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サマーパーティー編3 王子に食べさせられてとても悲しくなりました
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音楽に合わせて王子が踊る。私は王子に合わせて踊っていると思う。なんかガチガチだけど・・・・
「リア、もう少しリラックスして、私に身を任せて」
「そんな、無理」
もう私は万が一第一王子の足を踏んだらどうしようと気になって足元ばかり見て踊っていた。
「リア、別に私の足は踏んでいいから私の顔を見て踊って」
「そんなの絶対に無理です」
私はカチコチだった。
「大丈夫、ほら」
王子が私の腰に手を回して私を振り回す。
「えっ、殿下」
その動きについていくには、もうリードを任せるしか無かった。
いつの間にかリードを王子に任せて、踊っていた。
もう、踏むなら踏んでやる。
私はやけくそだった。
「そう、リア、その調子」
なんか王子の踊り方が、休みの時に練習したカートと一緒だった。
何とか調子が出て来たときに1曲目が終わった。
私はほっとした。やっとこれでお役が御免になるはずだ。
「もう一曲踊る?」
「何をおっしゃっていらっしゃるんですか。1曲踊ったからもう十分です」
私は大きく首を振った。
「せっかく慣れてきたところなのに」
王子がとんでもないことを言ってきた。
「私のことは良いですから、他の方と踊ってきて下さい」
私はそう言うと王子から離れようとした。
「勝手に逃げようとしない。カートからは絶對に目を話すなって厳命されているんだから」
「いやいや、それ、絶対におかしいですよね。殿下は平民の私のお相手はもう良いですから、他の殿下を狙っているお貴族様と踊ってきて下さい」
「すこし、お腹がすいてきたろ。軽く食べるもの取ってくるから、そこで待っていて」
王子は私の言葉は無視すると強引にそう言うと席に座らせた。
そして、食べ物を取りに行く。
「どうしたのリア? 殿下と踊ったりして」
「本当にもうびっくりしたわよ」
ハンナとエイミーが寄ってきた。
「こっちが聞きたいわよ。なんかカートが王子の用事で来れなくなって代わりに王子が面倒を見てくれているみたい」
「えええ、それって凄くない」
「第一王子殿下とファーストダンスを踊れるなんて素晴らしいことよ」
「何言ってるのよ。めちゃくちゃ緊張してちゃんと踊れなかったわよ」
二人に私が言う。
「それでも、第一王子殿下とファーストダンスを踊ったなんて絶対に自慢できるわよ」
「自慢なんてしたくない」
「本当に我儘よね。第一王子殿下と踊りたくても踊れない者はたくさんいるのに」
私の言葉にベッキーが言った。
「私は踊りたくはない。いつでも代われるならば代わってあげるわよ」
ベッキーに私が言う。本当に嫌だった。お貴族様の視線が怖いし、コニーなんて私を殺しそうな目で見ていたし。
「はい、リア」
そこに食事を持って王子殿下が帰ってきた。
「ありがとうございます」
仕方無しに私は受け取った。
「あっ、殿下ここどうぞ」
ハンナが座っていた席を慌てて立つ。
「えっ、立たなくていいのに」
「んなわけ無いでしょ」
「じゃあお言葉に甘えて」
王子は私の横に座った。
そう言えば学園祭の時もこんなシチュエーションがあった。その時は適当にやり過ごしたんだ。今回もそうしよう。そう思うと少し心に余裕が出来た。
「どう、リア、嫌いなものあった?」
王子の持ってきたものの中にグリンピースがあった。これは好きなことはない。でも、カートに頼んでも絶対に入れてくるのだ。なんで同じことをするんだろう。
私は不審そうに王子を見た。
「いえ、大丈夫です」
私はさり気なくグリーンピースをどけて食べだす。
「本当にグリーンピースが嫌いなんだ」
それを見ていて王子が宣った。知ってるのなら入れてこないでよ。
私は思わず、王子を恨みがましく見てしまった。
「ゴメンゴメン、そのかわり、ちゃんとチョコレートケーキを入れてきたろ」
「ええ、まあ」
そう、やることがカートと同じだ。私がチョコレートケーキに目がないのをなんで知っているの。
私の操縦方法をカートに聞いてきたのか。この王子は。
「だからちゃんとお豆も食べてね」
私はめちゃくちゃ嫌そうな顔をしたが、王子は許してくれなかった。
仕方無しに、目を瞑ってえいやで食べる。
それを王子は笑ってみていた。
本当にムカつく。
やっとケーキの番になった。私は一口ケーキを食べた。
「美味しい」
思わず口元がほころぶのが判る。
目の前の王子が笑って見ている。おい、人を見る前に自分の食べろよ。
私は思わず不敬なことを言ってしまいそうになった。
そして、それを多くの人に見られているのを私はすっかり忘れていた。
気付いたら皆から白い目で見られていた。やばい。
「殿下」
来たー。コニーだ。生徒会の3年生で王子と同じクラス。帝国との国境を守っているヒューズ侯爵家令嬢だ。10大貴族の中で殿下の婚約者の最有力候補だとベッキーから聞いていた。
「ご歓談中の所すいません。もしおよろしければ、一曲私と踊って頂けませせんでしょうか」
来た来た来た、そう、さっさと王子を連れて行ってくれ。
「やあ、コニー、君とはいつも生徒会で一緒だろう。こんなときくらい他の子と仲良くしたら良いんじゃないか」
何を言いやがるこの王子は・・・・私は思わず言いそうになった。
「なんか、オーレリアさんも退屈そうですし、殿下のお相手は荷が重いんじゃありませんか」
私はコニーの意見に大いに賛成なので盛大に頷いた。
それを王子に睨まれて思わず固まってしまった。
えっ、ひょっとしてこれって不敬になるの?
