44 / 174
第一部 学園始動編 モブでなく悪役令嬢だと判りました
トイレ掃除で悪役たちと仲良くなりました
しおりを挟む
授業が終わって私達は中庭に集まった。
クラス委員と体育委員、エルダとバートとルーカスだ。
「どうだ。上手く、人形出来たか」
アルフが聞いてくる。
「私のはやっぱりとても小さかった」
私が言うと、
「俺は俺くらいの大きさだけど、火だからな」
「まあ、でも、いいわ。見せてよ」
アルフの言葉にイングリッドが聞く。
「出でよ、人形」
アルフのは人並みの大きさの火の人形だった。
「これで走れるの?」
「こんな感じかな」
アルフが走らせる。普通に走れている。やっぱり私のは厳しそう。
「あとは、火だから燃えるのがネックだよな」
「床は耐火だけど、ボールがな」
「手袋かなんか嵌めたら良いんじゃないかな」
ルーカスが言う。
「でも、水は厳しいだろう」
「氷にしても溶けると思うのよね」
「じゃあ、風でやってみるか」
横からフィル様が言う。
「風で出来るの?」
「障壁みたいな感じだろう」
「じゃあやってみてよ」
イングリッドの言葉にフィル様が詠唱を唱える。
「出でよ、手袋」
人形の手になんかかぶった感じだ。
「じゃあこれでも受けてみてよ」
イングリッドが小石を投げる。が上手く受けられない。
「うーん、すぐには無理じゃないか」
「まあね練習してみよう」
アルフの言葉にフィル様が答えた。
「アンの人形はどんな感じなの」
皆一通り出した後で、イングリツドが聞いてきた。
一応皆ある程度の大きさの人形だ。さすがに風魔術の二人は人形には出来なかったみたいだけど。
「とても小さいわよ」
私はことわってから構えた。
「出でよ、人形」
私が詠唱すると小さな人形が出てきた。
「すごい、この人形アンさんみたいだね」
フィル様が褒めてくれるけど、それは嬉しいのだけど・・・・。
「でもなんかとても小さいよね」
イングリッドか正直に言ってくれた。
「まあ、アンだから」
「食らえ」
アルフがいきなり踏みつけてきた。
ええええ!
私は人形に手を挙げさせて受け止める。
「ひ、酷い!」
エルダが文句を言う。
「いやでも踏みつぶせていないけど」
アルフが慌てて言っているけど、ミニアンちゃんになんてことしてくれるのだ。
「最低!」
私は人形の手で弾き飛ばした。
アルフの人形はそのまま弧を描いて後ろの木に激突したのだ。
ドシンっという音がする。
木に火が燃え移った。
「えっ」
「大変よ」
エルダとイングリッドで燃え始めた木の上から水をぶっかけた。
木は少し焦げた程度だ。良かった。これならバレないだろう。
私はホッとした。
「でも、アンさんの人形は凄いね」
フィル様に褒められて私は少し赤くなった。
人形も胸を張っている。
「大きさは最小なのに、力はすげえな」
「まあね。胸は本人に似て無いけど」
アルフが余計な一言を言う。
「アルフ、何か言った?」
「いえ、何も言っていません」
慌ててアルフが誤魔化した。
「アルフは掃除当番決定」
「ええええ! そんな」
イングリッドの言葉にアルフが叫ぶ。
「さあ、行くわよ。やるのは人形でだからね。人形でガンバってやってみよう」
イングリッドはそう言うと皆を連れて歩き出したのだ。
そして、向かった、女子トイレではドーソンさんらが掃除していた。
「えっ、何しに来たの? 私たちはちゃんとやっているわよ」
ムッとしてドーソンが言った。
「そんなの当たり前でしょう。今日は実験しに来たのよ」
