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第二章 愛娘との幸せな生活を邪魔することは許しません
シャラの愛娘は残虐王の息子を育てると決め、シャラは愛娘が自分をどう思っているか知って絶望しました
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戦いは終わった。シャラたちはいつものようにねぐらに帰ろうとして、ジャルカに止められた。
「シャラよ。いつも王族を殺すだけ殺しておいて、そのまま放置するのは良くないぞ。
それでは襲うだけ襲って逃げる山賊と同じではないか」
「何だと、どこが山賊と同じなのだ。私達は悪逆非道な国王を退治しただけだ。そもそも山賊のように略奪などしていないぞ」
シャラは言い切ったが、
「ふんっ。たしかに王族共はお主には碌なことはしなかったかもしれん。しかし、民たちが、賊から襲われないように治安維持はしていたのだ。かの悪逆非道のキャメロンも、民が賊に襲われるのは防いでおった。確かに悪名は高かったが、治安維持だけはしておった。お主はその治安部隊を壊滅させたであろうが。今後この地の民を誰が守るのだ」
そうジャルカから言われてはどうしようもなかった。
今もシャラ等は懸命に国の治安維持活動をさせらていた。
その忙しい最中に、クローディアは護衛のステバンに、オードリーが最後にアルヴインに託したジェイクに会いたいと言った。
「えっ、残虐王の子供にですか」
ステバンは嫌そうに言った。
「ごめんなさいね。忙しいのに。私も両親がいなくて他人に育てられたでしょう。ジェイク様のことが他人事に思えなくて」
「そうですか。あっチェレンチー」
近くをたまたま歩いていたチェレンチーを止めて場所を聞く。
「地下牢に入れたけれど」
王宮の中でも一部地下牢が焼け残っていたのだ。子供はそこに入れたらしい。
「えっ、5歳の子供を地下牢に入れたんですか」
ピキッと切れてクローディアは言う。
「えっ、それは・・・・」
チェレーンチとしては、子供でも王族だから利用しようとする貴族につけこませないために、隔離するために入れたのだが。
怒ったクローディアはどんどん地下牢の方に歩いていった。
「これはクローディアさん」
歩哨に立っていたジャックが喜んで言った。
牢番の歩哨は本当に暇だったのだ。でも、今日のクローディアは何故か不機嫌だった。
「ジェイク様に会いたいんですけど」
「えっ、クローディアさん。いくらクローディアさんといえども会わせるわけには」
「じゃあ二度とジャックさんにはお菓子あげません」
「えっ、そんな」
クローディアの怒りにジャックは慌てた。ジャックはクローディアのお菓子が大好物で、いつも喜んでいたのだ。
クローディアの後ろのステバンを見る。
「まあ、会わせるくらいは良いんじゃないか」
「ステバンさんが言うなら」
ジャックは入口の鍵を開けた。しかし、それは後で嫌ほど後悔することになるのだが・・・・
ジェイクは膝を抱えて沈んでいた。
父が殺されたのはどうでも良かった。どのみち碌でもない父だったのだ。皆に散々恨まれて地獄に落ちたはずだった。
しかし、大好きだった母が殺されたと聞いた時は涙が止まらなくなった。
牢に放り込まれた後も泣き続けた。
父は反逆を起こした時に、前王の子どもたちをお腹の中にいる子どもたちをも殺したと言う。自分も殺されるのだろう。
母もいない。反逆者の子供と言われてずうっと生きていくのも嫌だ。母のもとに行きたかった。今まで生きてきても、淫乱な母の子とか、碌なことは言われてこなかった。
今までは、母のために生きてきたのだ。
その母が殺されたのならばもう生きていたくは無かった。取り繕うのも疲れてしまった。
そこに青い服を来た女性が入ってきた。
「ジャックさん。こんな子供を牢屋の中に入れて恥ずかしくないのですか」
きっとして、クローディアが言った。
「いや、そんなこと言ったって、この子は残虐王の子供です。仕方がないじゃないですか」
「この子は何も悪くないでしょ。子供は親を選べないんです。なのにこんな酷いことをするんですか」
クローディアの正論にジャックはタジダジになった。
「この檻を開けてください」
「いや、しかし、」
「じゃあ、私を中に入れてください」
どうしたら良いかジャックはステバンを見た。
「とりあえず、俺たちも檻の中に入るしか無いのでは」