「君は私が退屈な男だと言いたいのか」
王子が不機嫌に言った。
「いえ、決してそう言うわけでは。でも、出来たら、この夏の思い出にぜひとも殿下と踊って頂けたらと」
さすがしつこい。コニー。でも、こう言われたら王子も断れないだろう。
「いや、本来ならそうしたいのだが、ちょっと足を痛めてしまってね」
何?そんな素振りはまったくなかったぞ。いやちょっと待って、それって私のせいになるのでは・・・・・
「えっ、そんな」
コニーは呆然とした。
「オーレリアさんと踊ったから足でも傷められたのですか」
「いや、まあ、そう言うわけではないのだが」
王子が誤魔化す。
「あの殿下。足を傷められたのなら、私のポー」
私がポーションで即座に治るといおうとして口の中にグリンピースを放り込まれた・・・・・
「キャっ」
周りから黄色い悲鳴が上がる。
「で、殿下!」
それを見たコニーが固まっていた。
皆が唖然としている。
「し、失礼します」
それを目の前で見たコニーは慌てて立ち去って行った。
でも、私はそれどころではなかった。王子に放り込まれたのが、グリーンピースというのもショックだったが、それよりも、ひょっとして、これは王子に食べさせられた・・・・・・
第一王子殿下に食べさせられた・・・・
これは殿下に平民風情が食べさせられたとか、そう言う問題以前に、何かカートを裏切ったような気がしてとても悲しくなった。
気付いたら目から一筋の涙が流れ出した。
「えっ、ちょっとリア、なんで」
王子が大慌てしだしたが、私の涙は止まらなかった。
*************************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ついいつものつもりでやってしまった王子、でも、判っていないリアは、とても純情でした。
続きは明朝です。
「リア、もう少しリラックスして、私に身を任せて」
「そんな、無理」
もう私は万が一第一王子の足を踏んだらどうしようと気になって足元ばかり見て踊っていた。
「リア、別に私の足は踏んでいいから私の顔を見て踊って」
「そんなの絶対に無理です」
私はカチコチだった。
「大丈夫、ほら」
王子が私の腰に手を回して私を振り回す。
「えっ、殿下」
その動きについていくには、もうリードを任せるしか無かった。
いつの間にかリードを王子に任せて、踊っていた。
もう、踏むなら踏んでやる。
私はやけくそだった。
「そう、リア、その調子」
なんか王子の踊り方が、休みの時に練習したカートと一緒だった。
何とか調子が出て来たときに1曲目が終わった。
私はほっとした。やっとこれでお役が御免になるはずだ。
「もう一曲踊る?」
「何をおっしゃっていらっしゃるんですか。1曲踊ったからもう十分です」
私は大きく首を振った。
「せっかく慣れてきたところなのに」
王子がとんでもないことを言ってきた。
「私のことは良いですから、他の方と踊ってきて下さい」
私はそう言うと王子から離れようとした。
「勝手に逃げようとしない。カートからは絶對に目を話すなって厳命されているんだから」
「いやいや、それ、絶対におかしいですよね。殿下は平民の私のお相手はもう良いですから、他の殿下を狙っているお貴族様と踊ってきて下さい」
「すこし、お腹がすいてきたろ。軽く食べるもの取ってくるから、そこで待っていて」
王子は私の言葉は無視すると強引にそう言うと席に座らせた。
そして、食べ物を取りに行く。
「どうしたのリア? 殿下と踊ったりして」
「本当にもうびっくりしたわよ」
ハンナとエイミーが寄ってきた。
「こっちが聞きたいわよ。なんかカートが王子の用事で来れなくなって代わりに王子が面倒を見てくれているみたい」
「えええ、それって凄くない」
「第一王子殿下とファーストダンスを踊れるなんて素晴らしいことよ」
「何言ってるのよ。めちゃくちゃ緊張してちゃんと踊れなかったわよ」
二人に私が言う。
「それでも、第一王子殿下とファーストダンスを踊ったなんて絶対に自慢できるわよ」
「自慢なんてしたくない」
「本当に我儘よね。第一王子殿下と踊りたくても踊れない者はたくさんいるのに」
私の言葉にベッキーが言った。
「私は踊りたくはない。いつでも代われるならば代わってあげるわよ」
ベッキーに私が言う。本当に嫌だった。お貴族様の視線が怖いし、コニーなんて私を殺しそうな目で見ていたし。
「はい、リア」
そこに食事を持って王子殿下が帰ってきた。
「ありがとうございます」
仕方無しに私は受け取った。
「あっ、殿下ここどうぞ」
