70 / 174
第一部 学園始動編 モブでなく悪役令嬢だと判りました
泣いている所に王太子が来て慰めてくれました
しおりを挟む
私は母さんの態度の激変に驚いていた。小さい時から肉親は母さんだけだと思っていた。その母さんが他人行儀で話してくるのだ。
私のたった一人の母さんが・・・・母さんが・・・・
私はアンネローゼだろうが、なんだろうがどうでも良かった。
ただ、母さんがいなくなったことがショックだった。
私はいたたまれなくなって思わず部屋を飛び出した。
「アン!」
その廊下の机のところで寝ていた誰かが私に声をかけてきた。
でも、無視して、私はそのまま外に飛び出したのだ。
でも、王宮で知っているところなんて殆どない。
そのまま魔術の塔の裏庭に走り込んでいた。
そして、壁に手をついて私は泣いていた。
優しかった母さん。
厳しく叱ってくれた母さん。
針仕事の夜なべを遅くまでしていた母さん。
料理を教えてくれた母さん。
礼儀作法マナーを厳しく指導してくれる母さん。
特に礼儀作法マナーは厳しくて、何で貴族の礼儀作法マナーが私にいるのかよく判らなかった。母は、いつかこういう時が来るかもしれない、と私に知っている全ての知識を分け与えてくれたのだ。
そして、そんな母さんがいなくなってしまったのだ。私が余計な事を聞いたから
「アン」
後ろから声をかけられてて、慌てて私は振り向いた。
「えっ、フィル様!」
その場に立っている人物を見て驚いた。
そういえばさっきはよく見ていなかったけれど、部屋の前で寝ていた人は金髪だった。
えっ、フィル様が部屋の前で寝ずの番をしてくれていたの?
そんなの知らずに私は母の横でぐっすり寝ていた!
「どうしたの? アン、そんなに泣いて。自分がアンネローゼだと知ってそんなにショックだったの?」
心配してフィル様が聞いてきた。
「フィル様は私がアンネローゼだとご存知だったのですか?」
「いいや、はっきりとは分からなかった。アンネローゼではないかと思ってはいたのだけど」
そうか、フィル様も判っていたんだ。私がアンネローゼだと。判っていなかったのはひょっとして私だけだったとか。
皆、そう思っていたんだ。
「そんなに嫌なの。アンネローゼだったのが」
再度、心配してフィル様が聞いてきた。
「いえ、それは、今、わかったところで、私がアンネローゼであるという事は実感としては全然ないんです」
「そうか、じゃあ、アンネローゼだったと判って泣いていたんじゃなかったんだね」
フィル様はホッとしたみたいだった。でも、何故フィル様は私がアンネローゼということに拘られるんだろう? 私にはよく判らなかったが、
「ええ、母がいきなり敬語で話してきたことがショックで」
私は母に一線を引かれて話されたことを話した。
「そうだろう。敬語で話しかけられたらショックだろう! だから私には敬語でなくて普通に話してほしい」
フィル様がそう言うと一歩近づいてきた。
えっ、何故そうなる?
「えっ! だってあなたはこの国の王太子殿下ではないですか」
「そして、君は俺が探していた俺の婚約者だ」
私はフィル様の言葉に固まってしまった。
そうだった。アンネローゼはフィル様の婚約者だった。そう言えば馬車の中で、アンネローゼを探していると言われた記憶がある。
ええええ! 私、本当にフィル様の婚約者になってしまったのなの? 私は混乱した。
「ずっと、ずーーーっと君を探していたんだ」
フィル様がずいっと近づいてきた。
「えっ、フィル様、私はアンネローゼだと言っても今は平民です」
「そんなの関係ない。君がどうなっていようとも私の婚約者であるのは変わらないんだから」
フィル様が近づいてくる。
ちょっ、ちょっと待ってフィル様、そんなに近寄らないで。
私の手をフィル様に握られてしまった。
ウッソーーー! フィル様に憧れのフィル様に手を握られた・・・・
確かに今までダンスの稽古とかでフィル様に体に触れられることはあったけれど、こんな情熱的に迫られたことなど無かった。
「ちょっと、フィル様、近いです」
更にフィル様が私にドアップで迫ってくるんだけど・・・・
私の慌てふためくのにかかわらずにフィル様は私を抱きしめたのだった。
嘘っ! 私は憧れのフィル様に抱きしめられていのだ!
