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第十二章 婚活と雪女
エピローグ 大国皇太子は胸の大きな南国王女に抱きつかれてクリスにもみじマークをつけられました・・・・
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クリスが次に目覚めたのは魔力不足で気を失ってから丸一日以上経っていた。
豪勢な部屋に寝させられていた。どうやら王宮のようだった。
「クリス様。目覚められましたか」
そこに傷だらけのメイが入ってきた。
「どうしたのメイ? その傷」
「えっ、いえ、大したことはありません」
メイは視線を泳がした。シャラザールにしごかれたためだとは口が裂けても言えなかった。
「そう、なら良いんだけれど」
そう言いながらクリスは不安に思った。クリスが気絶したあとに何かあったのだろうか。
その後会ったジャンヌもアレクも果てはチャドウィックまで傷だらけだった。
「どうかなさったのですか。チャドウィック様。その傷」
「えっ、これはシャラ・・・」
「いや、何でもないよ。その後ちょっと魔獣が現われてね。そうだよなチャドウィック」
チャドウィックがバラそうとしたのを口をふさいでアレクが止めた。
「えっ、あ、はい。そうなんです。ちょって退治するのに苦労して」
二人の目配せに気づいてチャドウィックは慌てて誤魔化した。
その後会った宰相はクリスを見るなり、今までの態度を180度変えて平伏したり、初めて会ったはずの国王は壊れ物を扱うようにクリスに接したりと、クリスにはわけがよく判らなかった。
そして、翌日無事に、スカイバードで帰ることになった。
予定通り、ライナーともうひことり残る外務官僚とでサウス王国の復興を手伝うことになった。また、スカイバードの航路を結ぶことになり、5名の魔導師が魔導学園に留学に来ることになった。
また、シャラザールにボロボロにされたサウスの騎士ら100名がボフミエに自らの技量を磨くために、駐留することになった。
その指揮官として勉強するためにチャドウィックも再びスカイバードに乗っていた。
クリスはボフミエに帰ることに久しぶりに喜んでいた。
機内で留守番のオーウェンからの魔導電話の報告によるとテレーゼ3姉妹は取り敢えず丁重にお帰りいただいたそうだ。
オリビア女王は不承不承アメリアとヘルマンの仲を黙認することになったようだ。
今後の振る舞いによっては二人の婚約を認めるとのことで、アメリアはご機嫌だった。
エリザベスに至っては、今後次第だとジャンヌには訳のわかんない伝言を残していったらしい。それを聞いてアレクはご機嫌だったが・・・・
「うちの母とクリスの母も無事にお帰りいただいたよ」
オーウェンが報告する。
「何か言われていましたか」
クリスが不審に思って聞く。ここまで来たのに、何もしないで帰るなんて信じられない。
「いや、特に何も」
オーウェンはそう言うが目が泳いでいた。
クリスの母も娘の立ち位置を間近に見て、無我の境地に達していた。
赤い死神に平伏される娘なんて普通の男では絶対に嫁になんてしようとしないだろう。
期待したチャドウィックもシャーロットにしてみれば期待はずれだったし、もう大国ドラフォードの皇太子くらいしか任せられるものはいないと諦めの境地だった。
クリスの承認を得次第、婚約するということで話はついたのだ。
「まあ、詳しくは後ほどお教え下さい」
怪しむクリスの電話を終えるとオーウェンはホっとした。
怒ってクリスが話してくれないのではないかとオーウェンは危惧していたのだ。
取り敢えず、オーウェンが雪女に抱きつかれたことは許してくれることにしたらしい。
なんとしてもクリスの承認を得ねば。
まあ、これが難しいのだが。誠意を持って接すればいずれは認めてくれるだろう。
取り敢えず、オーウェンは嬉々としてクリスを迎えに空港に向かった。
空港では2機のスカイバードが着陸態勢に入っていた。
1機はマルチからの定期便らしい。
見た目では判断できなかった。
オーウェンは最初に着くのがクリスの特別機だと聞いている。
それに通常の定期便はもう一つの桟橋に着く予定だった。
やっとクリスに会える。オーウェンはこの一週間、必死に仕事を片付けていた。
それもこれもクリスに褒められたいという不純な動機のためだったが。
取り敢えず、将を得るにはまずその母からという点はうまくいったのだし、なんとかなるだろうと。
オーウェンは真っ先にクリスの顔が見たいと桟橋の迎えの先頭に立って待ち構えていた。
そして、スカイバードが桟橋にゆっくりと到着する。
「オーウェン様」
扉が開くと少女が飛び出してきた。
オーウェンは驚いた。まさか、クリスが胸に飛び込んでくるなんて・・・・
金髪でなく黒髪の・・・・
「えっ?」
オーウェンは驚きのあまり対処できなかった。
少女が思いっきりオーウェンに抱きつく。
黒髪黒い肌で整った顔達の少女はドラフォードの隣国のボンゴル王国の姫君だった。
「まさか、オーうえん様がわざわざお迎えに来て頂けるなんて」
ひしっと少女がオーウェンにしがみつく。
そして、そのオーウェンの前には同じ桟橋のもう一方の面に接岸したスカイバードから降り立ったクリスがいた。
クリスは目の前でオーウェンが黒髪の胸の豊かな少女に抱きつかれているのを見て唖然とした。
せっかく帰ってきたのに。これは何?
