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39:君が好き*
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「ヴィ、ヴィンス…その…」
「…大丈夫だ、シルの嫌がる事は絶対にしないと誓う」
あの後ヴィンスの部屋に連れ込まれ、ベッドに寝かされた。
外はまだ明るいし、夕食まで数時間もある。こんな時間にこんな事、なんて思うけどそれ以上に緊張してしまっている。
だって、俺達まだなんだ。軽いキスくらいしかした事なくて、舌入れるのだってさっきが初めてで。
でもどうしようもなく、ヴィンスが欲しい。そう思ってしまう。
俺を見下ろす金色の双眸。それが嬉しくて愛おしくて、胸がきゅうって締め付けられる。
ヴィンスが好き、相手が君だからこんなにも切なくなる。俺は一生、ヴィンスの側にいたいって思う。
するり、ヴィンスの腕を撫で上げる。言葉にするのは本当に恥ずかしいけど、大事な事だと思うから。
「…ヴィンス…おれのこと、抱いて」
「っ…あぁ、大事にする」
返事と共に降りてくる口付けに、そっと目を閉じる。
何度か唇を啄まれた後舌で舐められ、薄っすらと口を開けた。その隙間から入ってくる長い舌に自ら舌を絡めていく。
くちゅり、響き始めた淫らな水音にカッと全身が熱くなるけど、深い口付けが気持ちよくてそれ以外考えられなくなっていく。
混ざり合った互いの唾液を無意識に嚥下した。飲みきれなかった唾液が口端から伝うが、それも全く気にならない。
「はぁ…シル、そんな可愛い顔をされると堪らなくなる」
「~っ、は、はぁ…ン、なにが…?」
ヴィンスの言ってる意味が分からなくて、ゆるりと首を傾げる。唾液の伝う口端を拭う指先が嬉しくて、そっと目を細めて笑った。
「…そう言うとこだぞ、全く」
何処か怒ったような、呆れたような。そんな溜息を吐くヴィンスの姿に疑問符しか思い浮かばない。
彼は一体何の話をしているのだろうか?俺、無意識に何かしちゃったかな?謝ったほうがいい?
そう思って口を開くけど、その前にヴィンスが行動を起こす。いつの間にかシャツは前を開かれ、無防備に肌を晒していた。
俺の首元に顔を埋めたヴィンスが、皮膚の薄い首筋をねっとりと舐め上げる。途端にぞくぞくと背筋から這い上がる快楽に、びくりと身体が跳ね上がった。
それが少し恥ずかしくて、思わずきゅっと唇を噛む。そんな俺に気づいたヴィンスが、おかしそうに笑いながら指摘した。
「シル、声を抑えないでくれ。君の全部を暴きたい。声も、身体も、気持ちも全部…全部私だけに、教えて」
「…~ぅ、あ、」
甘やかに囁かれる声、それだけで腹の奥が疼くような感覚にぎゅっと目を瞑る。
今度は唇を噛まなかったのを確認してから、ヴィンスの愛撫が再開された。
首筋を舐め上げ、優しく甘噛みを施される。時折強く吸い付いて紅い花弁を散らしたり、顎下をくすぐるように撫でられたり。
どれもこれも気持ちよくて、でも少し物足りなくて。もどかしさに思わず身を捩れば、ヴィンスの片足が俺の脚の間に滑りこんできた。
そしてそのまま、太腿で敏感な己自身を押し上げられる。それだけでちかちかと目の前が眩んだ気がした。
「っひ、あ!まって、そこだめっ…」
「何で駄目なんだ?シルのここ、凄く窮屈そうになってるが…苦しいんじゃないか?」
確かにヴィンスの言う通りだった。僅かな愛撫ですっかりその気になった自身は張り詰め、下衣を窮屈そうに押し上げている。
一定のリズムで自身を押し上げながら下衣越しに先端部を撫でられて、気持ちよくない訳がなかった。
簡単な刺激しか与えられてない筈なのに、直ぐにでも達してしまいそうで…ヴィンスに早漏だって思われたくなくて、恥ずかしい。
思わず縋るようにヴィンスの腕を掴めば、優しい口付けが顔中に降ってきた。
「シル、嫌でなければ私に触らせてくれないか…君の全部が欲しいんだ。お願いだ、シル」
お願い、なんて狡い言葉だろう。そんな事言われたら、俺の全てをヴィンスに簡単に明け渡してしまう。
別に触られたくない訳じゃないんだ。ただ、感じやすいこの身体が恥ずかしくて…そろり、ヴィンスを見上げると期待に満ちた眼差しを向けられた。
…やっぱり、ずるい。これが俗に言う惚れた弱みというやつだろうか。
一つ息を吐き出して、羞恥で戦慄く唇を開く。顔から火が出そうなくらい熱い。
「は、はずかしい、だけだから…ヴィンスの、好きに触って、ほしぃ、」
「シル、ありがとう。愛してる」
そう言った後、額に口付けられる。それを受け取っている隙に下衣の前を寛げられ、下着が露わになった。
ヴィンスの手が下着の中に滑り込み、既にとろとろと蜜を溢している俺の自身を握り込む。そのままゆっくり上下に擦られ、気持ち良さから甘ったるい声が漏れ出た。
自分でするより、気持ちいい。時折先端の括れに指を引っかけたり、鈴口を撫でられたり。
「ぁ、あっ…きもち、い、」
「シル、可愛いな…もっと気持ちよくなってくれ」
そう言ったヴィンスの手の動きが、徐々に徐々に早くなっていく。
耳元で囁かれる甘い言葉と、興奮から漏れる荒い吐息。ヴィンスが俺に欲情している事実が、より一層快楽を高めていく。
そっと両腕を彼の首に回して引き寄せ、自ら口付けた。そのまま口を開き、相手の舌を誘い込む。
俺の意図通りヴィンスの舌が咥内に入ってきて、貪るような口付けを交わす。
「ン、はぁ…っん、んぅ、っ…」
口付けの合間に漏れ出る吐息は、自分でもびっくりするくらい艶を帯びていた。
ぐちゅぐちゅと淫猥な水音が下から聞こえる。ヴィンスがゆっくりと口を離し、今にも達してしまいそうな俺をじっと見つめた。
まるで、獲物を見つけた獣のような鋭い眼光。本能的に喰われると、錯覚してしまう程の。
「シル…イっていいぞ」
「あっあ、いく、いくぅっ…~~っ!」
ヴィンスが絶頂許可を出した後、俺の身体は命令に従うように精を放った。
「…大丈夫だ、シルの嫌がる事は絶対にしないと誓う」
あの後ヴィンスの部屋に連れ込まれ、ベッドに寝かされた。
外はまだ明るいし、夕食まで数時間もある。こんな時間にこんな事、なんて思うけどそれ以上に緊張してしまっている。
だって、俺達まだなんだ。軽いキスくらいしかした事なくて、舌入れるのだってさっきが初めてで。
でもどうしようもなく、ヴィンスが欲しい。そう思ってしまう。
俺を見下ろす金色の双眸。それが嬉しくて愛おしくて、胸がきゅうって締め付けられる。
ヴィンスが好き、相手が君だからこんなにも切なくなる。俺は一生、ヴィンスの側にいたいって思う。
するり、ヴィンスの腕を撫で上げる。言葉にするのは本当に恥ずかしいけど、大事な事だと思うから。
「…ヴィンス…おれのこと、抱いて」
「っ…あぁ、大事にする」
返事と共に降りてくる口付けに、そっと目を閉じる。
何度か唇を啄まれた後舌で舐められ、薄っすらと口を開けた。その隙間から入ってくる長い舌に自ら舌を絡めていく。
くちゅり、響き始めた淫らな水音にカッと全身が熱くなるけど、深い口付けが気持ちよくてそれ以外考えられなくなっていく。
混ざり合った互いの唾液を無意識に嚥下した。飲みきれなかった唾液が口端から伝うが、それも全く気にならない。
「はぁ…シル、そんな可愛い顔をされると堪らなくなる」
「~っ、は、はぁ…ン、なにが…?」
ヴィンスの言ってる意味が分からなくて、ゆるりと首を傾げる。唾液の伝う口端を拭う指先が嬉しくて、そっと目を細めて笑った。
「…そう言うとこだぞ、全く」
何処か怒ったような、呆れたような。そんな溜息を吐くヴィンスの姿に疑問符しか思い浮かばない。
彼は一体何の話をしているのだろうか?俺、無意識に何かしちゃったかな?謝ったほうがいい?
