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第三章 健斗と美咲と新たな出会い
死と愛を見つめて
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咲空はもう駄目なんだろうと思っていたが、そんなに真っ黒こげでもまだ微かに息がある。
「ま、まだ死んで無いっ?」
「キュアラー」
パリパリと黒焦げた肌が薄く剝がれていく。
「キュアラー」
だが、外側は回復傾向にあるが、咲空のHPが戻らない。
ふっと我に返り、首を横に向けると、オーガに押され気味に姉が戦っていた。
「おか~ん、オーガを頼むっ!」
『よっしゃ~任せとき、千里、行かんの?』
「ごめん、ダメージ大きすぎて普通のヒールじゃ戻らんねん」
「キュアラッ」「キュアラッ」「キュアラー」「エリキュアー」
健斗の上位治癒魔法と広範囲治癒魔法でそこらに居た戦士たちも立ち上がれる様になった。
「ありがと、健斗さん」
「麗里ーリトルー、リベンジや~」
「ありがとうございますー」
「ありがとうでしたー」
千里と小熊のツインズがオーガに向かって行った。
最高レベルの格闘家と剣術女もオーガに立ち向かって行った。
動ける者たちも四方八方からオーガに攻撃を仕掛けていく。
健斗は咲空のステータス画面のHPの部分を凝視していた。
回復魔法を掛けてもほとんど体力が戻らない。
このHPが無くなれば多分咲空は息絶えるのだろう。
HPが1桁からまったく上昇しない。キュアラを1回掛けても1上がる程度だ。
そう言えば朝も、自分が死に掛けた時にHPが全快しなかったのを思い出した。
さっきの千里もダメージが大きすぎて下級治癒魔法では半分ちょっとしか回復していなかった。
だが、咲空は1桁からまったく回復しない、すごくおかしな現象だ。
こんな戦場に咲空を置いておくと危険なので一旦ルームに連れて行く。
「ルーム」
ゲートの中に消えていった健斗と咲空を、戦線離脱している三ノ宮のメンバーが目線だけで見送る。
ルームの真ん中のスペースに昨日のマットと布団をまだ置いていたので、そこに咲空を寝かせた。
大量の刀をそこに置いていたので、万が一があると怖いのでキッチン部屋にその刀達を運んだ。
洋服がもうボロボロに焦げてしまっていたので、それを剥がし丸裸にした。
全身黒焦げになった後の、肌着が溶けた物や地肌の黒い燃えカスが、手では綺麗に取れない。
咲空に布団を掛けて声を掛ける。
「ちょっと待っといてな」
健斗はクローゼットの中に入れておいたリュックの中から1枚のタオルを取り出す。
水道の蛇口から水を出してタオルを濡らし、咲空の肌を拭いていく。
少しゴシゴシと擦るくらいで無いと黒いのは取れていかない。
余りキツくやってHPが減ると困るので慎重に拭いていく。
合間合間にキュアレやキュアラを掛けて様子も見ながら治療していく。
(咲空~ 頑張れよぉ)
ほぼ上半分が綺麗になった所で一回タオルを洗いに行く。
まだ咲空のHPは15を超えたところだ。
ゆっくりとひっくり返し、うつ伏せにして今度は背中を拭いていく。
もう立派な大人の身体だな。
こんな状態で無かったら下半身が反応してただろう。
だが今は咲空が生きるか死ぬかの瀬戸際なため、流石にそんな事は微塵も考えに浮かんでこない。
全身、足の裏まで綺麗になったので仰向けに戻し、キュアラを掛けて咲空のステータス画面を覗く。
HPはまだ30を超えたところだ。
「ん? こいつ、なんかすごいスキルと耐性が増えとる」