バチン
私はその瞬間、私は耐えきれなくて頭が沸騰してしまった。
気がつくとフィル様が私に弾き飛ばされて地面に転がっていたのだ。
「えっ」
私は唖然とした。フィル様を弾き飛ばしてしまったのだ。
「ひ、ひどいじゃないか。アン」
フィル様がムッとして抗議してきた
「いきなり抱きつくなんて無理です」
私が必死に言い募った。
「本当だ! フィル! いきなり迫りすぎ」
後ろからアルフの呆れた声を聞いて私は固まってしまった。
ホッとしたと同時にアルフに見られたと知って私は真っ赤になっていた。
「邪魔するな、アルフ! やっと、やっとアンネローゼに会えたんだぞ」
「いきなり迫ると逃げられるぞ。なあ、アン」
興奮しているフィル様にアルフが言ってくれた。
私はもう真っ赤になっていた。恥ずかしくて穴の中にこもりたかった。
しかし、次の瞬間私は正気に戻った。
「フィル、大変だ! 王妃様がアンの母親の部屋に我々が止めるのを無視して入っていかれた!」
バートがとんでもない情報を持ってきたのだ。
そうだ、私がフィル様に近付くのを好まない王妃様もいたんだった。
私は慌てて母さんの部屋に戻ったのだ。
私のたった一人の母さんが・・・・母さんが・・・・
私はアンネローゼだろうが、なんだろうがどうでも良かった。
ただ、母さんがいなくなったことがショックだった。
私はいたたまれなくなって思わず部屋を飛び出した。
「アン!」
その廊下の机のところで寝ていた誰かが私に声をかけてきた。
でも、無視して、私はそのまま外に飛び出したのだ。
でも、王宮で知っているところなんて殆どない。
そのまま魔術の塔の裏庭に走り込んでいた。
そして、壁に手をついて私は泣いていた。
優しかった母さん。
厳しく叱ってくれた母さん。
針仕事の夜なべを遅くまでしていた母さん。
料理を教えてくれた母さん。
礼儀作法マナーを厳しく指導してくれる母さん。
特に礼儀作法マナーは厳しくて、何で貴族の礼儀作法マナーが私にいるのかよく判らなかった。母は、いつかこういう時が来るかもしれない、と私に知っている全ての知識を分け与えてくれたのだ。
そして、そんな母さんがいなくなってしまったのだ。私が余計な事を聞いたから
「アン」
後ろから声をかけられてて、慌てて私は振り向いた。
「えっ、フィル様!」
その場に立っている人物を見て驚いた。
そういえばさっきはよく見ていなかったけれど、部屋の前で寝ていた人は金髪だった。
えっ、フィル様が部屋の前で寝ずの番をしてくれていたの?
そんなの知らずに私は母の横でぐっすり寝ていた!
