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第一部
閑話 第一王子視点5 フランと幸せになりました
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俺は夢を見ていた。
子供の頃の夢だ。
フランが魔術で失敗して初代国王の銅像を破壊してしまったのだ。さすがにフランは真っ青になっていた。これは王宮のいちばん大切な物の一つなのだから。
俺たちはさすがに父の前に呼ばれた。
さすがの温厚な父も怒っていた。
その銅像は王宮の入り口に聳え立っており、王宮に来る人は必ず、目に止めるのものなのだ。
父の怒りの前にさすがの図太いフランも涙目で青くなっていた。
「父上、すいません。俺が魔術で壊してしまいました。まさか自分の魔術で壊れるなんてちゃちなものだとは思っていなかったので」
俺は仕方無しにフランを庇って謝った。俺は王子だ。すべての責任は俺にあるのだ。いつもは生意気なフランがこんなに泣きそうになっているのだ。ここは俺が怒られるべきだ。俺はそう思ったのだ。
父は俺とフランを見比べた。
「フランソワーズ嬢、本当にそうなのか?」
俺はフランに頷いた。
そう、フランは頷くだけで良かったのだ。
しかし、フランは首を横に振ってくれたのだ。
「いいえ、わたちがやりました」
噛みながらもフランは言ったのだ。
「いいえ、父上。私です」
「そんな事ないです。アドは私を庇ってくれているだけです」
「そんなことはない」
「そんな事はあります」
俺とフランは言い合いを始めた。
「ああ、もう良い。判った」
父が言い合いを始めた私達に言った。
「せっかく、アドルフは庇ったのに、その後喧嘩してどうする」
父は俺を見て怒って言った。
「だって、フランが頷かないから」
「嘘つくのは良くないもん」
「もう良い。お前たちのような子供に壊されるちゃちな物だったという事なのだろう」
父は後ろで憤怒の顔をして立っているフェリシーや宰相に向かって言った。
「しかし」
「陛下」
二人は納得いかなかったみたいだが、父は私達に出ていくように言った。
「フラン、せっかく俺が庇ってやったんだから、あそこは頷けよ」
俺が文句を言うと
「私がやったんだもの。アドが怒られるのは変」
「良いんだよ。俺はお前より年上なんだから」
「でも、魔術は私のほうが上だもん」
「お、お前な」
俺がムッとして言うと
「でも、庇ってくれてありがと」
ボソリとフランがお礼を言ってきた。
俺はその仕草がとても可愛かったのを覚えていた。
はっと目が覚めた。
俺は王宮の自分の部屋にいた。
そうだ、矢が刺さって・・・・。
俺は手を動かそうとして、その手が誰かに摑まれているのを知った。
横を見るとそこには俺の手をつかんで寝ているフランがいた。
こいつ、俺の看病をしてくれていたのか。
俺はとても嬉しくなった。
こいつ、寝顔も可愛い。
俺は思わず、繋がれていない逆の手でフランのほっぺにツンと触ってみた。
少しするとフランの目が開いた。
「あっ、アド、気がついたんだ」
フランが喜んで抱きついてきたのだ。
えっ、フランに抱きつかれた。
俺はびっくりした。
「えっ、どうした? フラン」
「本当に心配したんだから」
そう言って驚く俺の胸にフランが顔を擦り付けてきた。
うそ、ちょっと今までのフランと違うんだけど・・・・
「でも、良かった、アドが無事で」
俺の胸から顔を上げて見つめてくるフランがとても可愛かった。
俺は思わずそのフランを抱きしめていたのだ。
それからもフランは甲斐甲斐しく俺の世話をしてくれた。
今も食べさせてくれている。
「兄上、いい加減に一人で食べろよ」
「そうです。姉上に食べさせてもらわなくても食べられるでしょ」
フランが席を離した隙に、実の弟とフランの弟がグチグチ文句を言ってくるが、そんなのは無視だ。せっかく食べさせてくれているのだ。ここは黙って食べさせてもらうにしかずだ。
「そうですよ。殿下。いい加減にベッドから出て下さいよ。仕事が立て込んでいるんですから」
「うーん、でも、フランが出ちゃだめだって言うし」
「医者は良いって言っているでしょ」
「そうですよ。姉上に甘えるのは止めてください」
「良いじゃないか。せっかくの夏休みなんだから」
「俺たち側近のことも考えて下さいよ」
