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第四章 王立高等学園
配役決定 大国皇太子は鬼畜王子役です
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結局、脚本が出てきたのはエステラの脚本のみだった。
高慢だったボフミエの王子は何故か大人しくなっており、クリスの姿を見ただけでおびえた表情をするようになっていた。
ホームルームで配役を決めるのに、それぞれ立候補してもらう。
「嫌われ役の軍事大国の王子は私がやろうか」
アレクが言った。
「いかにもノルディンって設定だし」
嫌味たらしくエステラに向かって言う。
「えっいや、そんな事無いですよ」
必死にエステラは否定するが、誰もが読んでノルディンを想定した。
3年前にはこのアレクが先陣切って攻め込んで来たとは、今になったらあまり想像出来なかったが。
「まあ、ここは格好良く死んであげるよ」
アレクはニタッと笑った。
「アーバンがアレク様なら、エリオット様はオーウェン様ですかね」
イザベラが言う。
「いや、待て、そんな鬼畜王子は嫌だ」
オーウェンは否定する。
「えええ!ここで否定するんですか?」
「そうですよ。前回の鬼畜発言があるんですから、ここはオーウェン様でしょう」
イザベラとナタリーが言う。
「お前らなあ」
もうオーウェンにとって自国の貴族はお前ら扱いだった。
なんで自国の貴族共に、ひどい事を言われなければいけないんだとオーウェンはむっとしていた。
「でも、ノルディンの皇太子殿下がアーバン役やられるんですから、ここはドラフォードの皇太子殿下もエリオット役をやって頂かないと」
アルバートまで言う。
「まあ、オーウェン、私も汚れ役をやるんだから、君もあきらめてやればどうだ」
「いや、待て、お前の役って見方によっては悲劇のヒーローじゃないか。
エリオットはどう見ても鬼畜王子だぞ」
「オーウェン様。これはあくまでも配役ですから。
実際は優しい皇太子殿下であるという事は良く存じ上げています。
サマーパーティーでも助けて頂いた恩は私は忘れておりません。
出来たらここは是非ともオーウェン様にエリオット役はやって頂きたいんですけど」
クリスがお願いする。
「えっクリス嬢まで私が良いというの?
じゃあクリス嬢がオリビアやってよ」
オーウェンはエリオットが最後に結ばれるのはオリビアなので、嫌な役でもクリスと夫婦役なら、何とかやれるような気がした。
「えっ私はこの演劇がうまく行くように出来たら雑用に徹したいんですけど」
クリスが難色を示す。
「オーウェン様。私がオリビア役をやりたいです」
そこにエカテリーナが手を挙げた。
「シャルをいじめる悪役令嬢一度やってみたいと思っていましたので。
クリス様よりも私の方が似合っていると思います」
「それはそうですわね」
頷いたとたんにイザベラはしまったと思った。
きっとしてエカテリーナが睨みつけてきたのだ。
自分で言った事を否定してほしかったらそう言えよ、とイザベラは思った。
もっとも口には出さなかっただけで聖女クリスが悪役令嬢やるよりはわがまま王女のエカテリーナがやった方がはまり役だとみんな思っていたが。
「確かにカーチャの方がクリス嬢よりも悪役令嬢は向いているよ」
アレクのフォローでイザベラはホッとする。
「えっでも」
「オーウェン様も私と一緒に悪役やりましょう」
オーウェンはそう言うエカテリーナの手前、反論できなかった。
「じゃあ主役はどなたがやられますか」
スティーブが聞く。
「それはジャンヌしかないんじゃないかな」
アレクが言う。
シャラザールを演じるのは暴風王女のジャンヌしかいないというのは衆目の一致するところだった。
「えっ私が主役を張るのか。学園祭なんだから他の者がやった方が良いんでは無いか」
ジャンヌが言う。
「ただ、演技希望者は余りいらっしゃらなくてここは是非ともジャンヌお姉さまにやって頂きたいんですけど」
「それに殺陣をアレク殿下とやるにはジャンヌ殿下しかいらっしゃらないのでは無いですか」
クリスとスティーブに言われてジャンヌは何とか納得した。
その後細かい役者の配役も決めていく。
「音楽なんですけど、楽器の得意な方も多いので音楽監督にはペトロ・グリンゲン様にお願いしたいんですけど」
ボフミエのグリンゲン公爵令息にお願いする。
「えっ、私ですか?」
いきなり言われてペトロはびっくりした。
「グリンゲン様はとてもヴァイオリンがお得意だとお伺いしております。
やって頂けませんか?」
シャラザールの化身であるクリスのお願いに断るという選択肢は無かった。
「そこまで言われたら仕方が無いですね」
「あとソフィア様はピアノがお得意だとお伺いしておりますし、フローラ様はフルートがお得意だと聞いております。お三方で演劇を盛り上げて頂けませんか?」
クリスはノルディンのソフィア・サハロフ伯爵令嬢とマーマレードのフローラ・ダンステルブ伯爵令嬢にも声をかける。
二人は驚いたが頷いた。
このようにしてクリスは次々と役職をふっていき、全員に役割を割り振る。
大方はその役割に納得した。
オーウェンはその的確に役割を振っていくクリスの様に唖然としていた。
「じゃあ、今日の放課後から各チームはそれぞれ集まって作業に入ってください。
問題点があれば私かクリス嬢にお話しください。
役者の方はとりあえず1週間でせりふ覚えてください。
とりあえず来週のホームルームで1回目のセリフの読み合わせ行います。
そこから基本は放課後2時間を演劇の練習にあてますのでよろしくお願いします」
スティーブは話をまとめて終えた。
「うーん、俺が鬼畜王子」
オーウェンはいまだに納得していなかったが、
「オーウェン様、頑張りましょうね」
と言うエカテリーナの前に頷くしかなかった。
オーウェンはクリスに話しかけようとしたが、クリスはそのオーウェンをほったらかしにして、いろんな人と次々と話して今のフォローをしていく。
「ふうっ」
それを見ていてオーウェンはいつまでも自分の事に拘っていても大人げないと理解した。
クリスに相等しくなるように努力していかないとエドのように置いて行かれると。
「先は長いや」
オーウェンはため息をついていた。
高慢だったボフミエの王子は何故か大人しくなっており、クリスの姿を見ただけでおびえた表情をするようになっていた。
ホームルームで配役を決めるのに、それぞれ立候補してもらう。
「嫌われ役の軍事大国の王子は私がやろうか」
アレクが言った。
「いかにもノルディンって設定だし」
嫌味たらしくエステラに向かって言う。
「えっいや、そんな事無いですよ」
必死にエステラは否定するが、誰もが読んでノルディンを想定した。
3年前にはこのアレクが先陣切って攻め込んで来たとは、今になったらあまり想像出来なかったが。
「まあ、ここは格好良く死んであげるよ」
アレクはニタッと笑った。
「アーバンがアレク様なら、エリオット様はオーウェン様ですかね」
イザベラが言う。
「いや、待て、そんな鬼畜王子は嫌だ」
オーウェンは否定する。
「えええ!ここで否定するんですか?」
「そうですよ。前回の鬼畜発言があるんですから、ここはオーウェン様でしょう」
イザベラとナタリーが言う。
「お前らなあ」
もうオーウェンにとって自国の貴族はお前ら扱いだった。
なんで自国の貴族共に、ひどい事を言われなければいけないんだとオーウェンはむっとしていた。
「でも、ノルディンの皇太子殿下がアーバン役やられるんですから、ここはドラフォードの皇太子殿下もエリオット役をやって頂かないと」
アルバートまで言う。
「まあ、オーウェン、私も汚れ役をやるんだから、君もあきらめてやればどうだ」
「いや、待て、お前の役って見方によっては悲劇のヒーローじゃないか。
エリオットはどう見ても鬼畜王子だぞ」
「オーウェン様。これはあくまでも配役ですから。
実際は優しい皇太子殿下であるという事は良く存じ上げています。
サマーパーティーでも助けて頂いた恩は私は忘れておりません。
出来たらここは是非ともオーウェン様にエリオット役はやって頂きたいんですけど」
クリスがお願いする。
「えっクリス嬢まで私が良いというの?
