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第四章 天使と悪魔
悪魔軍、超早熟な奴
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いきなりレベルの高めのゴブリンを倒した事で4人はレベルアップに酔う。
しばしの時間が過ぎ、レベルアップ酔いも収まり、先ほどの様にトオルが弱らせて皆で叩くやり方が今はベストな方法だと思う。 そうみんなに告げて、ドアノブを握る力を緩める。
『来るよ、準備はしとけよ』
ドアノブをこちらから回し、ドアを開けると凄い勢いでゴブリンが3体飛び出て来る。
本当は1体づつ倒すのが良かったのだが、これだけは相手がある事なので仕方が無い。
最初の奴を前蹴りで顎を打ち抜く。
そしてすかさず後ろで待機している眷属に投げつけ殺らせる。
その後ろの2体の顔面を掴み後頭部を打ち合わせる。
フラフラしながらも攻撃をしてこようとしているが、力無く空振る。
もう一度頭を掴み、後方の待機組に投げつけ任せる。
さすがにレベルも上がってきているので屠るのに時間は掛からなくなってきた。
『もう少しレベルを上げたいなぁ』
「キング、お言葉ですが、まだ始めたばかりです。あまり急いては事を仕損じる可能性も有ります、ご慎重に」
『ははは、それもそうだな、ちょっと気が逸ってるのは認めるよ、ごめんな』
「す、すみません、キングに謝らせるなんて、し、死んで詫びるしかありません」
レイン・リーはその場で飛びのき、土下座でトオルに詫びを入れる。
『ば~か、そういった進言はこれからも頼むよ、俺が暴走しない様にな』
『みんなも頼むな、忖度して言いたい事が言えないのは駄目だぞ』
「心得ました」
『さて、もう中にはそんなに居ないよな、レベルも6くらいになったか?』
『藤浜は職業を決めたのか?』
「いえ、魔法と戦闘を組み合わせた様な職業が欲しいです」
「キング、ステータスボードに【恩恵】って項目が出て来て、ショップが手に入りました」
『おぉ~~~やったなぁ』
『それじゃぁしばしレベリングがてらポイントを貯めるか』
『みんなはどうなった?』
「はい、私も恩恵と技能店舗⒮ってスキルが発生しています」
「俺も恩恵と技能店舗⒮ってのがあります」
『リーは?』
「はい、もちろんです」
レイン・リー(38)
Lv6
種族 【新人類】 選択
職業 【暗殺者】 選択
恩恵 【技能取得】
称号 【同族殺し】【元工作員】
状態 【眷属化-櫻庭通】
基本能力一覧
GMR/UHG
HP 313/250<+63>
MP 125/125
STR 60
DEF 66
AGI 112<+83>
DEX 116<+77>
INT 35
SP/83
sp/2.75
基本技能一覧
技能店舗⒮
身体強化¹ 気配探知 懐柔 話術 隠密 隠蔽
耐性一覧
精神支配耐性
292/248
棒術3 剣術5 槍術5 格闘術5 弓術5 盾術5 斧術5 鉈術5 鎌術5
暗視6 索敵6 気配探知6 超跳躍6 瞬発6 灯火8 送風8 刀剣術9
浮火10 蛇口10 鍛冶10 調薬10 千里眼10 浮遊10 駿動10 鞭術10
体術10 忍術¹10 使役術10 土盾10 水盾10 火盾10 氷盾10 雪玉10
火弾15 水弾15 土弾15 氷柱18 風刃18 雷針18 土針18 鑑定18
治癒魔法20 麻痺解消20 解毒魔法20 剛腕20 疾駆20 召喚術25
状態異常改善25 威圧25 狙撃25 捕縛25 監視25 魅了25 縮地25
身体強化¹30 各属性投槍30 拘束30 氷壁30 土壁30 火壁30 水壁30
蟲使30 圧弾30 火纏30 水纏30 土纏30 風纏30 忍術²30 雷纏35
精霊術35 偽装35 闇影纏45 黄金纏45 炎纏45 大気纏45 結界術50
麻痺魔眼50 空間収納50 忍術³55 頁更新??? 限界突破???