後ろからクローディアの騎士のエルンストが二人を見比べて言う。
「ああ、それしか無いか」
仕方無しにステバンが言うや檻の中に入った。
膝を抱えているジェイクにクローディアは近寄った。
「何しに来たんだ」
ジェイクがクローディア睨んでいった。
そこにチェレンチーから聞いたシャラが慌てて転移して来た。
「何を勝手なことをしているんだ。クローディア」
「シャラザールさん。ごめんなさい。でも、この子のことが自分に似ているみたいでほっておけなくて」
その言葉にシャラは切れた。
「どこがクローディアに似ているんだ。こいつのオヤジは反逆して実の兄一族の家族全部を皆殺しにしたんだぞ。まだお腹にいた子供まで殺したんだ」
「シャラザールさん!」
「こいつの母親は自分の命乞いのためにその残虐王に夫の目の前で躰を開いて抱かれたんだぞ。どこが似ているんだ」
シャラは必至に言い繕っていた。自分とは違うと。夫は国の偵察のために福江不明になり、母親は国の民のために生贄になって死んだのだと。残虐王と一緒にされたのでは堪らなかった。
「シャラザールさん。幼子の前でそんな事言う必要ないでしょ。何故言うんですか」
それに対して切れてクローディアは言った。
「そんな事はじきに知れるだろう。周りから言われるよりも前もって知っていたほうが良いだろうが」
「デリカシーがなさすぎるんですよ。この子は何も関係ないでしょ」
「しかし、血はつながつている」
「はあああ、何言っているんですか。子供は親を選べないんです。知っていますか」
そのクローディアの言葉はシャラの胸に突き刺さった。
「私の母親は飲んだくれの荒くれ魔導師だったそうです。父親は母親の尻に敷かれた男で母に何度も叩かれていたそうです。そして、母を恐れて逃げ出したとか」
「誰がそんな事を」
蒼白になってシャラが聞いた。
「私を育ててくれた継母ですわ」
あのコニーの野郎。もっとギッタンギッタンにしてから殺してやれば良かった。今から地獄にお礼参りしに行こうか、真剣にシャラは思った。
「いや、そんな事はないぞ」
思わず、シャラは自分のフォローをしようとした。
「良いんです。ジャルカ様も性格には難があったとおっしゃっていらっしゃいましたから。シャラザールさんも友人だと言ってフォローして頂かなくて良いです」
クローディアは取り付く島もなかった。
あのジャルカの野郎、性格に難があるって何だ、シャラは切れていた。
「その母は父に逃げられて生きていくのが嫌になって、ノルディンの大軍の中に入って自爆したのだとか。生まれたばかりの私を放り出してね」
「はあああ?」
シャラはもう絶対にコニーと国王を許さないと決めた。
彼奴等もう一度会ったなら今度は生きたままその皮をはいでやる。
シャラは心に決めた。
「いや、クローディアさん。それは違うのでは。あなたの母上はダレル王国の英雄ですよ。あなたの命を守るためにノルディン軍の大軍に立ち向かったと」
必至にエルンストがフォローする。
そう、そうだもっと褒めろ、シャラは頷いた。
「エルンストさん。良いんです。庇って頂かなくて。たまたま、そうなっただけだと、義母からは散々聞いております」
そのシャラの希望を一顧だにせずにクローディアは切り捨てていた。
「だって、そうでしょう。良い親ならばあんなにひどい継母に生まれたばかりの私を預けるわけ無いですもの」
この一言にシャラは胸を抉られていた。
「そんなに酷い目に合ったんですか」
聞かなくても良いのにステバンが聞く。
シャラは思いっきりステバンの向こう脛を蹴り飛ばしていた。
「ギャッ」
ステバンが蹲った。
「ええ、食事は抜かれるし、着物もボロボロで、毎日穀潰しの親から生まれた子供だから穀潰しで約立たずだと言われて育てられたんです」
「・・・・・・」
もうシャラは何も言えなかった。
「ジェイク、あなたは私と比べてまだましなのよ。お母さんに抱きしめてもらった事はあるでしょう」
ジェイクは頷いた。
目の前の女の親は本当に碌な親ではなかったらしい。この女に比べればまだ自分はましかも知れない。子供心にジェイクは思った。
「あなたのお母さんは最後にあなたの事を頼んでいかれたの。あなたのことだけが心残りだと。私はそのお母さんの気持ちに応えたいの。私の母もせめてそうしてほしかったとは思うけど・・・あなたには私みたいな悲惨な人生を送ってほしくないわ。だから、お姉ちゃんの所にいらっしゃい。命に代えてもきちんと育てるから」
