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おデブ姫無敗の将軍になる
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野獣王が思いっきり振り下ろした刀はガキンと音がしてチンの手前で止まってしまった。
「何故だ」
スラバ14世は必死に押そうとするがびくともしない。
「愚か者め」
チンはそう言うとゆっくりと立ち上がった。
何故か野獣王や回りの兵士は動けない。
貧乏神は真ん中で捕まっていたハル王女を見る。
ハル王女を押さえつけていた兵士達は次の瞬間弾き飛ばされていた。
ハルは驚いてチンを見ていた。
「おデブ姫。大丈夫か?」
貧乏神が聞く
「誰がおデブよ」
状況も鑑みずハルはチンの頭をしばいた。
「イッテエ。貴様神になんて事をする!」
頭を押さえて貧乏神が呻いた。
「神ってあなたが神の訳無いでしょ」
いきり立って言う。
「ハン!この状況見て、どうして神だと判らない。」
いきり立って貧乏神は言う。
「チンの癖に生意気よ」
ハルは廻りを無視して言う。
「せっかく命を助けてやったのに恩人に言うことか?」
「そういうことはこの状況を何とかしてから言いなさいよ」
今にも刀を振り下ろそうという状況で野獣王が止まっている。
「こいつらを全員やっつければ良いか?
そうか海外逃亡したいなら手伝ってやるぞ。
今まで世話になったんだ。
一つくらいは願いを叶えてやっても良いぞ」
「うーん。あなた本当に神様なの。何でも言うこと聞いてくれるの?」
「神に二言は無い」
チンは言い切った。この言葉をあとでどれだけ後悔したことか!
「本当なのね」
「ただし一つだけだぞ」
若干不安になってチンが条件を付ける。
ハルは不敵な笑みを浮かべた。見た目はとても醜かったが。
回りの人間が思わず目を逸らせた。
「判ったわ。じゃあチン。私を無敗の将軍にして!」
ハルはとんでもないことを言い出した。
「腐敗した将軍?」
ハルは思いっきり貧乏神をしばいていた。
「なんで腐った将軍にならないといけないのよ。
無敗の将軍。絶対に負けない将軍よ!」
「ハン?お前がそんなの無理だろ!」
慌てて貧乏神が言う。
「神に二言は無いって言った。」
「しかし神には出来る事と出来ないことが」
貧乏神が反論する。
「神に不可能は無いはずなのに!」
「そんなことは言っていない」
なんとかごまかそうとする。
「でも神なんでしょ。やっぱりチンの嘘なの?」
「何だと。そこまで神を冒涜するのか」
「出来ないんでしょ」
勝ち誇ったようにハルは言う。
「判った。やってやろう。」
チンは観念した。自分が武神でもなく、貧乏神にすぎないのに。
「ただしそれがなった暁には貴様の身を貰うからな」
貧乏神が言い切る。
「私をチンなんかに捧げると言うこと?」
「何言ってる。その貰い手の無い百貫デブをもらってやるって言ってるんだ」
貧乏神は言い過ぎた。
次の瞬間デブ姫のストレートが貧乏神の顔面に炸裂した。
「何故だ」
スラバ14世は必死に押そうとするがびくともしない。
「愚か者め」
チンはそう言うとゆっくりと立ち上がった。
何故か野獣王や回りの兵士は動けない。
貧乏神は真ん中で捕まっていたハル王女を見る。
ハル王女を押さえつけていた兵士達は次の瞬間弾き飛ばされていた。
ハルは驚いてチンを見ていた。
「おデブ姫。大丈夫か?」
貧乏神が聞く
「誰がおデブよ」
状況も鑑みずハルはチンの頭をしばいた。
「イッテエ。貴様神になんて事をする!」
頭を押さえて貧乏神が呻いた。
「神ってあなたが神の訳無いでしょ」
いきり立って言う。
「ハン!この状況見て、どうして神だと判らない。」
いきり立って貧乏神は言う。
「チンの癖に生意気よ」
ハルは廻りを無視して言う。
「せっかく命を助けてやったのに恩人に言うことか?」
「そういうことはこの状況を何とかしてから言いなさいよ」
今にも刀を振り下ろそうという状況で野獣王が止まっている。
「こいつらを全員やっつければ良いか?
そうか海外逃亡したいなら手伝ってやるぞ。
今まで世話になったんだ。
一つくらいは願いを叶えてやっても良いぞ」
「うーん。あなた本当に神様なの。何でも言うこと聞いてくれるの?」
「神に二言は無い」
チンは言い切った。この言葉をあとでどれだけ後悔したことか!
「本当なのね」
「ただし一つだけだぞ」
若干不安になってチンが条件を付ける。
ハルは不敵な笑みを浮かべた。見た目はとても醜かったが。
回りの人間が思わず目を逸らせた。
「判ったわ。じゃあチン。私を無敗の将軍にして!」
ハルはとんでもないことを言い出した。
「腐敗した将軍?」
ハルは思いっきり貧乏神をしばいていた。
「なんで腐った将軍にならないといけないのよ。
無敗の将軍。絶対に負けない将軍よ!」
「ハン?お前がそんなの無理だろ!」
慌てて貧乏神が言う。
「神に二言は無いって言った。」
「しかし神には出来る事と出来ないことが」
貧乏神が反論する。
「神に不可能は無いはずなのに!」
「そんなことは言っていない」
なんとかごまかそうとする。
「でも神なんでしょ。やっぱりチンの嘘なの?」
「何だと。そこまで神を冒涜するのか」
「出来ないんでしょ」
勝ち誇ったようにハルは言う。
「判った。やってやろう。」
チンは観念した。自分が武神でもなく、貧乏神にすぎないのに。
「ただしそれがなった暁には貴様の身を貰うからな」
貧乏神が言い切る。
「私をチンなんかに捧げると言うこと?」
「何言ってる。その貰い手の無い百貫デブをもらってやるって言ってるんだ」
貧乏神は言い過ぎた。
次の瞬間デブ姫のストレートが貧乏神の顔面に炸裂した。
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