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第三部 ルートン王国交換留学編
閑話 アド視点3 婚約者が心配で昼夜死にもの狂いで追いついたら、理不尽な理由で海の上まで思いっきり張り飛ばされてしまいました
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俺は王太子の動きが心配だったが、フランの身の安全の事は安心していたのだ。
何しろ、俺の弟も将来の義理の弟もいるのだ。
海賊共の情報収集は完璧だろう。危険な事は前もって全て排除するはずだ。それにルートン王国も俺があれだけ気にしていたフランを危険に晒すことはないだろうと。
しかし、それが間違いだった。
フランの友人が拐われてフランが救出したと聞いた時に、俺は完全に切れてヴァンに怒りの連絡をしたのだ。
「ヴァン、どういう事だ?」
「兄上。どうされたんですか? そちらはお忙しいと聞きましたが」
魔道具の前の弟は平然としていた。
「どうしたもこうしたもないだろう! フランが拐われそうになったってどう言う事だ!」
俺は切れて叫んでいた。
「別に姉上のご友人が拐われてそれを姉上が救出されただけですよ」
「何が別にだ。お前なら、前もって止められただろうが」
「そんな事言っても、アルメリアの奴らは馬鹿なので、止めても止めても次々に別の手を打ってくるのです。面倒なので、そのまま実行させただけですよ」
平然とヴァンの奴は言い切ったのだ。
「何も、フランを危険に晒す必要はないだろう!」
「何言っているんですか? 友達が誘拐されたと知って、姉上がほっておくわけ無いでしょう。それは兄上が一番良く知っておられますよね」
ヴァンは逆に切れてきたんだけど。いや、そう言う問題か?
「いや、まあ、それはそうだが」
「それに姉上が対処して頂けたら、完璧なんですよ。こちら側のけが人はゼロでしたから。
向こうはけが人多発ですが、それは襲ってきた向こうが悪いでしょう。死人が出なかっただけ感謝してほしいですよ。
何しろ、騎士達に任せて、こちら側が傷つけばまた姉上が悲しまれるんです。後で何故、前もって知らせなかったとか怒られることもないですし、その上、姉上の鬱憤も発散できると一石三鳥以上の効果があるんですから」
いけしゃあしゃあと弟は言いやがったのだ。心配したこちらを馬鹿にしたように。
「それよりも兄上、良いんですか?」
「何がだ?」
「兄上がアルメリアの留学生と懇ろになっているとシルビア殿下が姉上にバラしていましたが」
「はっ? 何を言う。あれは情報を得るためにだな」
俺はヴァンの一言に慌てた。
新たに留学に来ていたアルメリアの王女から情報を得るために、王都のカフェで会っていたのがフランにバレたというのだ。
俺としては決してやましいところはないはずだ。
「そういう言い訳は姉上にされたほうが良いのではないですか? 怒っておられましたけど」
ヴァンの言葉に俺は慌ててフランに連絡したのだ。
しかし、怒ったフランは全く相手にしてくれなかった。
それも、最後は高価な通信魔道具を破壊してくれたのだ!
高かったのに……。
また財務に文句を言われる……
俺は散々文句をオーレリアンに言って鬱憤を晴らしたのだ。
でも、このままでは中々ヤバそうだ。ルートンの王太子も形振り構わず、フランに手を出そうとしているみたいだった。
こうなったら最後の手段だ。
俺は側近共を総動員して昔の映像を集めて、それを編集したのだ。
俺とフランの愛の10年だ。
そして、フランの友だちになったガスペルから魔道具を買い取ると、俺とフランの愛の10年をルートン国内で流すようにオーレリアンに指示した。
更にそれに並行して、フランの友達で文才のあるオリーブ嬢に、俺とフランの愛の10年の本の作成を頼んだのだ。偽名で出すことを条件にオリーブ嬢が納得してくれた。そして、それを我がエルグラン王国内はもとよりルートンやアルメリア、果ては帝国でも大々的に印刷させて流したのだ。
帝国では帝国の妨害にあって中々表ルートではうまくいかなかったが、他国では一躍ベストセラーになったのだ。流石オリーブ嬢。彼女は収益を一部しか取らなくてあとは孤児院に寄付してほしいと言ってきたのだ。まさに、聖女みたいな振る舞いだった。
俺はそれに国費と俺の資金の一部を足してオリーブ・フランソワーズ財団を設置して、孤児院に寄付すると同時に、読み書き算術を教える教師を派遣して学力の向上、孤児院出身者の王立学園や騎士学校への入学援助を行うようにしたのだ。
しかし、これでアルメリアもルートンもフランを諦めるわけはなく、フランの襲撃作戦が練られていると聞き、俺は慌てて、フランのところに向かったのだ。
その途中で、フランは演劇の本番にもアルメリア側から襲われてしまったという報が入り俺は気が気ではなかった。
俺は必死に船を急がせるように命じたが、海軍の操船技術もまだまだでルートンには中々着かなかった。
ルートンに着いた時には、襲撃してきたアルメリアの海賊船団をフランが殲滅した後だった。
そして、フランが拐われたシルビアを追ってアルメリア王国に向かったのを知ったのだ。
俺はフランが心配で、アルメリア王国目掛けて死にもの狂いでフランを追って行ったのだが、フランの船には全然追いつかなかった。
もう、海軍はイチから鍛え直しだ。フランの高速船のほうが余程早かったみたいだ。
俺がやっとアルメリアで追いついた時には、アルメリア王国はフランによって制圧された後だったのだ……。
だからフラン様はほっておいても大丈夫だと言ったのに。
側近共は呆れて言うのだが、そう言う問題ではないだろう。
「フラン!」
俺は久しぶりに会った婚約者に嬉しさのあまり抱きつこうとしたのだ。
しかしだ。
パシーーーーン
俺はフランの張り手をモロに頬に受けて海の中に吹っ飛ばされていたのだ。
何故? どうして?
俺は征伐された前国王がフランに留学生との有る事無い事吹き込んだなんて聞いていなかったのだ。
俺は海の上で沈みそうになりながら、そのフランの仕打ちの理不尽さに心の底で泣き叫んでいたのだ!
*******************************************************************
ここまで読んで頂いて有難うございます。
第四部開始まであと少しのはず……
何しろ、俺の弟も将来の義理の弟もいるのだ。
海賊共の情報収集は完璧だろう。危険な事は前もって全て排除するはずだ。それにルートン王国も俺があれだけ気にしていたフランを危険に晒すことはないだろうと。
しかし、それが間違いだった。
フランの友人が拐われてフランが救出したと聞いた時に、俺は完全に切れてヴァンに怒りの連絡をしたのだ。
「ヴァン、どういう事だ?」
「兄上。どうされたんですか? そちらはお忙しいと聞きましたが」
魔道具の前の弟は平然としていた。
「どうしたもこうしたもないだろう! フランが拐われそうになったってどう言う事だ!」
俺は切れて叫んでいた。
「別に姉上のご友人が拐われてそれを姉上が救出されただけですよ」
「何が別にだ。お前なら、前もって止められただろうが」
「そんな事言っても、アルメリアの奴らは馬鹿なので、止めても止めても次々に別の手を打ってくるのです。面倒なので、そのまま実行させただけですよ」
平然とヴァンの奴は言い切ったのだ。
「何も、フランを危険に晒す必要はないだろう!」
「何言っているんですか? 友達が誘拐されたと知って、姉上がほっておくわけ無いでしょう。それは兄上が一番良く知っておられますよね」
ヴァンは逆に切れてきたんだけど。いや、そう言う問題か?
「いや、まあ、それはそうだが」
「それに姉上が対処して頂けたら、完璧なんですよ。こちら側のけが人はゼロでしたから。
向こうはけが人多発ですが、それは襲ってきた向こうが悪いでしょう。死人が出なかっただけ感謝してほしいですよ。
何しろ、騎士達に任せて、こちら側が傷つけばまた姉上が悲しまれるんです。後で何故、前もって知らせなかったとか怒られることもないですし、その上、姉上の鬱憤も発散できると一石三鳥以上の効果があるんですから」
いけしゃあしゃあと弟は言いやがったのだ。心配したこちらを馬鹿にしたように。
「それよりも兄上、良いんですか?」
「何がだ?」
「兄上がアルメリアの留学生と懇ろになっているとシルビア殿下が姉上にバラしていましたが」
「はっ? 何を言う。あれは情報を得るためにだな」
俺はヴァンの一言に慌てた。
新たに留学に来ていたアルメリアの王女から情報を得るために、王都のカフェで会っていたのがフランにバレたというのだ。
俺としては決してやましいところはないはずだ。
「そういう言い訳は姉上にされたほうが良いのではないですか? 怒っておられましたけど」
ヴァンの言葉に俺は慌ててフランに連絡したのだ。
しかし、怒ったフランは全く相手にしてくれなかった。
それも、最後は高価な通信魔道具を破壊してくれたのだ!
高かったのに……。
また財務に文句を言われる……
俺は散々文句をオーレリアンに言って鬱憤を晴らしたのだ。
でも、このままでは中々ヤバそうだ。ルートンの王太子も形振り構わず、フランに手を出そうとしているみたいだった。
こうなったら最後の手段だ。
俺は側近共を総動員して昔の映像を集めて、それを編集したのだ。
俺とフランの愛の10年だ。
そして、フランの友だちになったガスペルから魔道具を買い取ると、俺とフランの愛の10年をルートン国内で流すようにオーレリアンに指示した。
更にそれに並行して、フランの友達で文才のあるオリーブ嬢に、俺とフランの愛の10年の本の作成を頼んだのだ。偽名で出すことを条件にオリーブ嬢が納得してくれた。そして、それを我がエルグラン王国内はもとよりルートンやアルメリア、果ては帝国でも大々的に印刷させて流したのだ。
帝国では帝国の妨害にあって中々表ルートではうまくいかなかったが、他国では一躍ベストセラーになったのだ。流石オリーブ嬢。彼女は収益を一部しか取らなくてあとは孤児院に寄付してほしいと言ってきたのだ。まさに、聖女みたいな振る舞いだった。
俺はそれに国費と俺の資金の一部を足してオリーブ・フランソワーズ財団を設置して、孤児院に寄付すると同時に、読み書き算術を教える教師を派遣して学力の向上、孤児院出身者の王立学園や騎士学校への入学援助を行うようにしたのだ。
しかし、これでアルメリアもルートンもフランを諦めるわけはなく、フランの襲撃作戦が練られていると聞き、俺は慌てて、フランのところに向かったのだ。
その途中で、フランは演劇の本番にもアルメリア側から襲われてしまったという報が入り俺は気が気ではなかった。
俺は必死に船を急がせるように命じたが、海軍の操船技術もまだまだでルートンには中々着かなかった。
ルートンに着いた時には、襲撃してきたアルメリアの海賊船団をフランが殲滅した後だった。
そして、フランが拐われたシルビアを追ってアルメリア王国に向かったのを知ったのだ。
俺はフランが心配で、アルメリア王国目掛けて死にもの狂いでフランを追って行ったのだが、フランの船には全然追いつかなかった。
もう、海軍はイチから鍛え直しだ。フランの高速船のほうが余程早かったみたいだ。
俺がやっとアルメリアで追いついた時には、アルメリア王国はフランによって制圧された後だったのだ……。
だからフラン様はほっておいても大丈夫だと言ったのに。
側近共は呆れて言うのだが、そう言う問題ではないだろう。
「フラン!」
俺は久しぶりに会った婚約者に嬉しさのあまり抱きつこうとしたのだ。
しかしだ。
パシーーーーン
俺はフランの張り手をモロに頬に受けて海の中に吹っ飛ばされていたのだ。
何故? どうして?
俺は征伐された前国王がフランに留学生との有る事無い事吹き込んだなんて聞いていなかったのだ。
俺は海の上で沈みそうになりながら、そのフランの仕打ちの理不尽さに心の底で泣き叫んでいたのだ!
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ここまで読んで頂いて有難うございます。
第四部開始まであと少しのはず……
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