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魔法学園グリモアール編
次の戦闘訓練はダンジョン探索!?
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その後俺たちは何もないまま、一週間を過ごした。実際に何もなかった。
普通に座学しか授業がなかったからな。
一週間たったある日の授業でまた戦闘訓練が行われた。
「今回の戦闘訓練では、この街に存在しているダンジョン探索を実際にしてもらおうと思う。各自準備をしてダンジョンの前に集まってくれ。それでは一度解散だ!」
先生の解散の言葉を聞いた俺たちは、一度寮に戻ることにした。
「いやー、この前鍛冶屋に行っておいてよかったよなー」
「そうだね。しかし、戦闘訓練でダンジョン探索とは、ホントにレベル高いよね」
実際そうなのだろうな。ただの学生にダンジョン探索をさせるとか、マジでどこのブラック企業だよ。
と思ったのは、ここだけの秘密。
準備終えた俺たちはダンジョンの前まできた。
「おおー。これがダンジョンの入り口か……なんか普通じゃね?」
そうなのである。俺たちの今目の前にあるどこにでもありそうな洞窟の入り口がダンジョンの入り口なのである。
「なんかあれみたいだよ?ダンジョンってこんな感じで普通の洞窟と入り口が変わらないから発見率がめちゃくちゃ低いんだって!」
お、おう。と俺がたじろいだのも無理はない。なぜなら、普段物静かなシリアがめちゃくちゃ力説していたためだ。
いやー、いるよね。自分の好きなことや知ってることの話で調子に乗ってめちゃくちゃ力説しちゃて周りに引かれてしまう。それに気づいたときにめちゃくちゃ恥をかくという人。で、それどこの中学時代の俺?
俺がシルラの力説に驚いている間にどうやら先生たちも到着したようだ。
「それではこれからダンジョン探索を始める。ダンジョンでの基礎知識は先週の授業で言ってあるはずだからその通りに」
えっ…………記憶がないなー(白い目)
「それではグループに分かれてダンジョン探索開始!」
先生の指示を受けた俺たちはグループに分かれてダンジョンに入っていった。
ちなみに俺のグループは、俺、ミルラ王女、シリア、グレン、グレイの五人グループである。俺たちの職業は、
俺 魔術師
ミルラ王女 プリンセス
シリア アーチャー
グレン バーサーカー
グレイ アサシン
である。……あれ?職業だけでも俺以外は結構強いような気がするんだが。
そんな感じで俺たちはダンジョンの中に入っていた。ダンジョンの中は、普通の洞窟と比べて中が比較的に広かった。
俺たちがどんどん進んでいくと、当然モンスターも出てくるわけで、俺は新しいことを試してみた。
「おっ!Eランクモンスターのゴブリンか。ちょうどいいタイミングで出てきたな」
ゴブリンは俺の存在に気づくと、分け目もふらず走ってきた。俺はそれを冷静に新しい技で対処した。
「《錬金術発動!》」
俺はそう言いゴブリンを殴った。殴られたゴブリンは音もなく消えた。
その光景を見ていたみんなは、顔をボカンとしていた。
なぜ、俺がこんなことが出来るかというと。
まず、この前買った魔導籠手が一つ、そして、たまたま昨日魔導籠手を使って練習していたら、錬金術が使えることに気づいてしまったというのが真相だ。
ちなみに今のは錬金術の基本である分解をゴブリンに施したのである。
「お兄ちゃんは身も心も技も化け物になっていきますね♪」
「あんたは職業を無視しすぎでしょ……」
といったコメントを頂いた。
うむ、まず一言言わせて欲しい。
俺だって化け物に成りたくてなっているんじゃない!職業を無視しているのは最初からだ!ホントなんだからね!
とどこかのツンデレ風に思っていた。
あっ、三言になったな。まあ、気にしない気にしない。
俺たちは特に苦戦することもなく探索を進めていた。
そんな俺たちの前に一つの禍々しい大きな扉が見えてきた。
普通に座学しか授業がなかったからな。
一週間たったある日の授業でまた戦闘訓練が行われた。
「今回の戦闘訓練では、この街に存在しているダンジョン探索を実際にしてもらおうと思う。各自準備をしてダンジョンの前に集まってくれ。それでは一度解散だ!」
先生の解散の言葉を聞いた俺たちは、一度寮に戻ることにした。
「いやー、この前鍛冶屋に行っておいてよかったよなー」
「そうだね。しかし、戦闘訓練でダンジョン探索とは、ホントにレベル高いよね」
実際そうなのだろうな。ただの学生にダンジョン探索をさせるとか、マジでどこのブラック企業だよ。
と思ったのは、ここだけの秘密。
準備終えた俺たちはダンジョンの前まできた。
「おおー。これがダンジョンの入り口か……なんか普通じゃね?」
そうなのである。俺たちの今目の前にあるどこにでもありそうな洞窟の入り口がダンジョンの入り口なのである。
「なんかあれみたいだよ?ダンジョンってこんな感じで普通の洞窟と入り口が変わらないから発見率がめちゃくちゃ低いんだって!」
お、おう。と俺がたじろいだのも無理はない。なぜなら、普段物静かなシリアがめちゃくちゃ力説していたためだ。
いやー、いるよね。自分の好きなことや知ってることの話で調子に乗ってめちゃくちゃ力説しちゃて周りに引かれてしまう。それに気づいたときにめちゃくちゃ恥をかくという人。で、それどこの中学時代の俺?
俺がシルラの力説に驚いている間にどうやら先生たちも到着したようだ。
「それではこれからダンジョン探索を始める。ダンジョンでの基礎知識は先週の授業で言ってあるはずだからその通りに」
えっ…………記憶がないなー(白い目)
「それではグループに分かれてダンジョン探索開始!」
先生の指示を受けた俺たちはグループに分かれてダンジョンに入っていった。
ちなみに俺のグループは、俺、ミルラ王女、シリア、グレン、グレイの五人グループである。俺たちの職業は、
俺 魔術師
ミルラ王女 プリンセス
シリア アーチャー
グレン バーサーカー
グレイ アサシン
である。……あれ?職業だけでも俺以外は結構強いような気がするんだが。
そんな感じで俺たちはダンジョンの中に入っていた。ダンジョンの中は、普通の洞窟と比べて中が比較的に広かった。
俺たちがどんどん進んでいくと、当然モンスターも出てくるわけで、俺は新しいことを試してみた。
「おっ!Eランクモンスターのゴブリンか。ちょうどいいタイミングで出てきたな」
ゴブリンは俺の存在に気づくと、分け目もふらず走ってきた。俺はそれを冷静に新しい技で対処した。
「《錬金術発動!》」
俺はそう言いゴブリンを殴った。殴られたゴブリンは音もなく消えた。
その光景を見ていたみんなは、顔をボカンとしていた。
なぜ、俺がこんなことが出来るかというと。
まず、この前買った魔導籠手が一つ、そして、たまたま昨日魔導籠手を使って練習していたら、錬金術が使えることに気づいてしまったというのが真相だ。
ちなみに今のは錬金術の基本である分解をゴブリンに施したのである。
「お兄ちゃんは身も心も技も化け物になっていきますね♪」
「あんたは職業を無視しすぎでしょ……」
といったコメントを頂いた。
うむ、まず一言言わせて欲しい。
俺だって化け物に成りたくてなっているんじゃない!職業を無視しているのは最初からだ!ホントなんだからね!
とどこかのツンデレ風に思っていた。
あっ、三言になったな。まあ、気にしない気にしない。
俺たちは特に苦戦することもなく探索を進めていた。
そんな俺たちの前に一つの禍々しい大きな扉が見えてきた。
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