クリスは雪女の大きな胸に顔を擦り寄せているオーウェンを思い出していた。
その少女の胸も大きかった。クリスの小さな胸がムカムカする
「最低!」
クリスの平手がオーウェンの頬を張っていた。
「いや、ね、ちょっと、待って、クリス」
慌てて王女を引き剥がしてクリスを追おうとしたオーウェンの前に、アルバートとウィルが立ちふさがる。
「最低ですね。皇太子殿下」
「本当に。オーウェン最低」
「いや、ちょっとクリス、待って」
慌ててオーウェンが追いかけていこうとしたが、クリスはもうそこにいなかった・・・・
呆然と立ちすくむオーウェンの横を吹き抜ける風はボフミエにしては冷たかった。
*************************************************
ここまで読んで頂いてありがとうございました。
すいません。また、こんな終わり方で・・・・
まあ、クリスの母にも認めてもらえたし、後は本人だけです・・・
はい・・・・
取り敢えず、ここで完結とします。
少し休んだ後にまた続き書きます。
今後とも宜しくお願いします。
豪勢な部屋に寝させられていた。どうやら王宮のようだった。
「クリス様。目覚められましたか」
そこに傷だらけのメイが入ってきた。
「どうしたのメイ? その傷」
「えっ、いえ、大したことはありません」
メイは視線を泳がした。シャラザールにしごかれたためだとは口が裂けても言えなかった。
「そう、なら良いんだけれど」
そう言いながらクリスは不安に思った。クリスが気絶したあとに何かあったのだろうか。
その後会ったジャンヌもアレクも果てはチャドウィックまで傷だらけだった。
「どうかなさったのですか。チャドウィック様。その傷」
「えっ、これはシャラ・・・」
「いや、何でもないよ。その後ちょっと魔獣が現われてね。そうだよなチャドウィック」
チャドウィックがバラそうとしたのを口をふさいでアレクが止めた。
「えっ、あ、はい。そうなんです。ちょって退治するのに苦労して」
二人の目配せに気づいてチャドウィックは慌てて誤魔化した。
その後会った宰相はクリスを見るなり、今までの態度を180度変えて平伏したり、初めて会ったはずの国王は壊れ物を扱うようにクリスに接したりと、クリスにはわけがよく判らなかった。
そして、翌日無事に、スカイバードで帰ることになった。
予定通り、ライナーともうひことり残る外務官僚とでサウス王国の復興を手伝うことになった。また、スカイバードの航路を結ぶことになり、5名の魔導師が魔導学園に留学に来ることになった。
また、シャラザールにボロボロにされたサウスの騎士ら100名がボフミエに自らの技量を磨くために、駐留することになった。
その指揮官として勉強するためにチャドウィックも再びスカイバードに乗っていた。
クリスはボフミエに帰ることに久しぶりに喜んでいた。
機内で留守番のオーウェンからの魔導電話の報告によるとテレーゼ3姉妹は取り敢えず丁重にお帰りいただいたそうだ。
オリビア女王は不承不承アメリアとヘルマンの仲を黙認することになったようだ。
今後の振る舞いによっては二人の婚約を認めるとのことで、アメリアはご機嫌だった。
エリザベスに至っては、今後次第だとジャンヌには訳のわかんない伝言を残していったらしい。それを聞いてアレクはご機嫌だったが・・・・
「うちの母とクリスの母も無事にお帰りいただいたよ」
オーウェンが報告する。
「何か言われていましたか」
クリスが不審に思って聞く。ここまで来たのに、何もしないで帰るなんて信じられない。
「いや、特に何も」
オーウェンはそう言うが目が泳いでいた。