「瀕死蘇生って初めて見たスキルだなー」
鑑定してみると、[即死スキルや致命傷を受けた場合瀕死状態を保ち最大HPの5%まで回復する。5%回復するまでHPに干渉出来ない]ようである。
だから回復呪文を掛けてもHPは回復しなかったのだろう。
健斗が回復呪文を掛けた時にも、たまたま同じタイミングで自然治癒したんだろう。
「ん?って事は、こいつ不死身になったって事か?」
「おまけに雷耐性や雷魔法まで覚えてるし・・・」
「称号付いとるから色々と増えたんやな」
星城咲空(13)
Lv23
種族 【新人類】 選択
職業 【二刀剣士】 選択
称号 【雷神の加護者】【落雷からの蘇生】
状態 【瀕死治療中】
基本能力一覧
GMR/USU
HP 38/3351
MP 2028/2547
STR 603
DEF 435
AGI 670
DEX 503
INT 470(+36)
VLT 635v(+33)
SP/680
基本技能一
眷属契約▼ 瀕死蘇生
二刀流 駿動 飛空 耐魔法 鑑定 雷剣
高速回復
治癒魔法-[ヒール]
風魔法-[風刃]-[風纏]
雷魔法-[稲妻]-[雷刃]-[帯電]
耐性一覧
威圧耐性 精神阻害耐性 電雷耐性 恐怖耐性
絶対帯電耐性
13824/13342
「状態って表示は誰の為にあるんやろうか、主従関係とかパーティーとかかな?」
「魔法耐性や無くて、スキルの魔法耐性か、耐魔シールドみたいなんかな?」
「おっ?高速回復って・・・1秒間にHP1%回復って凄いな」
「俺も死に掛けたけど、覚えんかったなぁ」
「100秒耐えたら全快やんw」
「まだHP40ほどしか回復してないけど・・・」
「それほどのダメージやったんやろなぁ」
「はぁ?VLTなんて新しいステ増えとるし」
「あははははっ」
「なんか笑えるなぁ(笑)」
「・・・」
「ほんま、死ななくてよかった・・・」
「・・・・・」
「あっそうやそうや、シュヴァの事忘れとったわ」
健斗が外に出るとシュヴァルツが悲しそうな顔で座っていたので、頭を撫でて中に入れと言葉を掛けてあげた。
中に入ると、すぐに咲空の元に駆け寄り尻尾をグリングリンと回す。
「シュバ~ ちょっと咲空見といてな」
クゥオ~ン
健斗は外に出ると、刀を携えオーガに一直線に向かって行った。
「こんのやろぉ~」
『健斗さん、咲空ちゃんはどないなん?』
横で戦ってた母が心配そうに健斗に尋ねてきた。
「今は安定してきたかな」
「まぁあの子は不死身になったから(笑)」
『んっ???』
「もうちょっとしたら復活出来ると思うよ」
『まぁ良かったなぁ』
横で聞き耳を立てて千里と小熊ツインズが二人の会話を気にしていたが、咲空が大丈夫そうだと聞くとそれぞれの想いを胸にしまった。
このオーガはHPが10,000以上もあり、なかなか硬いし、これだけの手練れが集まってもそうそう簡単には倒せない。
流石はボス級だ。
「あとHP3000ほどだよ~」
健斗は大声でそこに居る戦闘員たちを鼓舞する。
「おかん、千里、ちょっと時間稼いでてね」
「ん?なんかするん?」
「ちょっと必殺技」
そう言って健斗は魔風剣を天刺し、圧縮し始めた。
「むぅうううう」
数分の後、圧縮が終わり健斗はオーガを見据える。
3m近くはあろうかと見えるその超巨体の周りには数多くの戦士や格闘家が群がっていた。
オーガに殴られ蹴られ飛ばされた者には、すかさずリトルが範囲治癒魔法を唱えて回復させる。
母の与ダメは大剣の威力も含めやはりここでは一番で、切りつけるたびに大きくHPが減っていく。
