熟者なので誤字脱字が多いと思いますが長〜い目で見守ってください。
閑話の時系列がおかしいんじゃない?やこの漢字間違ってるよね?など、ところどころにおかしい点がありましたら気軽にコメントで教えてください。
追伸、
雫ストーリーを別で作りました。雫が亡くなる瞬間の心情や死んだ後の天国でのお話を書いてます。
気になった方は是非読んでみてください。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
異世界召喚失敗から始まるぶらり旅〜自由気ままにしてたら大変なことになった〜
ei_sainome
ファンタジー
クラスメイト全員が異世界に召喚されてしまった!
謁見の間に通され、王様たちから我が国を救って欲しい云々言われるお約束が…始まらない。
教室内が光ったと思えば、気づけば地下に閉じ込められていて、そこには誰もいなかった。
勝手に召喚されたあげく、誰も事情を知らない。未知の世界で、自分たちの力だけでどうやって生きていけというのか。
元の世界に帰るための方法を探し求めて各地を放浪する旅に出るが、似たように見えて全く異なる生態や人の価値観と文化の差に苦悩する。
力を持っていても順応できるかは話が別だった。
クラスメイトたちにはそれぞれ抱える内面や事情もあり…新たな世界で心身共に表面化していく。
※ご注意※
初投稿、試作、マイペース進行となります。
作品名は今後改題する可能性があります。
世界観だけプロットがあり、話の方向性はその場で決まります。
旅に出るまで(序章)がすごく長いです。
他サイトでも同作を投稿しています。
更新頻度は1〜3日程度を目標にしています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
バイトで冒険者始めたら最強だったっていう話
紅赤
ファンタジー
ここは、地球とはまた別の世界――
田舎町の実家で働きもせずニートをしていたタロー。
暢気に暮らしていたタローであったが、ある日両親から家を追い出されてしまう。
仕方なく。本当に仕方なく、当てもなく歩を進めて辿り着いたのは冒険者の集う街<タイタン>
「冒険者って何の仕事だ?」とよくわからないまま、彼はバイトで冒険者を始めることに。
最初は田舎者だと他の冒険者にバカにされるが、気にせずテキトーに依頼を受けるタロー。
しかし、その依頼は難度Aの高ランククエストであることが判明。
ギルドマスターのドラムスは急いで救出チームを編成し、タローを助けに向かおうと――
――する前に、タローは何事もなく帰ってくるのであった。
しかもその姿は、
血まみれ。
右手には討伐したモンスターの首。
左手にはモンスターのドロップアイテム。
そしてスルメをかじりながら、背中にお爺さんを担いでいた。
「いや、情報量多すぎだろぉがあ゛ぁ!!」
ドラムスの叫びが響く中で、タローの意外な才能が発揮された瞬間だった。
タローの冒険者としての摩訶不思議な人生はこうして幕を開けたのである。
――これは、バイトで冒険者を始めたら最強だった。という話――
推しがラスボスなので救いたい〜ゲーマーニートは勇者になる
ケイちゃん
ファンタジー
ゲームに熱中していた彼は、シナリオで現れたラスボスを好きになってしまう。
彼はその好意にラスボスを倒さず何度もリトライを重ねて会いに行くという狂気の推し活をしていた。
だがある日、ストーリーのエンディングが気になりラスボスを倒してしまう。
結果、ラスボスのいない平和な世界というエンドで幕を閉じ、推しのいない世界の悲しみから倒れて死んでしまう。
そんな彼が次に目を開けるとゲームの中の主人公に転生していた!
主人公となれば必ず最後にはラスボスに辿り着く、ラスボスを倒すという未来を変えて救いだす事を目的に彼は冒険者達と旅に出る。
ラスボスを倒し世界を救うという定められたストーリーをねじ曲げ、彼はラスボスを救う事が出来るのか…?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる