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第7章 ーノエル編ー
19 学園四年目
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「実力主義信者が非魔法族の町を襲った…。過去一番の規模だったらしい…。」
「人的被害はなかったようだが、非魔法族の店ばかりを狙って一度に火を放たれたらしい…。」
「犯人つかまってないんだろう?獣人だけじゃないらしいぞ…。」
「次は貴族たちが狙われるんじゃないか…。」
クリスマス休暇明け、魔法学園はその話で持ちきりだった。ルーリーが言っていた集会の後に過去にない大きな暴動が起きたようで、郊外にある非魔法族の商店街が燃えたらしい。
ザラ、まさか参加してないよね…。ノエルはザラにクリスマス兼誕生日にもらったネックレスをいじりながら裏生徒会の部室へと急いだ。
ー---
部室に入るとそこにはすでにハロルドがいた。ここ最近挙動不審だったハロルドはちょっともじもじしながら棒つきのキャンディーをまとめて花束のようにしたものをノエルに差し出した。
「これ、ノエルにクリスマスと誕生日のプレゼント。」
「え、ハロルド、急にどうしたの?」
「アレックスに『ノエルに何もあげたことがないのに欲しい欲しいって言うのはわがまま』って言われて、ちょっと考えてプレゼント選んでみたんだ。
僕、知らなかったよ。人の好みを考えてプレゼントを考えるのってこんなに楽しいんだね。
あ、別にお返しはいらないよ。いつも仲良くしてくれるお礼。」
「わあ、かわいい!ありがとう!」
悔しいことに、ノエルのツボを的確についている。さすがは天才はプレゼントを選ぶのもうまい。ちょっともやもやしていたのが晴れる。
そんな話をしているとザラがノエルのプレゼントした黒いマフラーをつけて部室に入ってきた。
「あ、ザラ!マフラー、使ってくれてるんだ!嬉しい!」
「やあ、ノエル。」
すると突然ハロルドがザラの腕をつかんだ。
「ザラ・ウォー、ちょっと、話せる?」
「…なんだよ?」
「こっち。」
ハロルドがザラを裏生徒会に用意された密談用の個室に連れ込む。扉が閉まるとなんの音も聞こえなくなった。…え?何?私は放置?
一人で待っているとアリソンが部屋に入ってきた。
「アリソン!クリスマス休暇はどうだった?お父さんたちルクレツェンに来てたんだよね?」
アリソンの両親は隣国のヒューゲンで暮らしている。この質問でアリソンはちょっと暗い顔になった。
「うん。でも父さんは実力主義の取材に例の集会のあった町にいて…。」
「まさか、怪我を?」
「うん。軽く火傷を。町民の避難を手伝ってたみたいで、町長に感謝されてたけど、母さんが怒ってね、大変だったわ。」
「そう、大変だったね。」
「集会の参加者、大半は獣人なんだけど、そうは見えない人も多くいたみたい。みるからに10代の学生もいたって。」
ノエルはぴくっとした。そこにショーンとアレックスもやってきて、閉じこもってしまったザラとハロルドに声をかける。
出てきた二人は厳しい顔をしていた。…何を話したんだろう。
二人がその内容をノエルに話してくれることはなかった。
ー---
春のイースター休暇でもザラはウォー家へと帰っていった。ノエルもイースターは父の下へと帰った。イースター休暇の最終日にそのニュースは届いた。
父が新聞を見せてくれた時だ。
「え、実力主義の集会で非魔法族の死人がでた?」
「ああ。ルクレツェンの排他的な思想がこういう悪い流れを生むんだ。第一王女殿下が頑張ってはいるが、獣人たちの恨みは根深いからな…。」
「でもだからって非魔法族を襲うのは筋違いだわ。虐げていい存在だと思われているのもおかしいわ。」
ノエルの脳裏に浮かぶのはオールディの黒薔薇騎士団のムキムキマッチョたち。彼らに殴り飛ばされたら獣人たちだってひとたまりもないだろう。非魔法族でも魔法族よりも強くなる可能性がある。
「魔法警察が捜査に乗り出していて、集会の参加者はほとんど判明しているらしい。」
ノエルの頭にちらつくのはザラのことだ。結局ザラは実力主義については何も言わなかった。いや、言ってくれなかった。
