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第7章 ーノエル編ー
7 学園一年目
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まさか魔法学園でザラに再会できるとは思わなかった。昔のようにずっと一緒にいたかったのだが…。
「ノエル、俺と仲がいいことは周りに知られない方がいい。」
「…どうして?」
そこからザラは自分が引き取られたのは狼獣人のウォー家の本家であること。完全な獣化ができることから次期当主として育てられていること。現当主である伯父がザラのことを監視していることを教えてくれた。
「ノエルと仲良くしていることが知られたら、何を言われるかも何をされるかもわからない。だから、こっそり会うことにしよう。」
ザラはその伯父を怖がっているようにも見えた。
ー---
カーディガン活動に興味を持った上級生と会わせたい、とシャーリーに呼ばれたのはクリスマス休暇明けのことだった。
呼ばれた場所に行ってみるとそこにいたのはプラチナブロンドのイケメン男子学生と黒髪に丸顔の可愛らしい女子学生の二人組だった。
「マックスとティナだ。僕のクラスメイトで友人なんだ。第一王女殿下の側近をしていて、学園にいないことも多くてね。」
「あなたがノエルね!カーディガンの話、聞いたわ。私も協力したいの。」
ティナはよくしゃべる女の子で、反対にマックスはほとんどしゃべらない無口な男の子だった。
「この閉鎖的な学園に新風を呼ぼうなんて、素晴らしいし勇気があるわ。第一王女殿下もすごい興味を持ってるの。」
「第一王女殿下は魔力もちではないの?学園には通われていないの?」
「魔法の勉強はしているけど、お立場上、皆と同じというわけにはいかないわ。」
それはそうよね。だって立太子するかもとまで言われている優秀な方なわけだし。
「やはり、学園の三分の二の署名を集めるっていうのが大変よね。そこで、いくつか協力できる案を考えてきたの。まずは、魔法学園新聞にて活動を記事にしてもらうことよ。」
「あー、それは編集長に反対されたって新聞部員のルームメイトに聞いたわ。」
現在、カーディガン活動に積極的に賛同してくれているのは、平民が多く、特に女子に偏っている。魔法学園新聞もなんだかんだ学園の力関係に影響を受けていて、記事を断られてしまったのだ。
それもあって貴族の中に理解者を増やす方法を考えているところである。
「第一王女殿下の耳にカーディガン活動が入ったっていうのが大事なの。今なら態度も大分軟化するんじゃないかしら。
学園新聞は学園外の保護者や卒業生にも取り寄せている人がいるから…もちろん王城にもね!」
なるほど。第一王女殿下も読者であるということだろう。編集長の忖度心を利用するということだ。ならもう一回交渉してみる価値はあるかもしれない。
「それと、魔法学園にも貴族のサロンがあるのよ。通常一年生には声がかからないんだけど、ビクトリア・マクレガーを招待するように根回ししておいたわ。
彼女は社交界でもインフルエンサーだもの。招待されてもおかしくないわ。そこで貴族女子たちにカーディガン活動を広めてくるといいわ。」
そんなことができるなんて…ティナ、何者なんだろう。
ー----
こうして順調に署名が集まり、目標数に達したところで学園に提出した。
そんなある日、シャーリーから以前勧誘があったクラブ活動について正式に招待があり、門限の数十分前という微妙な時間帯に空き教室へと呼び出された。
シャーリーに「口が堅い獣人の友達を連れてきて」と言われたのでザラに声をかけ、ちょっと説得して集合場所に連れて行った。
「なんで、ザラ・ウォーがいるの!?」
「俺もハロルド・フィリウスがいるとは聞いてない。」
二人に不機嫌そうに見られて、肩をすくめる。そういえば、この二人、表向きにはあんまり仲良くなかったわ。私がザラと二人でいるとよく見つけて声をかけてくるから、心底嫌いというわけではないと思うんだけど。
「シャーリーに口が堅い獣人の友達を連れてきてって言われたの。」
「コレットでいいじゃん!」
「口なんて、とろけるぐらいやわらかいじゃない。」
シャーリーがなにやら大きなドアの絵のかかれた壁紙を教室の壁に貼った。
「何、これ?」
「”どこでも部屋”っていうマジックアイテムだよ。」
「…知らないわ。非魔法族の商店街にあるセドリック魔法商会の店には売ってなかったわ。」
「それはたぶん、使用者に魔力が必要だからだよ。異空間を作ってそこに入る魔法道具なんだ。異空間にいる間は中の人の魔力を消費してるんだよ。」
「じゃあ魔力が少ないと魔法族でも使えないの?」
「ティナとマックスは魔力が少ないけど、3時間程度なら問題ないよ。」
消費魔力はそんなに多くないということだろうか。
シャーリーが開いたドアの向こうには、なんと部屋があった。そこにはカントリー調の家具があふれており、上品な家具ばかりの貴族学園では珍しい部屋だった。
…素敵。父さんがつくったパッチワークのキルトがあいそう。
「ノエル、いらっしゃい!」
チェス盤を挟んでティナとマックスが手を振っている。ハロルドとザラが自己紹介を終えると、ようやくシャーリーがクラブについて明かしてくれた。
「シャーリー、もう三人に裏生徒会について話したの?」
「「「裏生徒会?」」」
「まだだ。今日三人を招待したのは裏生徒会への勧誘のためなんだ。ハロルドは聞いたことあるんじゃないか?」
「あるよ。学園の秩序を守る影の学生組織だよね。メンバー推薦でしか加入できなくてその構成員は一切外部に紹介されないっていう、魔法学園伝説。」
…何それ、かっこいい。絶対入りたい。
「そう。それ。実は学園創立当初から脈々と続いている本当にある団体なんだ。今は俺たち三人と六年生に二人。六年生の二人はほぼ引退してて活動には参加していないから実質俺たち三人だ。」
「学園の秩序を守るって何をやっているの?」
「月に一度の集会で学園の問題を話し合ってるのが普段の活動だね。もし、問題があるなら調査して解決に乗り出すんだ。こっちに最近の議題がある。」
学園の庭師のぎっくり腰?ノエルに関連する議題もあったが無視することにした。そして一番大きな事件として取り扱われているのは、”声”盗難事件だ。今日はそれに関して会議をするらしい。
実際に裏生徒会の会議に参加させてもらえることとなった。
マックスがこれまでの被害者の情報を魔法で部屋の壁に投影し、会議がスタートした。
「犠牲者は全員女子学生で五年生に一人、三年生に二人、二年生に一人だ。内三人はコーラス部に所属。ソロパートを担当するほどの歌い手だ。現在も被害者は声がでていない。」
投影する画像が切り替わり、本の一ページを示す。そこに描かれているのは長い髪で顔を覆い隠した女性で、腰から下が魚の体になっていた。背には虫の羽のようなものが生えており、爪はとがっている。
「”声”を盗む存在に心当たりはないが、調べたら”歌声”を食べるモーリーンという魔物を発見した。」
「…その魔物僕も知らないんだけど。」
ハロルドが驚いて映像を凝視している。物知りのハロルドが知らないなんて、よっぽどレアな魔物なのだろう。魔物と言えば、結局辺境で美味しいと噂だった”血の滴る魔獣ステーキ”は食べられなかったな。
それは置いといて。
「これは冒険者からの報告書をまとめた本で、報告例の少ない未知の魔物、要はレア魔物をまとめたものよ。このモーリーンはもともと歌の精霊だったのだけど何かのきっかけに魔物に転落し、とある冒険者から存在が報告されたのはわずかに5年前よ。」
「こっそりと背後から忍び寄り、歌声を吸い出すように奪い取ると報告にはある。練習の後、原因不明に声が亡くなる現象にも、あてはまるかもしれない。」
それってつまり…。
「学園内にこのモーリーンがいるかもしれないってことだよね?捕まえるの?」
「裏生徒会の仕事はあくまで裏だ。倒してしまっては原因不明なままで終わってしまうからね。できれば生け捕りにして先生たちに引き渡したい。」
「じゃあ、やっぱり、おとり作戦がいいんじゃない?」
「おい、ノエル。」
ノエルの提案にザラが反対する。
「どの程度の歌にモーリーンが反応するのかわからないけど、私はそこそこ歌が上手いわ。」
「ノエル、俺と仲がいいことは周りに知られない方がいい。」
「…どうして?」
そこからザラは自分が引き取られたのは狼獣人のウォー家の本家であること。完全な獣化ができることから次期当主として育てられていること。現当主である伯父がザラのことを監視していることを教えてくれた。
「ノエルと仲良くしていることが知られたら、何を言われるかも何をされるかもわからない。だから、こっそり会うことにしよう。」
ザラはその伯父を怖がっているようにも見えた。
ー---
カーディガン活動に興味を持った上級生と会わせたい、とシャーリーに呼ばれたのはクリスマス休暇明けのことだった。
呼ばれた場所に行ってみるとそこにいたのはプラチナブロンドのイケメン男子学生と黒髪に丸顔の可愛らしい女子学生の二人組だった。
「マックスとティナだ。僕のクラスメイトで友人なんだ。第一王女殿下の側近をしていて、学園にいないことも多くてね。」
「あなたがノエルね!カーディガンの話、聞いたわ。私も協力したいの。」
ティナはよくしゃべる女の子で、反対にマックスはほとんどしゃべらない無口な男の子だった。
「この閉鎖的な学園に新風を呼ぼうなんて、素晴らしいし勇気があるわ。第一王女殿下もすごい興味を持ってるの。」
「第一王女殿下は魔力もちではないの?学園には通われていないの?」
「魔法の勉強はしているけど、お立場上、皆と同じというわけにはいかないわ。」
それはそうよね。だって立太子するかもとまで言われている優秀な方なわけだし。
「やはり、学園の三分の二の署名を集めるっていうのが大変よね。そこで、いくつか協力できる案を考えてきたの。まずは、魔法学園新聞にて活動を記事にしてもらうことよ。」
「あー、それは編集長に反対されたって新聞部員のルームメイトに聞いたわ。」
現在、カーディガン活動に積極的に賛同してくれているのは、平民が多く、特に女子に偏っている。魔法学園新聞もなんだかんだ学園の力関係に影響を受けていて、記事を断られてしまったのだ。
それもあって貴族の中に理解者を増やす方法を考えているところである。
「第一王女殿下の耳にカーディガン活動が入ったっていうのが大事なの。今なら態度も大分軟化するんじゃないかしら。
学園新聞は学園外の保護者や卒業生にも取り寄せている人がいるから…もちろん王城にもね!」
なるほど。第一王女殿下も読者であるということだろう。編集長の忖度心を利用するということだ。ならもう一回交渉してみる価値はあるかもしれない。
「それと、魔法学園にも貴族のサロンがあるのよ。通常一年生には声がかからないんだけど、ビクトリア・マクレガーを招待するように根回ししておいたわ。
彼女は社交界でもインフルエンサーだもの。招待されてもおかしくないわ。そこで貴族女子たちにカーディガン活動を広めてくるといいわ。」
そんなことができるなんて…ティナ、何者なんだろう。
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こうして順調に署名が集まり、目標数に達したところで学園に提出した。
そんなある日、シャーリーから以前勧誘があったクラブ活動について正式に招待があり、門限の数十分前という微妙な時間帯に空き教室へと呼び出された。
シャーリーに「口が堅い獣人の友達を連れてきて」と言われたのでザラに声をかけ、ちょっと説得して集合場所に連れて行った。
「なんで、ザラ・ウォーがいるの!?」
「俺もハロルド・フィリウスがいるとは聞いてない。」
二人に不機嫌そうに見られて、肩をすくめる。そういえば、この二人、表向きにはあんまり仲良くなかったわ。私がザラと二人でいるとよく見つけて声をかけてくるから、心底嫌いというわけではないと思うんだけど。
「シャーリーに口が堅い獣人の友達を連れてきてって言われたの。」
「コレットでいいじゃん!」
「口なんて、とろけるぐらいやわらかいじゃない。」
シャーリーがなにやら大きなドアの絵のかかれた壁紙を教室の壁に貼った。
「何、これ?」
「”どこでも部屋”っていうマジックアイテムだよ。」
「…知らないわ。非魔法族の商店街にあるセドリック魔法商会の店には売ってなかったわ。」
「それはたぶん、使用者に魔力が必要だからだよ。異空間を作ってそこに入る魔法道具なんだ。異空間にいる間は中の人の魔力を消費してるんだよ。」
「じゃあ魔力が少ないと魔法族でも使えないの?」
「ティナとマックスは魔力が少ないけど、3時間程度なら問題ないよ。」
消費魔力はそんなに多くないということだろうか。
シャーリーが開いたドアの向こうには、なんと部屋があった。そこにはカントリー調の家具があふれており、上品な家具ばかりの貴族学園では珍しい部屋だった。
…素敵。父さんがつくったパッチワークのキルトがあいそう。
「ノエル、いらっしゃい!」
チェス盤を挟んでティナとマックスが手を振っている。ハロルドとザラが自己紹介を終えると、ようやくシャーリーがクラブについて明かしてくれた。
「シャーリー、もう三人に裏生徒会について話したの?」
「「「裏生徒会?」」」
「まだだ。今日三人を招待したのは裏生徒会への勧誘のためなんだ。ハロルドは聞いたことあるんじゃないか?」
「あるよ。学園の秩序を守る影の学生組織だよね。メンバー推薦でしか加入できなくてその構成員は一切外部に紹介されないっていう、魔法学園伝説。」
…何それ、かっこいい。絶対入りたい。
「そう。それ。実は学園創立当初から脈々と続いている本当にある団体なんだ。今は俺たち三人と六年生に二人。六年生の二人はほぼ引退してて活動には参加していないから実質俺たち三人だ。」
「学園の秩序を守るって何をやっているの?」
「月に一度の集会で学園の問題を話し合ってるのが普段の活動だね。もし、問題があるなら調査して解決に乗り出すんだ。こっちに最近の議題がある。」
学園の庭師のぎっくり腰?ノエルに関連する議題もあったが無視することにした。そして一番大きな事件として取り扱われているのは、”声”盗難事件だ。今日はそれに関して会議をするらしい。
実際に裏生徒会の会議に参加させてもらえることとなった。
マックスがこれまでの被害者の情報を魔法で部屋の壁に投影し、会議がスタートした。
「犠牲者は全員女子学生で五年生に一人、三年生に二人、二年生に一人だ。内三人はコーラス部に所属。ソロパートを担当するほどの歌い手だ。現在も被害者は声がでていない。」
投影する画像が切り替わり、本の一ページを示す。そこに描かれているのは長い髪で顔を覆い隠した女性で、腰から下が魚の体になっていた。背には虫の羽のようなものが生えており、爪はとがっている。
「”声”を盗む存在に心当たりはないが、調べたら”歌声”を食べるモーリーンという魔物を発見した。」
「…その魔物僕も知らないんだけど。」
ハロルドが驚いて映像を凝視している。物知りのハロルドが知らないなんて、よっぽどレアな魔物なのだろう。魔物と言えば、結局辺境で美味しいと噂だった”血の滴る魔獣ステーキ”は食べられなかったな。
それは置いといて。
「これは冒険者からの報告書をまとめた本で、報告例の少ない未知の魔物、要はレア魔物をまとめたものよ。このモーリーンはもともと歌の精霊だったのだけど何かのきっかけに魔物に転落し、とある冒険者から存在が報告されたのはわずかに5年前よ。」
「こっそりと背後から忍び寄り、歌声を吸い出すように奪い取ると報告にはある。練習の後、原因不明に声が亡くなる現象にも、あてはまるかもしれない。」
それってつまり…。
「学園内にこのモーリーンがいるかもしれないってことだよね?捕まえるの?」
「裏生徒会の仕事はあくまで裏だ。倒してしまっては原因不明なままで終わってしまうからね。できれば生け捕りにして先生たちに引き渡したい。」
「じゃあ、やっぱり、おとり作戦がいいんじゃない?」
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