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第三部 隣国潜伏編 母の故国で対決します
ミニアンちゃんは宇宙の彼方に帰っていきました。
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私はお母様と遊んでいる夢を見ていた。
遊ぶというかお母様は赤ちゃんの私をあやしてくれていた。それを横で育ての母もいっしょになって私をあやしてくれていた。
「ほおら、アン、きれいな音でしょう」
お母様がガラガラを鳴らしてくれた。
私はそれを聞いてキャッキャ、キャッキャ声をあげて喜んでいた。
「アン様。こちらのガラガラもきれいですよ」
育ての母の持っているガラガラはキラキラ輝いていた。振るたびにどんな仕組みになっているか判らないけれど、光が漏れてくるのだ。
私は今度はそれを見て喜んで手を振っていた。
「まあ、シャーリー、それは卑怯よ」
お母様がムスッとして言うんだけど、何故か私はお母様のその顔を見てまたキャッキャ、キャッキャ喜んだのだ。
「本当に可愛いわね」
「本当ですね。髪の色はアンネ様そのままですし」
「赤いというのがこの子が喜ぶかどうかなんだけど」
お母様は不安そうに言った。
「大丈夫ですよ。お母様そっくりですから」
「でも、にんじんって言ってからかわれないかしら」
お母様は心配そうに言った。
「王女殿下をそんな風にからかうものなんてこの国におりませんよ」
育ての母さんが言うんだけど、母さんは知らないから言うのだ。私がそう言われてどれだけ虐められたか。もっともオースティンの地だったけれど。
「そうかしら。ブルーノの所の子供とかに虐められそう」
「そうしたら国王陛下が黙っておられません」
育ての母さんはそう言うけれど、この二人は私がそう言ってからかわれている頃には生きていないのだ。
私はその事を思い出していきなり泣き出した。
「あれ、どうしたの?」
「うんちですかね」
「うーん、この子は食い意地が張っているからおっぱいかしら」
お母様が私を抱っこして胸を出して私の口をつけてくれた。
違うといって泣き叫ぼうとしたけれど、本能なのか、食い意地なのか、私は泣き止んで、喜んでそのおっぱいを吸い出したのだ。
「本当にこの子は食い意地が張っているのね」
母は半ば呆れて言った。
「ブウ」
私はそんなことはないと思わず言ったのだが。
「アンネ様。そんな事おっしゃるからアン様が怒っていらっしゃいますよ」
育ての母さんが私の肩を持ってくれた。
「まあ、本当に。でも、よくおっぱいを飲む子は育つと言うから食い意地が張っていて良いんですよ」
お母様の声に私はそうなんだと思ってしまった。だから食い意地が張ったアンが出来たんじゃないだろうか。思わず私は思ってしまった。
そんなこんなしているうちにその母がいつの間にかミニアンちゃんになっていた。
私もいつの間にか今のアンに戻っていた。私たちは何故か川の中の浅瀬に立っていた。
「アン、今までありがとう。楽しかったわ」
ミニアンちゃんはそう言って微笑んだ。その顔が肖像画で見るアンネ王妃とそっくりだった。
「お、お母様」
私は思わずそう言っていた。
それを聞いてミニアンちゃんが大きく目を見開いた。
「ありがとう。アン。一度でいいからそう言ってほしかったのよ」
ミニアンちゃんは私にそう言うと抱きついてきた。
私も思わず抱き返した。
母の腕の中はとても暖かかった。
私はいつまでもそうしていたかった。
「アン!」
後ろからフィル様の声がした。
「さあ、アン、お迎えがきたわ」
母が私に言った。
「えっ、お母様、私」
私はまだ母と一緒にいたかった。
「あなたはまだ生きているのよ。アン」
母は私を引き離して、私の瞳を見つめてきた。
「私の分も精一杯、生きてほしいの」
「お母様。行っちゃ嫌だ」
私は精一杯のわがままを言った。
「ごめんなさい。アン。私にはもう時間がないの」
お母様は悲しそうに言った。
「えっ、でも」
「あなたにはたくさんのお友達がいるわ」
「でも、その多くはオースティンにいるのよ」
「そんな事ないわよ。皆、ここにいるわ」
お母様の言葉にフィル様の立っている川の向こうを見ると、そこにはエルダやイングリッド、Aクラスの面々、何故か甲冑姿のクリスティー様までいるんだけど。なぜだろう?
「アン、早く帰ってらっしゃい」
みんな大声で私を呼んでいた。
「さあ、アン、皆の所に帰るのよ」
ミニアンちゃんは私の背中を押してくれた。
「お母様」
私は思わずお母様を振り返った。
「大丈夫、ここからはあなたのお友達が助けてくれるわ。私も宇宙の彼方からあなたを見ているから。あなたがやられそうになったら絶対に帰ってくるわ」
ミニアンちゃんの格好のお母様が言った。
「じゃあ、アン、行くわね。シュワッチュ」
そう、お母様は叫ぶと、空の彼方めがけて飛んでいった。
「お母様!」
「アン、頑張るのよ」
私は母が見えなくなるまでいつまでも空を見ていたのだ
遊ぶというかお母様は赤ちゃんの私をあやしてくれていた。それを横で育ての母もいっしょになって私をあやしてくれていた。
「ほおら、アン、きれいな音でしょう」
お母様がガラガラを鳴らしてくれた。
私はそれを聞いてキャッキャ、キャッキャ声をあげて喜んでいた。
「アン様。こちらのガラガラもきれいですよ」
育ての母の持っているガラガラはキラキラ輝いていた。振るたびにどんな仕組みになっているか判らないけれど、光が漏れてくるのだ。
私は今度はそれを見て喜んで手を振っていた。
「まあ、シャーリー、それは卑怯よ」
お母様がムスッとして言うんだけど、何故か私はお母様のその顔を見てまたキャッキャ、キャッキャ喜んだのだ。
「本当に可愛いわね」
「本当ですね。髪の色はアンネ様そのままですし」
「赤いというのがこの子が喜ぶかどうかなんだけど」
お母様は不安そうに言った。
「大丈夫ですよ。お母様そっくりですから」
「でも、にんじんって言ってからかわれないかしら」
お母様は心配そうに言った。
「王女殿下をそんな風にからかうものなんてこの国におりませんよ」
育ての母さんが言うんだけど、母さんは知らないから言うのだ。私がそう言われてどれだけ虐められたか。もっともオースティンの地だったけれど。
「そうかしら。ブルーノの所の子供とかに虐められそう」
「そうしたら国王陛下が黙っておられません」
育ての母さんはそう言うけれど、この二人は私がそう言ってからかわれている頃には生きていないのだ。
私はその事を思い出していきなり泣き出した。
「あれ、どうしたの?」
「うんちですかね」
「うーん、この子は食い意地が張っているからおっぱいかしら」
お母様が私を抱っこして胸を出して私の口をつけてくれた。
違うといって泣き叫ぼうとしたけれど、本能なのか、食い意地なのか、私は泣き止んで、喜んでそのおっぱいを吸い出したのだ。
「本当にこの子は食い意地が張っているのね」
母は半ば呆れて言った。
「ブウ」
私はそんなことはないと思わず言ったのだが。
「アンネ様。そんな事おっしゃるからアン様が怒っていらっしゃいますよ」
育ての母さんが私の肩を持ってくれた。
「まあ、本当に。でも、よくおっぱいを飲む子は育つと言うから食い意地が張っていて良いんですよ」
お母様の声に私はそうなんだと思ってしまった。だから食い意地が張ったアンが出来たんじゃないだろうか。思わず私は思ってしまった。
そんなこんなしているうちにその母がいつの間にかミニアンちゃんになっていた。
私もいつの間にか今のアンに戻っていた。私たちは何故か川の中の浅瀬に立っていた。
「アン、今までありがとう。楽しかったわ」
ミニアンちゃんはそう言って微笑んだ。その顔が肖像画で見るアンネ王妃とそっくりだった。
「お、お母様」
私は思わずそう言っていた。
それを聞いてミニアンちゃんが大きく目を見開いた。
「ありがとう。アン。一度でいいからそう言ってほしかったのよ」
ミニアンちゃんは私にそう言うと抱きついてきた。
私も思わず抱き返した。
母の腕の中はとても暖かかった。
私はいつまでもそうしていたかった。
「アン!」
後ろからフィル様の声がした。
「さあ、アン、お迎えがきたわ」
母が私に言った。
「えっ、お母様、私」
私はまだ母と一緒にいたかった。
「あなたはまだ生きているのよ。アン」
母は私を引き離して、私の瞳を見つめてきた。
「私の分も精一杯、生きてほしいの」
「お母様。行っちゃ嫌だ」
私は精一杯のわがままを言った。
「ごめんなさい。アン。私にはもう時間がないの」
お母様は悲しそうに言った。
「えっ、でも」
「あなたにはたくさんのお友達がいるわ」
「でも、その多くはオースティンにいるのよ」
「そんな事ないわよ。皆、ここにいるわ」
お母様の言葉にフィル様の立っている川の向こうを見ると、そこにはエルダやイングリッド、Aクラスの面々、何故か甲冑姿のクリスティー様までいるんだけど。なぜだろう?
「アン、早く帰ってらっしゃい」
みんな大声で私を呼んでいた。
「さあ、アン、皆の所に帰るのよ」
ミニアンちゃんは私の背中を押してくれた。
「お母様」
私は思わずお母様を振り返った。
「大丈夫、ここからはあなたのお友達が助けてくれるわ。私も宇宙の彼方からあなたを見ているから。あなたがやられそうになったら絶対に帰ってくるわ」
ミニアンちゃんの格好のお母様が言った。
「じゃあ、アン、行くわね。シュワッチュ」
そう、お母様は叫ぶと、空の彼方めがけて飛んでいった。
「お母様!」
「アン、頑張るのよ」
私は母が見えなくなるまでいつまでも空を見ていたのだ
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『転生して悲劇の王女になったつもりが魔王でした!勇者から斬りつけられて素手で殴り返した、前世コミュ障引き籠りだった弱小王国王女の帝国建国物語』https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/782706326
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