わがまま姉のせいで8歳で大聖女になってしまいました

第4章 15歳の辺境聖女

第4章の登場人物

第4章をお読みいただきありがとうございます。個人的に一番好きな章です。

次章が最終章になります。マルシャローズを教会から追い払う、予定です。


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クリスローズ・ルロワ

ルロワ公爵家の三女。シルバーブロンドに宝石目を開眼した少女。聖カリスト学園の中等部を卒業し、高等部に進学する予定だったが、辺境で祈りの結界に穴が開き、その修繕に駆り出される。
明るく前向きで周りに好かれる小柄な15歳の少女。精霊を視ることができ、感情の精霊であるフィフィと契約している。
会員数100人越えのファンクラブがある。



アリシラローズ・ルロワ

ルロワ公爵家の次女。赤毛の巻き髪に緑の瞳の美しい女性。東の島国の大貴族の令息と結婚し、妊娠している。
クリスとは母親が違うが、とても仲が良く慕われており、手紙のやり取りをしている。


ルロワ公爵

ルロワ公爵家の現当主で三人娘の父親。シルバーブロンドにブルーグレイの瞳の美しい男性。
娘たちとはあまり交流を持っておらず、団らんの場にはいない。三人娘の下に領地に息子がいる。


マルシャローズ・ルロワ

ルロワ公爵家の長女。シルバーブロンドに宝石目を開眼した大聖女。大人びた派手な服装と化粧を好む。
現大聖女であるが、祈りの結界の強度はいまいちで評判が良くない。辺境に開いた穴の修繕を拒否し、クリスを代わりに辺境へ送り出した。


ラファエル・モロー

現神官長で教会のトップ。ルロワ公爵とは学園の同級生。マルシャローズを見限り、クリスを学園から教会へ呼び戻した。


エマ

教会でクリスについてくれた年上の先輩聖女。金髪を顎下で切りそろえている少女。聖女のいろはをクリスに教えてくれた世話焼きの先輩。隣国ルクレツェンとの辺境で辺境聖女をしている。


ヒューゴ・クレマン

黒騎士でクリスの大好きな幼馴染。現在ルクレツェンとの辺境に勤務しており、穴の開いた報告と大聖女を迎え入れるために王都へ戻ってきた。
クリスにもらったアミュレットで大けがを回避し、秋からは南の辺境に異動となった。


黒騎士団長

筋骨隆々の大柄な男性。クリスをかわいがってくれている。


フィフィ

クリスと契約している感情の精霊。オッドアイの黒猫の姿をしている。姿を消すことができる。


ヤスミン

クリスにつけられた教会侍女から公爵家の侍女に転身し、また教会侍女に戻った。お小言が多いタイプだが愛がある。


サーシャ

クリスの母親代わりになれるようにと呼ばれてやってきたベテランの教会侍女。クリスはサーシャのつくるフルーツケーキが大好き。


白騎士団長

白騎士団の団長。教会でのマルシャローズの支援者。


カミーユ・モロー

神官長付きの若手神官。クリスと神官長の間の伝令係もしている。


ニコレット・ロジャーズ

伯爵令嬢でアリシラローズの従姉妹。赤い巻き髪がアリシラローズを思い出させ、クリスと友達になった。長年隣国のエスパルで暮らしていた。


イザベル・フォンテーヌ

辺境伯令嬢でクリスのファン。アッシュブロンドのスレンダーな長身の少女。愛のあるお小言が多いタイプ。剣術も得意。


ノワール

以前クリス付だった白騎士。熱心なクリスのファンクラブ会員で、白騎士から黒騎士に転向して辺境まで護衛してくれた。
赤茶のくせ毛を長く伸ばしてまとめた整ってはいるが派手ではない顔立ちの青年。26歳。


ガブリエル・モロー

隣国ルクレツェンとの辺境の教会のトップ。ラファエル神官長の実の弟。優しくて切れ者。