ノエルとの関係も結局ずっと秘密。来年も再来年も、ずっとこの状態なのだろうか。ザラは時々『ノエルのためだ』というけれど、私はかくして守られているだけは嫌だ。
…そう、嫌なのだ。
ー---
「ノエル、おかえりー。」
イースター休暇明けに寮に戻るとコレットとダコタが先に戻ってきていた。
「ただいまー。」
「実力主義の集会で非魔法族の死者が出たの、非魔法族の町では話題になってなかった?」
ダコタが不安そうに聞いてくる。
「新聞見た見た。」
「平民の魔法族の中でも話題になってるの。私たちと非魔法族は見た目に違いがないから、いつ巻き添えになるかもしれないって。」
「貴族も戦々恐々よ。だって実力主義を率いる獣人たちに嫌われているのはわかりきってるんだもの。獣人と貴族の対立をますます煽ることになるんじゃない?」
平民のダコタと獣人のコレットにも一大事なようだ。その後のコレットの発言は寝耳に水だった。
「私たちの同級生も参加しているらしいわ。」
「え?」
「ウォー家の同級生の三人よ。みんな集会と暴動に参加してるの。レオン家では『魔王』の正体はウォー家の現当主のクロー・ウォーじゃないかと思ってるの。」
その後の二人の話は右から左で何も頭に残らなかった。
ー---
「ザラ。」
ノエルは裏生徒会の部室に会議前にザラを呼び出した。
「イースターは家に帰ってたよね?どこで何をしてたの?」
「…伯父さんに帰れって言われたって、言わなかったっけ?」
「帰って、どこにいたの?家?それともどこかにでかけたの?」
ザラの口から報告してほしいという最後の期待を込めてザラにたずねるが、ザラは答えをはぐらかすだけだった。
「…何が言いたいんだ、ノエル?」
ノエルは小さくため息をつく。
「参加してたんでしょ?実力主義の非魔法族襲撃。」
「な、なんでそれを…。それは伯父さんに命令されて…。」
「友達にきいたの!!…どうして隠してたの…どうして…命令されたからって…おばさんだって非魔法族じゃない…。」
思わず感情的になり、声がかすれる。ずっとそうじゃなかったらいい、そうだとしても私には話してくれる、納得できる理由がある、そうぐるぐると考えてきたことがすべて悪い方に出たように感じて、ただ悲しかった。
「お、俺は襲撃の列にはいたけど…。」
「魔法は放ってない?非魔法族は殺してない?そこにいただけで同罪よ!加担したことにかわりはないわ!」
「でも…実力主義は君のためでもあるんだ!」
ザラの信じられない切り返しにノエルは怪訝な顔をした。
「私のため?」
「非魔法族の親から生まれたノエルが、ルクレツェンの魔法界で受け入れられるには今の貴族至上主義はやめなければならないんだ。実力主義なら、ノエルの高い魔力量と実力なら…。」
「自分たちとちがう存在を受け入れない。実力主義なんて、貴族至上主義とやってることは変わらないわ。」
何を言っているんだろう。非魔法族を弱いものだと虐げている時点で貴族至上主義と実力主義は何も変わらないのに。
非魔法族の中で暮らしてきたザラは一番反対するべき思想なんじゃないのか。
「自分が排除されてきたから、自分が排除されない仕組みに変えようとしてるだけよ。また、排除された側が同じことをするだけだわ。
お互いの違いを尊重して助け合うことができるはずよ!」
ノエルがいらいらと言い放ったその時、部室の出入り口の扉が開き、ハロルドが入ってきた。
「ノエル?ザラ・ウォー?どうしたんだ…?」
「お前が喋ったのか?」
ハロルドの問いかけにかぶせるようにザラがハロルドを問い詰める。ハロルドはわからないと言いたげに眉をひそめた。ノエルも突然のザラの発言に首を傾げる。
「一体何のこと?」
「俺が実力主義の集会に参加したこと、お前がノエルに喋ったんだろう!!」
「な?」
ハロルドは目を瞠ってノエルを見てきた。ザラがなぜハロルドを責め始めたのか、ノエルにはわけがわからない。
「別にハロルドは関係ないわ!私が…。」
「お前なんて、一族が禁術に手を出して生まれたクローン人間のくせに!」
ノエルは目を瞠ってハロルドを見た。ハロルドの顔がみるみると青ざめていく。…ハロルドのそんな顔、初めて見た。
いや、投げられた爆弾は今のザラとノエルの会話には一切関係がない。…逃げる気なの?
ノエルは思わず軽蔑した目をザラに向けると、ザラは机を蹴飛ばして逃げるように部室を出て行った。
「人的被害はなかったようだが、非魔法族の店ばかりを狙って一度に火を放たれたらしい…。」
「犯人つかまってないんだろう?獣人だけじゃないらしいぞ…。」
「次は貴族たちが狙われるんじゃないか…。」
クリスマス休暇明け、魔法学園はその話で持ちきりだった。ルーリーが言っていた集会の後に過去にない大きな暴動が起きたようで、郊外にある非魔法族の商店街が燃えたらしい。
ザラ、まさか参加してないよね…。ノエルはザラにクリスマス兼誕生日にもらったネックレスをいじりながら裏生徒会の部室へと急いだ。
ー---
部室に入るとそこにはすでにハロルドがいた。ここ最近挙動不審だったハロルドはちょっともじもじしながら棒つきのキャンディーをまとめて花束のようにしたものをノエルに差し出した。
「これ、ノエルにクリスマスと誕生日のプレゼント。」
「え、ハロルド、急にどうしたの?」
「アレックスに『ノエルに何もあげたことがないのに欲しい欲しいって言うのはわがまま』って言われて、ちょっと考えてプレゼント選んでみたんだ。
僕、知らなかったよ。人の好みを考えてプレゼントを考えるのってこんなに楽しいんだね。
あ、別にお返しはいらないよ。いつも仲良くしてくれるお礼。」
「わあ、かわいい!ありがとう!」
悔しいことに、ノエルのツボを的確についている。さすがは天才はプレゼントを選ぶのもうまい。ちょっともやもやしていたのが晴れる。
そんな話をしているとザラがノエルのプレゼントした黒いマフラーをつけて部室に入ってきた。
「あ、ザラ!マフラー、使ってくれてるんだ!嬉しい!」
「やあ、ノエル。」
すると突然ハロルドがザラの腕をつかんだ。
「ザラ・ウォー、ちょっと、話せる?」
「…なんだよ?」
「こっち。」
ハロルドがザラを裏生徒会に用意された密談用の個室に連れ込む。扉が閉まるとなんの音も聞こえなくなった。…え?何?私は放置?
一人で待っているとアリソンが部屋に入ってきた。
「アリソン!クリスマス休暇はどうだった?お父さんたちルクレツェンに来てたんだよね?」
アリソンの両親は隣国のヒューゲンで暮らしている。この質問でアリソンはちょっと暗い顔になった。
「うん。でも父さんは実力主義の取材に例の集会のあった町にいて…。」
「まさか、怪我を?」
「うん。軽く火傷を。町民の避難を手伝ってたみたいで、町長に感謝されてたけど、母さんが怒ってね、大変だったわ。」
「そう、大変だったね。」
「集会の参加者、大半は獣人なんだけど、そうは見えない人も多くいたみたい。みるからに10代の学生もいたって。」
ノエルはぴくっとした。そこにショーンとアレックスもやってきて、閉じこもってしまったザラとハロルドに声をかける。
出てきた二人は厳しい顔をしていた。…何を話したんだろう。
二人がその内容をノエルに話してくれることはなかった。
ー---
春のイースター休暇でもザラはウォー家へと帰っていった。ノエルもイースターは父の下へと帰った。イースター休暇の最終日にそのニュースは届いた。
父が新聞を見せてくれた時だ。
「え、実力主義の集会で非魔法族の死人がでた?」
「ああ。ルクレツェンの排他的な思想がこういう悪い流れを生むんだ。第一王女殿下が頑張ってはいるが、獣人たちの恨みは根深いからな…。」
「でもだからって非魔法族を襲うのは筋違いだわ。虐げていい存在だと思われているのもおかしいわ。」
ノエルの脳裏に浮かぶのはオールディの黒薔薇騎士団のムキムキマッチョたち。彼らに殴り飛ばされたら獣人たちだってひとたまりもないだろう。非魔法族でも魔法族よりも強くなる可能性がある。
「魔法警察が捜査に乗り出していて、集会の参加者はほとんど判明しているらしい。」
ノエルの頭にちらつくのはザラのことだ。結局ザラは実力主義については何も言わなかった。いや、言ってくれなかった。
ノエルとの関係も結局ずっと秘密。来年も再来年も、ずっとこの状態なのだろうか。ザラは時々『ノエルのためだ』というけれど、私はかくして守られているだけは嫌だ。
…そう、嫌なのだ。
ー---
「ノエル、おかえりー。」
イースター休暇明けに寮に戻るとコレットとダコタが先に戻ってきていた。
「ただいまー。」
「実力主義の集会で非魔法族の死者が出たの、非魔法族の町では話題になってなかった?」
ダコタが不安そうに聞いてくる。
「新聞見た見た。」
「平民の魔法族の中でも話題になってるの。私たちと非魔法族は見た目に違いがないから、いつ巻き添えになるかもしれないって。」
「貴族も戦々恐々よ。だって実力主義を率いる獣人たちに嫌われているのはわかりきってるんだもの。獣人と貴族の対立をますます煽ることになるんじゃない?」
平民のダコタと獣人のコレットにも一大事なようだ。その後のコレットの発言は寝耳に水だった。
「私たちの同級生も参加しているらしいわ。」
「え?」
「ウォー家の同級生の三人よ。みんな集会と暴動に参加してるの。レオン家では『魔王』の正体はウォー家の現当主のクロー・ウォーじゃないかと思ってるの。」
その後の二人の話は右から左で何も頭に残らなかった。
ー---
「ザラ。」
ノエルは裏生徒会の部室に会議前にザラを呼び出した。
「イースターは家に帰ってたよね?どこで何をしてたの?」
「…伯父さんに帰れって言われたって、言わなかったっけ?」
「帰って、どこにいたの?家?それともどこかにでかけたの?」
ザラの口から報告してほしいという最後の期待を込めてザラにたずねるが、ザラは答えをはぐらかすだけだった。
「…何が言いたいんだ、ノエル?」
ノエルは小さくため息をつく。
「参加してたんでしょ?実力主義の非魔法族襲撃。」
「な、なんでそれを…。それは伯父さんに命令されて…。」
「友達にきいたの!!…どうして隠してたの…どうして…命令されたからって…おばさんだって非魔法族じゃない…。」
思わず感情的になり、声がかすれる。ずっとそうじゃなかったらいい、そうだとしても私には話してくれる、納得できる理由がある、そうぐるぐると考えてきたことがすべて悪い方に出たように感じて、ただ悲しかった。
「お、俺は襲撃の列にはいたけど…。」
「魔法は放ってない?非魔法族は殺してない?そこにいただけで同罪よ!加担したことにかわりはないわ!」
「でも…実力主義は君のためでもあるんだ!」
ザラの信じられない切り返しにノエルは怪訝な顔をした。
「私のため?」
「非魔法族の親から生まれたノエルが、ルクレツェンの魔法界で受け入れられるには今の貴族至上主義はやめなければならないんだ。実力主義なら、ノエルの高い魔力量と実力なら…。」
「自分たちとちがう存在を受け入れない。実力主義なんて、貴族至上主義とやってることは変わらないわ。」
何を言っているんだろう。非魔法族を弱いものだと虐げている時点で貴族至上主義と実力主義は何も変わらないのに。
非魔法族の中で暮らしてきたザラは一番反対するべき思想なんじゃないのか。
「自分が排除されてきたから、自分が排除されない仕組みに変えようとしてるだけよ。また、排除された側が同じことをするだけだわ。
お互いの違いを尊重して助け合うことができるはずよ!」
ノエルがいらいらと言い放ったその時、部室の出入り口の扉が開き、ハロルドが入ってきた。
「ノエル?ザラ・ウォー?どうしたんだ…?」
「お前が喋ったのか?」
ハロルドの問いかけにかぶせるようにザラがハロルドを問い詰める。ハロルドはわからないと言いたげに眉をひそめた。ノエルも突然のザラの発言に首を傾げる。
「一体何のこと?」
「俺が実力主義の集会に参加したこと、お前がノエルに喋ったんだろう!!」
「な?」
ハロルドは目を瞠ってノエルを見てきた。ザラがなぜハロルドを責め始めたのか、ノエルにはわけがわからない。
「別にハロルドは関係ないわ!私が…。」
「お前なんて、一族が禁術に手を出して生まれたクローン人間のくせに!」
ノエルは目を瞠ってハロルドを見た。ハロルドの顔がみるみると青ざめていく。…ハロルドのそんな顔、初めて見た。
いや、投げられた爆弾は今のザラとノエルの会話には一切関係がない。…逃げる気なの?
ノエルは思わず軽蔑した目をザラに向けると、ザラは机を蹴飛ばして逃げるように部室を出て行った。
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