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第四章 天使と悪魔
悪魔軍 リーの思惑
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地上に戻るともう19時半を回っていた。
「そう言えば晩御飯をまだ食べてないね~」
「もう配給の時間を過ぎちゃってるから、食べ逃したかな?」
そんな話をしながら大黒門を出ると、そこにはトオルと精霊眷属のヘスティアが大工工事をしていた。
「キ、キング、何をされてるのですか~?」
『おぅお帰り』
「ほぉ~強くなって帰って来とるぞぇ」
『佐助もレベル32かぁ、ってか誰やおまえは(笑)』
進化したその風貌は、元の佐助の面影も無い。
背は高く、毛色も黒っぽくなり、顔は毛深い人間の顔をしている。
「見た目、変わりましたよね? とにかく服が欲しいですw」
『ウエストに行くなら、ファッション美術館に寄ればいいだろう』
「向かいのスーパーの駐車場に11体の男が寝転んどるよw」
『あぁ俺を殺そうとしてた例の奴らだよ』
「・・・」
「何か痕跡でもあれば良いのですが・・・」
その時、トオルの背後から女性の声がした。
「あんたら潜ってたなら晩御飯はまだじゃろ?」
「おわぁ~ビックリしたぁ~」
リーも佐助もその存在に気付かずにいた。
歳の頃なら30半ば前後、スタイル良く、顔立ちも良い
『美凪の眷属の椿田摩耶だ、不思議と隠密をデフォルトで備えてる』
「デフォで隠密?存在感が薄いって事?」
『ん~ そんな訳でも無いんだが、黙ってじっとしてると存在感を消せるみたいなんだ』
「魔力特化ですか、美凪よりはうち向きですな」
『その辺は美凪と相談してみな、あいつにも軍団は必要だと思ってるから交換とかなw』
「ほら、夕飯が出来たよ」
トオルが作った大きめのテーブルに、トオルが作った椅子に座り、リーと佐助は
カップ麺とカップ飯をすすった。
『すまんな、美凪が居ないからカップ麺とかしかないんだよw』
「???」
『美凪の空間倉庫には食料が入ってるんだよ。
そこの棚にはカップ麺とか置いとくから好きな時に好きなだけ食べると良いよ』
トオルが作った別の棚には、スーパーから持ってきたカップの麺などが大量に置いてある。
横には交換ボンベタイプの簡易ガスコンロが3つとケトルや鍋が置いてある。
『そうそう、リーよ、このスキルも取り込んでおいてくれ』
トオルはそう言って、空間倉庫の宝珠と個別空間Ⓢの宝珠を手渡した。
そして、自分の個別空間Ⓜの中を見せて参考にするように言った。
『空間倉庫の中は何が入ってる?』
リーは自分が取り込んだ空間倉庫の中身をすべてトオルに伝えようと調べてみた。
「アイテムや装備がいくつか入ってますね。全部出します」
リーが最初に取り出した物は、中国武侠背景のボトムスのロングパンツにチャイナ服。
侠客衣装である。
「こ、これ、貰っても良いですか?素早さと防御が補正されますっ!」
『あぁいいよw 好きなの持っていきなw』
個別空間の中でささっと着替えて、リーはご満悦だ。
その他にも宝箱から出たかドロップであろう指輪や帽子、作業服、軽鎧、武侠の漢服、ブレスレット等々有用なアイテムが数点入っていた。
佐助も、武侠服が欲しいと思っているがなかなか言い出せない。
「あんたもお揃いの服を貰ったらどないなん?」
「あ、あんたは神かっ! キ、キング、よろしいでしょうか?」
『あははは、欲しいなら欲しいと言えよ(笑)』
ヤンキー学生服のボンタンのように、太ももが膨らみ足首で締めているボトムスっぽい白地に青い文様が渦巻くズボンに、足首まである着物の様な白地に金のラインが入った中衣に、やはり足元まである羽織とバレエシューズの様な形をした黒い古装靴。
そのまま中国武侠映画にでも出て来そうな二人だった。
その他のアイテムは一応トオルの空間倉庫に仕舞い込み、リーの空間倉庫は空っぽになった。
『これから、食料になりそうな魔物が居たら、倒してそのまま空間倉庫に入れといてくれ』
当分の食料は確保できているが、これから先の事もあるから、トオルは食べれるものを集めておきたかった。