そう思って口を開くけど、その前にヴィンスが行動を起こす。いつの間にかシャツは前を開かれ、無防備に肌を晒していた。
俺の首元に顔を埋めたヴィンスが、皮膚の薄い首筋をねっとりと舐め上げる。途端にぞくぞくと背筋から這い上がる快楽に、びくりと身体が跳ね上がった。
それが少し恥ずかしくて、思わずきゅっと唇を噛む。そんな俺に気づいたヴィンスが、おかしそうに笑いながら指摘した。
「シル、声を抑えないでくれ。君の全部を暴きたい。声も、身体も、気持ちも全部…全部私だけに、教えて」
「…~ぅ、あ、」
甘やかに囁かれる声、それだけで腹の奥が疼くような感覚にぎゅっと目を瞑る。
今度は唇を噛まなかったのを確認してから、ヴィンスの愛撫が再開された。
首筋を舐め上げ、優しく甘噛みを施される。時折強く吸い付いて紅い花弁を散らしたり、顎下をくすぐるように撫でられたり。
どれもこれも気持ちよくて、でも少し物足りなくて。もどかしさに思わず身を捩れば、ヴィンスの片足が俺の脚の間に滑りこんできた。
そしてそのまま、太腿で敏感な己自身を押し上げられる。それだけでちかちかと目の前が眩んだ気がした。
「っひ、あ!まって、そこだめっ…」
「何で駄目なんだ?シルのここ、凄く窮屈そうになってるが…苦しいんじゃないか?」
確かにヴィンスの言う通りだった。僅かな愛撫ですっかりその気になった自身は張り詰め、下衣を窮屈そうに押し上げている。
一定のリズムで自身を押し上げながら下衣越しに先端部を撫でられて、気持ちよくない訳がなかった。
簡単な刺激しか与えられてない筈なのに、直ぐにでも達してしまいそうで…ヴィンスに早漏だって思われたくなくて、恥ずかしい。
思わず縋るようにヴィンスの腕を掴めば、優しい口付けが顔中に降ってきた。
「シル、嫌でなければ私に触らせてくれないか…君の全部が欲しいんだ。お願いだ、シル」
お願い、なんて狡い言葉だろう。そんな事言われたら、俺の全てをヴィンスに簡単に明け渡してしまう。
別に触られたくない訳じゃないんだ。ただ、感じやすいこの身体が恥ずかしくて…そろり、ヴィンスを見上げると期待に満ちた眼差しを向けられた。
…やっぱり、ずるい。これが俗に言う惚れた弱みというやつだろうか。
一つ息を吐き出して、羞恥で戦慄く唇を開く。顔から火が出そうなくらい熱い。
「は、はずかしい、だけだから…ヴィンスの、好きに触って、ほしぃ、」
「シル、ありがとう。愛してる」
そう言った後、額に口付けられる。それを受け取っている隙に下衣の前を寛げられ、下着が露わになった。
ヴィンスの手が下着の中に滑り込み、既にとろとろと蜜を溢している俺の自身を握り込む。そのままゆっくり上下に擦られ、気持ち良さから甘ったるい声が漏れ出た。
自分でするより、気持ちいい。時折先端の括れに指を引っかけたり、鈴口を撫でられたり。
「ぁ、あっ…きもち、い、」
「シル、可愛いな…もっと気持ちよくなってくれ」
そう言ったヴィンスの手の動きが、徐々に徐々に早くなっていく。
耳元で囁かれる甘い言葉と、興奮から漏れる荒い吐息。ヴィンスが俺に欲情している事実が、より一層快楽を高めていく。
そっと両腕を彼の首に回して引き寄せ、自ら口付けた。そのまま口を開き、相手の舌を誘い込む。
俺の意図通りヴィンスの舌が咥内に入ってきて、貪るような口付けを交わす。
「ン、はぁ…っん、んぅ、っ…」
口付けの合間に漏れ出る吐息は、自分でもびっくりするくらい艶を帯びていた。
ぐちゅぐちゅと淫猥な水音が下から聞こえる。ヴィンスがゆっくりと口を離し、今にも達してしまいそうな俺をじっと見つめた。
まるで、獲物を見つけた獣のような鋭い眼光。本能的に喰われると、錯覚してしまう程の。
「シル…イっていいぞ」
「あっあ、いく、いくぅっ…~~っ!」
ヴィンスが絶頂許可を出した後、俺の身体は命令に従うように精を放った。
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