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魔法学園グリモアール編
知られざる過去
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ミルラ王女side
少し昔の話から始めたいと思います。
そうですね………私という存在が地球から消えた日から話しましょうか。
あの日はたしかお兄ちゃんが先生に捕まってしまったから先に帰っていたんだっけ?
私はその日はお兄ちゃんがいないから、いつもと違う道で帰ってみようと思って………ん?お兄ちゃんは邪魔だった?いや、なに言っているの。そういうのは今いいから。
で、それでいつもと違う道で帰っていたときに知らない道に出てしまったみたいで。
そのときにもと来た道に戻ろうとしたら、目の前に何て言うのかな?なんか時空の歪み?ってやつがあって、なんか怖かったから知らない道のほうに走っていったんだよ。
でも、それは叶わなかったんだ。
その時空の歪み?がブラックホールみたいに周りのものを吸い込み始めたみたいで。
私はそれから全力で逃げようとしたんだけど、間に合わなくて吸い込まれちゃたの。
で、そのときに私という存在が地球から消えたんだよ。
次に目を開けたら、なんか白い部屋にいて、なんでここにいたかはわからなかったんだ。
そしたら、目の前に女の人が出てきてからこの状況を話してくれたんだ。
「すみません、佐藤恵様。実はあなたは私たち神のちょっとした手違いに巻き込まれたみたいで……」
「えっ!それってどういうことですか?」
「あの、私たち神のせいであそこ地球に時空の歪みが発生してしまってそれにあなたは巻き込まれたんです」
「つ、つまり?」
「あちらの世界である地球から存在が消えた、つまり亡くなったってことです」
このときはさすがの私もびっくり仰天だったよ!………ん?その言い方だとあまり驚いたようには見えないって?いやー、そんなことはないよー。さすがの私もお兄ちゃんに会えなくなるのは寂しかったからねー。あっ!お兄ちゃんが照れてるー。まっ、お兄ちゃん弄りはこのくらいにしといて話を戻すね。
「はあ、そうなんでか?」
「あれ?あまり悲しまれていない?」
「いや、亡くなったって言われても実感がないので」
「あっ、そうですか」
「それで私はどうなるんですか?」
「あちらの世界では通り魔によって殺害されたとされてますが……」
「あっ、そっちじゃなくてこのあとです」
いやー、このときは私よりも女の人のほうが驚いていたようだったよ。
えっ?普通のやつだったらそんなことは聞かないって?何?お兄ちゃんは私が普通の女の子じゃないって言いたいの?ふーん、そうなんだー。あとでそれは問い詰めるとして、そのあとは……
「あなたはこのあとに私たちのせめてもの償いとして本来転生する際に順番があるんですが、それを飛ばします。そして、さらに転生の時に何かしらの能力をあげたいと思っております。どうですか?」
「その話乗りました!」
「それでは能力をひとつ選んでください」
で!このときに選んだのが今の鏡魔法ってわけ。
それから、能力を選び終えたからそのまま転生したんだ。あっ!でもなんかそのときに女の人が何か言っていたんだよ。
「あなたのお兄さんも少ししたらすぐに訪れますので」
って言ってたんだよ。
これで私の話は終わりだよ。
少し昔の話から始めたいと思います。
そうですね………私という存在が地球から消えた日から話しましょうか。
あの日はたしかお兄ちゃんが先生に捕まってしまったから先に帰っていたんだっけ?
私はその日はお兄ちゃんがいないから、いつもと違う道で帰ってみようと思って………ん?お兄ちゃんは邪魔だった?いや、なに言っているの。そういうのは今いいから。
で、それでいつもと違う道で帰っていたときに知らない道に出てしまったみたいで。
そのときにもと来た道に戻ろうとしたら、目の前に何て言うのかな?なんか時空の歪み?ってやつがあって、なんか怖かったから知らない道のほうに走っていったんだよ。
でも、それは叶わなかったんだ。
その時空の歪み?がブラックホールみたいに周りのものを吸い込み始めたみたいで。
私はそれから全力で逃げようとしたんだけど、間に合わなくて吸い込まれちゃたの。
で、そのときに私という存在が地球から消えたんだよ。
次に目を開けたら、なんか白い部屋にいて、なんでここにいたかはわからなかったんだ。
そしたら、目の前に女の人が出てきてからこの状況を話してくれたんだ。
「すみません、佐藤恵様。実はあなたは私たち神のちょっとした手違いに巻き込まれたみたいで……」
「えっ!それってどういうことですか?」
「あの、私たち神のせいであそこ地球に時空の歪みが発生してしまってそれにあなたは巻き込まれたんです」
「つ、つまり?」
「あちらの世界である地球から存在が消えた、つまり亡くなったってことです」
このときはさすがの私もびっくり仰天だったよ!………ん?その言い方だとあまり驚いたようには見えないって?いやー、そんなことはないよー。さすがの私もお兄ちゃんに会えなくなるのは寂しかったからねー。あっ!お兄ちゃんが照れてるー。まっ、お兄ちゃん弄りはこのくらいにしといて話を戻すね。
「はあ、そうなんでか?」
「あれ?あまり悲しまれていない?」
「いや、亡くなったって言われても実感がないので」
「あっ、そうですか」
「それで私はどうなるんですか?」
「あちらの世界では通り魔によって殺害されたとされてますが……」
「あっ、そっちじゃなくてこのあとです」
いやー、このときは私よりも女の人のほうが驚いていたようだったよ。
えっ?普通のやつだったらそんなことは聞かないって?何?お兄ちゃんは私が普通の女の子じゃないって言いたいの?ふーん、そうなんだー。あとでそれは問い詰めるとして、そのあとは……
「あなたはこのあとに私たちのせめてもの償いとして本来転生する際に順番があるんですが、それを飛ばします。そして、さらに転生の時に何かしらの能力をあげたいと思っております。どうですか?」
「その話乗りました!」
「それでは能力をひとつ選んでください」
で!このときに選んだのが今の鏡魔法ってわけ。
それから、能力を選び終えたからそのまま転生したんだ。あっ!でもなんかそのときに女の人が何か言っていたんだよ。
「あなたのお兄さんも少ししたらすぐに訪れますので」
って言ってたんだよ。
これで私の話は終わりだよ。
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