103 / 103
王妃様から天使な息子のために王子との結婚を勧められました
エピローグ 王子を看病しました
しおりを挟む
あれからすぐに飛んで来た弟たちに後の始末は任せて、私は龍之介に乗って屋敷に帰った。
天使な息子のシャルルちゃんは、龍之介の上に乗ってもとてもご機嫌だった。
さすが我が息子だ。こんな小さい時から空を飛んでも物おじしないなんて……
私は感激したのだった。
屋敷に帰った来た私は疲れ切っていたので、即座に寝たかったのだが、私を庇って倒れたエドがいた事を思い出したのだ。
このままほっておいても良かったが、後で王家からその事でいろいろ文句を言われるのもあれだったから、仕方なしにヒールをかけたのだ。
私はそのまま部屋に帰ると天使な息子のシャルルちゃんとぐっすり寝たのだ。
そして、
「はい、エド、口を開けて」
そう、私は何故か翌日以降にエドに食べさせをしているのだ。
「お前な」
文句を言う、エドの口に強引にスプーンを放り込んだ。
「あ、熱い」
エドが飛上った。
「あっ、ごめん」
私は慌てて水をエドに渡す。
エドは咳き込みながらも必死に水を飲んで冷やした。
なんでこんな事になっているかと言うと、私がヒールをかけるのが遅かったみたいで、しばらくエドは我が家で療養することになったのだ。
「殿下は身を呈してお嬢様をお守りされたんですから、看病位はお嬢様がされた方が良いのではないですか」
とアリスに言われたので仕方無しにやっているんだけど……
なんか、エドの世話をしているとシャルルちゃんのご機嫌が悪くなるのだ。
誘拐事件があった後、私は片時も天使な息子のシャルルちゃんを離さない事にしたのだ。
今も体に抱っこ紐で縛って抱っこしているのだ。
普通はシャルルちゃんはご機嫌なのだが、エドを見ると機嫌が悪くなるのだ。
言葉の方は私のことは「マー」と呼ぶようになってアリスは「アー」って呼んで、メリーは「メー」そして、エドは「クー」って呼ぶんだけど、何でだろう? 普通は「エー」になるのでは?
ないとは思うけど、一時期私が屑王子って呼んでいたことがあったからそのくずではないかと危惧しているのだが……
これからは天使な息子のシャルルちゃんの前では話す言葉も考えようと私は反省したのだ。
そして、もう一口エドの口の中にスプーンを入れようとしたら何故かシャルルちゃんがそれに手を伸ばしてきて、自分の口に入れようとした。
「ギャっ」
「シャルルちゃん、駄目よ、こんな汚いものを口に入れては」
私はなんとかスプーンを口の中にいれるのは防いだのだが、その拍子にスプーンの中身がエドの顔を直撃したのだ。
「お前らな」
不機嫌な顔のエドを見て
「キャッキャ」
シャルルちゃんが手を叩いて喜ぶんだけど
「シャルルちゃん、可愛い」
私はエドをほっておいて天使な息子のシャルルちゃんを抱き締めたのだ。
天使な息子のシャルルちゃんと一緒に生活できて私はとても幸せだった。
おしまい
天使な息子のシャルルちゃんは、龍之介の上に乗ってもとてもご機嫌だった。
さすが我が息子だ。こんな小さい時から空を飛んでも物おじしないなんて……
私は感激したのだった。
屋敷に帰った来た私は疲れ切っていたので、即座に寝たかったのだが、私を庇って倒れたエドがいた事を思い出したのだ。
このままほっておいても良かったが、後で王家からその事でいろいろ文句を言われるのもあれだったから、仕方なしにヒールをかけたのだ。
私はそのまま部屋に帰ると天使な息子のシャルルちゃんとぐっすり寝たのだ。
そして、
「はい、エド、口を開けて」
そう、私は何故か翌日以降にエドに食べさせをしているのだ。
「お前な」
文句を言う、エドの口に強引にスプーンを放り込んだ。
「あ、熱い」
エドが飛上った。
「あっ、ごめん」
私は慌てて水をエドに渡す。
エドは咳き込みながらも必死に水を飲んで冷やした。
なんでこんな事になっているかと言うと、私がヒールをかけるのが遅かったみたいで、しばらくエドは我が家で療養することになったのだ。
「殿下は身を呈してお嬢様をお守りされたんですから、看病位はお嬢様がされた方が良いのではないですか」
とアリスに言われたので仕方無しにやっているんだけど……
なんか、エドの世話をしているとシャルルちゃんのご機嫌が悪くなるのだ。
誘拐事件があった後、私は片時も天使な息子のシャルルちゃんを離さない事にしたのだ。
今も体に抱っこ紐で縛って抱っこしているのだ。
普通はシャルルちゃんはご機嫌なのだが、エドを見ると機嫌が悪くなるのだ。
言葉の方は私のことは「マー」と呼ぶようになってアリスは「アー」って呼んで、メリーは「メー」そして、エドは「クー」って呼ぶんだけど、何でだろう? 普通は「エー」になるのでは?