じゃあクリス嬢がオリビアやってよ」
オーウェンはエリオットが最後に結ばれるのはオリビアなので、嫌な役でもクリスと夫婦役なら、何とかやれるような気がした。
「えっ私はこの演劇がうまく行くように出来たら雑用に徹したいんですけど」
クリスが難色を示す。
「オーウェン様。私がオリビア役をやりたいです」
そこにエカテリーナが手を挙げた。
「シャルをいじめる悪役令嬢一度やってみたいと思っていましたので。
クリス様よりも私の方が似合っていると思います」
「それはそうですわね」
頷いたとたんにイザベラはしまったと思った。
きっとしてエカテリーナが睨みつけてきたのだ。
自分で言った事を否定してほしかったらそう言えよ、とイザベラは思った。
もっとも口には出さなかっただけで聖女クリスが悪役令嬢やるよりはわがまま王女のエカテリーナがやった方がはまり役だとみんな思っていたが。
「確かにカーチャの方がクリス嬢よりも悪役令嬢は向いているよ」
アレクのフォローでイザベラはホッとする。
「えっでも」
「オーウェン様も私と一緒に悪役やりましょう」
オーウェンはそう言うエカテリーナの手前、反論できなかった。
「じゃあ主役はどなたがやられますか」
スティーブが聞く。
「それはジャンヌしかないんじゃないかな」
アレクが言う。
シャラザールを演じるのは暴風王女のジャンヌしかいないというのは衆目の一致するところだった。
「えっ私が主役を張るのか。学園祭なんだから他の者がやった方が良いんでは無いか」
ジャンヌが言う。
「ただ、演技希望者は余りいらっしゃらなくてここは是非ともジャンヌお姉さまにやって頂きたいんですけど」
「それに殺陣をアレク殿下とやるにはジャンヌ殿下しかいらっしゃらないのでは無いですか」
クリスとスティーブに言われてジャンヌは何とか納得した。
その後細かい役者の配役も決めていく。
「音楽なんですけど、楽器の得意な方も多いので音楽監督にはペトロ・グリンゲン様にお願いしたいんですけど」
ボフミエのグリンゲン公爵令息にお願いする。
「えっ、私ですか?」
いきなり言われてペトロはびっくりした。
「グリンゲン様はとてもヴァイオリンがお得意だとお伺いしております。
やって頂けませんか?」
シャラザールの化身であるクリスのお願いに断るという選択肢は無かった。
「そこまで言われたら仕方が無いですね」
「あとソフィア様はピアノがお得意だとお伺いしておりますし、フローラ様はフルートがお得意だと聞いております。お三方で演劇を盛り上げて頂けませんか?」
クリスはノルディンのソフィア・サハロフ伯爵令嬢とマーマレードのフローラ・ダンステルブ伯爵令嬢にも声をかける。
二人は驚いたが頷いた。
このようにしてクリスは次々と役職をふっていき、全員に役割を割り振る。
大方はその役割に納得した。
オーウェンはその的確に役割を振っていくクリスの様に唖然としていた。
「じゃあ、今日の放課後から各チームはそれぞれ集まって作業に入ってください。
問題点があれば私かクリス嬢にお話しください。
役者の方はとりあえず1週間でせりふ覚えてください。
とりあえず来週のホームルームで1回目のセリフの読み合わせ行います。
そこから基本は放課後2時間を演劇の練習にあてますのでよろしくお願いします」
スティーブは話をまとめて終えた。
「うーん、俺が鬼畜王子」
オーウェンはいまだに納得していなかったが、
「オーウェン様、頑張りましょうね」
と言うエカテリーナの前に頷くしかなかった。
オーウェンはクリスに話しかけようとしたが、クリスはそのオーウェンをほったらかしにして、いろんな人と次々と話して今のフォローをしていく。
「ふうっ」
それを見ていてオーウェンはいつまでも自分の事に拘っていても大人げないと理解した。
クリスに相等しくなるように努力していかないとエドのように置いて行かれると。
「先は長いや」
オーウェンはため息をついていた。
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