ハンナが座っていた席を慌てて立つ。
「えっ、立たなくていいのに」
「んなわけ無いでしょ」
「じゃあお言葉に甘えて」
王子は私の横に座った。
そう言えば学園祭の時もこんなシチュエーションがあった。その時は適当にやり過ごしたんだ。今回もそうしよう。そう思うと少し心に余裕が出来た。
「どう、リア、嫌いなものあった?」
王子の持ってきたものの中にグリンピースがあった。これは好きなことはない。でも、カートに頼んでも絶対に入れてくるのだ。なんで同じことをするんだろう。
私は不審そうに王子を見た。
「いえ、大丈夫です」
私はさり気なくグリーンピースをどけて食べだす。
「本当にグリーンピースが嫌いなんだ」
それを見ていて王子が宣った。知ってるのなら入れてこないでよ。
私は思わず、王子を恨みがましく見てしまった。
「ゴメンゴメン、そのかわり、ちゃんとチョコレートケーキを入れてきたろ」
「ええ、まあ」
そう、やることがカートと同じだ。私がチョコレートケーキに目がないのをなんで知っているの。
私の操縦方法をカートに聞いてきたのか。この王子は。
「だからちゃんとお豆も食べてね」
私はめちゃくちゃ嫌そうな顔をしたが、王子は許してくれなかった。
仕方無しに、目を瞑ってえいやで食べる。
それを王子は笑ってみていた。
本当にムカつく。
やっとケーキの番になった。私は一口ケーキを食べた。
「美味しい」
思わず口元がほころぶのが判る。
目の前の王子が笑って見ている。おい、人を見る前に自分の食べろよ。
私は思わず不敬なことを言ってしまいそうになった。
そして、それを多くの人に見られているのを私はすっかり忘れていた。
気付いたら皆から白い目で見られていた。やばい。
「殿下」
来たー。コニーだ。生徒会の3年生で王子と同じクラス。帝国との国境を守っているヒューズ侯爵家令嬢だ。10大貴族の中で殿下の婚約者の最有力候補だとベッキーから聞いていた。
「ご歓談中の所すいません。もしおよろしければ、一曲私と踊って頂けませせんでしょうか」
来た来た来た、そう、さっさと王子を連れて行ってくれ。
「やあ、コニー、君とはいつも生徒会で一緒だろう。こんなときくらい他の子と仲良くしたら良いんじゃないか」
何を言いやがるこの王子は・・・・私は思わず言いそうになった。
「なんか、オーレリアさんも退屈そうですし、殿下のお相手は荷が重いんじゃありませんか」
私はコニーの意見に大いに賛成なので盛大に頷いた。
それを王子に睨まれて思わず固まってしまった。
えっ、ひょっとしてこれって不敬になるの?
「君は私が退屈な男だと言いたいのか」
王子が不機嫌に言った。
「いえ、決してそう言うわけでは。でも、出来たら、この夏の思い出にぜひとも殿下と踊って頂けたらと」
さすがしつこい。コニー。でも、こう言われたら王子も断れないだろう。
「いや、本来ならそうしたいのだが、ちょっと足を痛めてしまってね」
何?そんな素振りはまったくなかったぞ。いやちょっと待って、それって私のせいになるのでは・・・・・
「えっ、そんな」
コニーは呆然とした。
「オーレリアさんと踊ったから足でも傷められたのですか」
「いや、まあ、そう言うわけではないのだが」
王子が誤魔化す。
「あの殿下。足を傷められたのなら、私のポー」
私がポーションで即座に治るといおうとして口の中にグリンピースを放り込まれた・・・・・
「キャっ」
周りから黄色い悲鳴が上がる。
「で、殿下!」
それを見たコニーが固まっていた。
皆が唖然としている。
「し、失礼します」
それを目の前で見たコニーは慌てて立ち去って行った。
でも、私はそれどころではなかった。王子に放り込まれたのが、グリーンピースというのもショックだったが、それよりも、ひょっとして、これは王子に食べさせられた・・・・・・
第一王子殿下に食べさせられた・・・・
これは殿下に平民風情が食べさせられたとか、そう言う問題以前に、何かカートを裏切ったような気がしてとても悲しくなった。
気付いたら目から一筋の涙が流れ出した。
「えっ、ちょっとリア、なんで」
王子が大慌てしだしたが、私の涙は止まらなかった。
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ここまで読んで頂いてありがとうございます。
ついいつものつもりでやってしまった王子、でも、判っていないリアは、とても純情でした。
続きは明朝です。
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