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魔法学園グリモアール編
驚愕の事実!?
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「よお、待たせたな」
俺の言葉とともにこっちを見たミルラ王女たち。そして、俺の姿を確認すると見てわかるくらい安心したような顔になった。
「お前は誰だ!」
Cクラスの生徒が見るからに困惑しているのが手に取るようにわかった。
「相手の名前を聞くときはまずは自分からだ」
「へ?そ、そうなのか」
えっ?なんだよ、へ?って。一瞬戦わなくてもいいんじゃねって思ってしまったよ。
「そういうもんなんだよ」
「そ、そうか。なら、俺の名前を言おう。俺の名前はマサト=サナダ。で、お前は?」
「あ?俺の名前ね。俺の名前はライト=シュガー。今後関わらないと思うけどな」
「ライト=シュガー………聞いたことないぞ、そんな名前は聞いたことないぞ」
マサトとやらは急にブツブツし始めた。
急にどうしたんだよ。ちょっと怖いぞ。
「おーい。大丈夫か?」
「だ、大丈夫だ」
そ、そうか。なら、さっそくいかせてもらうかな。
「《クリエイト、ソード》」
俺はそう唱えると無数の剣を出現させて、マサトの方に剣先を向けた。
そして、一斉にマサトへと剣を放つ。
「あんな魔法知らないぞ!くそっ!《マジッククリエイト、コピー》」
マサトが唱えると俺と同じ無数の剣を出現させていた。
「なっ!俺と同じ魔法だと!どういうことだ。ユニーク魔法は個人にしか使えないはず………同じ魔法でも威力や強度は違うはずだ!」
俺の剣たちとマサトの造り出した剣たちが火花を散らしてぶつかり合う。
「俺の魔法は負けないぜ、ライト!」
マサトは自信満々にそう言った。それを聞いたからこそ、俺はマサトに笑いながらこう言ってやった。
「お前、知ってるか。それってフラグなんだぜ」
俺の言葉とともにマサトの造り出した剣たちは砕け散り、俺の造り出した剣たちは勢いそのままでマサトへと向かっていく。
「なっ!くっ!」
俺の造り出した剣たちがそのまま当たると思ったが、マサトがもう一度何かを唱えると、魔法の壁が出現して俺の造り出した剣たちは全て塞がれてしまった。
「何なんだよさっきからその魔法!見たことない魔法ばっかりなんだよ!」
「まあ、俺の魔法は全てオリジナルだからな。全てがこの世に存在しないからな。俺の魔法は全て造り出しているからな」
「魔法を…………造り出している?」
「そう、俺のユニーク魔法である《創造魔法》だからな」
創造魔法って、つまりどんな魔法でも造り出せるってことだろ。何それ!めちゃくちゃチートじゃねぇかよ!
「…………おい」
「ん?恐れ入ったか?」
「いや、なんかムカついたからちょっとだけ本気出すわ」
「へ?」
そうそう、俺は悪くない。社会が悪い。詳しく言えば、こっちに連れてきた神様が悪い。
「だから、先に謝っとくな。すまん、殺りすぎるかも」
「えっ!やりすぎるの漢字なんか違うくないかー!」
知らん、そんなことは。
俺は剣魔法の必殺技である《神器一斉射出》発動した。
造り出された神器たちが一気に飛び出していく。
「何度やっても通用しないぜ。《マジッククリエイト、シールド》」
マサトはもう一度魔法の壁を出現させて、俺の攻撃を塞ごうとする。
しかし、俺の造り出した神器たちは魔法の壁を貫いて、マサトに直撃していく。
「こんなのゲームには無かったぞ………」
ゲーム………だって?
俺の言葉とともにこっちを見たミルラ王女たち。そして、俺の姿を確認すると見てわかるくらい安心したような顔になった。
「お前は誰だ!」
Cクラスの生徒が見るからに困惑しているのが手に取るようにわかった。
「相手の名前を聞くときはまずは自分からだ」
「へ?そ、そうなのか」
えっ?なんだよ、へ?って。一瞬戦わなくてもいいんじゃねって思ってしまったよ。
「そういうもんなんだよ」
「そ、そうか。なら、俺の名前を言おう。俺の名前はマサト=サナダ。で、お前は?」
「あ?俺の名前ね。俺の名前はライト=シュガー。今後関わらないと思うけどな」
「ライト=シュガー………聞いたことないぞ、そんな名前は聞いたことないぞ」
マサトとやらは急にブツブツし始めた。
急にどうしたんだよ。ちょっと怖いぞ。
「おーい。大丈夫か?」
「だ、大丈夫だ」
そ、そうか。なら、さっそくいかせてもらうかな。
「《クリエイト、ソード》」
俺はそう唱えると無数の剣を出現させて、マサトの方に剣先を向けた。
そして、一斉にマサトへと剣を放つ。
「あんな魔法知らないぞ!くそっ!《マジッククリエイト、コピー》」
マサトが唱えると俺と同じ無数の剣を出現させていた。
「なっ!俺と同じ魔法だと!どういうことだ。ユニーク魔法は個人にしか使えないはず………同じ魔法でも威力や強度は違うはずだ!」
俺の剣たちとマサトの造り出した剣たちが火花を散らしてぶつかり合う。
「俺の魔法は負けないぜ、ライト!」
マサトは自信満々にそう言った。それを聞いたからこそ、俺はマサトに笑いながらこう言ってやった。
「お前、知ってるか。それってフラグなんだぜ」
俺の言葉とともにマサトの造り出した剣たちは砕け散り、俺の造り出した剣たちは勢いそのままでマサトへと向かっていく。
「なっ!くっ!」
俺の造り出した剣たちがそのまま当たると思ったが、マサトがもう一度何かを唱えると、魔法の壁が出現して俺の造り出した剣たちは全て塞がれてしまった。
「何なんだよさっきからその魔法!見たことない魔法ばっかりなんだよ!」
「まあ、俺の魔法は全てオリジナルだからな。全てがこの世に存在しないからな。俺の魔法は全て造り出しているからな」
「魔法を…………造り出している?」
「そう、俺のユニーク魔法である《創造魔法》だからな」
創造魔法って、つまりどんな魔法でも造り出せるってことだろ。何それ!めちゃくちゃチートじゃねぇかよ!
「…………おい」
「ん?恐れ入ったか?」
「いや、なんかムカついたからちょっとだけ本気出すわ」
「へ?」
そうそう、俺は悪くない。社会が悪い。詳しく言えば、こっちに連れてきた神様が悪い。
「だから、先に謝っとくな。すまん、殺りすぎるかも」
「えっ!やりすぎるの漢字なんか違うくないかー!」
知らん、そんなことは。
俺は剣魔法の必殺技である《神器一斉射出》発動した。
造り出された神器たちが一気に飛び出していく。
「何度やっても通用しないぜ。《マジッククリエイト、シールド》」
マサトはもう一度魔法の壁を出現させて、俺の攻撃を塞ごうとする。
しかし、俺の造り出した神器たちは魔法の壁を貫いて、マサトに直撃していく。
「こんなのゲームには無かったぞ………」
ゲーム………だって?
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