ないとは思うけど、一時期私が屑王子って呼んでいたことがあったからそのくずではないかと危惧しているのだが……
これからは天使な息子のシャルルちゃんの前では話す言葉も考えようと私は反省したのだ。
そして、もう一口エドの口の中にスプーンを入れようとしたら何故かシャルルちゃんがそれに手を伸ばしてきて、自分の口に入れようとした。
「ギャっ」
「シャルルちゃん、駄目よ、こんな汚いものを口に入れては」
私はなんとかスプーンを口の中にいれるのは防いだのだが、その拍子にスプーンの中身がエドの顔を直撃したのだ。
「お前らな」
不機嫌な顔のエドを見て
「キャッキャ」
シャルルちゃんが手を叩いて喜ぶんだけど
「シャルルちゃん、可愛い」
私はエドをほっておいて天使な息子のシャルルちゃんを抱き締めたのだ。
天使な息子のシャルルちゃんと一緒に生活できて私はとても幸せだった。
おしまい
32
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(13件)
あなたにおすすめの小説
【完結】赤ちゃんが生まれたら殺されるようです
白崎りか
恋愛
もうすぐ赤ちゃんが生まれる。
ドレスの上から、ふくらんだお腹をなでる。
「はやく出ておいで。私の赤ちゃん」
ある日、アリシアは見てしまう。
夫が、ベッドの上で、メイドと口づけをしているのを!
「どうして、メイドのお腹にも、赤ちゃんがいるの?!」
「赤ちゃんが生まれたら、私は殺されるの?」
夫とメイドは、アリシアの殺害を計画していた。
自分たちの子供を跡継ぎにして、辺境伯家を乗っ取ろうとしているのだ。
ドラゴンの力で、前世の記憶を取り戻したアリシアは、自由を手に入れるために裁判で戦う。
※1話と2話は短編版と内容は同じですが、設定を少し変えています。
修道女エンドの悪役令嬢が実は聖女だったわけですが今更助けてなんて言わないですよね
星井ゆの花(星里有乃)
恋愛
『お久しぶりですわ、バッカス王太子。ルイーゼの名は捨てて今は洗礼名のセシリアで暮らしております。そちらには聖女ミカエラさんがいるのだから、私がいなくても安心ね。ご機嫌よう……』
悪役令嬢ルイーゼは聖女ミカエラへの嫌がらせという濡れ衣を着せられて、辺境の修道院へ追放されてしまう。2年後、魔族の襲撃により王都はピンチに陥り、真の聖女はミカエラではなくルイーゼだったことが判明する。
地母神との誓いにより祖国の土地だけは踏めないルイーゼに、今更助けを求めることは不可能。さらに、ルイーゼには別の国の王子から求婚話が来ていて……?
* この作品は、アルファポリスさんと小説家になろうさんに投稿しています。
* 2025年12月06日、番外編の投稿開始しました。
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
最愛の番に殺された獣王妃
望月 或
恋愛
目の前には、最愛の人の憎しみと怒りに満ちた黄金色の瞳。
彼のすぐ後ろには、私の姿をした聖女が怯えた表情で口元に両手を当てこちらを見ている。
手で隠しているけれど、その唇が堪え切れず嘲笑っている事を私は知っている。
聖女の姿となった私の左胸を貫いた彼の愛剣が、ゆっくりと引き抜かれる。
哀しみと失意と諦めの中、私の身体は床に崩れ落ちて――
突然彼から放たれた、狂気と絶望が入り混じった慟哭を聞きながら、私の思考は止まり、意識は閉ざされ永遠の眠りについた――はずだったのだけれど……?
「憐れなアンタに“選択”を与える。このままあの世に逝くか、別の“誰か”になって新たな人生を歩むか」
謎の人物の言葉に、私が選択したのは――
なんども濡れ衣で責められるので、いい加減諦めて崖から身を投げてみた
下菊みこと
恋愛
悪役令嬢の最後の抵抗は吉と出るか凶と出るか。
ご都合主義のハッピーエンドのSSです。
でも周りは全くハッピーじゃないです。
小説家になろう様でも投稿しています。
婚約破棄された悪役令嬢の心の声が面白かったので求婚してみた
夕景あき
恋愛
人の心の声が聞こえるカイルは、孤独の闇に閉じこもっていた。唯一の救いは、心の声まで真摯で温かい異母兄、第一王子の存在だけだった。
そんなカイルが、外交(婚約者探し)という名目で三国交流会へ向かうと、目の前で隣国の第二王子による公開婚約破棄が発生する。
婚約破棄された令嬢グレースは、表情一つ変えない高潔な令嬢。しかし、カイルがその心の声を聞き取ると、思いも寄らない内容が聞こえてきたのだった。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
面白かったです😄
ありがとうございます。
そう言っていただけたらとても嬉しいです
エドが可哀想なのでちょっとおまけしてあげてください。
感想ありがとうございます。
まあ、ぼちぼち閑話等上げていこうと思います
さすが、ジャンヌの息子w
感想ありがとうございます