転生して悲劇の王女になったつもりが魔王でした!勇者から斬りつけられて素手で殴り返した、前世コミュ障引き籠りだった弱小王国王女の帝国建国物語
古里@3巻電子書籍化『王子に婚約破棄され
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決戦2 ついにブルーノと激突です。
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「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
雄たけびを上げて両軍が激突した。
両軍合わせて10万以上が激突したのだ。すさまじい戦いだ。私はその様に圧倒されていた。
両軍の兵士たちが命がけで戦っている。
私たちの馬車も前進していた。
戦いは互角だった。
死力を尽くして目の前の敵と戦うしかないのだ。
各地で乱戦になっていた。
最初にぶつかったが、やはり、逃げたい気持ち満々で無理やりクリステイーン様の代わりをさせられている第18王子とクリスティーン様では違うみたいだ。敵の前線を中々突破できない。
横一線に広がった私たちの軍は前線で戦っていたが、後ろは手持無沙汰だ。
敵の本陣と思われるところや後方に向けて私はファイヤーボールを放っていた。
敵も今回は優秀な魔術師がいるのか、次々に途中で捕捉されて爆発が起こる。
ただし、これは敵の前線の真上で爆発することが多くて、敵が爆発で弾き飛ばされてその分わが軍が前進する。
わが軍が敵の前線の一部を切り崩したのだ。
しかし、敵の魔術師も反撃してきて、わが方の前線が攻撃される。
わが方も魔術師が対処するが、敵の方が数は多いみたいだった。
わが軍が前に出たところと敵が前に出たところで、でこぼこになり、その側面で戦いが始まる。
伸びた前衛から横に広がろうとするし、押された敵はその前衛を取り囲んで孤立させようとする。
もはや大乱戦になりつつあった。
この本陣の間近にも、敵兵がちらほら出没し始めた。
それは急ごしらえの近衛兵の集団で対処する。5人一組で槍で対処していくのだ。素人には剣でなくて槍だ。それも集団ならばなんとかなるはずだ。優秀な剣士でも5本のやりに囲まれたらなかなか対処できないのだ。
我が偽クリスティーン様の前衛は、部下達は強力で、私のあけた穴から敵の本陣にとりついていた。
その前線では勇者が獅子奮迅の活躍で、敵を切り崩しているのが遠目にも見えた。騎士が馬を寄せて斬りかかるが、躱して、剣で突き刺していく。
敵の魔術師の攻撃はヴィルマル様らが防いでいた。ここには最強の魔術師軍団をつけていたのだ。
このまま本陣を切り崩せるのか?
そう淡い期待を抱いた時だ。
急にヴィルマル様が弾き飛ばされるのが見えた。
そして、敵の前衛が大きく開かれる。
その中から、20騎ほどの騎乗した集団が出てきたのだ。
先頭はブルーノだった。出てきた。悪魔が。私は軽い悪寒を覚えた。でも、今回こそはかたねばならないのだ。私は武者震いに震えた・・・・いや、恐怖に震えたのだ。こうやって戦いでブルーノと正面からぶつかるのは初めてだった。いつもは考える前に戦っていたのだ。
「出たな。ブルーノ!」
勇者が叫んでいた。
「ふんっ、裏切り者の勇者か」
馬鹿にしたようにブルーノが言った。
「ふんっ、俺は正しい方についただけだ」
勇者は剣を抜き放っていた。
「そう言う戯言は強くなってから言え」
そう言うとブルーノは爆裂魔術を放っていた。
そして、ヴィルマル様がいなくなって守るものがいなくなった、勇者はぼろ雑巾のように弾き飛ばされていた。
「来たぞ」
クリスティーン様が叫ばれた。
前から20騎の騎兵が魔術を乱射しながら突入してきたのだ。
先頭はブルーノだ。
騎乗のフィル様が斬りかかり、一瞬で弾き飛ばされる。
「フィル様」
私は叫ぶが、聞こえるわけもない。
ガーブリエル様が衝撃波を次々に突撃してくる魔術師に浴びせかけられる。
「前を開けろ。私がやる」
クリスティーン様が叫ばれた。
その前の兵士たちが開ける。
クリスティーン様の前に道ができる。
そこにブルーノを先頭に敵魔術師達が騎馬で突っ込んできた。
それをガーブリエル様らが攻撃する。
ブルーノは障壁で躱すが、魔術師の中にはモロに食らって落馬するものもいる。
「皆退いて」
私は叫ぶと火の玉を出した。
プヨンプヨンプヨンプヨン
と飛んでいく。
周りはさあーーーっと引くようにいなくなる。
そして、真ん中で爆発が起こった。
その爆発の中、ブルーノが突入してきた。
クリスティーン様が剣で斬りかかろうとする。それを爆裂魔術で正面からブルーノは攻撃する。
私はクリスティーン様の前に障壁を張った。
大爆発が起こって私達は馬車から投げ飛ばされたのだ。
そして、起き上がろうとした私の前にブルーノが立っていたのだ。
*******************************************
どうなるアン?
続きは明朝更新予定です。
お気に入り登録、感想等お待ちしております!
雄たけびを上げて両軍が激突した。
両軍合わせて10万以上が激突したのだ。すさまじい戦いだ。私はその様に圧倒されていた。
両軍の兵士たちが命がけで戦っている。
私たちの馬車も前進していた。
戦いは互角だった。
死力を尽くして目の前の敵と戦うしかないのだ。
各地で乱戦になっていた。
最初にぶつかったが、やはり、逃げたい気持ち満々で無理やりクリステイーン様の代わりをさせられている第18王子とクリスティーン様では違うみたいだ。敵の前線を中々突破できない。
横一線に広がった私たちの軍は前線で戦っていたが、後ろは手持無沙汰だ。
敵の本陣と思われるところや後方に向けて私はファイヤーボールを放っていた。
敵も今回は優秀な魔術師がいるのか、次々に途中で捕捉されて爆発が起こる。
ただし、これは敵の前線の真上で爆発することが多くて、敵が爆発で弾き飛ばされてその分わが軍が前進する。
わが軍が敵の前線の一部を切り崩したのだ。
しかし、敵の魔術師も反撃してきて、わが方の前線が攻撃される。
わが方も魔術師が対処するが、敵の方が数は多いみたいだった。
わが軍が前に出たところと敵が前に出たところで、でこぼこになり、その側面で戦いが始まる。
伸びた前衛から横に広がろうとするし、押された敵はその前衛を取り囲んで孤立させようとする。
もはや大乱戦になりつつあった。
この本陣の間近にも、敵兵がちらほら出没し始めた。
それは急ごしらえの近衛兵の集団で対処する。5人一組で槍で対処していくのだ。素人には剣でなくて槍だ。それも集団ならばなんとかなるはずだ。優秀な剣士でも5本のやりに囲まれたらなかなか対処できないのだ。
我が偽クリスティーン様の前衛は、部下達は強力で、私のあけた穴から敵の本陣にとりついていた。
その前線では勇者が獅子奮迅の活躍で、敵を切り崩しているのが遠目にも見えた。騎士が馬を寄せて斬りかかるが、躱して、剣で突き刺していく。
敵の魔術師の攻撃はヴィルマル様らが防いでいた。ここには最強の魔術師軍団をつけていたのだ。
このまま本陣を切り崩せるのか?
そう淡い期待を抱いた時だ。
急にヴィルマル様が弾き飛ばされるのが見えた。
そして、敵の前衛が大きく開かれる。
その中から、20騎ほどの騎乗した集団が出てきたのだ。
先頭はブルーノだった。出てきた。悪魔が。私は軽い悪寒を覚えた。でも、今回こそはかたねばならないのだ。私は武者震いに震えた・・・・いや、恐怖に震えたのだ。こうやって戦いでブルーノと正面からぶつかるのは初めてだった。いつもは考える前に戦っていたのだ。
「出たな。ブルーノ!」
勇者が叫んでいた。
「ふんっ、裏切り者の勇者か」
馬鹿にしたようにブルーノが言った。
「ふんっ、俺は正しい方についただけだ」
勇者は剣を抜き放っていた。
「そう言う戯言は強くなってから言え」
そう言うとブルーノは爆裂魔術を放っていた。
そして、ヴィルマル様がいなくなって守るものがいなくなった、勇者はぼろ雑巾のように弾き飛ばされていた。
「来たぞ」
クリスティーン様が叫ばれた。
前から20騎の騎兵が魔術を乱射しながら突入してきたのだ。
先頭はブルーノだ。
騎乗のフィル様が斬りかかり、一瞬で弾き飛ばされる。
「フィル様」
私は叫ぶが、聞こえるわけもない。
ガーブリエル様が衝撃波を次々に突撃してくる魔術師に浴びせかけられる。
「前を開けろ。私がやる」
クリスティーン様が叫ばれた。
その前の兵士たちが開ける。
クリスティーン様の前に道ができる。
そこにブルーノを先頭に敵魔術師達が騎馬で突っ込んできた。
それをガーブリエル様らが攻撃する。
ブルーノは障壁で躱すが、魔術師の中にはモロに食らって落馬するものもいる。
「皆退いて」
私は叫ぶと火の玉を出した。
プヨンプヨンプヨンプヨン
と飛んでいく。
周りはさあーーーっと引くようにいなくなる。
そして、真ん中で爆発が起こった。
その爆発の中、ブルーノが突入してきた。
クリスティーン様が剣で斬りかかろうとする。それを爆裂魔術で正面からブルーノは攻撃する。
私はクリスティーン様の前に障壁を張った。
大爆発が起こって私達は馬車から投げ飛ばされたのだ。
そして、起き上がろうとした私の前にブルーノが立っていたのだ。
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