暫く歓談しながら美凪達を待ってたが、出て来そうにないのでリーたちは出かける事にした。
トオルたちはもう一度、元おばあの椿田摩耶を連れて潜ると言っている。
『気を付けろよ、件の敵に相対してもおまえらだけでどうにかしようとは思わない様に』
「わかりました」
『まぁおまえらのステなら負ける事はまずないだろうしな』
「あっ!ヘスティア様にお聞きしたいのですが、よろしいですか?」
「なんじゃな?妾のスリーサイズは秘密じゃよw」
「・・・」
「いえ、召喚術の召喚範囲について聞きたいのですが・・・」
「んっ?召喚範囲?どうゆうこっちゃ?」
リーは佐助の召喚の時にウェイズに言われた事をヘスティアに告げた。
『あぁ俺の場合はムスペルへイム限定で召喚したからヘスティアを呼べたんだがな』
「その黒猫の言う通りじゃな、今この神戸の町は、北欧神話の9つの世界、それ以外の27の世界と11の異世界に繋がっとる」
「そんなに多くの世界と繋がっているんですか?」
「とは言え、常時直接繋がっとる訳でも無いし、行き来できる道が存在しとるってだけの話じゃがな」
「今までの地球規模ではその道は無かったって事ですか?」
「いや、時代時代で一部の世界と繋がる兆候はあったはずじゃ、妾もこの"地球"と言う世界には2度3度来とるしな」
『神話になるような時代にティアらはこの世界に来たって事で良いのか?』
「最後に訪れたのは700年~800年くらい前かのぉ~ その時は大勢の神や使途が降臨しとったな」
「アイスランド近辺で北欧神話が語られた時代でしょうね」
『おまえはどんな召喚を望んでるんだ?』
リーは暫く考えてトオルに答えたのは、特に考えて無い事だった。
佐助やトオルの眷属を見て、ただ自分も欲しくなっただけだ。
今は侠客の衣装が手に入った事で、違う方向にテンションが移っていた。
「ヘスティア様、ありがとうございます」
『で、召喚術か精霊術か取るのか?』
「そうですね、どの道もう忍術も空間倉庫も手に入ったし、後は結界術か魔眼かくらいしか欲しい物は無いですし、ポイントも貯まってるしでどっちも取るのもアリかなって思ってます」
トオルはリーのステータス画面を覗き見しながら問いかける。
レイン・リー(38)
Lv35
種族 【新人類】 選択
職業 【暗殺者】【--】選択
恩恵 【技能取得】
称号 【同族殺し】【元工作員】【殺人鬼】【虐殺者】
状態 【眷属化-櫻庭通】
基本能力一覧
GMR/UHG
HP 19584/10483<+3669>(+2859)[+2573]
MP 10673/5241(+2859)[+2573]
STR 5813/2107(+953)[+2573]
DEF 5807/2281(+953)[+2573]
AGI 8244/4203<+515>(+953)[+2573]
DEX 8398/4379<+493>(+953)[+2573]
INT 4584/1058(+953)[+2573]
SP/3494
sp/77.5
基本技能一覧
技能店舗⒮ 眷属契約▼ 闇装束 風纏 地図¹
身体強化² 刀(赤闇) 真刀剣術 空間倉庫 個別空間Ⓢ
気配探知 懐柔 話術 隠密 隠蔽 駿動 剣豪
忍術¹-[短剣術]-[忍体術]-[回避術]-[速動]-[鑑定]-[風身術]
²┗[魔手裏剣]-[疾駆]-[遁術]-[必中]-[陽炎]-[透視]
³┗[縮地]-[超速]-[分身]-[金縛り]-[飛燕]-[影纏]
⁴┗[急所斬]-[神速]-[魔封じ]-[忍結界]-[無幻]-[鏡花水月]
耐性一覧
精神支配耐性 暗闇耐性 気配探知耐性
37008/39658
『さすがにレベルが上がるのも早いし、ステも高いなぁ』
「キ、キング、もう美凪には勝ってますかな?」
『同レベルなら美凪の方が遥かに上だろうな、今でリーのちょい負けってとこじゃないかな?』
「美凪はそんなに強くなってるんですね・・・」
『おまえは隠密特化で、あいつは戦闘特化なんだから仕方ないだろう?』
『競い合うのは良い事だが、足の引っ張り合いだけはしないでくれよ』
「はいっ・・・」