「実験?」
ドーソンさんが聞いてきた。
「そうよ、皆で作った人形で掃除できるかどうかよ」
「人形で?」
「そうよ。丁度ここに女子10人いてトイレの個室も10個あるから一斉にやるわよ」
イングリツドが言う。
「さあ、皆、良い。一番早く出来た人は掃除当番を免除するわ」
「本当でしょうね」
イングリツドの言葉にドーソンが一番にやる気になっていた。
「私は嘘をつかないわ」
「判りました。私もやります」
「私も」
ヨセフィーナ、キャロリーナ、ディオーナ達も俄然やる気になった。
私は割り箸にスポンジ切ったものをつけて、トイレブラシ代わりにする。
「行くわよ。よーいドン」
皆一斉に人形を出して便器にトイレブラシを入れてこすりだす。
私は人形に中に入ってこすらせる。
これ結構大変なんだけど、人形が小さいから制御は簡単だ。
でも、皆まだ制御になれないみたいで大変みたいだ。
「あっ、やった。トイレの壁ぶち壊した」
男子トイレからルーカスの声が聴こえてくる。
「えっ?」
「ギャーーートイレの床が熱で溶けた」
これはアルフの声だ。
「ちょっとあんた達何やっているのよ」
そこにエレオノーラ・ルンド女史の怒り声が響いたのだった。
結局私たちは、ルンド先生に捕まって、延々怒られた。その上、罰として1ヶ月トイレ掃除を扨せられることになってしまったのだった。
「あんた達何しているのよ」
ドーソンさんの呆れた声に対して私は何も言えなかった。
でも、これで少しはドーソンさんらと近くなったような気がするのは気のせいだろうか?
クラス委員と体育委員、エルダとバートとルーカスだ。
「どうだ。上手く、人形出来たか」
アルフが聞いてくる。
「私のはやっぱりとても小さかった」
私が言うと、
「俺は俺くらいの大きさだけど、火だからな」
「まあ、でも、いいわ。見せてよ」
アルフの言葉にイングリッドが聞く。
「出でよ、人形」
アルフのは人並みの大きさの火の人形だった。
「これで走れるの?」
「こんな感じかな」
アルフが走らせる。普通に走れている。やっぱり私のは厳しそう。
「あとは、火だから燃えるのがネックだよな」
「床は耐火だけど、ボールがな」
「手袋かなんか嵌めたら良いんじゃないかな」
ルーカスが言う。
「でも、水は厳しいだろう」
「氷にしても溶けると思うのよね」
「じゃあ、風でやってみるか」
横からフィル様が言う。
「風で出来るの?」
「障壁みたいな感じだろう」
「じゃあやってみてよ」
イングリッドの言葉にフィル様が詠唱を唱える。
「出でよ、手袋」
人形の手になんかかぶった感じだ。
「じゃあこれでも受けてみてよ」
イングリッドが小石を投げる。が上手く受けられない。
「うーん、すぐには無理じゃないか」
「まあね練習してみよう」
アルフの言葉にフィル様が答えた。
「アンの人形はどんな感じなの」
皆一通り出した後で、イングリツドが聞いてきた。
一応皆ある程度の大きさの人形だ。さすがに風魔術の二人は人形には出来なかったみたいだけど。
「とても小さいわよ」
私はことわってから構えた。
「出でよ、人形」
私が詠唱すると小さな人形が出てきた。
「すごい、この人形アンさんみたいだね」
フィル様が褒めてくれるけど、それは嬉しいのだけど・・・・。
「でもなんかとても小さいよね」
イングリッドか正直に言ってくれた。
「まあ、アンだから」
「食らえ」
アルフがいきなり踏みつけてきた。
ええええ!
