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8.お嬢様の花園にキスを・・・
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お嬢様のお体に触れて以来、僕の心はすっかりミエル様に奪われてしまった。何をしていてもお嬢様の姿や香りを思い出し、心を熱らせてしまう。
僕は毎晩、お嬢様のお声が聞こえないものかと耳を澄ましたが、幾つもの静かな夜を過ごしただけだった。
お嬢様と再び夢のような甘く淫らな時間を過ごしたいと熱望していたが、それは叶わなかった。
そんな僕はある日、再びマレシャル氏の息子セルジュがこの屋敷にやってくることを知った。
「ジュールさん、明日はマレシャル様のご子息のセルジュ様がいらっしゃるそうよ」
女中のアガトさんの言葉に、僕の心臓はどきりと跳ね上がった。
「どのようなご用なのでしょうか」
「何でも、お嬢様と正式に婚約したんですって。そのご挨拶じゃないかしら」
「へえ、そうなんですか。婚約なさったのですね」
僕は何気ない風を装って返事をしたが、内心では嫉妬の嵐が渦巻いていた。お嬢様はあまりにもいつも通りで、あの男と婚約した様子をまったく感じさせなかった。それに、婚約者がありながら、僕に体を触れさせるだなんて、何とけしからぬお嬢様だろう!
僕はどうしようもない気持ちを抱えながら、目の前の作業に没頭しようと努めたが、どこか上の空だった。
10時のお茶をお嬢様のお部屋へ届けにやってきたとき、「事件」は起こった。いつものように、テーブルの上にお茶を置いて部屋を出ようとしたとき、お嬢様に呼び止められた。
「ジュール、ちょっと待って」
「どうなさいましたか」
「ドアを閉めて」
「はい」
僕はあまり音を立てないよう、静かにドアを閉めた。
「あなた、接吻はしたことがあって?」
「接吻」という古風な言葉が僕は一瞬わからなかったが、数秒後、それが「キス」を意味する言葉であることを思い出した。
「あの、その、キス・・・のことですか」
「そう」
「両親や家族からのキスじゃなくて、男の人と女の人がするような接吻のこと」お嬢様は真剣な面持ちでそう言う。
「そういったキスですか・・・昔、恋人としたことはありますが・・・」
僕は、19歳から22歳まで付き合った年上の彼女のことを思い出していた。
「そう」
お嬢様は表情を変えず言った。
「私にしてみることはできるかしら」
「え・・・」
僕は赤面した。
「お嬢様、キスは大切な方とするものです。僕のような使用人とするものではございません。それに、お嬢様は婚約者様がいらっしゃるのでしょう」
僕の言葉に、お嬢様は少し不貞腐れたような表情を浮かべた。
僕だって、できることならお嬢様の唇をーいや、唇だけでなく、すべてを奪ってしまいたかった。
「馬鹿」
お嬢様は立ち上がり僕の方に近づき、少し背伸びをして僕の唇を奪った。軽く唇が触れ合うキスだと油断していたら、僕の口の中に、ミエル様の温かい舌が忍び込んできた。
それは恍惚の瞬間だった。あまりの気持ちよさに、僕は理性を保つことができなくなって、お嬢様のされるがままに押し流されてしまった。
ミエル様のお口はとても甘く、唇はマシュマロのように柔らかく、良い匂いがした。
お嬢様は僕をしばらく貪った後に体を離し、とろんとした表情を浮かべた。
「触って」
お嬢様は僕の手をつかんでスカートに入れ、一番大切な花園へ導く。キスで興奮したのか、その場所はぐっしょり蜜で濡れていた。