特に美凪に嫉妬心も妬みも無いが、最強を自負していたリーと佐助は少しだけショックを受けていただけだった。
「そう言えば晩御飯をまだ食べてないね~」
「もう配給の時間を過ぎちゃってるから、食べ逃したかな?」
そんな話をしながら大黒門を出ると、そこにはトオルと精霊眷属のヘスティアが大工工事をしていた。
「キ、キング、何をされてるのですか~?」
『おぅお帰り』
「ほぉ~強くなって帰って来とるぞぇ」
『佐助もレベル32かぁ、ってか誰やおまえは(笑)』
進化したその風貌は、元の佐助の面影も無い。
背は高く、毛色も黒っぽくなり、顔は毛深い人間の顔をしている。
「見た目、変わりましたよね? とにかく服が欲しいですw」
『ウエストに行くなら、ファッション美術館に寄ればいいだろう』
「向かいのスーパーの駐車場に11体の男が寝転んどるよw」
『あぁ俺を殺そうとしてた例の奴らだよ』
「・・・」
「何か痕跡でもあれば良いのですが・・・」
その時、トオルの背後から女性の声がした。
「あんたら潜ってたなら晩御飯はまだじゃろ?」
「おわぁ~ビックリしたぁ~」
リーも佐助もその存在に気付かずにいた。
歳の頃なら30半ば前後、スタイル良く、顔立ちも良い
『美凪の眷属の椿田摩耶だ、不思議と隠密をデフォルトで備えてる』
「デフォで隠密?存在感が薄いって事?」
『ん~ そんな訳でも無いんだが、黙ってじっとしてると存在感を消せるみたいなんだ』
「魔力特化ですか、美凪よりはうち向きですな」
『その辺は美凪と相談してみな、あいつにも軍団は必要だと思ってるから交換とかなw』
「ほら、夕飯が出来たよ」
トオルが作った大きめのテーブルに、トオルが作った椅子に座り、リーと佐助は
カップ麺とカップ飯をすすった。
『すまんな、美凪が居ないからカップ麺とかしかないんだよw』
「???」
『美凪の空間倉庫には食料が入ってるんだよ。
そこの棚にはカップ麺とか置いとくから好きな時に好きなだけ食べると良いよ』
トオルが作った別の棚には、スーパーから持ってきたカップの麺などが大量に置いてある。
横には交換ボンベタイプの簡易ガスコンロが3つとケトルや鍋が置いてある。
『そうそう、リーよ、このスキルも取り込んでおいてくれ』
トオルはそう言って、空間倉庫の宝珠と個別空間Ⓢの宝珠を手渡した。
そして、自分の個別空間Ⓜの中を見せて参考にするように言った。
『空間倉庫の中は何が入ってる?』
リーは自分が取り込んだ空間倉庫の中身をすべてトオルに伝えようと調べてみた。
「アイテムや装備がいくつか入ってますね。全部出します」
リーが最初に取り出した物は、中国武侠背景のボトムスのロングパンツにチャイナ服。
侠客衣装である。
「こ、これ、貰っても良いですか?素早さと防御が補正されますっ!」
『あぁいいよw 好きなの持っていきなw』
個別空間の中でささっと着替えて、リーはご満悦だ。
その他にも宝箱から出たかドロップであろう指輪や帽子、作業服、軽鎧、武侠の漢服、ブレスレット等々有用なアイテムが数点入っていた。
佐助も、武侠服が欲しいと思っているがなかなか言い出せない。
「あんたもお揃いの服を貰ったらどないなん?」
「あ、あんたは神かっ! キ、キング、よろしいでしょうか?」
『あははは、欲しいなら欲しいと言えよ(笑)』
ヤンキー学生服のボンタンのように、太ももが膨らみ足首で締めているボトムスっぽい白地に青い文様が渦巻くズボンに、足首まである着物の様な白地に金のラインが入った中衣に、やはり足元まである羽織とバレエシューズの様な形をした黒い古装靴。
そのまま中国武侠映画にでも出て来そうな二人だった。
その他のアイテムは一応トオルの空間倉庫に仕舞い込み、リーの空間倉庫は空っぽになった。
『これから、食料になりそうな魔物が居たら、倒してそのまま空間倉庫に入れといてくれ』
当分の食料は確保できているが、これから先の事もあるから、トオルは食べれるものを集めておきたかった。
暫く歓談しながら美凪達を待ってたが、出て来そうにないのでリーたちは出かける事にした。
トオルたちはもう一度、元おばあの椿田摩耶を連れて潜ると言っている。