「どうしたの? アン、そんなに泣いて。自分がアンネローゼだと知ってそんなにショックだったの?」
心配してフィル様が聞いてきた。
「フィル様は私がアンネローゼだとご存知だったのですか?」
「いいや、はっきりとは分からなかった。アンネローゼではないかと思ってはいたのだけど」
そうか、フィル様も判っていたんだ。私がアンネローゼだと。判っていなかったのはひょっとして私だけだったとか。
皆、そう思っていたんだ。
「そんなに嫌なの。アンネローゼだったのが」
再度、心配してフィル様が聞いてきた。
「いえ、それは、今、わかったところで、私がアンネローゼであるという事は実感としては全然ないんです」
「そうか、じゃあ、アンネローゼだったと判って泣いていたんじゃなかったんだね」
フィル様はホッとしたみたいだった。でも、何故フィル様は私がアンネローゼということに拘られるんだろう? 私にはよく判らなかったが、
「ええ、母がいきなり敬語で話してきたことがショックで」
私は母に一線を引かれて話されたことを話した。
「そうだろう。敬語で話しかけられたらショックだろう! だから私には敬語でなくて普通に話してほしい」
フィル様がそう言うと一歩近づいてきた。
えっ、何故そうなる?
「えっ! だってあなたはこの国の王太子殿下ではないですか」
「そして、君は俺が探していた俺の婚約者だ」
私はフィル様の言葉に固まってしまった。
そうだった。アンネローゼはフィル様の婚約者だった。そう言えば馬車の中で、アンネローゼを探していると言われた記憶がある。
ええええ! 私、本当にフィル様の婚約者になってしまったのなの? 私は混乱した。
「ずっと、ずーーーっと君を探していたんだ」
フィル様がずいっと近づいてきた。
「えっ、フィル様、私はアンネローゼだと言っても今は平民です」
「そんなの関係ない。君がどうなっていようとも私の婚約者であるのは変わらないんだから」
フィル様が近づいてくる。
ちょっ、ちょっと待ってフィル様、そんなに近寄らないで。
私の手をフィル様に握られてしまった。
ウッソーーー! フィル様に憧れのフィル様に手を握られた・・・・
確かに今までダンスの稽古とかでフィル様に体に触れられることはあったけれど、こんな情熱的に迫られたことなど無かった。
「ちょっと、フィル様、近いです」
更にフィル様が私にドアップで迫ってくるんだけど・・・・
私の慌てふためくのにかかわらずにフィル様は私を抱きしめたのだった。
嘘っ! 私は憧れのフィル様に抱きしめられていのだ!
バチン
私はその瞬間、私は耐えきれなくて頭が沸騰してしまった。
気がつくとフィル様が私に弾き飛ばされて地面に転がっていたのだ。
「えっ」
私は唖然とした。フィル様を弾き飛ばしてしまったのだ。
「ひ、ひどいじゃないか。アン」
フィル様がムッとして抗議してきた
「いきなり抱きつくなんて無理です」
私が必死に言い募った。
「本当だ! フィル! いきなり迫りすぎ」
後ろからアルフの呆れた声を聞いて私は固まってしまった。
ホッとしたと同時にアルフに見られたと知って私は真っ赤になっていた。
「邪魔するな、アルフ! やっと、やっとアンネローゼに会えたんだぞ」
「いきなり迫ると逃げられるぞ。なあ、アン」
興奮しているフィル様にアルフが言ってくれた。
私はもう真っ赤になっていた。恥ずかしくて穴の中にこもりたかった。
しかし、次の瞬間私は正気に戻った。
「フィル、大変だ! 王妃様がアンの母親の部屋に我々が止めるのを無視して入っていかれた!」
バートがとんでもない情報を持ってきたのだ。
そうだ、私がフィル様に近付くのを好まない王妃様もいたんだった。
私は慌てて母さんの部屋に戻ったのだ。
31
お気に入りに追加
1,640
あなたにおすすめの小説
いくら政略結婚だからって、そこまで嫌わなくてもいいんじゃないですか?いい加減、腹が立ってきたんですけど!
