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第三部 隣国潜伏編 母の故国で対決します
侯爵令嬢の独り言2 領地で軟禁されてしまいました
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ダーーーーン
私はその事を聞いた時、怒りのあまり父の執務室の扉を蹴破っていた。
「お父様! どういうことですの! これは」
私はドーソンからの速達便を手に父を睨みつけていた。
父は憤怒の形相の私を驚いていた。その横の兄は首をすくめていた。
これは絶対に何か知っていた顔だ。
「どういう事とは何がだ?」
「はああああ! アンが行方不明になった事ですわ」
私はしらじらしく対応してくれた父の机を思いっきり叩いていた。
「今、ドーソン伯爵令嬢から文が届きましたの。アンが王妃様に呼び出されたまま帰って来ないと」
「それはイングリッド、アン嬢と王家の話なのではないのか」
父がとぼけて言う。
「そんな事は百も承知しております。私が聞きたかったのは、こうなることは前もって知っていらっしゃったから、私達を学園からこの地に呼び戻したことについてですわ」
私は手を握りしめて言った。
「そのようなことは判っていなかったよ。と言うか、王家の呼び出しが何のことだか判らないよ、イングリッド。私がお前たちを呼び戻したのは疫病が流行りそうだから、危険だから領地に戻したのだ」
「何をおっしゃるのですか。うちの兄と公爵家のイェルド様に王国からオファーが来たのはダミーですわね。元々ブルーノの狙いはテレーサ王女の婚約者に王太子をすることだったのでしょう」
「それは私もブルーノではないから判らないよ」
「ふんっ、そんな訳ありませんよね。ブルーノに取っては元々前国王の忘れ形見のアンは目障りだった。そのアンが王太子と婚約しているという事実はブルーノに取ってとても邪魔なことです。そのアンを退けてあの偽物王女を王太子の婚約者にすげ替えれば言うことないですもの。今回の疫病の特効薬と引き換えにね」
私は父を睨み付けた。
「だからそれは判らないと言っているだろう」
「でも、元々その可能性があると判ってましたよね。その時に私達がアンの傍にいればアンを守ろうとするから邪魔になるから領地に戻したのですね」
私は涙目になっていた。
「いや、イングリッド、私もそこまで考えて戻したわではない」
「でも、でも、アンは私達が居なくて結局一人になったんです。王妃様にも一人では逆らえないではないですか。私は自分さえ良ければアンのことなんて何も考えなかったのです。自分さえ、イェルド様と婚約できればいいと思っていました。アンのことなんて何も考え無かったんです。一番大変なのはアンだったのに、自分のことしか考えていなかったのですわ」
私は泣き出していた。
そうだ。私は今、気付いたのだ。この機にアンを取り除こうとブルーノが画策した可能性があった。
「いや、イングリッド、お前が何も泣かなくても」
「そうです。私は泣く資格もないのです。親友のアンの危機に何も出来なかったのですから」
私は大泣きしていた。
「いや、イングリッド、ここはお前が泣くようなことは王家がしないだろう」
「そんなの判らないではないですか。あの鬼王妃なんです。下手したらアンは・・・・」
私は最悪のことを考えてしまった。
「大変だわ。こんなところで油を売っている暇はないわ」
私は慌てて立ち上がった。こんなところにいてはいられない。なんとしてもアンを見つけなくては。
「何処に行くつもりだ。イングリッド! 今は領地の館から出るのは許さないよ!」
いつもは優しい父のきつい言葉に私は驚いた。
「お父様! お父様は私に友達を見捨てろとそうおっしゃいますの?」
私はじろりと父を睨み付けた。
「いや、そうではないが、今は危険だから、領地でおとなしくしていろと言うのだ」
父は私に言いきった。
「お父様!」
「トム!」
私の言い訳も聞かずに領地の騎士団長を呼び出したのだ。
「イングリッドは自分の部屋でしばらくおとなしくしているんだ」
「お呼びですか」
「イングリッドを絶対に屋敷から出すな」
父は騎士団長に命じたのだった。
「そんな、お父様!」
「お嬢様、申し訳ありません」
私は騎士団長に謝られながら、自分の部屋に押し込まれたのだった。
私は後悔した。父の言うことなんて聞いて領地に戻って来るんじゃなかったと。
その上父が私を軟禁したことを許せなかった。
私は絶対に親友のアンを傍で守りたかったのに。
「もう二度と父の言うことは聞かない!」
私は心に決めたのだった。
私はその事を聞いた時、怒りのあまり父の執務室の扉を蹴破っていた。
「お父様! どういうことですの! これは」
私はドーソンからの速達便を手に父を睨みつけていた。
父は憤怒の形相の私を驚いていた。その横の兄は首をすくめていた。
これは絶対に何か知っていた顔だ。
「どういう事とは何がだ?」
「はああああ! アンが行方不明になった事ですわ」
私はしらじらしく対応してくれた父の机を思いっきり叩いていた。
「今、ドーソン伯爵令嬢から文が届きましたの。アンが王妃様に呼び出されたまま帰って来ないと」
「それはイングリッド、アン嬢と王家の話なのではないのか」
父がとぼけて言う。
「そんな事は百も承知しております。私が聞きたかったのは、こうなることは前もって知っていらっしゃったから、私達を学園からこの地に呼び戻したことについてですわ」
私は手を握りしめて言った。
「そのようなことは判っていなかったよ。と言うか、王家の呼び出しが何のことだか判らないよ、イングリッド。私がお前たちを呼び戻したのは疫病が流行りそうだから、危険だから領地に戻したのだ」
「何をおっしゃるのですか。うちの兄と公爵家のイェルド様に王国からオファーが来たのはダミーですわね。元々ブルーノの狙いはテレーサ王女の婚約者に王太子をすることだったのでしょう」
「それは私もブルーノではないから判らないよ」
「ふんっ、そんな訳ありませんよね。ブルーノに取っては元々前国王の忘れ形見のアンは目障りだった。そのアンが王太子と婚約しているという事実はブルーノに取ってとても邪魔なことです。そのアンを退けてあの偽物王女を王太子の婚約者にすげ替えれば言うことないですもの。今回の疫病の特効薬と引き換えにね」
私は父を睨み付けた。
「だからそれは判らないと言っているだろう」
「でも、元々その可能性があると判ってましたよね。その時に私達がアンの傍にいればアンを守ろうとするから邪魔になるから領地に戻したのですね」
私は涙目になっていた。
「いや、イングリッド、私もそこまで考えて戻したわではない」
「でも、でも、アンは私達が居なくて結局一人になったんです。王妃様にも一人では逆らえないではないですか。私は自分さえ良ければアンのことなんて何も考えなかったのです。自分さえ、イェルド様と婚約できればいいと思っていました。アンのことなんて何も考え無かったんです。一番大変なのはアンだったのに、自分のことしか考えていなかったのですわ」
私は泣き出していた。
そうだ。私は今、気付いたのだ。この機にアンを取り除こうとブルーノが画策した可能性があった。
「いや、イングリッド、お前が何も泣かなくても」
「そうです。私は泣く資格もないのです。親友のアンの危機に何も出来なかったのですから」
私は大泣きしていた。
「いや、イングリッド、ここはお前が泣くようなことは王家がしないだろう」
「そんなの判らないではないですか。あの鬼王妃なんです。下手したらアンは・・・・」
私は最悪のことを考えてしまった。
「大変だわ。こんなところで油を売っている暇はないわ」
私は慌てて立ち上がった。こんなところにいてはいられない。なんとしてもアンを見つけなくては。
「何処に行くつもりだ。イングリッド! 今は領地の館から出るのは許さないよ!」
いつもは優しい父のきつい言葉に私は驚いた。
「お父様! お父様は私に友達を見捨てろとそうおっしゃいますの?」
私はじろりと父を睨み付けた。
「いや、そうではないが、今は危険だから、領地でおとなしくしていろと言うのだ」
父は私に言いきった。
「お父様!」
「トム!」
私の言い訳も聞かずに領地の騎士団長を呼び出したのだ。
「イングリッドは自分の部屋でしばらくおとなしくしているんだ」
「お呼びですか」
「イングリッドを絶対に屋敷から出すな」
父は騎士団長に命じたのだった。
「そんな、お父様!」
「お嬢様、申し訳ありません」
私は騎士団長に謝られながら、自分の部屋に押し込まれたのだった。
私は後悔した。父の言うことなんて聞いて領地に戻って来るんじゃなかったと。
その上父が私を軟禁したことを許せなかった。
私は絶対に親友のアンを傍で守りたかったのに。
「もう二度と父の言うことは聞かない!」
私は心に決めたのだった。
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『転生して悲劇の王女になったつもりが魔王でした!勇者から斬りつけられて素手で殴り返した、前世コミュ障引き籠りだった弱小王国王女の帝国建国物語』https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/782706326
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