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魔法学園グリモアール編
クラスメイトと顔合わせ
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俺と彼女は目を覚ますと、朝食をとると学校へと向かった。
「今日から学校ですね♪どんな人とクラスメイトになるんでしょうか。私楽しみです!」
「そんないいもんじゃないぞ……」
と俺はやる気のない声を出した。どうせクラスメイトなんてのは、最初だけ仲良くしようとするものだ。最後まで仲がいいのは、たった二、三人だ。
それから、俺たちはクラスを確認しに行った。どうやら玄関前に張ってあるようで二人で確認しに行った。
「俺のクラスはっと…………おっ!あったあった。Sクラスか」
いやー、ホントによかったよ。名前がちゃんとあったよ。合格したのに名前がないなんて悲しいだけだもんな。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!同じクラスだよ!同じクラス!やったね♪」
「俺は嬉しいのやら悲しいのやらで複雑な気分だよ………」
というわけで、俺たちはSクラスに向かうことにした。そして、目的地に着いてドアを開けると、教室にいた人たちが一斉にこっちを見てすぐにこっちに向かってきた。
「ねぇねぇ!入試の時に使ってた魔法って何!あんな魔法見たことないよ!」
「オーベルって…まさか王族の血縁なの?」
「お兄ちゃんってどういうこと!?二人は兄妹なの?」
などなど様々な質問を受けた。俺はこの状況は完全に予想外だった。ほら、俺のことだからさ最初から完全に浮いてボッチだと思っていたんだが………
とりあえず俺は質問に一つ一つ答えることにした。
「ええと、入試の時に使ってた魔法はユニーク魔法だから見たことなくて当たり前だ!こいつはこの国の王女だがあまり気にしないように。最後に俺とこいつは兄妹じゃない!」
「ええー、じゃあなんでお兄ちゃん呼びなのー。ハッ!まさか王女様相手にそういうプレイなの!」
「んなわけあるか!そんなことしたら俺の首が一発で飛ぶわ!……というか、お前たち誰?」
「あっ、ごめん。自己紹介がまだだったね。私はグレイ=ミスト、よろしくね」
そう言ったグレイの容姿は結構整っており、髪型が銀髪にツインテールだった。すると、グレイの横にいたもう一人の女の子が口を開いた。
「わ、わたしはグレイの幼なじみのシリア=フロストです。えっと、不束者ですがよろしくお願いします」
そう言って勢い良く頭を下げてきた。この子はあれだな、筋金入りの天然だと俺は直感してしまった。いや、だって自己紹介で不束者とか言う?言わないよね。まあ、とりあえずこっちもしないとな。
「俺の名前はさと、間違った。ライト=シュガーだ。こちらこそよろしく」
「私の名前はご存知かも知れませんが、ミルラ=オーベルです。ここでは、身分の差を感じず接してください♪」
という具合にそうそうにクラスに打ち解けることができた。その後も色々と話し込んでいると、どうやら先生が来たようなので自分たちの席に着いた。そして、先生が話し始めた。
「今日からこのクラスの担当になったジーク=ダイオスだ。早速だが、一時間目の授業は闘技場で行うため遅れないように。それでは一旦解散!」
俺たちは先生の話が終わると、特にする事もないので一時間目の授業が行われる闘技場に向かうことにした。というか、闘技場の場所が昨日あった入試会場と同じだったようだ。
「今日から学校ですね♪どんな人とクラスメイトになるんでしょうか。私楽しみです!」
「そんないいもんじゃないぞ……」
と俺はやる気のない声を出した。どうせクラスメイトなんてのは、最初だけ仲良くしようとするものだ。最後まで仲がいいのは、たった二、三人だ。
それから、俺たちはクラスを確認しに行った。どうやら玄関前に張ってあるようで二人で確認しに行った。
「俺のクラスはっと…………おっ!あったあった。Sクラスか」
いやー、ホントによかったよ。名前がちゃんとあったよ。合格したのに名前がないなんて悲しいだけだもんな。
「お兄ちゃん、お兄ちゃん!同じクラスだよ!同じクラス!やったね♪」
「俺は嬉しいのやら悲しいのやらで複雑な気分だよ………」
というわけで、俺たちはSクラスに向かうことにした。そして、目的地に着いてドアを開けると、教室にいた人たちが一斉にこっちを見てすぐにこっちに向かってきた。
「ねぇねぇ!入試の時に使ってた魔法って何!あんな魔法見たことないよ!」
「オーベルって…まさか王族の血縁なの?」
「お兄ちゃんってどういうこと!?二人は兄妹なの?」
などなど様々な質問を受けた。俺はこの状況は完全に予想外だった。ほら、俺のことだからさ最初から完全に浮いてボッチだと思っていたんだが………
とりあえず俺は質問に一つ一つ答えることにした。
「ええと、入試の時に使ってた魔法はユニーク魔法だから見たことなくて当たり前だ!こいつはこの国の王女だがあまり気にしないように。最後に俺とこいつは兄妹じゃない!」
「ええー、じゃあなんでお兄ちゃん呼びなのー。ハッ!まさか王女様相手にそういうプレイなの!」
「んなわけあるか!そんなことしたら俺の首が一発で飛ぶわ!……というか、お前たち誰?」
「あっ、ごめん。自己紹介がまだだったね。私はグレイ=ミスト、よろしくね」
そう言ったグレイの容姿は結構整っており、髪型が銀髪にツインテールだった。すると、グレイの横にいたもう一人の女の子が口を開いた。
「わ、わたしはグレイの幼なじみのシリア=フロストです。えっと、不束者ですがよろしくお願いします」
そう言って勢い良く頭を下げてきた。この子はあれだな、筋金入りの天然だと俺は直感してしまった。いや、だって自己紹介で不束者とか言う?言わないよね。まあ、とりあえずこっちもしないとな。
「俺の名前はさと、間違った。ライト=シュガーだ。こちらこそよろしく」
「私の名前はご存知かも知れませんが、ミルラ=オーベルです。ここでは、身分の差を感じず接してください♪」
という具合にそうそうにクラスに打ち解けることができた。その後も色々と話し込んでいると、どうやら先生が来たようなので自分たちの席に着いた。そして、先生が話し始めた。
「今日からこのクラスの担当になったジーク=ダイオスだ。早速だが、一時間目の授業は闘技場で行うため遅れないように。それでは一旦解散!」
俺たちは先生の話が終わると、特にする事もないので一時間目の授業が行われる闘技場に向かうことにした。というか、闘技場の場所が昨日あった入試会場と同じだったようだ。
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