そう言うや、クローてディアはジェイクを抱き寄せた。
おずおずとジェイクはクローディアに体を寄せた。
その瞳からはゆっくりと涙が溢れ出していた。
その場には抱き合う二人を暖かく見守る3人の戦士とただただ呆然と立ち尽くすシャラがいた。
「シャラよ。いつも王族を殺すだけ殺しておいて、そのまま放置するのは良くないぞ。
それでは襲うだけ襲って逃げる山賊と同じではないか」
「何だと、どこが山賊と同じなのだ。私達は悪逆非道な国王を退治しただけだ。そもそも山賊のように略奪などしていないぞ」
シャラは言い切ったが、
「ふんっ。たしかに王族共はお主には碌なことはしなかったかもしれん。しかし、民たちが、賊から襲われないように治安維持はしていたのだ。かの悪逆非道のキャメロンも、民が賊に襲われるのは防いでおった。確かに悪名は高かったが、治安維持だけはしておった。お主はその治安部隊を壊滅させたであろうが。今後この地の民を誰が守るのだ」
そうジャルカから言われてはどうしようもなかった。
今もシャラ等は懸命に国の治安維持活動をさせらていた。
その忙しい最中に、クローディアは護衛のステバンに、オードリーが最後にアルヴインに託したジェイクに会いたいと言った。
「えっ、残虐王の子供にですか」
ステバンは嫌そうに言った。
「ごめんなさいね。忙しいのに。私も両親がいなくて他人に育てられたでしょう。ジェイク様のことが他人事に思えなくて」
「そうですか。あっチェレンチー」
近くをたまたま歩いていたチェレンチーを止めて場所を聞く。
「地下牢に入れたけれど」
王宮の中でも一部地下牢が焼け残っていたのだ。子供はそこに入れたらしい。
「えっ、5歳の子供を地下牢に入れたんですか」
ピキッと切れてクローディアは言う。
「えっ、それは・・・・」
チェレーンチとしては、子供でも王族だから利用しようとする貴族につけこませないために、隔離するために入れたのだが。
怒ったクローディアはどんどん地下牢の方に歩いていった。
「これはクローディアさん」
歩哨に立っていたジャックが喜んで言った。
牢番の歩哨は本当に暇だったのだ。でも、今日のクローディアは何故か不機嫌だった。
「ジェイク様に会いたいんですけど」
「えっ、クローディアさん。いくらクローディアさんといえども会わせるわけには」
「じゃあ二度とジャックさんにはお菓子あげません」
「えっ、そんな」
クローディアの怒りにジャックは慌てた。ジャックはクローディアのお菓子が大好物で、いつも喜んでいたのだ。
クローディアの後ろのステバンを見る。
「まあ、会わせるくらいは良いんじゃないか」
「ステバンさんが言うなら」
ジャックは入口の鍵を開けた。しかし、それは後で嫌ほど後悔することになるのだが・・・・
ジェイクは膝を抱えて沈んでいた。
父が殺されたのはどうでも良かった。どのみち碌でもない父だったのだ。皆に散々恨まれて地獄に落ちたはずだった。
しかし、大好きだった母が殺されたと聞いた時は涙が止まらなくなった。
牢に放り込まれた後も泣き続けた。
父は反逆を起こした時に、前王の子どもたちをお腹の中にいる子どもたちをも殺したと言う。自分も殺されるのだろう。
母もいない。反逆者の子供と言われてずうっと生きていくのも嫌だ。母のもとに行きたかった。今まで生きてきても、淫乱な母の子とか、碌なことは言われてこなかった。
今までは、母のために生きてきたのだ。
その母が殺されたのならばもう生きていたくは無かった。取り繕うのも疲れてしまった。
そこに青い服を来た女性が入ってきた。
「ジャックさん。こんな子供を牢屋の中に入れて恥ずかしくないのですか」
きっとして、クローディアが言った。
「いや、そんなこと言ったって、この子は残虐王の子供です。仕方がないじゃないですか」
「この子は何も悪くないでしょ。子供は親を選べないんです。なのにこんな酷いことをするんですか」
クローディアの正論にジャックはタジダジになった。
「この檻を開けてください」
「いや、しかし、」
「じゃあ、私を中に入れてください」
どうしたら良いかジャックはステバンを見た。
「とりあえず、俺たちも檻の中に入るしか無いのでは」
後ろからクローディアの騎士のエルンストが二人を見比べて言う。
「ああ、それしか無いか」
仕方無しにステバンが言うや檻の中に入った。
膝を抱えているジェイクにクローディアは近寄った。
「何しに来たんだ」
ジェイクがクローディア睨んでいった。
