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私のブス眼鏡は皆には内緒ですが、対魔王対策です。
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春の風が吹いて、校庭を桜吹雪が舞っているのが、教室の窓から見えた。
とてもきれいだ。
でも、なんか少し悲しい気分になるのは、父が死んだのがこの頃だったからだろうか。
「ワイルダーさん!」
私はぼうっと外を見ていたので、魔法学のキングストン先生に呼ばれたのに気付かなかった。
「エレ」
私は隣のマリアンに突かれて初めて気づいた。
「はいっ」
私は慌てて立ち上がる。
「私の授業はそんなにつまらないですか?」
「いえ、そんなことはないです」
私は慌てた。ちょっと外の景色がきれいだから見とれていたのだ。
「では教科書の10ページから読んでください」
キングストン先生の瞳が怒りに燃えていた・・・・
その授業の時間中、私は先生から集中砲火を受けたのだった・・・・
「大丈夫?」
授業が終わって机に突っ伏した私に、隣のマリアンが声をかけてくれた。
「死んだ!」
私は疲れ切っていた。
「授業中によそ見なんてしているからよ」
「余りにも桜が綺麗でつい」
私は頭を掻いた。
「エレは余裕だな」
後ろから親が騎士で本人も騎士を目指しているピーターが笑っていってくれた。
「いや、余裕はないわよ」
私は慌てていった。
「まあでも特待生なんだから、頭はいいんだろう」
「魔法学は初めてだからわからないわよ。それに魔法学の先生は陰険そうだし」
「あんたが聞いていないからでしょ」
「まあ、そうなんだけど」
でも、あのてっぺんハゲ、ここまでうじうじ攻撃することないんじゃない・・・・
そう思ったところで、二人の驚いた視線を受けた。
「エレ、てっぺんハゲって」
「すげえ!」
「うそ、思ったこと声に出ていた?」
二人の声に私はしまったと思った。そう、私はたまにやってしまうのだ。
「ははは、キングストン先生をてっぺんハゲって呼ぶエレは最高だな」
ピーターは笑って言った。
周りの人間も白い目で見ている。
「本当にあんた見た目は真面目そうなのに、口はめちゃくちゃ悪いわよね」
呆れてマリアンが言った。
いやいやいや、ちょっと思ったことを口に出してしまうくせがあるだけで・・・・
まあ、それが一番悪いんだけど。
この癖直さないと。
私の名前はエレイン・ワイルダー。ここフィールド王国の学問の最高峰の全寮制の王立学園の1年生だ。
1年生は全部で4クラスあり、平民出身の私は当然Dクラスだった。基本Aから親の爵位順でクラス分けされていた。この学年には王族の方はいないし、公爵家もいず、たしかAクラスには侯爵家のご令嬢がいらっしゃるのが最高位だ。まあ雲の上の方で私が話すこともないとは思うが。
Cクラスまでは貴族の子弟ばかりで、このDクラスは王宮の文官の子弟や王都の金持ち商人の子弟や一部Cまでに入れなかった男爵家の子弟がいた。
平民の私にとっては一番気楽なクラスだ。
まあそうは言っても大半は金持ちの子弟だから私のような貧乏人はごく一部だ。隣のマリアンはなんと男爵家令嬢だそうだ。このクラスで数少ないお貴族様だ。でも、全然偉ぶったところはないし、この学園で初めて出来たお友達だった。マリアンとは寮も隣の部屋だ。本当ならばマリアン様と呼ばなければいけないのだが、最初に「マリア様」って間違えて呼んでしまったから、私は聖母様じゃないって怒られて、それ以来様付け厳禁と言われている。皆にも様付けでは呼ばせていない。
私は頭はいいみたいで、なんとか特待生で試験に受かって、おばあちゃんの遺産に手を出さなくてよかったとホッとしていた。この学園を卒業できたら孤児で平民の私でも職には困らないはずだ。
出来たら王宮の文官にでもなれれば、麗しの王太子様をたまには見ることが出来るんだろうか。
「エレ、また心の声が出ているわよ」
マリアンの注意で慌てて現実に戻る。またやっちゃったの。
「ねえ、聞いた」
「あの眼鏡の子、あの顔で王太子殿下狙いなんて笑い草ね」
私の傍の席の商人の娘のローズとクラリッサが笑って私を見た。コイツラは王都の大きな店の娘だ。
私は真っ赤になった。そう、私なんか平民が王太子殿下の隣に立つのなんて到底無理なのだ。と言うか話しかけるのさえ無理だった。
「身分的に見たら、難しいのは私達皆同じだけど、王太子殿下は私共の醜い心と違って顔では差別されないわ」
その二人に冷めた視線でマリアンが言った。
「そうさ。少なくともエレはお前らよりも横で見ていたら面白いぞ」
ピーターがフォローしたつもりで言ってくれた。
でも、横にいて面白いってなんだ?
「ふんっ、まあ、夢見るのはただだからね」
「そうね」
二人はそう言うと部屋を出ていった。
「何あいつら態度悪いよな」
「ピーター、あんたも今のフォローになっていなかったわよ」
「えええ、そうか。俺も初めてエレを見た時はなんだこの冴えない眼鏡っ娘は、と思ったけれど、見ていたらめっちゃユニークだよな」
「そのユニークってのがよく判らないけど、私普通にしているつもりなのに」
私は少しブスッとして言った。
「えっ、まあ、そうかも知れないけど」
ピーターは少し驚いて私を見た。
これでふつうかよ、って聞こえたような気がしたけど、何なんのだその反応は。
「ま、私も最初は静かな子かなと思ったけど、話したらそうでもないし、その眼鏡変えたら印象変わると思うけど。少なくとも『ブス眼鏡』なんて陰で呼ばれないわよ」
「えっ。『ブス眼鏡』って呼ばれているんだ」
初めて知った。それは微妙だ。まあ、この眼鏡だから仕方がないかもしれないけれど。
「うーん、これはおばあちゃんの形見なんだよね」
私はそれで誤魔化した。
私は大きな黒縁メガネをかけている。でも、この眼鏡にはわざと認識障害魔術ががかけられているのだ。素顔が判らないようにしているのだ。とある事情から。祖母からも絶対に外してはいけないと言われていたのだ。
まあ、私は見た目は全然気にしないし、もともと眼鏡を外しても、私の顔は美人じゃないからこのメガネでいいかなと思っているのだけど。
でもそんなに変だろうか?
そらあ、3年生に在学している王太子殿下には良くは思われたいから、出来たらおしゃれしたほうが良いかなとは思うけど。
「エレ、また心の声が漏れいる」
「嘘?」
私は慌てて口を閉じた。
「本当にもう、エレ最高」
ピーターは腹を抱えて笑っているし・・・・
まあ、私は素顔を知られてはいけないのだ。魔王に見つからないために。
とてもきれいだ。
でも、なんか少し悲しい気分になるのは、父が死んだのがこの頃だったからだろうか。
「ワイルダーさん!」
私はぼうっと外を見ていたので、魔法学のキングストン先生に呼ばれたのに気付かなかった。
「エレ」
私は隣のマリアンに突かれて初めて気づいた。
「はいっ」
私は慌てて立ち上がる。
「私の授業はそんなにつまらないですか?」
「いえ、そんなことはないです」
私は慌てた。ちょっと外の景色がきれいだから見とれていたのだ。
「では教科書の10ページから読んでください」
キングストン先生の瞳が怒りに燃えていた・・・・
その授業の時間中、私は先生から集中砲火を受けたのだった・・・・
「大丈夫?」
授業が終わって机に突っ伏した私に、隣のマリアンが声をかけてくれた。
「死んだ!」
私は疲れ切っていた。
「授業中によそ見なんてしているからよ」
「余りにも桜が綺麗でつい」
私は頭を掻いた。
「エレは余裕だな」
後ろから親が騎士で本人も騎士を目指しているピーターが笑っていってくれた。
「いや、余裕はないわよ」
私は慌てていった。
「まあでも特待生なんだから、頭はいいんだろう」
「魔法学は初めてだからわからないわよ。それに魔法学の先生は陰険そうだし」
「あんたが聞いていないからでしょ」
「まあ、そうなんだけど」
でも、あのてっぺんハゲ、ここまでうじうじ攻撃することないんじゃない・・・・
そう思ったところで、二人の驚いた視線を受けた。
「エレ、てっぺんハゲって」
「すげえ!」
「うそ、思ったこと声に出ていた?」
二人の声に私はしまったと思った。そう、私はたまにやってしまうのだ。
「ははは、キングストン先生をてっぺんハゲって呼ぶエレは最高だな」
ピーターは笑って言った。
周りの人間も白い目で見ている。
「本当にあんた見た目は真面目そうなのに、口はめちゃくちゃ悪いわよね」
呆れてマリアンが言った。
いやいやいや、ちょっと思ったことを口に出してしまうくせがあるだけで・・・・
まあ、それが一番悪いんだけど。
この癖直さないと。
私の名前はエレイン・ワイルダー。ここフィールド王国の学問の最高峰の全寮制の王立学園の1年生だ。