千里や小熊達も高いダメージを与えている。
剣術女とハイレベル格闘家も同じくらいの高ダメージを与えている。
HPが4分の1を切ったくらいから咆哮を使う頻度が上がってきた。
最初こそ戦闘不能になる人も多く居たが、何度も吠えられるとそのうちほとんどの人が威圧耐性や心情、精神保全系の耐性を覚えていった。
咆哮を使っても効果が薄いと認識したオーガはスキルの雄叫びを使うが、もうステ強化は天井まで上がっているようで変化はない。治癒も使うたびにその回復量が減少気味である。
残りHPのパーセンテージ回復なのかも知れない。
あまり連発しても効果が薄いスキルなのかも。
雷輪も、もう全員が見切っていて、光に触れなければ問題ない事も分かっている。
そのスキルを使われたら、光の輪を良く見て飛べば良いだけだ。
そんな回避法でジャンプしていると、跳躍系のスキルを皆が覚えていった。
もう一つのスキルである稲妻は、MPが足りないのか?皆が一番警戒をしていたが、使ってくることは1度も無かった。
健斗は風纏で宙に浮き、魔風を纏った剣でオーガの上半身に切りかかる。
「おぉりゃぁぁぁぁぁ」
ザシュッ
袈裟懸けに首を狙ったが、その殺気を気づかれ避けられた。
だが避け切れずに肩口に剣先が走る。
オーガの右肩から右わき腹に掛けて、圧縮魔風剣が肉を切り分けた。
ボトッ ドッスーン
オーガの右肩が滑り落ちてきた。
急激にHPが減っていくオーガに対して、ここぞとばかりに精鋭たちが攻撃を強める。
激しい攻撃に一切反撃する力も無くし、そうして膝を付いたその時
『おぉ~りゃぁぁぁぁぁ~逝っとけ~オーガァァァァァ~』
母が大剣でその首を刎ね飛ばした。
皆が見守る中、首と右肩から先が無いオーガはゆっくりと前のめりに倒れていく。
ズドーン
その巨体が地面と平行になるとその場の全員が大きな声で歓声を上げる。
「「「「「 おおおおおおおおおおおおおおおっ! 」」」」」
「ま、まだ死んで無いっ?」
「キュアラー」
パリパリと黒焦げた肌が薄く剝がれていく。
「キュアラー」
だが、外側は回復傾向にあるが、咲空のHPが戻らない。
ふっと我に返り、首を横に向けると、オーガに押され気味に姉が戦っていた。
「おか~ん、オーガを頼むっ!」
『よっしゃ~任せとき、千里、行かんの?』
「ごめん、ダメージ大きすぎて普通のヒールじゃ戻らんねん」
「キュアラッ」「キュアラッ」「キュアラー」「エリキュアー」
健斗の上位治癒魔法と広範囲治癒魔法でそこらに居た戦士たちも立ち上がれる様になった。
「ありがと、健斗さん」
「麗里ーリトルー、リベンジや~」
「ありがとうございますー」
「ありがとうでしたー」
千里と小熊のツインズがオーガに向かって行った。
最高レベルの格闘家と剣術女もオーガに立ち向かって行った。
動ける者たちも四方八方からオーガに攻撃を仕掛けていく。
健斗は咲空のステータス画面のHPの部分を凝視していた。
回復魔法を掛けてもほとんど体力が戻らない。
このHPが無くなれば多分咲空は息絶えるのだろう。
HPが1桁からまったく上昇しない。キュアラを1回掛けても1上がる程度だ。
そう言えば朝も、自分が死に掛けた時にHPが全快しなかったのを思い出した。
さっきの千里もダメージが大きすぎて下級治癒魔法では半分ちょっとしか回復していなかった。
だが、咲空は1桁からまったく回復しない、すごくおかしな現象だ。
こんな戦場に咲空を置いておくと危険なので一旦ルームに連れて行く。
「ルーム」
ゲートの中に消えていった健斗と咲空を、戦線離脱している三ノ宮のメンバーが目線だけで見送る。