「まずは10P貯めて忍術の取得を目指します」
『リーは皆よりステが高いな、流石は成長率"超早熟"だな』
「ありがとうございます、キングの為に最強の盾になります」
『頼むなっ』
『それじゃ~突入するか』
部屋に乗り込むと、ボスらしいホブゴブリンがソファーに座ってくつろいでいる。
その周りにレベル10前後のホブが3体、親衛隊の様に護衛をしているように見える。
下っ端ゴブリンは先ほどの連中で、もう居なくなったようだ。
しかし、前に下見に来た時にはワンフロアーあたり100~150体くらいはゴブリンが居たはずだ。
それがこれだけ少ないという事は、多分ゴブリン同士でも争いがあったのだろう。
『さて、それじゃぁやりますか』
トオルは側近のホブゴブリンに近寄ると、一気に3体が襲い掛かってきた。
手には長い包丁を持っている。
いくらレベル差があっても、包丁で切られると傷を負うのは当たり前の事だ。
だが、最初に切りかかってきたホブの手首を掴み、捻りあげて包丁を落とさせる。
それを足で蹴って、藤浜の方に蹴飛ばす。
意図を理解していた藤浜がすぐさま拾い上げ、自分の武器にする。
トオルは1体の手首を掴んだまま、目の前のホブの顔面に拳を入れる。
ボゴッ
ホブゴブリンの顔の中心が凹み、声も出さずに倒れ込む。
その頭を掴み、後ろの4人に任せるために引き倒す。
4人は間髪入れずに殴り殺す。
そしてトオルが掴んでいるホブもリーが引きずって4人の前に引っ張って来て、倒す。
さすがに親衛隊が一瞬で倒されていく事にボスぶったホブも立ち上がり攻撃を仕掛けて来る。
3体目の親衛隊も、トオルの一蹴りで怯んだところをリーのハイキックが頭部に当たり、藤浜の肘打ちが脳天に刺さり、宗教女と元店長が蹴る蹴る蹴る。
すでに魂が沈黙していた。
トオルはボスみたいなホブと対峙する。
特にスキルも無く、ステータスもレベルの割に高くも無いので、4人の眷属だけでも倒せるだろう。
リーがレベル10、他もレベルが9になっていた。
ホブボスはレベル15と高いけど、まぁ4人でなら問題ないだろう。
『俺が一発殴るから、その後はおまえら4人でやってみな』
「はいっ」
そう言ってからトオルはホブゴブリンの横っ腹を殴ってすぐに離脱する。
キツイ一発を貰ってホブボスは身体がくの字になる。
そこにリーが素早く後ろに回り、首に肘を回し入れ、チョークスリーパーを決める。
首が太いが、手足の長いリーなら何も問題は無い。
無防備な前面から藤浜が長包丁で心臓辺りを刺す。
掛井橋も持っていた文化包丁で切りつける。
青空もゴルフクラブのドライバー(1番ウッド)で叩く。
キュッ ボギッ グフッ
全員が攻撃をしたのを確認すると、リーはチョークスリーパーから、首を左に捩じり窒息死させる。
「キング、終わりました」
トオルは殺したゴブリン達から宝珠を抜いていた。
スキルも何も無い奴でも、ステータス+5程度の黒珠を落とす事もある。
鑑定で見たステータスボードには載ってないスキルを出す事も極稀にある。
そう言った事から、トオルはいつもコッソリと倒した後の死体や遺体から宝玉を抜いている。
先ほど殺った男からは話術と言うスキルを取得したが、これは今後の作戦で重要な藤浜に持たせるつもりである。
腰に下げた魔通鞄は、空間倉庫程の量は入らないが、1m³か2m³くらいの広さはある。
ただ、鞄なので時間の経過はもちろんある。
宝珠の様なかさ張る物は、やはりマジックバッグはとても便利である。
「キング、レベル10から恩恵でステータスに補正値が付きましたよ」
「ポイントも貯まったので忍術を取得いたしました」
レイン・リー(38)
Lv13
種族 【新人類】 選択
職業 【暗殺者】 選択
恩恵 【技能取得】
称号 【同族殺し】【元工作員】
状態 【眷属化-櫻庭通】
基本能力一覧
GMR/UHG
HP 1772/1236<+309>(+227)
MP 845/618(+227)
STR 320/257(+63)
DEF 341/278(+63)
AGI 736/506<+167>(+63)
DEX 744/527<+154>(+63)
INT 98/35(+63)
SP/412
sp/1.15
基本技能一覧
技能店舗⒮
身体強化¹ 気配探知 懐柔 話術 隠密 隠蔽
首折
忍術¹-[短剣術]-[忍体術]-[回避術]-[速動]-[観察]-[風身術]
耐性一覧
精神支配耐性
2332/2073
『リーはレベル13の強さじゃないよなw』
「もうレベル2つも違うんですね」
『リーは超早熟だから、レベル40か50くらいまでは同レベル帯じゃダントツステが高いんだよ』
『成長率も経験値取得率もみんなよりかなり高いから仕方ないよ』
「申し訳ありません・・・」
『あはは、謝るなって!ハイレベルになってくると伸び悩むだろうから、今のうちにマウント取っとけよw』
『さて、それじゃ~上に上がろうか』
「キング、この階に居る人間どもはそのまま見逃すんですか?」
「そうですよ、要らない人間が生きてるだけで食料が消費されるんですから」
「我々選ばれし新人類以外は、贄にするか眷属にするかです」
(やっぱりこいつらは俺よりも過激なサイコパスだなw)
『リーはどう思う?』
「微々たるモノでも経験値になるのなら、殲滅以外の答えは有りません」
『あははは、わかったわかった』
『それじゃ、皆で手分けしてこの部屋に集めよう』
『藤浜、おまえはこの中では一番普通に生きて来たからな、人を丸め込むのにこれを取得しろ』
トオルはそう言って魔通鞄から話術と詐術の宝珠を取り出し藤浜に与えた。
「あ、ありがとうございます」
「な、なんか恐れ多いなぁ・・・」
藤浜はそう言いながら宝珠を手の中で弄ぶ。
宝珠を貰った事はとても嬉しいのだが、他の3人の手前、自分だけが贔屓されてるようで少し気持ちが引いている。
「あっ・・・」
宝珠を弄んでいるうちに【鑑定】スキルを覚えてしまった・・・
藤浜は、宗教女と元店長の顔をちらっと見た。
しばしの時間が過ぎ、レベルアップ酔いも収まり、先ほどの様にトオルが弱らせて皆で叩くやり方が今はベストな方法だと思う。 そうみんなに告げて、ドアノブを握る力を緩める。
『来るよ、準備はしとけよ』
ドアノブをこちらから回し、ドアを開けると凄い勢いでゴブリンが3体飛び出て来る。
本当は1体づつ倒すのが良かったのだが、これだけは相手がある事なので仕方が無い。
最初の奴を前蹴りで顎を打ち抜く。
そしてすかさず後ろで待機している眷属に投げつけ殺らせる。
その後ろの2体の顔面を掴み後頭部を打ち合わせる。
フラフラしながらも攻撃をしてこようとしているが、力無く空振る。
もう一度頭を掴み、後方の待機組に投げつけ任せる。
さすがにレベルも上がってきているので屠るのに時間は掛からなくなってきた。
『もう少しレベルを上げたいなぁ』
「キング、お言葉ですが、まだ始めたばかりです。あまり急いては事を仕損じる可能性も有ります、ご慎重に」
『ははは、それもそうだな、ちょっと気が逸ってるのは認めるよ、ごめんな』
「す、すみません、キングに謝らせるなんて、し、死んで詫びるしかありません」
レイン・リーはその場で飛びのき、土下座でトオルに詫びを入れる。
『ば~か、そういった進言はこれからも頼むよ、俺が暴走しない様にな』
『みんなも頼むな、忖度して言いたい事が言えないのは駄目だぞ』
「心得ました」
『さて、もう中にはそんなに居ないよな、レベルも6くらいになったか?』
『藤浜は職業を決めたのか?』
「いえ、魔法と戦闘を組み合わせた様な職業が欲しいです」
「キング、ステータスボードに【恩恵】って項目が出て来て、ショップが手に入りました」
『おぉ~~~やったなぁ』
『それじゃぁしばしレベリングがてらポイントを貯めるか』
『みんなはどうなった?』