オーレリアンがブツブツ言う。
「あなた達、何、アドに無理させようとしているのよ」
そこにフランが帰ってきて文句を言った。
「姉上。そろそろ家に帰ってきてくださいよ。でないと母上に言いつけますよ。姉上がずうーっと殿下の部屋に寝泊まりしているって」
「何言っているのよ。あんた既に言いつけているでしょ」
「えっ、いや、その」
フランの弟はシドロモドロになった。
「お父さまとお母様が転移して来て大変だったんだから」
「えっ、あの二人来たんですか?」
「そうよ。お父さまは『こんな女に手の早い男のそばにいてはいかん』と言って暴れるし、お母様は『やっとあんた達もラブラブになったのね。早く孫の顔を見たいわ』って訳の判んないことを言うし」
赤くなってフランが言う。そう、ルブラン公爵は世の中の父親そのままで、俺とフランの仲を良くは思わないみたいだが、母親はもっと開明的みたいだ。別に婚約者なんだから結婚よりも先に子供が出来てもいいみたいなことを言って父親の公爵が切れていたけど。
「あのイロボケ母、何を言ってくれるんだ」
ジェドは手を震わせて文句を言っていた。
「あーーら、ジェド、お母様の事、イロボケなんて言って良いの? あんたみたいに言いつけてやろうかな」
「えっ、いや、姉上」
「ということで私はもう少し王宮でお世話になるから」
慌てるジェドを見てフランが言い切った。
いや、俺はこのままずうーっといてくれて良いんだけど。
それを言うとまた皆が煩いので黙っていたが。
まあ、母親公認なんだし、少しくらいフランに手を出してもいいよね。
俺がそう思った時だ。
みんなの白い視線が俺に突き刺さっていたんだけど。何故?
「殿下なんか今変なこと考えたでしょ」
「そんなわけないだろう」
「いや、確実に鼻の下が伸びました」
「いやそんな事ないって」
「姉上、危険だから殿下から離れましょう」
ジェドまでもがろくなことは言わない。
「でも。私が離れたらアドが危険じゃない」
「いや、そんなことはないでしょう。騎士もいますし」
「でも、騎士がいても守れなかったじゃない」
「でも、姉上の前でも守れなかったじゃないですか」
ヴァンが余計な一言を言った。
「死角があったからじゃない。だから、出来たら今度はこうやって守りたいのよね」
俺はフランの胸にギュッと抱きしめられたのだ。
えっ、何、これ、こんな幸運があっていののか?
俺はフランの胸に顔を押し付けられていたのだ。
もう、死んでもいいとさえ思った。
皆の唖然としている様子がうかがい知れた。
「ちょっと姉上、何やっているんですか」
俺はジェドとヴァンに無理やり引き剥がされた。
「ちょっとあんたら何すんのよ」
「それ言いたいの俺です。真っ昼間から何を抱き合っているんですか」
ジェドは切れていた。
「だってもう、目の前であんな事は起こってほしくないんだもの」
きっとしてフランが言った。
「あの、殿下」
オーレリアンが疲れ切った声で言った。
「今日はお二人にあてられて、もう耐えられないんで、帰ります。でも、明日からは絶対にちゃんとしてくださいね」
そう言うと側近共は出ていった。
「姉上、絶対に明日は帰ってきてくださいね」
そう言うと邪魔な弟たちも出ていった。
急に二人きりになって、少し気まずいものもあった。
二人の間に沈黙が訪れた。
「でも、アドが無事で良かった」
そう言うとフランが俺の方を見てきた。
「心配かけてごめん」
俺が言うと、
「ううん、二度とアドを危険な目には合わせない」
そう言うとフランは俺を胸に抱きしめてきた。
それは嬉しいんだけど、何か男と女の位置が逆じゃないか。
俺がフランを守る方だろうが。本来は・・・・
俺がフランにそう言おうとしたときだ、
俺の顔を胸から外したフランの顔が急速に迫ってきた。
えっ
考える間も無く、フランの唇が俺の唇を捉えていたのだった。
それはおそらく一瞬のことだったと思うのだけど、俺その瞬間、この状態が永遠に続いてくれれば良いと思ったのだった。
おしまい
************************************************
ここまでお読み頂き本当にありがとうございました。
お気に入り、感想頂いた皆様、本当にありがとうございました。
感想多く寄せて頂き本当にありがとうございました。全て目は通させていただいております。取り敢えず完結にしておきます。いつものように閑話等あげて行く予定です。
また次回作等もあげていく予定ですので宜しくお願いします。
子供の頃の夢だ。
フランが魔術で失敗して初代国王の銅像を破壊してしまったのだ。さすがにフランは真っ青になっていた。これは王宮のいちばん大切な物の一つなのだから。
俺たちはさすがに父の前に呼ばれた。
さすがの温厚な父も怒っていた。
その銅像は王宮の入り口に聳え立っており、王宮に来る人は必ず、目に止めるのものなのだ。
父の怒りの前にさすがの図太いフランも涙目で青くなっていた。
「父上、すいません。俺が魔術で壊してしまいました。まさか自分の魔術で壊れるなんてちゃちなものだとは思っていなかったので」
俺は仕方無しにフランを庇って謝った。俺は王子だ。すべての責任は俺にあるのだ。いつもは生意気なフランがこんなに泣きそうになっているのだ。ここは俺が怒られるべきだ。俺はそう思ったのだ。
父は俺とフランを見比べた。
「フランソワーズ嬢、本当にそうなのか?」
俺はフランに頷いた。
そう、フランは頷くだけで良かったのだ。
しかし、フランは首を横に振ってくれたのだ。
「いいえ、わたちがやりました」
噛みながらもフランは言ったのだ。
「いいえ、父上。私です」
「そんな事ないです。アドは私を庇ってくれているだけです」
「そんなことはない」
「そんな事はあります」
俺とフランは言い合いを始めた。
「ああ、もう良い。判った」
父が言い合いを始めた私達に言った。
「せっかく、アドルフは庇ったのに、その後喧嘩してどうする」
父は俺を見て怒って言った。
「だって、フランが頷かないから」
「嘘つくのは良くないもん」
「もう良い。お前たちのような子供に壊されるちゃちな物だったという事なのだろう」
父は後ろで憤怒の顔をして立っているフェリシーや宰相に向かって言った。
「しかし」
「陛下」
二人は納得いかなかったみたいだが、父は私達に出ていくように言った。
「フラン、せっかく俺が庇ってやったんだから、あそこは頷けよ」
俺が文句を言うと
「私がやったんだもの。アドが怒られるのは変」
「良いんだよ。俺はお前より年上なんだから」
「でも、魔術は私のほうが上だもん」
「お、お前な」
俺がムッとして言うと
「でも、庇ってくれてありがと」
ボソリとフランがお礼を言ってきた。
俺はその仕草がとても可愛かったのを覚えていた。
はっと目が覚めた。
俺は王宮の自分の部屋にいた。
そうだ、矢が刺さって・・・・。
俺は手を動かそうとして、その手が誰かに摑まれているのを知った。
横を見るとそこには俺の手をつかんで寝ているフランがいた。
こいつ、俺の看病をしてくれていたのか。
俺はとても嬉しくなった。
こいつ、寝顔も可愛い。
俺は思わず、繋がれていない逆の手でフランのほっぺにツンと触ってみた。
少しするとフランの目が開いた。
「あっ、アド、気がついたんだ」
フランが喜んで抱きついてきたのだ。
えっ、フランに抱きつかれた。
俺はびっくりした。
「えっ、どうした? フラン」
「本当に心配したんだから」
そう言って驚く俺の胸にフランが顔を擦り付けてきた。
うそ、ちょっと今までのフランと違うんだけど・・・・
「でも、良かった、アドが無事で」
俺の胸から顔を上げて見つめてくるフランがとても可愛かった。
俺は思わずそのフランを抱きしめていたのだ。
それからもフランは甲斐甲斐しく俺の世話をしてくれた。
今も食べさせてくれている。
「兄上、いい加減に一人で食べろよ」
「そうです。姉上に食べさせてもらわなくても食べられるでしょ」
フランが席を離した隙に、実の弟とフランの弟がグチグチ文句を言ってくるが、そんなのは無視だ。せっかく食べさせてくれているのだ。ここは黙って食べさせてもらうにしかずだ。
「そうですよ。殿下。いい加減にベッドから出て下さいよ。仕事が立て込んでいるんですから」
「うーん、でも、フランが出ちゃだめだって言うし」
「医者は良いって言っているでしょ」
「そうですよ。姉上に甘えるのは止めてください」
「良いじゃないか。せっかくの夏休みなんだから」
「俺たち側近のことも考えて下さいよ」
オーレリアンがブツブツ言う。
「あなた達、何、アドに無理させようとしているのよ」
そこにフランが帰ってきて文句を言った。
「姉上。そろそろ家に帰ってきてくださいよ。でないと母上に言いつけますよ。姉上がずうーっと殿下の部屋に寝泊まりしているって」