私は人形に手を挙げさせて受け止める。
「ひ、酷い!」
エルダが文句を言う。
「いやでも踏みつぶせていないけど」
アルフが慌てて言っているけど、ミニアンちゃんになんてことしてくれるのだ。
「最低!」
私は人形の手で弾き飛ばした。
アルフの人形はそのまま弧を描いて後ろの木に激突したのだ。
ドシンっという音がする。
木に火が燃え移った。
「えっ」
「大変よ」
エルダとイングリッドで燃え始めた木の上から水をぶっかけた。
木は少し焦げた程度だ。良かった。これならバレないだろう。
私はホッとした。
「でも、アンさんの人形は凄いね」
フィル様に褒められて私は少し赤くなった。
人形も胸を張っている。
「大きさは最小なのに、力はすげえな」
「まあね。胸は本人に似て無いけど」
アルフが余計な一言を言う。
「アルフ、何か言った?」
「いえ、何も言っていません」
慌ててアルフが誤魔化した。
「アルフは掃除当番決定」
「ええええ! そんな」
イングリッドの言葉にアルフが叫ぶ。
「さあ、行くわよ。やるのは人形でだからね。人形でガンバってやってみよう」
イングリッドはそう言うと皆を連れて歩き出したのだ。
そして、向かった、女子トイレではドーソンさんらが掃除していた。
「えっ、何しに来たの? 私たちはちゃんとやっているわよ」
ムッとしてドーソンが言った。
「そんなの当たり前でしょう。今日は実験しに来たのよ」
「実験?」
ドーソンさんが聞いてきた。
「そうよ、皆で作った人形で掃除できるかどうかよ」
「人形で?」
「そうよ。丁度ここに女子10人いてトイレの個室も10個あるから一斉にやるわよ」
イングリツドが言う。
「さあ、皆、良い。一番早く出来た人は掃除当番を免除するわ」
「本当でしょうね」
イングリツドの言葉にドーソンが一番にやる気になっていた。
「私は嘘をつかないわ」
「判りました。私もやります」
「私も」
ヨセフィーナ、キャロリーナ、ディオーナ達も俄然やる気になった。
私は割り箸にスポンジ切ったものをつけて、トイレブラシ代わりにする。
「行くわよ。よーいドン」
皆一斉に人形を出して便器にトイレブラシを入れてこすりだす。
私は人形に中に入ってこすらせる。
これ結構大変なんだけど、人形が小さいから制御は簡単だ。
でも、皆まだ制御になれないみたいで大変みたいだ。
「あっ、やった。トイレの壁ぶち壊した」
男子トイレからルーカスの声が聴こえてくる。
「えっ?」
「ギャーーートイレの床が熱で溶けた」
これはアルフの声だ。
「ちょっとあんた達何やっているのよ」
そこにエレオノーラ・ルンド女史の怒り声が響いたのだった。
結局私たちは、ルンド先生に捕まって、延々怒られた。その上、罰として1ヶ月トイレ掃除を扨せられることになってしまったのだった。
「あんた達何しているのよ」
ドーソンさんの呆れた声に対して私は何も言えなかった。
でも、これで少しはドーソンさんらと近くなったような気がするのは気のせいだろうか?
23
『転生して悲劇の王女になったつもりが魔王でした!勇者から斬りつけられて素手で殴り返した、前世コミュ障引き籠りだった弱小王国王女の帝国建国物語』https://www.alphapolis.co.jp/novel/237012270/782706326
両親を幼い頃に殺された王女アンネローゼはその仇を討つために母国スカンディーナ王国に仲間とともにアンネローゼ王国を建国した。悲劇の王女として祖国に暖かく迎え入れられると思ったのに、周りの民の反応は疫病神に対するようで、その上、そこに現れた勇者と名乗る男に魔王と言われ、自分が前世のゲーム『スカンディーナの聖女』のラスボス魔王だと知るのだ。何でこうなった? 自分は悲劇のヒロインのはずが…ラスボスは両親の仇、悪逆非道の摂政ブルーノのはずなのに…。ブルーノが慈悲深い聖王だと…そんな訳あるか
弱小国の軍隊を率いて必至にあがく可憐な王女のはずが、素手で勇者を粉砕、付いた渾名が暴虐の山姥、とか赤髪の魔王、私を見ると皆逃げていくんだけど、なんで!前世コミュ障引きこもりだった私が気弱なふりをすればするだけドツボに嵌って…。隣国の暴虐令嬢の先輩と大魔術師、冷酷非道な内務卿に良いように振り回されて、いく国盗り物語です。
是非ともお読み下さい。
お気に入りに追加
1,640
あなたにおすすめの小説

冤罪で処刑されたら死に戻り、前世の記憶が戻った悪役令嬢は、元の世界に帰る方法を探す為に婚約破棄と追放を受け入れたら、伯爵子息様に拾われました
ゆうき
恋愛
ワガママ三昧な生活を送っていた悪役令嬢のミシェルは、自分の婚約者と、長年に渡っていじめていた聖女によって冤罪をでっちあげられ、処刑されてしまう。
その後、ミシェルは不思議な夢を見た。不思議な既視感を感じる夢の中で、とある女性の死を見せられたミシェルは、目を覚ますと自分が処刑される半年前の時間に戻っていた。
それと同時に、先程見た夢が自分の前世の記憶で、自分が異世界に転生したことを知る。
記憶が戻ったことで、前世のような優しい性格を取り戻したミシェルは、前世の世界に残してきてしまった、幼い家族の元に帰る術を探すため、ミシェルは婚約者からの婚約破棄と、父から宣告された追放も素直に受け入れ、貴族という肩書きを隠し、一人外の世界に飛び出した。
初めての外の世界で、仕事と住む場所を見つけて懸命に生きるミシェルはある日、仕事先の常連の美しい男性――とある伯爵家の令息であるアランに屋敷に招待され、自分の正体を見破られてしまったミシェルは、思わぬ提案を受ける。
それは、魔法の研究をしている自分の専属の使用人兼、研究の助手をしてほしいというものだった。
だが、その提案の真の目的は、社交界でも有名だった悪役令嬢の性格が豹変し、一人で外の世界で生きていることを不審に思い、自分の監視下におくためだった。
変に断って怪しまれ、未来で起こる処刑に繋がらないようにするために、そして優しいアランなら信用できると思ったミシェルは、その提案を受け入れた。
最初はミシェルのことを疑っていたアランだったが、徐々にミシェルの優しさや純粋さに惹かれていく。同時に、ミシェルもアランの魅力に惹かれていくことに……。
これは死に戻った元悪役令嬢が、元の世界に帰るために、伯爵子息と共に奮闘し、互いに惹かれて幸せになる物語。
⭐︎小説家になろう様にも投稿しています。全話予約投稿済です⭐︎

【完結】中継ぎ聖女だとぞんざいに扱われているのですが、守護騎士様の呪いを解いたら聖女ですらなくなりました。
氷雨そら
恋愛
聖女召喚されたのに、100年後まで魔人襲来はないらしい。
聖女として異世界に召喚された私は、中継ぎ聖女としてぞんざいに扱われていた。そんな私をいつも守ってくれる、守護騎士様。
でも、なぜか予言が大幅にずれて、私たちの目の前に、魔人が現れる。私を庇った守護騎士様が、魔神から受けた呪いを解いたら、私は聖女ですらなくなってしまって……。
「婚約してほしい」
「いえ、責任を取らせるわけには」
守護騎士様の誘いを断り、誰にも迷惑をかけないよう、王都から逃げ出した私は、辺境に引きこもる。けれど、私を探し当てた、聖女様と呼んで、私と一定の距離を置いていたはずの守護騎士様の様子は、どこか以前と違っているのだった。
元守護騎士と元聖女の溺愛のち少しヤンデレ物語。
小説家になろう様にも、投稿しています。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

前世では美人が原因で傾国の悪役令嬢と断罪された私、今世では喪女を目指します!
鳥柄ささみ
恋愛
美人になんて、生まれたくなかった……!
前世で絶世の美女として生まれ、その見た目で国王に好かれてしまったのが運の尽き。
正妃に嫌われ、私は国を傾けた悪女とレッテルを貼られて処刑されてしまった。
そして、気づけば違う世界に転生!
けれど、なんとこの世界でも私は絶世の美女として生まれてしまったのだ!
私は前世の経験を生かし、今世こそは目立たず、人目にもつかない喪女になろうと引きこもり生活をして平穏な人生を手に入れようと試みていたのだが、なぜか世界有数の魔法学校で陽キャがいっぱいいるはずのNMA(ノーマ)から招待状が来て……?
前世の教訓から喪女生活を目指していたはずの主人公クラリスが、トラウマを抱えながらも奮闘し、四苦八苦しながら魔法学園で成長する異世界恋愛ファンタジー!
※第15回恋愛大賞にエントリーしてます!
開催中はポチッと投票してもらえると嬉しいです!
よろしくお願いします!!

魔法の薬草辞典の加護で『救国の聖女』になったようですので、イケメン第二王子の為にこの力、いかんなく発揮したいと思います
高井うしお
恋愛
※なろう版完結済み(番外編あり〼)
ハーブ栽培と本が好きなOL・真白は図書館で不思議な薬草辞典と出会う。一瞬の瞬きの間に……気が付くとそこは異世界。しかも魔物討伐の軍の真っ只中。そして邪竜の毒にやられて軍は壊滅状態にあった。
真白が本の導きで辞典から取り出したハーブを使うと彼らはあっという間に元気になり、戦況は一変。
だが帰還の方法が分からず困っている所を王子のはからいで王城で暮らす事に。そんな真白の元には色々な患者や悩み事を持った人が訪れるようになる。助けてくれた王子に恩を返す為、彼女は手にした辞典の加護で人々を癒していく……。
キラッキラの王子様やマッチョな騎士、優しく気さくな同僚に囲まれて、真白の異世界ライフが始まる! ハーブとイケメンに癒される、ほのぼの恋愛ファンタジー。

妾の子だからといって、公爵家の令嬢を侮辱してただで済むと思っていたんですか?
木山楽斗
恋愛
公爵家の妾の子であるクラリアは、とある舞踏会にて二人の令嬢に詰められていた。
彼女達は、公爵家の汚点ともいえるクラリアのことを蔑み馬鹿にしていたのである。
公爵家の一員を侮辱するなど、本来であれば許されることではない。
しかし彼女達は、妾の子のことでムキになることはないと高を括っていた。
だが公爵家は彼女達に対して厳正なる抗議をしてきた。
二人が公爵家を侮辱したとして、糾弾したのである。
彼女達は何もわかっていなかったのだ。例え妾の子であろうとも、公爵家の一員であるクラリアを侮辱してただで済む訳がないということを。
※HOTランキング1位、小説、恋愛24hポイントランキング1位(2024/10/04) 皆さまの応援のおかげです。誠にありがとうございます。

聖女召喚に巻き込まれた挙句、ハズレの方と蔑まれていた私が隣国の過保護な王子に溺愛されている件
バナナマヨネーズ
恋愛
聖女召喚に巻き込まれた志乃は、召喚に巻き込まれたハズレの方と言われ、酷い扱いを受けることになる。
そんな中、隣国の第三王子であるジークリンデが志乃を保護することに。
志乃を保護したジークリンデは、地面が泥濘んでいると言っては、志乃を抱き上げ、用意した食事が熱ければ火傷をしないようにと息を吹きかけて冷ましてくれるほど過保護だった。
そんな過保護すぎるジークリンデの行動に志乃は戸惑うばかり。
「私は子供じゃないからそんなことしなくてもいいから!」
「いや、シノはこんなに小さいじゃないか。だから、俺は君を命を懸けて守るから」
「お…重い……」
「ん?ああ、ごめんな。その荷物は俺が持とう」
「これくらい大丈夫だし、重いってそういうことじゃ……。はぁ……」
過保護にされたくない志乃と過保護にしたいジークリンデ。
二人は共に過ごすうちに知ることになる。その人がお互いの運命の人なのだと。
全31話

家出したとある辺境夫人の話
あゆみノワ@書籍『完全別居の契約婚〜』
恋愛
『突然ではございますが、私はあなたと離縁し、このお屋敷を去ることにいたしました』
これは、一通の置き手紙からはじまった一組の心通わぬ夫婦のお語。
※ちゃんとハッピーエンドです。ただし、主人公にとっては。
※他サイトでも掲載します。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる