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第五章 Side A

第五章の登場人物

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実はサムの正体は作者の別作品『人たらし』を読んでいると第四章まででなんとなくわかるようになっています。
どちらも読んでくださった人はいるのか…笑

第六章では話は陸地に戻ります。血なまぐささもなくなるので回避していた方もぜひ戻って読んでくださるとうれしいです。

以下、登場人物です。

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第五章 Side A 登場人物一覧


・エリザベス・アーチボルト(エリー)

アーチボルト侯爵家の次女で末娘。茶色い長い髪をポニーテールにした深い青い瞳のスレンダーな女性。
第二王子の婚約者になる予定で王立学園の中等部に通っていたが白紙に。
その後海軍に入隊し、相棒のサムと軍略部隊の一員として辺境に向かったが、父の死でアーチボルト領に戻され家のための縁談に同意した。
しかし、なぜか縁談が保留となり、ポートレット帝国との海戦に出ることとなる。


・サム

エリーの相棒の白いジャーマンスピッツ犬。海馬の入り江に倒れていたところをエリーに保護された。
海戦の最中に白髪の青年に変化し、実は大陸の内地に暮らす狼獣人の一族の出身で、闇魔法と風魔法が使えることが判明した。本名はサマル・ウォー。


・アーチボルト侯爵

エリーの父で海軍の大将。白くて大きい海馬・オリヴィアを使役している。
真っ赤な髪に筋骨隆々の大男。ポートレット帝国との海戦で戦死した。


・フェイビアン・ブルテン

エリーの幼馴染の第二王子だったが、兄が行方不明になり立太子した。
輝く金髪に水色の瞳の青年。エスパル国の王女エスメラルダと結婚し、王太子として頭角を現し始める。


・ブラッドリー・オルグレン

オルグレン公爵家の嫡男でエリーの幼馴染。エリーに求婚して断られた。
その後、ロンズデール家の令嬢と結婚したが、まだエリーのことを諦めておらず、エリーが高位貴族との縁談を探す際に名乗りをあげた。


・フレデリック・アーチボルト

エリーの九つ上の兄で長男。海馬部隊に所属し、白い海馬・メーガンを使役している。
父譲りの真っ赤な髪に長身の細マッチョで、王都駐在部隊に所属していたが父の戦死後に本部に戻り大将かつ侯爵となった。
フリーマントル辺境伯家の令嬢と結婚し、嫡男がいる。エリーを戦場に送り出した。


・ポール・エバンズ

軍略部隊を率いている若き少将。商人の家の出身で平民だが、頭脳でたたきあがった人物。黒髪。
大敗した戦闘にも参加しており、大将の戦死を防げなかったことを後悔している。
この年の帝国との初陣で戦略を任されて、第一線の指揮をとっている。


・アイザック・スミス

エリーの同期の軍略部隊の隊員。この年の初陣にエリーと共に参加している。


・ライアン・テイラー

エリーの同期の海馬部隊の隊員。黒いブチ模様のある白い海馬・シャルロットを使役している。
魔女の森に住む魔女の子孫であり、ロンズデール伯爵家の分家である子爵家の子息。


・キャサリン・ダンフォード

ダンフォード公爵令嬢でエリーの父と婚約していたが、戦死したことにより白紙に。
ヒューゲンとの同盟の証としてヒューゲンの放蕩王弟殿下に嫁いだ。


・エスメラルダ・ブルテン

エスパルからブルテンに嫁いできた王女で現在の王太子妃。茶色がかった肌をしている。


・ジョシュア・ヘインズ

ヘインズ伯爵を引退し、フレデリックの後見としてアーチボルト領の管理を行っている。
エリーたちの母の兄で、元王太子の失踪で引退に追いやられた元凄腕の官吏。


・ガブリエル・ザイフリート

ヒューゲン国の代表として同盟軍に参加した若き中将。女性蔑視的な思想が透けて見える男。


・オラシオ・グラナドス

エスパル海軍大将で同盟軍にエスパル代表として参加している、浅黒い肌の男性。


・謎の帝国兵

プラチナブロンドのエリーよりも年下の男性兵。黒い軍服姿が特徴的。エリーに深手を負わされて、サムに風魔法で遠くの海に落とされた。


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