そこにチェレンチーから聞いたシャラが慌てて転移して来た。
「何を勝手なことをしているんだ。クローディア」
「シャラザールさん。ごめんなさい。でも、この子のことが自分に似ているみたいでほっておけなくて」
その言葉にシャラは切れた。
「どこがクローディアに似ているんだ。こいつのオヤジは反逆して実の兄一族の家族全部を皆殺しにしたんだぞ。まだお腹にいた子供まで殺したんだ」
「シャラザールさん!」
「こいつの母親は自分の命乞いのためにその残虐王に夫の目の前で躰を開いて抱かれたんだぞ。どこが似ているんだ」
シャラは必至に言い繕っていた。自分とは違うと。夫は国の偵察のために福江不明になり、母親は国の民のために生贄になって死んだのだと。残虐王と一緒にされたのでは堪らなかった。
「シャラザールさん。幼子の前でそんな事言う必要ないでしょ。何故言うんですか」
それに対して切れてクローディアは言った。
「そんな事はじきに知れるだろう。周りから言われるよりも前もって知っていたほうが良いだろうが」
「デリカシーがなさすぎるんですよ。この子は何も関係ないでしょ」
「しかし、血はつながつている」
「はあああ、何言っているんですか。子供は親を選べないんです。知っていますか」
そのクローディアの言葉はシャラの胸に突き刺さった。
「私の母親は飲んだくれの荒くれ魔導師だったそうです。父親は母親の尻に敷かれた男で母に何度も叩かれていたそうです。そして、母を恐れて逃げ出したとか」
「誰がそんな事を」
蒼白になってシャラが聞いた。
「私を育ててくれた継母ですわ」
あのコニーの野郎。もっとギッタンギッタンにしてから殺してやれば良かった。今から地獄にお礼参りしに行こうか、真剣にシャラは思った。
「いや、そんな事はないぞ」
思わず、シャラは自分のフォローをしようとした。
「良いんです。ジャルカ様も性格には難があったとおっしゃっていらっしゃいましたから。シャラザールさんも友人だと言ってフォローして頂かなくて良いです」
クローディアは取り付く島もなかった。
あのジャルカの野郎、性格に難があるって何だ、シャラは切れていた。
「その母は父に逃げられて生きていくのが嫌になって、ノルディンの大軍の中に入って自爆したのだとか。生まれたばかりの私を放り出してね」
「はあああ?」
シャラはもう絶対にコニーと国王を許さないと決めた。
彼奴等もう一度会ったなら今度は生きたままその皮をはいでやる。
シャラは心に決めた。
「いや、クローディアさん。それは違うのでは。あなたの母上はダレル王国の英雄ですよ。あなたの命を守るためにノルディン軍の大軍に立ち向かったと」
必至にエルンストがフォローする。
そう、そうだもっと褒めろ、シャラは頷いた。
「エルンストさん。良いんです。庇って頂かなくて。たまたま、そうなっただけだと、義母からは散々聞いております」
そのシャラの希望を一顧だにせずにクローディアは切り捨てていた。
「だって、そうでしょう。良い親ならばあんなにひどい継母に生まれたばかりの私を預けるわけ無いですもの」
この一言にシャラは胸を抉られていた。
「そんなに酷い目に合ったんですか」
聞かなくても良いのにステバンが聞く。
シャラは思いっきりステバンの向こう脛を蹴り飛ばしていた。
「ギャッ」
ステバンが蹲った。
「ええ、食事は抜かれるし、着物もボロボロで、毎日穀潰しの親から生まれた子供だから穀潰しで約立たずだと言われて育てられたんです」
「・・・・・・」
もうシャラは何も言えなかった。
「ジェイク、あなたは私と比べてまだましなのよ。お母さんに抱きしめてもらった事はあるでしょう」
ジェイクは頷いた。
目の前の女の親は本当に碌な親ではなかったらしい。この女に比べればまだ自分はましかも知れない。子供心にジェイクは思った。
「あなたのお母さんは最後にあなたの事を頼んでいかれたの。あなたのことだけが心残りだと。私はそのお母さんの気持ちに応えたいの。私の母もせめてそうしてほしかったとは思うけど・・・あなたには私みたいな悲惨な人生を送ってほしくないわ。だから、お姉ちゃんの所にいらっしゃい。命に代えてもきちんと育てるから」
そう言うや、クローてディアはジェイクを抱き寄せた。
おずおずとジェイクはクローディアに体を寄せた。
その瞳からはゆっくりと涙が溢れ出していた。
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