「はい、私も恩恵と技能店舗⒮ってスキルが発生しています」
「俺も恩恵と技能店舗⒮ってのがあります」
『リーは?』
「はい、もちろんです」
レイン・リー(38)
Lv6
種族 【新人類】 選択
職業 【暗殺者】 選択
恩恵 【技能取得】
称号 【同族殺し】【元工作員】
状態 【眷属化-櫻庭通】
基本能力一覧
GMR/UHG
HP 313/250<+63>
MP 125/125
STR 60
DEF 66
AGI 112<+83>
DEX 116<+77>
INT 35
SP/83
sp/2.75
基本技能一覧
技能店舗⒮
身体強化¹ 気配探知 懐柔 話術 隠密 隠蔽
耐性一覧
精神支配耐性
292/248
棒術3 剣術5 槍術5 格闘術5 弓術5 盾術5 斧術5 鉈術5 鎌術5
暗視6 索敵6 気配探知6 超跳躍6 瞬発6 灯火8 送風8 刀剣術9
浮火10 蛇口10 鍛冶10 調薬10 千里眼10 浮遊10 駿動10 鞭術10
体術10 忍術¹10 使役術10 土盾10 水盾10 火盾10 氷盾10 雪玉10
火弾15 水弾15 土弾15 氷柱18 風刃18 雷針18 土針18 鑑定18
治癒魔法20 麻痺解消20 解毒魔法20 剛腕20 疾駆20 召喚術25
状態異常改善25 威圧25 狙撃25 捕縛25 監視25 魅了25 縮地25
身体強化¹30 各属性投槍30 拘束30 氷壁30 土壁30 火壁30 水壁30
蟲使30 圧弾30 火纏30 水纏30 土纏30 風纏30 忍術²30 雷纏35
精霊術35 偽装35 闇影纏45 黄金纏45 炎纏45 大気纏45 結界術50
麻痺魔眼50 空間収納50 忍術³55 頁更新??? 限界突破???
「まずは10P貯めて忍術の取得を目指します」
『リーは皆よりステが高いな、流石は成長率"超早熟"だな』
「ありがとうございます、キングの為に最強の盾になります」
『頼むなっ』
『それじゃ~突入するか』
部屋に乗り込むと、ボスらしいホブゴブリンがソファーに座ってくつろいでいる。
その周りにレベル10前後のホブが3体、親衛隊の様に護衛をしているように見える。
下っ端ゴブリンは先ほどの連中で、もう居なくなったようだ。
しかし、前に下見に来た時にはワンフロアーあたり100~150体くらいはゴブリンが居たはずだ。
それがこれだけ少ないという事は、多分ゴブリン同士でも争いがあったのだろう。
『さて、それじゃぁやりますか』
トオルは側近のホブゴブリンに近寄ると、一気に3体が襲い掛かってきた。
手には長い包丁を持っている。
いくらレベル差があっても、包丁で切られると傷を負うのは当たり前の事だ。
だが、最初に切りかかってきたホブの手首を掴み、捻りあげて包丁を落とさせる。
それを足で蹴って、藤浜の方に蹴飛ばす。
意図を理解していた藤浜がすぐさま拾い上げ、自分の武器にする。
トオルは1体の手首を掴んだまま、目の前のホブの顔面に拳を入れる。
ボゴッ
ホブゴブリンの顔の中心が凹み、声も出さずに倒れ込む。
その頭を掴み、後ろの4人に任せるために引き倒す。
4人は間髪入れずに殴り殺す。
そしてトオルが掴んでいるホブもリーが引きずって4人の前に引っ張って来て、倒す。
さすがに親衛隊が一瞬で倒されていく事にボスぶったホブも立ち上がり攻撃を仕掛けて来る。
3体目の親衛隊も、トオルの一蹴りで怯んだところをリーのハイキックが頭部に当たり、藤浜の肘打ちが脳天に刺さり、宗教女と元店長が蹴る蹴る蹴る。
すでに魂が沈黙していた。
トオルはボスみたいなホブと対峙する。
特にスキルも無く、ステータスもレベルの割に高くも無いので、4人の眷属だけでも倒せるだろう。
リーがレベル10、他もレベルが9になっていた。
ホブボスはレベル15と高いけど、まぁ4人でなら問題ないだろう。
『俺が一発殴るから、その後はおまえら4人でやってみな』