「何言っているのよ。あんた既に言いつけているでしょ」
「えっ、いや、その」
フランの弟はシドロモドロになった。
「お父さまとお母様が転移して来て大変だったんだから」
「えっ、あの二人来たんですか?」
「そうよ。お父さまは『こんな女に手の早い男のそばにいてはいかん』と言って暴れるし、お母様は『やっとあんた達もラブラブになったのね。早く孫の顔を見たいわ』って訳の判んないことを言うし」
赤くなってフランが言う。そう、ルブラン公爵は世の中の父親そのままで、俺とフランの仲を良くは思わないみたいだが、母親はもっと開明的みたいだ。別に婚約者なんだから結婚よりも先に子供が出来てもいいみたいなことを言って父親の公爵が切れていたけど。
「あのイロボケ母、何を言ってくれるんだ」
ジェドは手を震わせて文句を言っていた。
「あーーら、ジェド、お母様の事、イロボケなんて言って良いの? あんたみたいに言いつけてやろうかな」
「えっ、いや、姉上」
「ということで私はもう少し王宮でお世話になるから」
慌てるジェドを見てフランが言い切った。
いや、俺はこのままずうーっといてくれて良いんだけど。
それを言うとまた皆が煩いので黙っていたが。
まあ、母親公認なんだし、少しくらいフランに手を出してもいいよね。
俺がそう思った時だ。
みんなの白い視線が俺に突き刺さっていたんだけど。何故?
「殿下なんか今変なこと考えたでしょ」
「そんなわけないだろう」
「いや、確実に鼻の下が伸びました」
「いやそんな事ないって」
「姉上、危険だから殿下から離れましょう」
ジェドまでもがろくなことは言わない。
「でも。私が離れたらアドが危険じゃない」
「いや、そんなことはないでしょう。騎士もいますし」
「でも、騎士がいても守れなかったじゃない」
「でも、姉上の前でも守れなかったじゃないですか」
ヴァンが余計な一言を言った。
「死角があったからじゃない。だから、出来たら今度はこうやって守りたいのよね」
俺はフランの胸にギュッと抱きしめられたのだ。
えっ、何、これ、こんな幸運があっていののか?
俺はフランの胸に顔を押し付けられていたのだ。
もう、死んでもいいとさえ思った。
皆の唖然としている様子がうかがい知れた。
「ちょっと姉上、何やっているんですか」
俺はジェドとヴァンに無理やり引き剥がされた。
「ちょっとあんたら何すんのよ」
「それ言いたいの俺です。真っ昼間から何を抱き合っているんですか」
ジェドは切れていた。
「だってもう、目の前であんな事は起こってほしくないんだもの」
きっとしてフランが言った。
「あの、殿下」
オーレリアンが疲れ切った声で言った。
「今日はお二人にあてられて、もう耐えられないんで、帰ります。でも、明日からは絶対にちゃんとしてくださいね」
そう言うと側近共は出ていった。
「姉上、絶対に明日は帰ってきてくださいね」
そう言うと邪魔な弟たちも出ていった。
急に二人きりになって、少し気まずいものもあった。
二人の間に沈黙が訪れた。
「でも、アドが無事で良かった」
そう言うとフランが俺の方を見てきた。
「心配かけてごめん」
俺が言うと、
「ううん、二度とアドを危険な目には合わせない」
そう言うとフランは俺を胸に抱きしめてきた。
それは嬉しいんだけど、何か男と女の位置が逆じゃないか。
俺がフランを守る方だろうが。本来は・・・・
俺がフランにそう言おうとしたときだ、
俺の顔を胸から外したフランの顔が急速に迫ってきた。
えっ
考える間も無く、フランの唇が俺の唇を捉えていたのだった。
それはおそらく一瞬のことだったと思うのだけど、俺その瞬間、この状態が永遠に続いてくれれば良いと思ったのだった。
おしまい
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ここまでお読み頂き本当にありがとうございました。
お気に入り、感想頂いた皆様、本当にありがとうございました。
感想多く寄せて頂き本当にありがとうございました。全て目は通させていただいております。取り敢えず完結にしておきます。いつものように閑話等あげて行く予定です。
また次回作等もあげていく予定ですので宜しくお願いします。
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