『気を付けろよ、件の敵に相対してもおまえらだけでどうにかしようとは思わない様に』
「わかりました」
『まぁおまえらのステなら負ける事はまずないだろうしな』
「あっ!ヘスティア様にお聞きしたいのですが、よろしいですか?」
「なんじゃな?妾のスリーサイズは秘密じゃよw」
「・・・」
「いえ、召喚術の召喚範囲について聞きたいのですが・・・」
「んっ?召喚範囲?どうゆうこっちゃ?」
リーは佐助の召喚の時にウェイズに言われた事をヘスティアに告げた。
『あぁ俺の場合はムスペルへイム限定で召喚したからヘスティアを呼べたんだがな』
「その黒猫の言う通りじゃな、今この神戸の町は、北欧神話の9つの世界、それ以外の27の世界と11の異世界に繋がっとる」
「そんなに多くの世界と繋がっているんですか?」
「とは言え、常時直接繋がっとる訳でも無いし、行き来できる道が存在しとるってだけの話じゃがな」
「今までの地球規模ではその道は無かったって事ですか?」
「いや、時代時代で一部の世界と繋がる兆候はあったはずじゃ、妾もこの"地球"と言う世界には2度3度来とるしな」
『神話になるような時代にティアらはこの世界に来たって事で良いのか?』
「最後に訪れたのは700年~800年くらい前かのぉ~ その時は大勢の神や使途が降臨しとったな」
「アイスランド近辺で北欧神話が語られた時代でしょうね」
『おまえはどんな召喚を望んでるんだ?』
リーは暫く考えてトオルに答えたのは、特に考えて無い事だった。
佐助やトオルの眷属を見て、ただ自分も欲しくなっただけだ。
今は侠客の衣装が手に入った事で、違う方向にテンションが移っていた。
「ヘスティア様、ありがとうございます」
『で、召喚術か精霊術か取るのか?』
「そうですね、どの道もう忍術も空間倉庫も手に入ったし、後は結界術か魔眼かくらいしか欲しい物は無いですし、ポイントも貯まってるしでどっちも取るのもアリかなって思ってます」
トオルはリーのステータス画面を覗き見しながら問いかける。
レイン・リー(38)
Lv35
種族 【新人類】 選択
職業 【暗殺者】【--】選択
恩恵 【技能取得】
称号 【同族殺し】【元工作員】【殺人鬼】【虐殺者】
状態 【眷属化-櫻庭通】
基本能力一覧
GMR/UHG
HP 19584/10483<+3669>(+2859)[+2573]
MP 10673/5241(+2859)[+2573]
STR 5813/2107(+953)[+2573]
DEF 5807/2281(+953)[+2573]
AGI 8244/4203<+515>(+953)[+2573]
DEX 8398/4379<+493>(+953)[+2573]
INT 4584/1058(+953)[+2573]
SP/3494
sp/77.5
基本技能一覧
技能店舗⒮ 眷属契約▼ 闇装束 風纏 地図¹
身体強化² 刀(赤闇) 真刀剣術 空間倉庫 個別空間Ⓢ
気配探知 懐柔 話術 隠密 隠蔽 駿動 剣豪
忍術¹-[短剣術]-[忍体術]-[回避術]-[速動]-[鑑定]-[風身術]
²┗[魔手裏剣]-[疾駆]-[遁術]-[必中]-[陽炎]-[透視]
³┗[縮地]-[超速]-[分身]-[金縛り]-[飛燕]-[影纏]
⁴┗[急所斬]-[神速]-[魔封じ]-[忍結界]-[無幻]-[鏡花水月]
耐性一覧
精神支配耐性 暗闇耐性 気配探知耐性
37008/39658
『さすがにレベルが上がるのも早いし、ステも高いなぁ』
「キ、キング、もう美凪には勝ってますかな?」
『同レベルなら美凪の方が遥かに上だろうな、今でリーのちょい負けってとこじゃないかな?』
「美凪はそんなに強くなってるんですね・・・」
『おまえは隠密特化で、あいつは戦闘特化なんだから仕方ないだろう?』
『競い合うのは良い事だが、足の引っ張り合いだけはしないでくれよ』
「はいっ・・・」
特に美凪に嫉妬心も妬みも無いが、最強を自負していたリーと佐助は少しだけショックを受けていただけだった。
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