ルームの真ん中のスペースに昨日のマットと布団をまだ置いていたので、そこに咲空を寝かせた。
大量の刀をそこに置いていたので、万が一があると怖いのでキッチン部屋にその刀達を運んだ。
洋服がもうボロボロに焦げてしまっていたので、それを剥がし丸裸にした。
全身黒焦げになった後の、肌着が溶けた物や地肌の黒い燃えカスが、手では綺麗に取れない。
咲空に布団を掛けて声を掛ける。
「ちょっと待っといてな」
健斗はクローゼットの中に入れておいたリュックの中から1枚のタオルを取り出す。
水道の蛇口から水を出してタオルを濡らし、咲空の肌を拭いていく。
少しゴシゴシと擦るくらいで無いと黒いのは取れていかない。
余りキツくやってHPが減ると困るので慎重に拭いていく。
合間合間にキュアレやキュアラを掛けて様子も見ながら治療していく。
(咲空~ 頑張れよぉ)
ほぼ上半分が綺麗になった所で一回タオルを洗いに行く。
まだ咲空のHPは15を超えたところだ。
ゆっくりとひっくり返し、うつ伏せにして今度は背中を拭いていく。
もう立派な大人の身体だな。
こんな状態で無かったら下半身が反応してただろう。
だが今は咲空が生きるか死ぬかの瀬戸際なため、流石にそんな事は微塵も考えに浮かんでこない。
全身、足の裏まで綺麗になったので仰向けに戻し、キュアラを掛けて咲空のステータス画面を覗く。
HPはまだ30を超えたところだ。
「ん? こいつ、なんかすごいスキルと耐性が増えとる」
「瀕死蘇生って初めて見たスキルだなー」
鑑定してみると、[即死スキルや致命傷を受けた場合瀕死状態を保ち最大HPの5%まで回復する。5%回復するまでHPに干渉出来ない]ようである。
だから回復呪文を掛けてもHPは回復しなかったのだろう。
健斗が回復呪文を掛けた時にも、たまたま同じタイミングで自然治癒したんだろう。
「ん?って事は、こいつ不死身になったって事か?」
「おまけに雷耐性や雷魔法まで覚えてるし・・・」
「称号付いとるから色々と増えたんやな」
星城咲空(13)
Lv23
種族 【新人類】 選択
職業 【二刀剣士】 選択
称号 【雷神の加護者】【落雷からの蘇生】
状態 【瀕死治療中】
基本能力一覧
GMR/USU
HP 38/3351
MP 2028/2547
STR 603
DEF 435
AGI 670
DEX 503
INT 470(+36)
VLT 635v(+33)
SP/680
基本技能一
眷属契約▼ 瀕死蘇生
二刀流 駿動 飛空 耐魔法 鑑定 雷剣
高速回復
治癒魔法-[ヒール]
風魔法-[風刃]-[風纏]
雷魔法-[稲妻]-[雷刃]-[帯電]
耐性一覧
威圧耐性 精神阻害耐性 電雷耐性 恐怖耐性
絶対帯電耐性
13824/13342
「状態って表示は誰の為にあるんやろうか、主従関係とかパーティーとかかな?」
「魔法耐性や無くて、スキルの魔法耐性か、耐魔シールドみたいなんかな?」
「おっ?高速回復って・・・1秒間にHP1%回復って凄いな」
「俺も死に掛けたけど、覚えんかったなぁ」
「100秒耐えたら全快やんw」
「まだHP40ほどしか回復してないけど・・・」
「それほどのダメージやったんやろなぁ」
「はぁ?VLTなんて新しいステ増えとるし」
「あははははっ」
「なんか笑えるなぁ(笑)」
「・・・」
「ほんま、死ななくてよかった・・・」
「・・・・・」
「あっそうやそうや、シュヴァの事忘れとったわ」
健斗が外に出るとシュヴァルツが悲しそうな顔で座っていたので、頭を撫でて中に入れと言葉を掛けてあげた。
中に入ると、すぐに咲空の元に駆け寄り尻尾をグリングリンと回す。
「シュバ~ ちょっと咲空見といてな」
クゥオ~ン
健斗は外に出ると、刀を携えオーガに一直線に向かって行った。
「こんのやろぉ~」
『健斗さん、咲空ちゃんはどないなん?』
横で戦ってた母が心配そうに健斗に尋ねてきた。
「今は安定してきたかな」
「まぁあの子は不死身になったから(笑)」
『んっ???』
「もうちょっとしたら復活出来ると思うよ」
『まぁ良かったなぁ』
横で聞き耳を立てて千里と小熊ツインズが二人の会話を気にしていたが、咲空が大丈夫そうだと聞くとそれぞれの想いを胸にしまった。
このオーガはHPが10,000以上もあり、なかなか硬いし、これだけの手練れが集まってもそうそう簡単には倒せない。
流石はボス級だ。
「あとHP3000ほどだよ~」
健斗は大声でそこに居る戦闘員たちを鼓舞する。
「おかん、千里、ちょっと時間稼いでてね」
「ん?なんかするん?」
「ちょっと必殺技」
そう言って健斗は魔風剣を天刺し、圧縮し始めた。
「むぅうううう」
数分の後、圧縮が終わり健斗はオーガを見据える。
3m近くはあろうかと見えるその超巨体の周りには数多くの戦士や格闘家が群がっていた。
オーガに殴られ蹴られ飛ばされた者には、すかさずリトルが範囲治癒魔法を唱えて回復させる。
母の与ダメは大剣の威力も含めやはりここでは一番で、切りつけるたびに大きくHPが減っていく。
千里や小熊達も高いダメージを与えている。
剣術女とハイレベル格闘家も同じくらいの高ダメージを与えている。
HPが4分の1を切ったくらいから咆哮を使う頻度が上がってきた。
最初こそ戦闘不能になる人も多く居たが、何度も吠えられるとそのうちほとんどの人が威圧耐性や心情、精神保全系の耐性を覚えていった。
咆哮を使っても効果が薄いと認識したオーガはスキルの雄叫びを使うが、もうステ強化は天井まで上がっているようで変化はない。治癒も使うたびにその回復量が減少気味である。
残りHPのパーセンテージ回復なのかも知れない。
あまり連発しても効果が薄いスキルなのかも。
雷輪も、もう全員が見切っていて、光に触れなければ問題ない事も分かっている。
そのスキルを使われたら、光の輪を良く見て飛べば良いだけだ。
そんな回避法でジャンプしていると、跳躍系のスキルを皆が覚えていった。
もう一つのスキルである稲妻は、MPが足りないのか?皆が一番警戒をしていたが、使ってくることは1度も無かった。
健斗は風纏で宙に浮き、魔風を纏った剣でオーガの上半身に切りかかる。
「おぉりゃぁぁぁぁぁ」
ザシュッ
袈裟懸けに首を狙ったが、その殺気を気づかれ避けられた。
だが避け切れずに肩口に剣先が走る。
オーガの右肩から右わき腹に掛けて、圧縮魔風剣が肉を切り分けた。
ボトッ ドッスーン
オーガの右肩が滑り落ちてきた。
急激にHPが減っていくオーガに対して、ここぞとばかりに精鋭たちが攻撃を強める。
激しい攻撃に一切反撃する力も無くし、そうして膝を付いたその時
『おぉ~りゃぁぁぁぁぁ~逝っとけ~オーガァァァァァ~』
母が大剣でその首を刎ね飛ばした。
皆が見守る中、首と右肩から先が無いオーガはゆっくりと前のめりに倒れていく。
ズドーン
その巨体が地面と平行になるとその場の全員が大きな声で歓声を上げる。
「「「「「 おおおおおおおおおおおおおおおっ! 」」」」」
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