わがまま姉のせいで8歳で大聖女になってしまいました

第3章 12歳の公爵令嬢

第3章の登場人物

第3章をお読みいただきありがとうございます。第3章はクリスがマルシャよりもすごくなるために必要なステップです。学園で素敵な令嬢に成長します。

第4章では学園を去ることになります。

その前に簡単な登場人物リストです。


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クリスローズ・ルロワ

ルロワ公爵家の三女。シルバーブロンドに宝石目を開眼した少女。12歳で姉が出戻ってきたのを機に大聖女を引退して聖カリスト学園に通う。
明るく前向きで周りに好かれるタイプ。大聖女時代に体調を崩し、年の割に小柄で痩せすぎている。精霊を視ることができ、感情の精霊であるフィフィと契約して手に入れた感情フィルターで上手にお友達を選ぶ。



アリシラローズ・ルロワ

ルロワ公爵家の次女。赤毛の巻き髪に緑の瞳の美しい少女。東の島国へ嫁入りすることを決めてオールディを旅立った。
クリスとは母親が違うが、とても仲が良く慕われており、手紙のやり取りをしている。


ルロワ公爵

ルロワ公爵家の現当主で三人娘の父親。シルバーブロンドにブルーグレイの瞳の美しい男性。
娘たちとはあまり交流を持っておらず、団らんの場にはいない。三人娘の下に領地に息子がいる。


マルシャローズ・ルロワ

ルロワ公爵家の長女。シルバーブロンドに宝石目を開眼した大聖女。大人びた派手な服装と化粧を好む。
ガルシア公爵家に嫁入りし、嫡男を出産したが、社交が上手くできずに離縁して教会に戻ってきて大聖女になった。
クリスが自分と同じように貴族社会で苦労すればいいと聖カリスト学園に送り込んだ。


ラファエル・モロー

現神官長で教会のトップ。ルロワ公爵とは学園の同級生。クリスの体調を心配し、大聖女引退を勧めた。


エマ

教会でクリスについてくれた年上の先輩聖女。金髪を三つ編みにしている少女。聖女のいろはをクリスに教えてくれた世話焼きの先輩。マルシャローズの下で働くのが嫌で辺境聖女になった。


ヒューゴ・クレマン

黒騎士見習いでクリスの大好きな幼馴染。現在聖カリスト学園の高等部の二学年に所属し、優秀な成績を修め、人気がある。
クリスと仲が良すぎる姿を目撃され、恋仲である、愛人であるという噂をたてられて距離を置いている。


黒騎士団長

筋骨隆々の大柄な男性。クリスをかわいがり、その体調を心配し、学園での護衛に黒騎士見習いをつけてくれた。


リュカ・ガルシア

マルシャローズの夫だったが息子をひきとって彼女と離縁した。アーチーの弟。ガルシア公爵家を継ぐために白騎士をやめた。


フィフィ

クリスと契約している感情の精霊。オッドアイの黒猫の姿をしている。


ヤスミン

クリスにつけられた教会侍女から公爵家の次女に転身し、クリスと共に学園へやってくる。お小言が多いタイプだが愛がある。


サーシャ

クリスの母親代わりになれるようにと呼ばれてやってきたベテランの教会侍女。クリスはサーシャが大好きで音楽祭のチケットを送った。


白騎士団長

白騎士団の団長。マルシャローズの大聖女復帰を後押しした人物。


カミーユ・モロー

神官長付きの若手神官。クリスと神官長の間の伝令係もしている。


テオドール

伯爵令息で黒騎士見習い。クリスの一学年年上で、学園での護衛を担う。


ルイ

子爵令息で黒騎士見習い。クリスの一学年上で、学園での護衛を担う。


ニコレット・ロジャーズ

伯爵令嬢でアリシラローズの従姉妹。赤い巻き髪がアリシラローズを思い出させ、クリスと友達になった。長年隣国のエスパルで暮らしていた。


イザベル・フォンテーヌ

辺境伯令嬢でクリスのファン。アッシュブロンドのスレンダーな長身の少女。愛のあるお小言が多いタイプ。剣術も得意。