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1章
50.どっちがホンモノ?
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「愛斗くん……? アイツを、何……?」
心臓が一度だけ、大きく脈打つ。
呼吸は激しく荒れ、殺されるかもしれないという可能性の恐怖と、自分の独り言を聞かれたのではないか……という不穏感が脳裏を過る。
「……それ、見たの?」
柔らかそうな眉を目に近づけ、何処か悲しそうな顔をしながら、理久は愛斗に向かって問い掛けた。
命にまで危険がある状況で一連の流れを正直に言うべきか、誤魔化すべきか。結論に至るまで、そう沢山の時間はかからなかった。
「見たよ。七瀬も誘拐されてたんだな」
出来る限り冷たい声色で、理久をあしらう。彼も誘拐事件を通して、辛い思いをしてきた筈だ。
なのに如何して、同じ境遇を経験している自分をこんなにも酷く扱うのか、不思議に思ったのである。
しかし、愛斗の浅はかな思惑に対して、彼はぽつりぽつりと過去を語り始めていく。まるで、自分の行っている事が正しいと肯定するかのように──。
***
山口県幼児ベランダ誘拐事件が解決してから数日後、彼は母方の叔父夫婦に引き取られることになる。
見たことも、会ったこともない人たちだ。
……いや、正確には幼年期に何度か会っていたのかもしれないが、誘拐されて警察に保護されるまでの四年間を恋雪だけと生活してきた彼にとっては、はじめましても同然だった。
叔父夫婦の旦那さんは誘拐事件で心に傷を負った理久に心優しく接してくれていたと思う。
けれども、奥さんはそうではなく、みんなが思う"普通の生活"を送ることはできなかった。
奥さんは専業主婦。この時代、女性が専業主婦なことは珍しくない。だが、家庭内に地位的なものが存在しているのか、金銭面は旦那さんの給料を含め、奥さんが管理している。
その立場を利用しようとしたのだろうか。奥さんの金遣いはとても荒く、それは理久を学校に通わせるのが精一杯なほど。
元々旦那さんの稼ぎも良くなかったのだから当然、筆記用具やノートは買える筈もない。
彼は持ち前の顔の良さと明るさで、近所のおばさんたちから学校に通う為に必要な用具を定期的にプレゼントしてもらっていた。
「ねぇ、聞いてよ! 昨日ね、私がピアノのお稽古を辞めたいって言ったらママが凄く怒って……! 酷くない? 私だって普通の生活送りたいもん。はぁ、こんなイジワルなママ、消えちゃいばいいのに」
教室の隅の方から聞こえてきた、クラスメイトの他愛のない会話。理久の中で何かがプツンと切れる音がした。
──『普通』ってなに?
と心の中で何度も何度も、唱え続ける。学校に通って、友達と遊んで、勉学に励んで、給食や親の作ったご飯を食べて、でも人間だから時々ストレスで嫌なことがあって……──それは普通の生活ではないのか?
現に理久の家庭は学校に通えていても、給食費すら払えていない。クラスメイトが給食を食べている間は、自分の席で独り寂しく、図書室で借りた本を読んでいる。
それは家でも一緒。偶に旦那さんの仕事が休みでファミレスに行くとき以外は、当たり前のように公園に生えている食べれそうな草を口にしていたり、カビの生えかけたパンを何日かにわけて大切に食べていたのだ。
彼女に対して、理久は感じたことがある。今は親の過保護が嫌だと言っておきながらも、結局は親のエゴで習いごとを続けるだろう。
そして、大人になったら習いごとを続けてて良かったかも、と思うんでしょ、と。彼は不幸知らずで普通の幸せに感謝を抱いていない彼女を、これから心底憎み続けることになる。
「前の生活の方が良かった……」
古びたアパートの一室で呟く。奥さんの方は浮気相手とホテルにでも行っていて、旦那さんの方は未だに会社で残業をしているのかもしれない。どれだけ働いても、残業代は一円も出ないのにも関わらず。
誘拐されてた頃は独りで寂しく過ごすこともなく、ご飯もお腹いっぱい食べられていた。
本当に幸せで、あたたかかった。……だから、理久はこう結論に至る。
──不幸な子を誘拐したら、幸せになれるんじゃないか……。
何という暴論だろう。
しかし、本気で彼はこう悟っていたみたいだ。証拠に日々ご飯を食べられる、という有り難みを理解していなかった……加えて、それを不幸だとさえ感じていた愛斗は、この条件にピッタリと当てはまっている。
まあ、実際は下心が大半なのかもしれないが……。
***
「え。ちょっと待ってくれよ。じゃあ、何で俺を殴ったり、蹴ったり、してくるんだよ? 俺はご飯だってまともに食べられていないじゃないか」
過去の話を聞いたことで、余計焦ってしまう。
一方で、彼はぽかんとしているのか、口元を半開きにさせていた。その表情は愛斗の質問に対して「何を言ってるの?」と言っているようで、全く言うことを理解していないようだ。
「えっとね、僕が中学生の時に貧乏だって馬鹿にする人が居たからムカついて殴ったことがあるんだ。そしたらなんだか気持ち良くて……。だから好きな人を殴ったら、もっと気持ちいいんだろうなって思って、愛斗くんも殴った」
それは今まで馬鹿にしている人を殴ったから、スッキリしたのだろう、とツッコミたくなる。けれども、そんな余裕が愛斗にある筈もなかった。
「それにね、叔父さんたちも段々僕に暴力を振るうようになったけど、暴力は愛情の裏返しだって言ってたよ。どうして? 好きな人に愛を伝えて、何が悪いの?」
普通なら『可笑しい』と思うところ『なるほど』と思わず、頷いてまで納得していた。
愛斗は殴られたら自分も嫌ではないか、と説得したかった訳ではなく、何故彼が暴力を振るうのかが知りたかったのだ。
知識面はともかく、彼の口調や思考は幼い子供のままで止まっているのであろうか。
不思議なことに、愛斗には今までの暴論を訴える理久が、写真に映る幼い頃の理久と重なって見える。
「じゃあ、ご飯は? 何で用意してくれないんだ?」
「なるほどな」と前置きをしてから、続けて質問していく。客観的に見れば、まるで二人の様子は精神科や心療内科で行われる患者との会話のように感じる。
まあ、愛斗は怪我を患ったことによる精神的ダメージで以前、一時的に心療内科に通っていたが、こんな質問はされなかった。
既に皆が知り得たことではあるが、当たり前を人に強要してはいけない。人それぞれ価値観というものがあるのだから。
「愛斗くんがご飯を食べられる有り難みを分かってくれないから……。ご飯が食べられるだけで、幸せなのになぁ」
サイコパスやソシオパスというものがこの世に存在するが、一見彼はそれに当てはまるようにも思える。が、これは想像上でしかないが、きっと彼はそうではない。
確かに考えだけなら星の数ほど出てくる。
例えば、幼い人格と大人の人格を使い分けている多重人格など。まあ、多重人格と問われても、やはり、どこか異なる部分があるだろう。
結局、真実分からないままだが……。
「七瀬。俺さ……もう充分、自分が幸せだって理解したよ? 七瀬は殴って楽しいかもしれないけど、俺はそうじゃないんだ」
幼い子供を躾けるように、相手の目を見て言葉を発していく。愛斗は至って真剣だ。
「……はっ! そうか、そうだよね。僕が間違ってたよ。ご、ごめんね、愛斗くん」
生気を取り戻したのか、理久の表情がガラリと変わった。その表情を見て愛斗は少しだけ俯くと、おもむろに口を開いた。
「……あの俺の話を聞いてくれませんか」
心臓が一度だけ、大きく脈打つ。
呼吸は激しく荒れ、殺されるかもしれないという可能性の恐怖と、自分の独り言を聞かれたのではないか……という不穏感が脳裏を過る。
「……それ、見たの?」
柔らかそうな眉を目に近づけ、何処か悲しそうな顔をしながら、理久は愛斗に向かって問い掛けた。
命にまで危険がある状況で一連の流れを正直に言うべきか、誤魔化すべきか。結論に至るまで、そう沢山の時間はかからなかった。
「見たよ。七瀬も誘拐されてたんだな」
出来る限り冷たい声色で、理久をあしらう。彼も誘拐事件を通して、辛い思いをしてきた筈だ。
なのに如何して、同じ境遇を経験している自分をこんなにも酷く扱うのか、不思議に思ったのである。
しかし、愛斗の浅はかな思惑に対して、彼はぽつりぽつりと過去を語り始めていく。まるで、自分の行っている事が正しいと肯定するかのように──。
***
山口県幼児ベランダ誘拐事件が解決してから数日後、彼は母方の叔父夫婦に引き取られることになる。
見たことも、会ったこともない人たちだ。
……いや、正確には幼年期に何度か会っていたのかもしれないが、誘拐されて警察に保護されるまでの四年間を恋雪だけと生活してきた彼にとっては、はじめましても同然だった。
叔父夫婦の旦那さんは誘拐事件で心に傷を負った理久に心優しく接してくれていたと思う。
けれども、奥さんはそうではなく、みんなが思う"普通の生活"を送ることはできなかった。
奥さんは専業主婦。この時代、女性が専業主婦なことは珍しくない。だが、家庭内に地位的なものが存在しているのか、金銭面は旦那さんの給料を含め、奥さんが管理している。
その立場を利用しようとしたのだろうか。奥さんの金遣いはとても荒く、それは理久を学校に通わせるのが精一杯なほど。
元々旦那さんの稼ぎも良くなかったのだから当然、筆記用具やノートは買える筈もない。
彼は持ち前の顔の良さと明るさで、近所のおばさんたちから学校に通う為に必要な用具を定期的にプレゼントしてもらっていた。
「ねぇ、聞いてよ! 昨日ね、私がピアノのお稽古を辞めたいって言ったらママが凄く怒って……! 酷くない? 私だって普通の生活送りたいもん。はぁ、こんなイジワルなママ、消えちゃいばいいのに」
教室の隅の方から聞こえてきた、クラスメイトの他愛のない会話。理久の中で何かがプツンと切れる音がした。
──『普通』ってなに?
と心の中で何度も何度も、唱え続ける。学校に通って、友達と遊んで、勉学に励んで、給食や親の作ったご飯を食べて、でも人間だから時々ストレスで嫌なことがあって……──それは普通の生活ではないのか?
現に理久の家庭は学校に通えていても、給食費すら払えていない。クラスメイトが給食を食べている間は、自分の席で独り寂しく、図書室で借りた本を読んでいる。
それは家でも一緒。偶に旦那さんの仕事が休みでファミレスに行くとき以外は、当たり前のように公園に生えている食べれそうな草を口にしていたり、カビの生えかけたパンを何日かにわけて大切に食べていたのだ。
彼女に対して、理久は感じたことがある。今は親の過保護が嫌だと言っておきながらも、結局は親のエゴで習いごとを続けるだろう。
そして、大人になったら習いごとを続けてて良かったかも、と思うんでしょ、と。彼は不幸知らずで普通の幸せに感謝を抱いていない彼女を、これから心底憎み続けることになる。
「前の生活の方が良かった……」
古びたアパートの一室で呟く。奥さんの方は浮気相手とホテルにでも行っていて、旦那さんの方は未だに会社で残業をしているのかもしれない。どれだけ働いても、残業代は一円も出ないのにも関わらず。
誘拐されてた頃は独りで寂しく過ごすこともなく、ご飯もお腹いっぱい食べられていた。
本当に幸せで、あたたかかった。……だから、理久はこう結論に至る。
──不幸な子を誘拐したら、幸せになれるんじゃないか……。
何という暴論だろう。
しかし、本気で彼はこう悟っていたみたいだ。証拠に日々ご飯を食べられる、という有り難みを理解していなかった……加えて、それを不幸だとさえ感じていた愛斗は、この条件にピッタリと当てはまっている。
まあ、実際は下心が大半なのかもしれないが……。
***
「え。ちょっと待ってくれよ。じゃあ、何で俺を殴ったり、蹴ったり、してくるんだよ? 俺はご飯だってまともに食べられていないじゃないか」
過去の話を聞いたことで、余計焦ってしまう。
一方で、彼はぽかんとしているのか、口元を半開きにさせていた。その表情は愛斗の質問に対して「何を言ってるの?」と言っているようで、全く言うことを理解していないようだ。
「えっとね、僕が中学生の時に貧乏だって馬鹿にする人が居たからムカついて殴ったことがあるんだ。そしたらなんだか気持ち良くて……。だから好きな人を殴ったら、もっと気持ちいいんだろうなって思って、愛斗くんも殴った」
それは今まで馬鹿にしている人を殴ったから、スッキリしたのだろう、とツッコミたくなる。けれども、そんな余裕が愛斗にある筈もなかった。
「それにね、叔父さんたちも段々僕に暴力を振るうようになったけど、暴力は愛情の裏返しだって言ってたよ。どうして? 好きな人に愛を伝えて、何が悪いの?」
普通なら『可笑しい』と思うところ『なるほど』と思わず、頷いてまで納得していた。
愛斗は殴られたら自分も嫌ではないか、と説得したかった訳ではなく、何故彼が暴力を振るうのかが知りたかったのだ。
知識面はともかく、彼の口調や思考は幼い子供のままで止まっているのであろうか。
不思議なことに、愛斗には今までの暴論を訴える理久が、写真に映る幼い頃の理久と重なって見える。
「じゃあ、ご飯は? 何で用意してくれないんだ?」
「なるほどな」と前置きをしてから、続けて質問していく。客観的に見れば、まるで二人の様子は精神科や心療内科で行われる患者との会話のように感じる。
まあ、愛斗は怪我を患ったことによる精神的ダメージで以前、一時的に心療内科に通っていたが、こんな質問はされなかった。
既に皆が知り得たことではあるが、当たり前を人に強要してはいけない。人それぞれ価値観というものがあるのだから。
「愛斗くんがご飯を食べられる有り難みを分かってくれないから……。ご飯が食べられるだけで、幸せなのになぁ」
サイコパスやソシオパスというものがこの世に存在するが、一見彼はそれに当てはまるようにも思える。が、これは想像上でしかないが、きっと彼はそうではない。
確かに考えだけなら星の数ほど出てくる。
例えば、幼い人格と大人の人格を使い分けている多重人格など。まあ、多重人格と問われても、やはり、どこか異なる部分があるだろう。
結局、真実分からないままだが……。
「七瀬。俺さ……もう充分、自分が幸せだって理解したよ? 七瀬は殴って楽しいかもしれないけど、俺はそうじゃないんだ」
幼い子供を躾けるように、相手の目を見て言葉を発していく。愛斗は至って真剣だ。
「……はっ! そうか、そうだよね。僕が間違ってたよ。ご、ごめんね、愛斗くん」
生気を取り戻したのか、理久の表情がガラリと変わった。その表情を見て愛斗は少しだけ俯くと、おもむろに口を開いた。
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