僕は膨らんだ蕾を優しく撫でた。
「もうすぐ婚約者様がいらっしゃるのではないですか」
僕はつい、当てつけるようにお嬢様に意地悪を言ってしまった。
「それと何が関係があると言うの」
「大事な部分を、使用人の男に触らせていることが知られたら、どうするおつもりですか」
「あなたが言わなければ、誰にもわからないでしょう」
お嬢様のその言葉が、僕に火をつけてしまった。
「もちろん、僕は必ず守秘義務を守ります。だから、お嬢様のお望み通り、ここをもっと気持ちよくさせてあげますよ」
僕はソファに腰掛けたお嬢様の脚を開き、スカートをまくった。お嬢様は無言のまま、僕のされるがままだった。
三角地帯を覆う布には、すっかりシミができていた。
濡れたその部分を僕が指でそっとなぞってあげると、お嬢様は体を震わせて息を荒くした。
「ここを、見せていただけますか」
「・・・勝手になさい」
お嬢様は、むっつりした表情だったが、スイッチの入ってしまった僕はお構いなしに、お嬢様の薄桃色のパンティの紐を解いてしまった。
初めて見る彼女の部分は、初々しくてとても可愛らしかった。まばらにしか下草が生えていないそこは、弾力のありそうな柔らかい肉でぷっくり盛り上がり、一見すると幼く見えた。だが、割れ目の中はすっかり熟れて、甘い汁をしたたらせている。
僕はその汁をこぼさないように、じゅるりと音を立てて舐めとった。
「お嬢様のここ、とても美味しいですよ」
「あっ、やだ・・・」
お嬢様は顔を熱らせ、恥ずかしげに身をよじっている。
「ここはどうですか」
僕がお嬢様の一番鋭敏な突起を軽く吸って差し上げると、ミエル様は体をのけぞらせた。
「いやっ・・・ああっ」
「声を出すと、気づかれてしまいますよ」
僕は意地悪をするように、その部分を間断なく舐め吸い続けた。
「んんんんっ・・・」
お嬢様は声を押し殺して快感に耐えている。その様子があまりにも可愛らしくて、僕は余計に激しく舌と唇を動かしてしまう。
ちらりと様子を伺うと、ブラウスの隙間に手を入れ、ご自分の胸を愛撫している。その貪欲な姿に僕は、さらに興奮を募らせる。
ついに、お嬢様は絶頂を迎えられたらしく、腰がヒクヒクと痙攣し、頬を紅潮させて息を大きく吐いた。
「いってしまわれましたね」
僕は満足してソファに崩れるお嬢様を見下ろした。
「さあ、早く支度をしないと、そろそろお客様がいらっしゃる時間になりますよ」
僕は、ぐったりしたお嬢様の濡れた秘部を拭い、スカートの下着を履かせ、裾を直して差し上げた。
そのとき、ちょうど12時を告げる鐘の音が聞こえてきた。
僕は毎晩、お嬢様のお声が聞こえないものかと耳を澄ましたが、幾つもの静かな夜を過ごしただけだった。
お嬢様と再び夢のような甘く淫らな時間を過ごしたいと熱望していたが、それは叶わなかった。
そんな僕はある日、再びマレシャル氏の息子セルジュがこの屋敷にやってくることを知った。
「ジュールさん、明日はマレシャル様のご子息のセルジュ様がいらっしゃるそうよ」
女中のアガトさんの言葉に、僕の心臓はどきりと跳ね上がった。
「どのようなご用なのでしょうか」
「何でも、お嬢様と正式に婚約したんですって。そのご挨拶じゃないかしら」
「へえ、そうなんですか。婚約なさったのですね」
僕は何気ない風を装って返事をしたが、内心では嫉妬の嵐が渦巻いていた。お嬢様はあまりにもいつも通りで、あの男と婚約した様子をまったく感じさせなかった。それに、婚約者がありながら、僕に体を触れさせるだなんて、何とけしからぬお嬢様だろう!
僕はどうしようもない気持ちを抱えながら、目の前の作業に没頭しようと努めたが、どこか上の空だった。
10時のお茶をお嬢様のお部屋へ届けにやってきたとき、「事件」は起こった。いつものように、テーブルの上にお茶を置いて部屋を出ようとしたとき、お嬢様に呼び止められた。
「ジュール、ちょっと待って」
「どうなさいましたか」
「ドアを閉めて」
「はい」
僕はあまり音を立てないよう、静かにドアを閉めた。
「あなた、接吻はしたことがあって?」
「接吻」という古風な言葉が僕は一瞬わからなかったが、数秒後、それが「キス」を意味する言葉であることを思い出した。
「あの、その、キス・・・のことですか」
「そう」
「両親や家族からのキスじゃなくて、男の人と女の人がするような接吻のこと」お嬢様は真剣な面持ちでそう言う。
「そういったキスですか・・・昔、恋人としたことはありますが・・・」
僕は、19歳から22歳まで付き合った年上の彼女のことを思い出していた。
「そう」
お嬢様は表情を変えず言った。
「私にしてみることはできるかしら」
「え・・・」
僕は赤面した。
「お嬢様、キスは大切な方とするものです。僕のような使用人とするものではございません。それに、お嬢様は婚約者様がいらっしゃるのでしょう」
僕の言葉に、お嬢様は少し不貞腐れたような表情を浮かべた。
僕だって、できることならお嬢様の唇をーいや、唇だけでなく、すべてを奪ってしまいたかった。
「馬鹿」
お嬢様は立ち上がり僕の方に近づき、少し背伸びをして僕の唇を奪った。軽く唇が触れ合うキスだと油断していたら、僕の口の中に、ミエル様の温かい舌が忍び込んできた。
それは恍惚の瞬間だった。あまりの気持ちよさに、僕は理性を保つことができなくなって、お嬢様のされるがままに押し流されてしまった。
ミエル様のお口はとても甘く、唇はマシュマロのように柔らかく、良い匂いがした。
お嬢様は僕をしばらく貪った後に体を離し、とろんとした表情を浮かべた。
「触って」
お嬢様は僕の手をつかんでスカートに入れ、一番大切な花園へ導く。キスで興奮したのか、その場所はぐっしょり蜜で濡れていた。
僕は膨らんだ蕾を優しく撫でた。
「もうすぐ婚約者様がいらっしゃるのではないですか」
僕はつい、当てつけるようにお嬢様に意地悪を言ってしまった。
「それと何が関係があると言うの」
「大事な部分を、使用人の男に触らせていることが知られたら、どうするおつもりですか」
「あなたが言わなければ、誰にもわからないでしょう」
お嬢様のその言葉が、僕に火をつけてしまった。
「もちろん、僕は必ず守秘義務を守ります。だから、お嬢様のお望み通り、ここをもっと気持ちよくさせてあげますよ」
僕はソファに腰掛けたお嬢様の脚を開き、スカートをまくった。お嬢様は無言のまま、僕のされるがままだった。
三角地帯を覆う布には、すっかりシミができていた。
濡れたその部分を僕が指でそっとなぞってあげると、お嬢様は体を震わせて息を荒くした。
「ここを、見せていただけますか」
「・・・勝手になさい」
お嬢様は、むっつりした表情だったが、スイッチの入ってしまった僕はお構いなしに、お嬢様の薄桃色のパンティの紐を解いてしまった。
初めて見る彼女の部分は、初々しくてとても可愛らしかった。まばらにしか下草が生えていないそこは、弾力のありそうな柔らかい肉でぷっくり盛り上がり、一見すると幼く見えた。だが、割れ目の中はすっかり熟れて、甘い汁をしたたらせている。
僕はその汁をこぼさないように、じゅるりと音を立てて舐めとった。
「お嬢様のここ、とても美味しいですよ」
「あっ、やだ・・・」
お嬢様は顔を熱らせ、恥ずかしげに身をよじっている。
「ここはどうですか」
僕がお嬢様の一番鋭敏な突起を軽く吸って差し上げると、ミエル様は体をのけぞらせた。
「いやっ・・・ああっ」
「声を出すと、気づかれてしまいますよ」
僕は意地悪をするように、その部分を間断なく舐め吸い続けた。
「んんんんっ・・・」
お嬢様は声を押し殺して快感に耐えている。その様子があまりにも可愛らしくて、僕は余計に激しく舌と唇を動かしてしまう。
ちらりと様子を伺うと、ブラウスの隙間に手を入れ、ご自分の胸を愛撫している。その貪欲な姿に僕は、さらに興奮を募らせる。
ついに、お嬢様は絶頂を迎えられたらしく、腰がヒクヒクと痙攣し、頬を紅潮させて息を大きく吐いた。
「いってしまわれましたね」
僕は満足してソファに崩れるお嬢様を見下ろした。
「さあ、早く支度をしないと、そろそろお客様がいらっしゃる時間になりますよ」
僕は、ぐったりしたお嬢様の濡れた秘部を拭い、スカートの下着を履かせ、裾を直して差し上げた。
そのとき、ちょうど12時を告げる鐘の音が聞こえてきた。
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