「はいっ」
そう言ってからトオルはホブゴブリンの横っ腹を殴ってすぐに離脱する。
キツイ一発を貰ってホブボスは身体がくの字になる。
そこにリーが素早く後ろに回り、首に肘を回し入れ、チョークスリーパーを決める。
首が太いが、手足の長いリーなら何も問題は無い。
無防備な前面から藤浜が長包丁で心臓辺りを刺す。
掛井橋も持っていた文化包丁で切りつける。
青空もゴルフクラブのドライバー(1番ウッド)で叩く。
キュッ ボギッ グフッ
全員が攻撃をしたのを確認すると、リーはチョークスリーパーから、首を左に捩じり窒息死させる。
「キング、終わりました」
トオルは殺したゴブリン達から宝珠を抜いていた。
スキルも何も無い奴でも、ステータス+5程度の黒珠を落とす事もある。
鑑定で見たステータスボードには載ってないスキルを出す事も極稀にある。
そう言った事から、トオルはいつもコッソリと倒した後の死体や遺体から宝玉を抜いている。
先ほど殺った男からは話術と言うスキルを取得したが、これは今後の作戦で重要な藤浜に持たせるつもりである。
腰に下げた魔通鞄は、空間倉庫程の量は入らないが、1m³か2m³くらいの広さはある。
ただ、鞄なので時間の経過はもちろんある。
宝珠の様なかさ張る物は、やはりマジックバッグはとても便利である。
「キング、レベル10から恩恵でステータスに補正値が付きましたよ」
「ポイントも貯まったので忍術を取得いたしました」
レイン・リー(38)
Lv13
種族 【新人類】 選択
職業 【暗殺者】 選択
恩恵 【技能取得】
称号 【同族殺し】【元工作員】
状態 【眷属化-櫻庭通】
基本能力一覧
GMR/UHG
HP 1772/1236<+309>(+227)
MP 845/618(+227)
STR 320/257(+63)
DEF 341/278(+63)
AGI 736/506<+167>(+63)
DEX 744/527<+154>(+63)
INT 98/35(+63)
SP/412
sp/1.15
基本技能一覧
技能店舗⒮
身体強化¹ 気配探知 懐柔 話術 隠密 隠蔽
首折
忍術¹-[短剣術]-[忍体術]-[回避術]-[速動]-[観察]-[風身術]
耐性一覧
精神支配耐性
2332/2073
『リーはレベル13の強さじゃないよなw』
「もうレベル2つも違うんですね」
『リーは超早熟だから、レベル40か50くらいまでは同レベル帯じゃダントツステが高いんだよ』
『成長率も経験値取得率もみんなよりかなり高いから仕方ないよ』
「申し訳ありません・・・」
『あはは、謝るなって!ハイレベルになってくると伸び悩むだろうから、今のうちにマウント取っとけよw』
『さて、それじゃ~上に上がろうか』
「キング、この階に居る人間どもはそのまま見逃すんですか?」
「そうですよ、要らない人間が生きてるだけで食料が消費されるんですから」
「我々選ばれし新人類以外は、贄にするか眷属にするかです」
(やっぱりこいつらは俺よりも過激なサイコパスだなw)
『リーはどう思う?』
「微々たるモノでも経験値になるのなら、殲滅以外の答えは有りません」
『あははは、わかったわかった』
『それじゃ、皆で手分けしてこの部屋に集めよう』
『藤浜、おまえはこの中では一番普通に生きて来たからな、人を丸め込むのにこれを取得しろ』
トオルはそう言って魔通鞄から話術と詐術の宝珠を取り出し藤浜に与えた。
「あ、ありがとうございます」
「な、なんか恐れ多いなぁ・・・」
藤浜はそう言いながら宝珠を手の中で弄ぶ。
宝珠を貰った事はとても嬉しいのだが、他の3人の手前、自分だけが贔屓されてるようで少し気持ちが引いている。
「あっ・・・」
宝珠を弄んでいるうちに【鑑定】スキルを覚えてしまった・・・
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