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原作開始前
12:下準備*
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※自慰描写有り
仲直りしたあの日以降、クロ様は学園に戻り、いつもの様な手紙のやり取りに戻った。
手紙にはいつも通りの愛の言葉と授業の様子、側近候補達との日常が綴られている…クロ様のファンクラブなるものも存在するらしい。
あれだけ顔がいいなら当然だけどな。
かっこよくて綺麗、しかも可愛さすら併せ持つ完璧な婚約者に、何故か俺が鼻高々だ。
ふと、あの日の事を思い出した。
俺の身体を抱く腕の強さ、熱の籠った瞳に…濡れた唇。
それが全て、俺に向けられた欲望だと思うと、最高に興奮する。
ぞくり、背筋が粟立った。
「…は、ぁ」
俺だって前世では年頃の男だった、自慰もしなかった訳ではない。
だから少し…欲求不満だったりする。
この世界の成人は15歳と早い為、身体の成長も早い。前世での俺の精通は13歳頃と普通だったが、今世では既に精通してるし、身籠れる。
だから、やっぱり…その、後ろが気になる訳で。
クロ様と何れそういう事をする、今はその準備だ。そう、事前準備!
そう自分に言い聞かせて、屋敷中が寝静まった真夜中に行動に移す…こっそり、香油を仕入れていた。
いきなりは当然痛いだろうから、まず身体を昂らせるとこから入ろう。
言い訳混じりに、自分の中心へと手を伸ばす。
すりすりと、軽く服越しに擦ればいとも簡単に快感を拾い上げ始めた。
もしかして俺、凄く感じやすかったりする?
思い立ったが吉日、恐る恐る胸の突起にも指を這わせ、きゅうと摘み上げる。
「っひ、あ!」
開発も何もしてない筈なのに、弱い電流の様な快楽が身体中を這う。
これは、やばいかもしれない。
ごくりと生唾を飲み込んだ後、そろりと香油に手を伸ばした。
「あ、っうンっ…は、やばぁ、」
ぐちゅぐちゅと、自分の後孔から卑猥な音が聞こえる。
既に指を3本も咥え込んだ後ろは、離すまいと蠢き指を締め付ける。その度形を意識してしまって、たまらなくなる。
想像以上に、これはやばい。
頭の片隅では分かっているものの、快楽を知ってしまった身体が止まるわけもなく。
ぐりぐり前立腺を押し上げ、何度目か分からない絶頂を迎えた。
「ひぁ、っあ!いく、いくっ…う、!」
くたり、ベッドへ身を沈める。
自分の指でこれならば、クロ様のを入れたらどうなってしまうのか?
想像しただけで、腹の奥がずくんと疼く。
ぐちゃぐちゃに掻き回されて、一番奥に出して欲しい。
何度も何度も名前を呼ばれて、全部全部クロ様の物になって…二度と、離れられない様に。
いつになったら手を出してくれるんだろうか?
学園に入ったら…きっと。
一緒のベッドで絡み合って、そのまま朝を迎えて。
溶けてしまいそうなくらい、優しく抱かれて。
「っ…何て想像してるんだ、」
恥ずかしくて死にそう。
俺は今自室のベッドに1人なのに…どこかに隠れたい衝動に駆られる。少し深呼吸して、心を落ち着けなければ。
少し怠く感じる身体を起こし、洗浄魔法で身体を清める。
ついでに自分の汗や体液で汚れたシーツも、綺麗さっぱり跡形もなく浄化する。
よし、証拠隠滅完了。
多少性欲を発散した事で、なんとなくスッキリした。
…これから先、後ろでの自慰が癖にならないと良いんだけど。もう遅い気もする。
そんな思考を取り払うように頭を振り、ベッドへと潜り込んだ。
仲直りしたあの日以降、クロ様は学園に戻り、いつもの様な手紙のやり取りに戻った。
手紙にはいつも通りの愛の言葉と授業の様子、側近候補達との日常が綴られている…クロ様のファンクラブなるものも存在するらしい。
あれだけ顔がいいなら当然だけどな。
かっこよくて綺麗、しかも可愛さすら併せ持つ完璧な婚約者に、何故か俺が鼻高々だ。
ふと、あの日の事を思い出した。
俺の身体を抱く腕の強さ、熱の籠った瞳に…濡れた唇。
それが全て、俺に向けられた欲望だと思うと、最高に興奮する。
ぞくり、背筋が粟立った。
「…は、ぁ」
俺だって前世では年頃の男だった、自慰もしなかった訳ではない。
だから少し…欲求不満だったりする。
この世界の成人は15歳と早い為、身体の成長も早い。前世での俺の精通は13歳頃と普通だったが、今世では既に精通してるし、身籠れる。
だから、やっぱり…その、後ろが気になる訳で。
クロ様と何れそういう事をする、今はその準備だ。そう、事前準備!
そう自分に言い聞かせて、屋敷中が寝静まった真夜中に行動に移す…こっそり、香油を仕入れていた。
いきなりは当然痛いだろうから、まず身体を昂らせるとこから入ろう。
言い訳混じりに、自分の中心へと手を伸ばす。
すりすりと、軽く服越しに擦ればいとも簡単に快感を拾い上げ始めた。
もしかして俺、凄く感じやすかったりする?
思い立ったが吉日、恐る恐る胸の突起にも指を這わせ、きゅうと摘み上げる。
「っひ、あ!」
開発も何もしてない筈なのに、弱い電流の様な快楽が身体中を這う。
これは、やばいかもしれない。
ごくりと生唾を飲み込んだ後、そろりと香油に手を伸ばした。
「あ、っうンっ…は、やばぁ、」
ぐちゅぐちゅと、自分の後孔から卑猥な音が聞こえる。
既に指を3本も咥え込んだ後ろは、離すまいと蠢き指を締め付ける。その度形を意識してしまって、たまらなくなる。
想像以上に、これはやばい。
頭の片隅では分かっているものの、快楽を知ってしまった身体が止まるわけもなく。
ぐりぐり前立腺を押し上げ、何度目か分からない絶頂を迎えた。
「ひぁ、っあ!いく、いくっ…う、!」
くたり、ベッドへ身を沈める。
自分の指でこれならば、クロ様のを入れたらどうなってしまうのか?
想像しただけで、腹の奥がずくんと疼く。
ぐちゃぐちゃに掻き回されて、一番奥に出して欲しい。
何度も何度も名前を呼ばれて、全部全部クロ様の物になって…二度と、離れられない様に。
いつになったら手を出してくれるんだろうか?
学園に入ったら…きっと。
一緒のベッドで絡み合って、そのまま朝を迎えて。
溶けてしまいそうなくらい、優しく抱かれて。
「っ…何て想像してるんだ、」
恥ずかしくて死にそう。
俺は今自室のベッドに1人なのに…どこかに隠れたい衝動に駆られる。少し深呼吸して、心を落ち着けなければ。
少し怠く感じる身体を起こし、洗浄魔法で身体を清める。
ついでに自分の汗や体液で汚れたシーツも、綺麗さっぱり跡形もなく浄化する。
よし、証拠隠滅完了。
多少性欲を発散した事で、なんとなくスッキリした。
…これから先、後ろでの自慰が癖にならないと良いんだけど。もう遅い気もする。
そんな思考を取り払うように頭を振り、ベッドへと潜り込んだ。
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