1年生は全部で4クラスあり、平民出身の私は当然Dクラスだった。基本Aから親の爵位順でクラス分けされていた。この学年には王族の方はいないし、公爵家もいず、たしかAクラスには侯爵家のご令嬢がいらっしゃるのが最高位だ。まあ雲の上の方で私が話すこともないとは思うが。
Cクラスまでは貴族の子弟ばかりで、このDクラスは王宮の文官の子弟や王都の金持ち商人の子弟や一部Cまでに入れなかった男爵家の子弟がいた。
平民の私にとっては一番気楽なクラスだ。
まあそうは言っても大半は金持ちの子弟だから私のような貧乏人はごく一部だ。隣のマリアンはなんと男爵家令嬢だそうだ。このクラスで数少ないお貴族様だ。でも、全然偉ぶったところはないし、この学園で初めて出来たお友達だった。マリアンとは寮も隣の部屋だ。本当ならばマリアン様と呼ばなければいけないのだが、最初に「マリア様」って間違えて呼んでしまったから、私は聖母様じゃないって怒られて、それ以来様付け厳禁と言われている。皆にも様付けでは呼ばせていない。
私は頭はいいみたいで、なんとか特待生で試験に受かって、おばあちゃんの遺産に手を出さなくてよかったとホッとしていた。この学園を卒業できたら孤児で平民の私でも職には困らないはずだ。
出来たら王宮の文官にでもなれれば、麗しの王太子様をたまには見ることが出来るんだろうか。
「エレ、また心の声が出ているわよ」
マリアンの注意で慌てて現実に戻る。またやっちゃったの。
「ねえ、聞いた」
「あの眼鏡の子、あの顔で王太子殿下狙いなんて笑い草ね」
私の傍の席の商人の娘のローズとクラリッサが笑って私を見た。コイツラは王都の大きな店の娘だ。
私は真っ赤になった。そう、私なんか平民が王太子殿下の隣に立つのなんて到底無理なのだ。と言うか話しかけるのさえ無理だった。
「身分的に見たら、難しいのは私達皆同じだけど、王太子殿下は私共の醜い心と違って顔では差別されないわ」
その二人に冷めた視線でマリアンが言った。
「そうさ。少なくともエレはお前らよりも横で見ていたら面白いぞ」
ピーターがフォローしたつもりで言ってくれた。
でも、横にいて面白いってなんだ?
「ふんっ、まあ、夢見るのはただだからね」
「そうね」
二人はそう言うと部屋を出ていった。
「何あいつら態度悪いよな」
「ピーター、あんたも今のフォローになっていなかったわよ」
「えええ、そうか。俺も初めてエレを見た時はなんだこの冴えない眼鏡っ娘は、と思ったけれど、見ていたらめっちゃユニークだよな」
「そのユニークってのがよく判らないけど、私普通にしているつもりなのに」
私は少しブスッとして言った。
「えっ、まあ、そうかも知れないけど」
ピーターは少し驚いて私を見た。
これでふつうかよ、って聞こえたような気がしたけど、何なんのだその反応は。
「ま、私も最初は静かな子かなと思ったけど、話したらそうでもないし、その眼鏡変えたら印象変わると思うけど。少なくとも『ブス眼鏡』なんて陰で呼ばれないわよ」
「えっ。『ブス眼鏡』って呼ばれているんだ」
初めて知った。それは微妙だ。まあ、この眼鏡だから仕方がないかもしれないけれど。
「うーん、これはおばあちゃんの形見なんだよね」
私はそれで誤魔化した。
私は大きな黒縁メガネをかけている。でも、この眼鏡にはわざと認識障害魔術ががかけられているのだ。素顔が判らないようにしているのだ。とある事情から。祖母からも絶対に外してはいけないと言われていたのだ。
まあ、私は見た目は全然気にしないし、もともと眼鏡を外しても、私の顔は美人じゃないからこのメガネでいいかなと思っているのだけど。
でもそんなに変だろうか?
そらあ、3年生に在学している王太子殿下には良くは思われたいから、出来たらおしゃれしたほうが良いかなとは思うけど。
「エレ、また心の声が漏れいる」
「嘘?」
私は慌てて口を閉じた。
「本当にもう、エレ最高」
ピーターは腹を抱えて笑っているし・・・・
まあ、私は素顔を知られてはいけないのだ。魔王に見つからないために。
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