クリスの母も娘の立ち位置を間近に見て、無我の境地に達していた。
赤い死神に平伏される娘なんて普通の男では絶対に嫁になんてしようとしないだろう。
期待したチャドウィックもシャーロットにしてみれば期待はずれだったし、もう大国ドラフォードの皇太子くらいしか任せられるものはいないと諦めの境地だった。
クリスの承認を得次第、婚約するということで話はついたのだ。
「まあ、詳しくは後ほどお教え下さい」
怪しむクリスの電話を終えるとオーウェンはホっとした。
怒ってクリスが話してくれないのではないかとオーウェンは危惧していたのだ。
取り敢えず、オーウェンが雪女に抱きつかれたことは許してくれることにしたらしい。
なんとしてもクリスの承認を得ねば。
まあ、これが難しいのだが。誠意を持って接すればいずれは認めてくれるだろう。
取り敢えず、オーウェンは嬉々としてクリスを迎えに空港に向かった。
空港では2機のスカイバードが着陸態勢に入っていた。
1機はマルチからの定期便らしい。
見た目では判断できなかった。
オーウェンは最初に着くのがクリスの特別機だと聞いている。
それに通常の定期便はもう一つの桟橋に着く予定だった。
やっとクリスに会える。オーウェンはこの一週間、必死に仕事を片付けていた。
それもこれもクリスに褒められたいという不純な動機のためだったが。
取り敢えず、将を得るにはまずその母からという点はうまくいったのだし、なんとかなるだろうと。
オーウェンは真っ先にクリスの顔が見たいと桟橋の迎えの先頭に立って待ち構えていた。
そして、スカイバードが桟橋にゆっくりと到着する。
「オーウェン様」
扉が開くと少女が飛び出してきた。
オーウェンは驚いた。まさか、クリスが胸に飛び込んでくるなんて・・・・
金髪でなく黒髪の・・・・
「えっ?」
オーウェンは驚きのあまり対処できなかった。
少女が思いっきりオーウェンに抱きつく。
黒髪黒い肌で整った顔達の少女はドラフォードの隣国のボンゴル王国の姫君だった。
「まさか、オーうえん様がわざわざお迎えに来て頂けるなんて」
ひしっと少女がオーウェンにしがみつく。
そして、そのオーウェンの前には同じ桟橋のもう一方の面に接岸したスカイバードから降り立ったクリスがいた。
クリスは目の前でオーウェンが黒髪の胸の豊かな少女に抱きつかれているのを見て唖然とした。
せっかく帰ってきたのに。これは何?
クリスは雪女の大きな胸に顔を擦り寄せているオーウェンを思い出していた。
その少女の胸も大きかった。クリスの小さな胸がムカムカする
「最低!」
クリスの平手がオーウェンの頬を張っていた。
「いや、ね、ちょっと、待って、クリス」
慌てて王女を引き剥がしてクリスを追おうとしたオーウェンの前に、アルバートとウィルが立ちふさがる。
「最低ですね。皇太子殿下」
「本当に。オーウェン最低」
「いや、ちょっとクリス、待って」
慌ててオーウェンが追いかけていこうとしたが、クリスはもうそこにいなかった・・・・
呆然と立ちすくむオーウェンの横を吹き抜ける風はボフミエにしては冷たかった。
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ここまで読んで頂いてありがとうございました。
すいません。また、こんな終わり方で・・・・
まあ、クリスの母にも認めてもらえたし、後は本人だけです・・・
はい・・・・
取り敢えず、ここで完結とします。
少し休んだ後にまた続き書きます。
今後とも宜しくお願いします。
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