夢呼
恋愛
伯爵令嬢のローゼは大好きな婚約者アーサー・レイモンド侯爵令息との結婚式を今か今かと待ち望んでいた。
しかし、結婚式の僅か10日前、その大好きなアーサーから「私から愛されたいという思いがあったら捨ててくれ。それに応えることは出来ない」と告げられる。
ローゼはその言葉にショックを受け、熱を出し寝込んでしまう。数日間うなされ続け、やっと目を覚ました。前世の記憶と共に・・・。
愛されることは無いと分かっていても、覆すことが出来ないのが貴族間の政略結婚。日本で生きたアラサー女子の「私」が八割心を占めているローゼが、この政略結婚に臨むことになる。
いくら政略結婚といえども、親に孫を見せてあげて親孝行をしたいという願いを持つローゼは、何とかアーサーに振り向いてもらおうと頑張るが、鉄壁のアーサーには敵わず。それどころか益々嫌われる始末。
一体私の何が気に入らないんだか。そこまで嫌わなくてもいいんじゃないんですかね!いい加減腹立つわっ!
世界観はゆるいです!
カクヨム様にも投稿しております。
※10万文字を超えたので長編に変更しました。
王女の中身は元自衛官だったので、継母に追放されたけど思い通りになりません
きぬがやあきら
恋愛
「妻はお妃様一人とお約束されたそうですが、今でもまだ同じことが言えますか?」
「正直なところ、不安を感じている」
久方ぶりに招かれた故郷、セレンティア城の月光満ちる庭園で、アシュレイは信じ難い光景を目撃するーー
激闘の末、王座に就いたアルダシールと結ばれた、元セレンティア王国の王女アシュレイ。
アラウァリア国では、新政権を勝ち取ったアシュレイを国母と崇めてくれる国民も多い。だが、結婚から2年、未だ後継ぎに恵まれないアルダシールに側室を推す声も上がり始める。そんな頃、弟シュナイゼルから結婚式の招待が舞い込んだ。
第2幕、連載開始しました!
お気に入り登録してくださった皆様、ありがとうございます! 心より御礼申し上げます。
以下、1章のあらすじです。
アシュレイは前世の記憶を持つ、セレンティア王国の皇女だった。後ろ盾もなく、継母である王妃に体よく追い出されてしまう。
表向きは外交の駒として、アラウァリア王国へ嫁ぐ形だが、国王は御年50歳で既に18人もの妃を持っている。
常に不遇の扱いを受けて、我慢の限界だったアシュレイは、大胆な計画を企てた。
それは輿入れの道中を、自ら雇った盗賊に襲撃させるもの。
サバイバルの知識もあるし、宝飾品を処分して生き抜けば、残りの人生を自由に謳歌できると踏んでいた。
しかし、輿入れ当日アシュレイを攫い出したのは、アラウァリアの第一王子・アルダシール。
盗賊団と共謀し、晴れて自由の身を望んでいたのに、アルダシールはアシュレイを手放してはくれず……。
アシュレイは自由と幸福を手に入れられるのか?
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
運命に勝てない当て馬令嬢の幕引き。
ぽんぽこ狸
恋愛
気高き公爵家令嬢オリヴィアの護衛騎士であるテオは、ある日、主に天啓を受けたと打ち明けられた。
その内容は運命の女神の聖女として召喚されたマイという少女と、オリヴィアの婚約者であるカルステンをめぐって死闘を繰り広げ命を失うというものだったらしい。
だからこそ、オリヴィアはもう何も望まない。テオは立場を失うオリヴィアの事は忘れて、自らの道を歩むようにと言われてしまう。
しかし、そんなことは出来るはずもなく、テオも将来の王妃をめぐる運命の争いの中に巻き込まれていくのだった。
五万文字いかない程度のお話です。さくっと終わりますので読者様の暇つぶしになればと思います。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@12/27電子書籍配信中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
妹がいなくなった
アズやっこ
恋愛
妹が突然家から居なくなった。
メイドが慌ててバタバタと騒いでいる。
お父様とお母様の泣き声が聞こえる。
「うるさくて寝ていられないわ」
妹は我が家の宝。
お父様とお母様は妹しか見えない。ドレスも宝石も妹にだけ買い与える。
妹を探しに出掛けたけど…。見つかるかしら?
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる